鎌倉 佐助の風街便り

陶芸、街歩き、クルマ、オーディオ・・。思いのまま徒然に

梅雨明けとともに想う、試合に負けて勝ち抜いた絶妙の「武士は食わねどパス回し」…

2018-06-30 07:13:30 | 日記

このところすっかり真夏を思わせる陽気の日々が続いていましたが、昨29日は気象庁から「関東甲信地方が梅雨明けしたとみられる」と発表されました。記録に残る限り、関東地方で6月に梅雨が明けるのははじめてなのだとか。ちなみに今年の梅雨明けは昨年よりも7日早く、平年と比べるとなんと22日も早いのだそうです。

まさに「夏本番」となったこの日の陶芸教室は、さながら「プチ国際交流」の場に。今やワタシにとっては「還暦前に知り合った青い目の幼馴染み!?」であるインド在住のオランダ人ディルクとともに陶芸しているのは、ワタシの高校時代からの女友達とそのお仲間さん。

お互いに自己紹介もそこそこに、ワタシの日常を「マキロウはイージー・ライフ…」とイジりまくって笑い合うほど親しくなっちゃってます。仲良くなってくれるのはとっても嬉しいのですが、「マキロウはイージー・ライフ」という認識に対しては「それはね、違うのね。それなりにビジー・ライフなのね」と、ちょぴっと抵抗したくなったりもします。

たとえば一昨日の夜を思い返しても、ワタシはとても「ビジー」でした。

サッカーワールドカップ・グループリーグH組最終戦 対ポーランド戦。今さら詳しく記述する必要性はありませんが、このH組は日本が初戦のコロンビア戦に勝利したことから海外の各メディアは驚きとともに「これでH組はとても難しい展開になる」と予測していました。そしてその言葉どおりの流れに。

グループリーグ最終戦を前にして、日本がポーランドに負けた場合でもセネガルがコロンビアに勝利すれば、決勝トーナメントに進出できることをしっかり「予習」しておきます。

ここ十数年の間に日本代表チームが強くなったとはいえ、肝心なところで負けてしまうことは骨身に沁みてわかっています。それゆえに、最悪の状況から逆算することが習い性になってしまっています。それにつけても今から思えば、右下の「条件あり」がなんとも微妙な表現でもありました…。

そしていざ、運命の一戦がキックオフ。日本の勝利を祈りつつ、2画面にて同時刻キックオフのセネガルの戦いぶりにも目を配ります。

しばらくして日本がポーランドに得点を奪われて、すっかり「意気消沈」…。ところがセネガルがコロンビアに先制を許すと状況は一転。このままコロンビアがセネガルに勝つと日本は「フェアプレーポイント」の差でどうにかこうにか決勝トーナメントに進出できることとなります。そうなると、これまでセネガルに肩入れしていた立場からクルリとキビスを返してコロンビアに「1点も許すな!」と、俄然 黄色いユニホームへの応援にチカラが入ります。つくづく、ワタシはその局面局面であっけらからんとスタンスを変える、甚だ身勝手なヤツだと認識せざるをえません…!?。

コロンビア対セネガル戦の試合画面をちょぴっと大きくして、後半30分過ぎから2試合を複雑な思いで凝視。日本がひたすらパス回しを続ける間、「このまま日本が0対1で負け、コロンビアもそのまま勝ってね」とのなんとも妙な想いとともにゲームセットをただただ切望するばかり。元日本代表監督の岡田武史(岡ちゃん)さんも「試合をみていて、こんなに疲れたのははじめて…」と振り返っていましたが、「他力本願の極み」ともいうべき20分間は本当に「疲れたぁ」のひと言。そして、待望の「ゲームセット」…。

なんとか、決勝トーナメント進出へ。

ともに勝ち点4、得失点差も総得点も並び、直接対決もドローだった日本とセネガルの運命の分け目はフェアプレーポイント…。

後半30分過ぎからのけっしてフェアとは言えないように見える試合運びの末に「フェアプレーポイント」で優って決勝トーナメントに進出するということも、これもまたサッカー…。

この後半30分過ぎからの戦いぶりには賛否両論あります。西野監督も決勝トーナメント進出という結果を良しとしながらも「自分の心情としては不本意」と、喜びもイマイチ。

かつて日本代表チームの監督を務めながら病魔で退任したオシムさんならば、たぶん「人生には絶えず不条理がついてまわる。それはサッカーも同じ。大切なことは、その不条理をいかにして肯定することが出来るかだ」とでも言って今回の作戦を評価してくれるのではないでしょうか。

