鎌倉 佐助の風街便り

陶芸、街歩き、クルマ、オーディオ・・。思いのまま徒然に

タイトロープな日々を経て、今年もまもなく個展の幕開けです。

2014-09-29 20:34:07 | 日記


ワタシが日々の暮らしを営んでいる佐助の街では、毎年 春は5月、秋は9月の年2回にわたり自治会主導で「佐助川ならびに周辺道路の清掃活動」が実施されています。佐助町内を北から南へ向かって流れる佐助川沿いの地域一帯を街の人がチカラを合わせて清掃するとともに、お互いに親睦を深めるとてもフレンドリーなひとときでもあります。

昨28日日曜日、真っ青な秋空の下 今年の秋の「清掃活動」が行なわれました。ご町内の顔見知りの方々やウチの陶芸教室にかよってきてくれるチビッ子陶芸家さんたちと「おはよう」と声をかけながら、町内大掃除のスタートです。

ご町内の方々と佐助川沿いの清掃から始まり、ワタシは今年もご近所のお店仲間「ブンブン紅茶」小木曽さんや「甘味処こまめ」かえさんとともに、深まりゆく秋の話題を語らいながらの草むしり。

お二人から「もうすぐ個展ですね。仕上げは上々?」と優しい励ましの声をかけられ、「いやはやなんとも、身もココロもへろへろです…」と答えるワタシ。そういえば、昨年秋もまさに同様のシチュエーションで同じ会話を交わした覚えが。つい先日のことのようにはっきりと記憶しているのですが、あらためて還暦を目前に控え、時の経つことのなんと早いことか…。

昨日は街をあげての清掃活動の歩調を合わせて?、知り合いのお庭士・大熊真一郎さんがわが家のちっちゃな庭で「クリーンアップ大作戦」を敢行してくれました。大熊さんの人となりとお仕事ぶりはこちらこちらから。

ワタシはといえば日曜の午後、来たるべき個展のための最後の窯焼きへ向けて、最後の大仕事…。素焼きした作品にうわぐすりを掛ける作業が待っていました。


うわぐすりを掛ける際、遠くから大熊さんが庭木を剪定するハサミのパチパチいう音が聞こえてきます。すると、「あぁ、今、わが家のこの空間で作業しているのは自分一人ではないんだ‥」と勇気がわいてくるのでした。あらためて、大熊さんに感謝、感謝!。

陽も沈み、うわぐすり掛けがを終えたテーブルは「ガラ~ン」という雰囲気を醸し出しているようにも感じられます。

窓に差し込む西日を避けるべくカーテン代わりに貼ったままの英字新聞が、一日の「激闘」を物語っているのでした…。

そして、個展に向けて最後の窯焼きがスタートしたのは昨夜9時過ぎ。


以来約23時間ほど経てつい先ほど、最後の窯焼きが終了しました。充実感とかすかなる疲労感を胸に、個展オープン前日の10月3日の窯開けをジーっと待つのみ。あとはただ、良い作品が出来上がることをただただ祈ることとなります。

背中に響く虫の声 毎年秋の夜長のタイトロープ…。

あらためまして、今週末のご案内。



お時間がありましたら、よろしくお願いいたします。
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色とりどりの水玉が躍り、雲がたなびく秋の工房の日々…

2014-09-24 22:09:35 | 陶芸


昨日9月23日は、俗に昼と夜の長さが等しいと言われる「秋分の日」とあって、テレビやラジオ、そして多くの方々がアップしているブログ等においても「節目の日」、「神秘的な一日」…といったような語られ方が多く見られました。

ワタシ的には、この「秋分の日」を境に昼間の時間が日に日に短くなるような寂しさを覚えてしまいます。そして「ひとまずは日差しが長くなる境目たる12月下旬の冬至までじっくり待とう」というモードに入りゆく今日この頃。

そしてもうひとつ、ワタシにとってこの「秋分」の頃とは取りも直さず、年に一度の個展に向けて、大げさにいえばまさに「天地がひっくり返る」くらいドッタンバッタンと作陶に明け暮れる日々の連続となります。

