それは今からほんの数日前、東京に住む友人から「今、鎌倉。時間があったら、鶴岡八幡宮に一緒に行こうよ」と連絡が…。その日のうちに成すべきことは数々あれど、東京から来た友人のお願いは無下には断れません。鎌倉駅で落ち合って、お互いの近況を語り合いながら友人いわく「朝起きたらなんとなくお参りしたくなった…」という鶴岡八幡宮にほどなく到着。おりしも境内の舞殿では「七五三」のハレの儀式が執り行われていました。
八幡宮では正式には「七五三祈請祭」というのですね、知らなかった…。
ハレといえば、ウチの工房&カフェにおいても、明日18日(土)から20日(月)までの3日間にわたり
お気に入りを探しに「メゾン・ド・マルシエ」を開催いたします。
さまざまなシチュエーションにマッチするバッグや雑貨、そしてカシミヤ素材のウエアまで、今回のマルシエも女性好みのアイテムが満載となっています。
そして、ワタシの作品も…。
秋から冬へ向けて、このところ作りためてきていた酒器各種
工房に併設のカフェでのキーマカレーランチの際に盛り付けるお皿としても使用している耐熱皿もオーダーお申し受けます。
さらに、今回のマルシエに向けて急いで製作したカフェオレカップも2客ほど展観いたします。
常日頃、焼き上がった作品を窯出しするたびに安堵の気持ちとともに「今回の仕上がりもまだまだ…」との念をいだきます。そのような中、このカフェオレカップは控えめながらも「会心の出来…」とも言えるような感じです。
今回はこのカフェオレカップの製作の一端もご紹介してみたいと思います…。
ロクロ成形、削り加工、素焼きを経て菱形の模様を絵付けして
白いうわぐすりをかける前に菱形の絵付け部分をマスキング。菱形のトルコ青の色調をクリアに発色させる意図で菱形に彩色した部分をマスキング。
次の工程は、コンプレッサーを使っての うわぐすりかけ
手ロクロを廻しながら、コンプレッサーでうわぐすりをかけて
素焼きしたカフェオレカップはうわぐすりで覆われて真っ白に
この後、菱形に絵付けした部分に施したマスキングを剥がして
菱形に絵付けした部分に透明に仕上がるうわぐすりをかけて本焼きして
先ほどアップしたカフェオレカップの完成となりました。
初冬の候、お時間ありましたら鎌倉散策かたがた、このたびの「メゾン・ド・マルシエ」にお出かけくださいませ。出展者一同、皆様のお越しを心よりお待ちしています。