難しいことはさておき、決勝トーナメント対ベルギー戦を楽しめることを純粋に感謝したいところです。

そしてあらためて「歴史的展開」のゲームを何度も振り返りつつ


画面に陣取り監督気分 猫足からのスルーパス。
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ワールドカップの戦い積んで夜が連れて、「パッパニーニョ」の笑顔が見たい…

2018-06-24 06:32:30 | 日記

つい3日ほど前の6月21日の夏至の夕刻、ちょぴっと駅前界隈に出かけた折、西の空には夕陽に染まる少々おどろおどろした雲が広がっていました。毎年、夏至を迎えると「今日を境に陽が少しずつ短くなっちゃう。夏本番はこれからなのに。なんとも不条理だよなぁ…」との想いをいだき、一抹の寂しさも感じるのです。

そして、このたびの夕暮れ模様は例年以上に「夏至に付きまとう物悲しさ」を感じさせてくれるのでありました。

閑話休題…。

夏至の頃はただでさえ陽が長いのですが、今年はサッカーワールドカップも開催中とあって、夜もとっても長く、熱くて、満足に眠れません。

特に去る19日の夜に行なわれた、西野監督が率いるチームの対コロンビア戦…。試合開始早々、先制点を取ったことで、すっかり勢いついてしまい、急遽 、大画面をセットしてみんなで熱烈大応援。


なんとも「ナイスまぐれ」的にも思える劇的勝利後、日本全国、「半端ない」ワールドカップモードの熱狂に包まれてしまっています。開幕前まではワタシもみんなも「西野ジャパンはダメかも。なんとなく盛り上がらない」と、言っていたのですが…。つくづく、人間というヤツは、都合が良い生き物だと思わざるを得ません…。

世界の強豪がぶつかり合う試合を観戦しつつ、折にふれて対コロンビア戦を何度も何度もリプレイしています。するとそのうち、ウチの黒猫ノワールも熱心に西野ジャパンの戦いぶりを凝視し始めています。

どうやらノワールにとって、野球は心に響かないようですが、サッカーワールドカップは琴線に触れる「何か」があるようです。

テレビや新聞をはじめマスコミも日本代表の戦いぶりや巷の盛り上がり具合を連日レポートしています。そのような中、西野監督がプレーヤーだった若かりし頃からその才能を見込んでいた人が紹介されていました。

その人は、今から約60年前、ワタシが生まれた頃からサッカー選手として鳴らし、その後は日本代表監督として采配を振るった二宮寛さん。


二宮さんは、現日本代表監督・西野さんが早稲田大学サッカー部選手当時からさまざまな指導を繰り返してきたのだとか。

大学時代の西野さん、若い…。

テレビでの二宮さんによると、

「西野君は監督の器を兼ね備えている。今から2ヶ月ほど前に西野君が監督に就任してから、チームのムードがガラリと変わったと思った」

「西野君と、将来の日本代表監督になるであろう長谷部君はさまざまな点でとても共通点がある」伝々、とても納得のゆく解説をしてくれました。

二宮さんは現在、ワタシが住む街に程近い葉山にて「パッパニーニョ」というカフェのオーナーとなっています。この「パッパニーニョ」という名前は、世界のサッカー界における伝説的プレイヤー、ベッケンバウアーが付けてくれたのだとか。「パッパニーニョ」とはたぶん「二宮パパ」の意味合いがあるのでしょうね。ノンビリした街なかに驚異的経緯に包まれたお店が佇んでいることをとっても、葉山の奥深さを感じます。

このお店のコーヒーとコーヒーゼリーはともに、とっても深い味わいが特徴です。そしてオーダーした飲み物を待つ間に供されるココアの甘さがなんとも心を癒してくれます。店内にはベッケンバウアーはじめ往年の世界サッカープレイヤーとともにツーショットに収まる二宮さんの写真が何枚も飾られています。そしてその他にも、世界に名だたる名門クラブチームのユニフォームをはじめ、貴重なサッカーアイテムで溢れています。お店でくつろいでいると、二宮さんみずから「今日のコーヒーのお味はいかがですか」と、にっこり笑顔でもてなしてくれます。

先ごろ、「テレビ観ましたよ」と伝えるべくお店に立ち寄った時、二宮さんは「ありがとう。また、お店に来てね。次の試合も応援してね」と笑顔を返してくれました。


二宮さんの笑顔を心に留めながら、クルマで10分弱の葉山森戸神社へ向かいます。

境内では、6月30日の「大払い式」参列の申し込み手続きをする方々が次々と。あらためて、昨年大晦日の冬の「大払い式」からあっという間に半年が過ぎたことを思い、少々タメ息が…。中年老い易く 楽成り難し…!?