とは言うものの、夕暮れともなると駅付近のお店でかる~く一杯やりながら、お店で出会った方々にシズシズと、以下のようなお知らせを…。




毎年毎年、秋の個展を終えると同時におぼろ気ながら次の年の個展のテーマ等を考え始めるのではあります。されどされど、これも毎年毎年、「キリリ!」とコンセプトが決まるのは「個展まであと3か月」となった6月末くらいの時期。以後、それまでに作り貯めた作品とのバランスを考えながら、突貫作業の3か月が続きます。

今年の個展に際してはこれまでの展観とやや趣を異にして、絵や文様を施す「染め付け」という技法を多用してみました。これまでのクラフト的なテイストとともに、新たなる展開の序章となるのではとも思っている次第です。

つい最近の工房風景から…。

この雲の紋様は、ワタシの父の友人でもあった陶芸の名工さん(故人)が残した作品から触発されて、このたび具体的なカタチとなりました。


素焼きしたお皿やお茶碗にこの雲の意匠を施している時にフラッとやって来た友人が「この雲の模様は、なんともつかみどころの無いマキロウの生き方そのものという感じでとってもイイね!」と評してくれました。

日々、フラフラとご近所をプチ散歩しながら、人知れず 工房の片隅でチマチマと作陶している身にとって、このような言葉がなんとありがたいことか…。

そしてこちらは、ワタシの柄にはちょっと似合わないようにも思える「ポップな水玉」!

素焼きした生地に色とりどりの水玉を施し、手を変え品を変えてうわぐすりをかけて、白い器にさまざまな色の水玉がシャボン玉のように輝きます。というか、輝く予定です。

水玉が浮かぶグラスの向こう側、結果知るのは神のみぞ…
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ワタシの秋の「風物詩」、今年はココロの友と共に開催します

2014-09-15 13:26:22 | 陶芸
今から遡ること約1か月半の8月初め、ご近所のお店仲間が集って「鎌倉 佐助のさんぽ市」を開催した頃から、朝夕は8月初めとは思えないくらい心地よい涼風が吹いていました。そして9月に入った途端、にわかに本物の「秋色」の日々…。「暑さ寒さも彼岸まで」と言いますが、今年に限っていえば、「暑さはとうに八月葉月まで…」といった感があります。

そして毎年、夏が過ぎて秋風が心地よい季節を迎えるとともに、友人知人、そしてご近所の方々から「今年のアレはいつから?」といった問いかけをいただくことが常となってきました。そのたびに「いつもと同じあの頃に…」とお答えしてきた「アレ」に関しまして、下記のとおりご案内させていただきます。






今から約5年半前の春、この地に移り住んできて自宅工房&陶芸教室「佐助Room114」を開講。毎年秋の個展は5度目の開催となります。これまでのシンプルなテイストの作品とともに、今回はこれまで以上に絵付けを施した作品も制作中です。

また、同時開催として、ワタシの「ココロの友」でもある写真家・高岡雅之氏がアメリカ各地で撮影してきた写真展「夜風に消えたカーニバル」を液晶画面にてストリーミング展観いたします。

これまで数回、液晶画面での写真のストリーミング展観実験を行なってきていますが、本番にてバシっとストリーミングが決まるかどうか、ワタシの作品作り同様、こちらも最後まで挑戦が続きます。

追記 去る8月24日のブログにて、「鎌倉音楽祭 鶴舞2014」の話題をチラッとアップしましたが、本日15日午後6時30分から「東京MXテレビ」にて、そのステージの様子がオンエアされます。

ワタシの作品を取り扱ってくれている東京都港区三田にあるセレクトショップ「イル ヴィアッジョ」の上村素子さんからは「ワタシのお友達でもある鳥山雄司さんが南こうせつさんのバックでギターを弾いている、らしい…」とか。つい先日も音楽誌上にて、日本を代表するギタリストの一人として鳥山さんが紹介されていました。

このところ制作に追われてとかくあわただしい日々を過ごしていますが、今宵限りは南こうせつさんの歌声のバックに流れる鳥山さんのギターの音色をゆったり楽しんでみることにします。



まずはささやかに「業務連絡」、そして「プチ・エンタメ情報」の巻。秋の3連休最終日、もし、お時間がありましたら「鎌倉音楽祭 鶴舞2014」、いかがですか…。

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今さらながらの緊急告知 錦織選手の決勝戦 一緒に応援しましょ!

