ワタシが日々の暮らしを営んでいる佐助の街では、毎年 春は5月、秋は9月の年2回にわたり自治会主導で「佐助川ならびに周辺道路の清掃活動」が実施されています。佐助町内を北から南へ向かって流れる佐助川沿いの地域一帯を街の人がチカラを合わせて清掃するとともに、お互いに親睦を深めるとてもフレンドリーなひとときでもあります。
昨28日日曜日、真っ青な秋空の下 今年の秋の「清掃活動」が行なわれました。ご町内の顔見知りの方々やウチの陶芸教室にかよってきてくれるチビッ子陶芸家さんたちと「おはよう」と声をかけながら、町内大掃除のスタートです。
ご町内の方々と佐助川沿いの清掃から始まり、ワタシは今年もご近所のお店仲間「ブンブン紅茶」小木曽さんや「甘味処こまめ」かえさんとともに、深まりゆく秋の話題を語らいながらの草むしり。
お二人から「もうすぐ個展ですね。仕上げは上々?」と優しい励ましの声をかけられ、「いやはやなんとも、身もココロもへろへろです…」と答えるワタシ。そういえば、昨年秋もまさに同様のシチュエーションで同じ会話を交わした覚えが。つい先日のことのようにはっきりと記憶しているのですが、あらためて還暦を目前に控え、時の経つことのなんと早いことか…。
昨日は街をあげての清掃活動の歩調を合わせて?、知り合いのお庭士・大熊真一郎さんがわが家のちっちゃな庭で「クリーンアップ大作戦」を敢行してくれました。大熊さんの人となりとお仕事ぶりはこちらとこちらから。
ワタシはといえば日曜の午後、来たるべき個展のための最後の窯焼きへ向けて、最後の大仕事…。素焼きした作品にうわぐすりを掛ける作業が待っていました。
うわぐすりを掛ける際、遠くから大熊さんが庭木を剪定するハサミのパチパチいう音が聞こえてきます。すると、「あぁ、今、わが家のこの空間で作業しているのは自分一人ではないんだ‥」と勇気がわいてくるのでした。あらためて、大熊さんに感謝、感謝!。
陽も沈み、うわぐすり掛けがを終えたテーブルは「ガラ~ン」という雰囲気を醸し出しているようにも感じられます。
窓に差し込む西日を避けるべくカーテン代わりに貼ったままの英字新聞が、一日の「激闘」を物語っているのでした…。
そして、個展に向けて最後の窯焼きがスタートしたのは昨夜9時過ぎ。
以来約23時間ほど経てつい先ほど、最後の窯焼きが終了しました。充実感とかすかなる疲労感を胸に、個展オープン前日の10月3日の窯開けをジーっと待つのみ。あとはただ、良い作品が出来上がることをただただ祈ることとなります。
背中に響く虫の声 毎年秋の夜長のタイトロープ…。
あらためまして、今週末のご案内。
お時間がありましたら、よろしくお願いいたします。