森戸神社に詣でた主目的は、窯焼きの際に窯にお供えする「清め塩」を求めるためのものです。

今から約10年ほど前に当地に移り住んできた折、何かのきっかけでこの朱色の「森戸の清め塩」の文字を見た瞬間に「窯焚きの清めの塩に…」と決めて以来、この塩はウチの工房の必須の物となっています。

そしてこのたびは、本日夜遅くの大事な一戦に向けて、勝利へ向けての「清め塩」!

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地震に揺すぶられても揺ぎない「いつも通り」の尊さをあらためて想う…

2018-06-18 23:03:29 | 日記

梅雨の晴れ間に恵まれたこの週末、市内にある紫陽花の名所や名だたる観光スポットは散策のお客様で大賑わいのようでした。ワタシどもの陶芸教室においても体験陶芸のお客様はもとより、ウチの二人にとってとても親しくお付き合いさせていただいている方々が入れ替わりお越しいただき、まさに「あっという間」に時が過ぎて行きました。

陶芸教室に通ってきてくれている方々の中には、ウチの二人を「鎌倉の父と母」と呼んでくれる若いお嬢さんが二人います。街の飲み屋さんではこの二人のお嬢さんを「ウチの長女と次女」と少々いたずらっぽく紹介してしまいます。その二人のうちの「次女」が、紫陽花の便りと時をあわせて東京から「来鎌」してくれたのでした。

昨年秋に結婚したばかりの「次女」から伝え聞く話は、幸せいっぱいの雰囲気がそこはかとなく伝わってきます。そして、ご近所のお店仲間のスポットに向かえば、シェフ自ら「おー、マキロウさん。次女さんと一緒で嬉しそうですね…」と声をかけつつ、この若きシェフは何ゆえかテレちゃっている様子で顔をちょっぴり隠しちゃってます。…。

そのくらい、魅力的で、ワタシにとっては自慢の「次女」なのでもあります…。

この週末の陶芸教室の折々、この「次女」や親しい方々との話の中で、不思議なことにたびたび「千葉県の海側で観測されたスロースリップという地殻変動が地震を起こすの…!?」という話題が出ました。

その舌の根も乾かぬうちに…。18日・月曜日の朝、いつものようにゴミ出しを終えて家に戻ると、NHKのテレビが緊急事態を伝え続けています。


じつは朝刊のテレビ版で午後1時からNHKで「参議院決算委員会」の国会中継を放映することを知った時に、今から7年前の「あの日」をチラリと思い出していたのでした。あの日 3月11日の午後、東日本大震災が発生したその時、おりしも国会では「参議院決算委員会」が開催されていました。

以来、国会でたまに開催される「決算委員会」のたびに、なんとなくかの大震災がアタマに浮かんできていたのですが、このたびの決算委員会当日に、またも大きな地震が発生するとは…。

じつのところ、この週末の当地におけるにぎわいの様子や さまざまなスポーツシーンのあれこれをテーマに拙いながらもブログアップしようかなと思っていたところでした。

たとえば…

北鎌倉・明月院ブルーは今が真っ盛り。


小町通りには七夕飾りが整い、すっかり夏の風情。

昼間の小町通りはいつも混雑していますが、さすがに朝7時は誰も歩いていません。

4年に一度のあのイベントも始まりました。今回、早くも時差ボケになりそうな気配濃厚です。

その一方、オカちゃんの解説はぶれることもボケることもなく、的確な分析が展開されているように思えます。

そしてそして、この週末にフランスのサルテ・サーキットで開催された伝統のカーレース「ル・マン24時間」では、トヨタチームの2台がぶっちぎりの走りを見せて、念願の総合優勝!フィニッシュ時、トヨタの2台のステアリングを握っていたのが、中島一貴と小林可夢偉というところがまた、嬉しい…。