2014-09-08 22:53:50 | 日記


いやはやなんとも、たしか先月24日の当ブログにて「明日25日、大好きな夏の甲子園大会が幕を閉じた瞬間にワタシの夏も終了…」というようなことを記した記憶があります。その予感どおり、8月末からにわかに「♪今はもう秋~、誰もいない海~」という感じに包まれて、昨日の陶芸教室では会員さんの間で「今日は寒い、寒い…」などという言葉まで飛び出すほどの秋模様…。

8月末のとある夕刻、今ではすっかりワタシにとって恒例となった「こまめ寄席」での落語のひととき。場所はご近所のお店仲間「甘味処 こまめ」さん、そして高座を務めるのはいつもどおりの三遊亭遊吉師匠とあって、とてもゆったりした気分で落語2題を堪能…となります。

そして今年は、遊吉師匠の前に高座を務めた雷門音助さんの存在感に少々ビックリ。まだ無給の身である「前座」の位にもかかわらず、その噺ぶりに思わず聴き惚れることしきり‥。とりもなおさず、遊吉師匠の話芸、ならびに後継を見定める眼力にあらためて感心しきりの一夜でした。

そして、どうした加減か、この8月末からは近郊、遠方の分け隔てなくウチに立ち寄ってくれる方々がつとに多く、必然として、駅近くの「あの店、この店」にと頻繁に足を運ぶことに。「和の心」でゆったりと飲リたい時は、お値段もリーズナブルな「六弥太」さんにて。そして、アクティブ&クリエイティブに楽しみたい時は、このとっても背の高い青年がフロアを和ませてくれる「カジェヘロ」さんへ。

フレンチとイタリアンのテイストが上手くミックスしたメニューを奥のキッチンで無言で作り続ける体格の良いシェフが時々見せる笑顔、これがまた良い味出してます。

おりしも、ちょっと前から知り合いがケガを負い、大事を取って近所の病院に入院ということになり、このところ 夕暮れ時にチラっと「お見舞い」を日課としています。

その折、病室の窓から見える街の景色を眺めながら、チクッと一杯…。

少々後ろめたい気もしますが、目の前のケガ人さんの「もう1缶飲んでけば!?」という言葉がつとに心地よい秋の夕暮れ。まったくもって、「不謹慎」の極み、ここにあり。

暦の上では明日は早くも「中秋の名月」なのだとか。ただただ、「えっ、もう?」という感があります。聞くところによれば、9月初旬の「仲秋の名月」は30数年ぶりなのだとか。そして、巷では「テニス、テニス」「全米オープン、全米オープン」「錦織、錦織」といった言葉が連呼されています。

あらためて言うまでもありませんが、明日朝6時から テニス全米オープンにて錦織圭選手が優勝を賭けて世紀の一戦を闘うことになります。ウインブルドンをはじめとするテニスの四大大会決勝の場に日本人プレイヤーが進出などということは、サッカーW杯決勝に日本代表チームが勝ち進むくらい、まさに「あり得ない」ことのようにも思えます。そのようなこともあってか、ウチには「錦織の試合、キミの家のテレビで観れるの?」といった問い合わせが何件も入っていました

今現在、我が家ではゲームを中継するWOWOWとは契約していないため、そのままでは決勝戦を観ることは出来ません。But But どうにか策を施し、WOWOWと契約することなしに無料でゲームを観戦できる策を見つけました。故あって、画面サイズは約10インチと、少々小さめですが。明日の決勝を観るべくチラっと視聴環境をチェックしてみると、今もなおWOWOWを観ることができています。「タイタニック」してました…。


WoWOWもなんとか映るようになったことだし、あらためてここに「緊急告知」!

明日9日朝6時、テニス全米オープン決勝 錦織圭のプレイをわが家にて放映いたします。「!一緒に応援してもいい!」という方がもしおられましたら、ぜひご一報ください。ココロよりお待ちしています。ウイークデイの朝一番、「テニス三昧」の大馬鹿野郎に染まりきってみませんか‥。

ウチの黒猫・チー坊も「イベント前の胸騒ぎ」よろしく、急遽セットしたテレビの周りを


「圭快」にフットワーク。

今から朝が待ち遠しい!

●9日朝 追記
クロアチアのチリッチ選手、強かった…。




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