この「ル・マン24時間」をLIVEで観る術はないものかと探しまくってみたところ、ネットを通してコックピットからのオンボード映像が配信されていたのですね、これが…。この映像、かなり危険です。気を許すと、レースのスタートからゴールまで24時間観てしまいます…。

紫陽花、ル・マン、ワールドカップ…、その他伝々、この時期は珍しく当ブログで「多くを記したい」衝動に駆られていたのですが、このたびの災いで機会あらば別の時に。

思えば昨夜、寝しなに聴いていた40年前にリリースされた山下達郎さんたちのシュガーベイブの楽曲「いつも通り」の一節があらためて想い浮かびます。


♪街は いつも通り きっといつも通り
にぎやかな人波があふれてる
だから笑ってかけ出す

とどのつまり、いつも通りのありふれた毎日がいかに尊いかを、今回の地震があらためて教えてくれたような気もします。

そして19日 火曜日の夜、いつも通り サムライ・ブルーに熱視線…


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梅雨空を吹き飛ばす紫陽花とライブで「FOREVER YOUNG」

2018-06-13 07:07:34 | 日記

このところワタシが住む街のアジサイと競うワケではないと思うのですが、先週末以来 観ていて思わず引き込まれるテレビ番組が目白押しで、さながら「テレビざんまい」の日々が続いています。

たとえば、つい先ごろカンヌ映画祭でバロンドールを受賞した是枝監督の数年前の作品…

ワタシ的にはとっても感動する作品というワケではないのですが、樹木希林さんと吹雪ジュンさんの演技に妙に引き込まれて、ついつい観てしまう不思議な映画ということで、今回もこの6月の夕餉のひと時にビールを飲みながらユルユルと…。

そして今からちょうど20年前の「あの夏」をプレイバックしてくれる「あの日からの贈り物~横浜×PL学園 延長17回から20年」にも、思わず時間を忘れて引き込まれ…。あの年の横浜高校の戦いぶりはまさに空前絶後の粘り強さを発揮して深紅の優勝旗を手にしたことをつい昨日のことのように思い出します。

思えばあの1998年、ウチの二人は東京から神奈川県央に転居して新たに窯を開設した年でもありました。あの当時、今住む街で暮らしていることなどまったく想像だにしませんでした。そして、かの松坂大輔投手も38歳。時は流れ続けます…。

野球に続いて、こんな番組にも見入ってしまいました…。

間もなく開催されるサッカー・ワールドカップに向けて徐々にテンションが高鳴ります。

ふと気がつくと、テーブルの上にはワールドカップのテレビ放映スケジュールとともに夏の高校野球神奈川県大会の組み合わせ表をしっかりキープしちゃっています。

4年に一度のサッカー・ワールドカップとともに、今年の夏の甲子園は100回目の記念大会ということで、とりわけ「暑い夏」になること必至の気配濃厚です。

このところの「熱狂のテレビシーン」の真骨頂は、このちょっと困った二人の「ラブシーン」?

具体的な進展もないままに「米朝首脳 初会談」ということが大々的に報じられること自体がいかにも「今的」なようにも感じられます。蛇足ながら「米朝」という見出しを見るたびにいつも、人間国宝に認定された落語家・桂米朝師匠を思い出してしまい、ほとほと困惑しているワタシがいます。

かの困った二人の歴史的会談がいささか「幻想的」に感じられる一方、当地に咲き競う紫陽花の花に集う散策の方々の姿はまさに「現実の縮図」。

市内の紫陽花の名所は、人人人で溢れる極めて「現相的」な光景とともに一日が過ぎて行きます。

昼間の喧騒とは対照的に、この街の夜は地元の酔客も、そして観光の方々の姿もまばらです。それでも通称「裏小町」にあるライブハウス「ダフネ」さんは連夜ジャズライブで盛り上がる特異なスポット。先ごろの休日の夜は、かの忌野清志郎さんとともに活動していたギタリスト・三宅伸治さんのライブが開催されました。

これまで、「ダフネ」では三宅さん一人でのライブだったのですが、今回は三宅バンドのベーシスト・高橋Jr知治さんも急遽参加して、いつも以上にエキサイティングなライブ!三宅さんの歌とギターはもちろんのことながら、高橋Jrのベースが奏でるリズミカルにして美しいメロディラインに「ひと目惚れ!?」の2時間でした。

今回も、市内に住む友人のアキラ君がすべてをコーディネイトしてくれたおかげでとても楽しいライブのひと時となりました。ライブ後、アキラ君に「おつかれ…」と声をかけると、彼は「見てよ、三宅さん自らステージの後片付けしてるのよ。こんな光景、なかなか見れないよね。三宅さん、ホントにステキだよね…」とポツリ。


家への帰路、三宅さんがアンコールで演奏してくれた「FOREVER YOUNG」の歌声が風に乗って、何度も何度も背中越しに聞こえてきたような気が。

紫陽花とライブに萌える6月、つくづく良い季節…。
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いよいよ紫陽花の季節到来。今年も鎌倉スパイスは「明月院ブルー」とともに…

2018-06-02 21:45:10 | 日記

佐助に住む前まで…、と言うべきか、より正確に言えば鎌倉に移り住む前までは、紫陽花にはほとんど関心がありませんでした。しかしながら不思議なもので、当地に暮らし始めて約10年、年を追うごとにこの時期の紫陽花の彩りが気になるようになっています。街なかに紫陽花が多いからか、はたまたワタシの心に幾何かでも「花心」が目覚めたのかはさておき、誰に聞いても「今年の紫陽花の開花はとても早い」のだとか。

6月最初のウイークエンドの土曜日朝7時過ぎ、北鎌倉の紫陽花の名所・明月院前には早くも「明月院ブルー」を愛でようと訪れた方々が約30メートルに及ばんとする長い列を成していました。


その傍ら、今年も「6月」「紫陽花」の声とともに、明月院前の通称「明月院通り」の一角に、長谷や小町通りにお店を構える鎌倉きんつばの名店「鎌倉いとこ」さんが1カ月間の期間限定でオープンしています。

初日の店舗準備の傍ら、早くも「鎌倉いとこ」さんのきんつばを買い求める方々がポツリポツリと…。今年も出だしは上々のようです。


明月院開園30分前の朝8時…。ふと気がつくと、明月院に紫陽花詣でに来た方々の列は100mほどに延び、「鎌倉いとこ」期間限定店舗の前まで到達しそうな雰囲気です。「明月院ブルー」の御威光、恐るべし…。


蛇足ながら、明月院境内では真っ青な紫陽花が間もなく満開を迎える気配濃厚のようです。そのような境内の紫陽花模様のワンシーン…。


「鎌倉いとこ」さんの6月期間限定店はこのような感じでこれから1カ月にわたり紫陽花詣での方々をお迎えします。


そして今年もこのお店では、ウチの同居人さんがブランドアップした「チー坊ノワール」が提供する「鎌倉スパイス」「鎌倉紅茶」をはじめとするさまざまなアイテムも販売しています。

いまや定番ともなったスパイスはもちろん、今年新たにラインアップした「鎌倉スパイス de キーマカレー」のセットが早くも評判のようです。ひと味ちがったキーマカレーがお手軽に作れるセットとなっていますので、是非一度お試しあれ…。

それにつけても北鎌倉の街が醸し出す雰囲気は、鎌倉駅周辺のいわゆる 旧鎌 とはまたひと味異なる風情に満ち溢れているように思います。

昨日の店舗準備のひと時、まだガランとした店内から北鎌倉の里山の緑を望んでいた時、ふと中原中也が残した「帰郷」という詩の「ああ、おまえはなにをして来たのかと…吹き来る風が私に云う」という一節が目の前に…。

鎌倉はワタシのふるさとではないのですが、なんとも懐かしさ溢れる光景でもありました。

昨日の店舗準備の折、今回も人力車有風亭を主宰する青木さんとあらためてご挨拶。ウチの二人がさまざまな面でお世話になっている「鎌倉いとこ」森社長とともに、なんとも見え方微妙?なスリーショット。

20年前なら三人とも「颯爽」としていたのでしょうが、今となってはいささか「脱爽」気味な風情です…。

それにつけても、北鎌倉の水辺と杜の小径が織り成す風景は格別です。ワタシが所属している「北鎌倉史跡研究会」のお仲間がある時、「東京駅からJRで乗り換え無しに1時間足らずで、徒歩5分ほど進めばホタルが舞う駅はここ北鎌倉しかないだろうね」としみじみ語っていたことがありました。




明月の紫陽花愛でて水辺踏む スパイスの香り噛みとき 夏待ちロマン…





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