鎌倉 佐助の風街便り

陶芸、街歩き、クルマ、オーディオ・・。思いのまま徒然に

鎌倉の街は紫陽花の時を経て、日々そろそろと夏本番へ向けて準備万端!

2024-06-27 09:28:01 | 日記

ふと気がつくと、6月も終盤を迎えています。思い起こせば今年の元日、能登地方を中心に甚大な被害をもたらしたかの大地震から半年が経ってしまいました。歳月人を待たず、そして光陰矢の如しなどとも言いますが、つくづく時の流れの速さを感ぜずにはいられません。その上で、能登地方の復興に向けてのなんとも情熱の感じられない復興政策、そしてかの裏金問題に対するあたかも三問芝居のようなお粗末な「検討使」のあたふたぶりを見るにつけ、「岸田さんはもちろん、この国をつかさどる時の政権の思考回路はどうなってるの?」との想いをいだくのはワタシだけではないでしょう、トホホ。

そんな悲しい想いをいだきつつ、わが身の日常をふり返ってみると、ウチの女房どのがブランディングして販売している鎌倉スパイス等を販売させていただいているきんつばの名店「鎌倉いとこ」さんの「北鎌倉6月期間限定店舗」さんも終盤を迎えています。お店のラストスパートに向けて、つい先日 鎌倉スパイスも最後の追加納品に出向いてきました。

6月はじめ、周囲の杜の緑は若葉の薫りを残していましたが、梅雨のこの時季になると緑は密度を増し、その杜を彩る景色もあきらかに夏模様に移ろい始めています。ご近所の明月院に向かわずとも、紫陽花はしっとりと花を咲かせています。


ひるがえってつい先日、一年のうちで昼間の時間が最も長い「夏至」を迎えました。この「夏至」の早朝4時前、郵便受けの新聞をピックアップすべく庭先に出てみると、早くも空は明け始めています。驚いたことに、ご近所のお宅の窓を通して電灯もまばゆく輝いています。

反射的に「あのお宅のあの男性もサッカーEURO2024を観るのかなぁ…」と推測してみたり。

この「夏至」の午前4時、EURO2024の熱戦がキックオフ。ウチの黒猫ノワールもサッカーが気になるのか、好カードの朝は必ずワタシをゆすり起こし、テレビ画面から片時も目を離さずにゲームに入り込んでいます。

もしもノワールがネコではなくて一人の女性だったら、たぶん「なでしこジャパン」のメンバーに選ばれていたのでは…と思うくらいのサッカー・エンスーであることは間違いないようです。

昨朝も4時前からノワールに起こされて、イタリアとクロアチアが決勝トーナメント進出を賭けた一戦をかたずを飲んで見つめてしまいました。

この先、7月半ばの決勝戦まで、時差と戦いながらのサッカー三昧。PCではオンデマインドでいつでも都合のつく時にゲームを観ることが出来るのですが、リアルタイムこそがエンタメの極致にほかなりません。EURO2024 観戦の傍らには黒猫ノワール、そしてウチの女房どのは寝室で高いびき…⁉

早朝から欧州のサッカー三昧、昼間は作陶と陶芸教室の日々の中、つい先ごろはこの5月に開催した高校クラス会の幹事一同の「クラス会反省会」と題する鎌倉での飲み会へ。東京からやって来る幹事仲間による「海が見たい」との希望に従って、由比ガ浜海岸が目の前に広がるシーブリーズ感満載のお店で「反省かい…⁉」

お店の窓の向こう、左方向は材木座海岸

7月1日の海開きに向けて、海の家建築も急ピッチ。

右には由比ガ浜


「男のオバサン」を自負しているワタシと、正真正銘の「女のオジサン」と定義される3名で、今から50年前の高校時代の話から始まって現在過去未来を少々自嘲気味に語りながら、梅雨の晴れ間の空の下、気がつくとテーブルの上には飲み干したビールの小瓶が何本も林立してしまいました…。

ともあれ生業の陶芸とともに、北鎌倉明月院通りでの鎌倉スパイス販売から始まって夜明けの「EUROサッカー」熱視線、そして高校クラス会の反省会に名を借りた昼飲みのひと時を経て、早や6月も終盤…。家の紫陽花も心なしか盛りを過ぎてきたようにも思います。


夕刻のひと時、いつものように朝日新聞夕刊を読み進める中


こちらの連載記事の「明るい季節」という見出しに目が止まり

とにもかくにもこの6月という時季、「外が明るいのはいいとつくづくかんじるのは、…あと二、三か月、空の明るさを享受したい」という文意に心を打たれてしばし沈黙のひと時。

ふとリビングの一角に目を移すと、女房どのの手によってワタシが大好きな黄色いバラの花がガラスポットに生けられていました。

常日頃とかくにコワい女房どのではありますが、この時ばかりは「二重丸」。

時は間もなく梅雨を経て、待ちに待った夏がやって来ます…。





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紫陽花咲き乱れまだ来ぬ梅雨を前に、便利な世の中を満喫しながら思うこと あれこれ…

2024-06-16 18:20:01 | 日記
6月も半ばを迎え、「梅雨真っ只中」かと思いきや、ジトジトした雨模様の日はほとんどありません。そして東京都心やその近郊ではほぼ毎日スコールのような雨風に見舞われ、ここ数年来の急激な温暖化に合わせて梅雨の様子も南国仕様になってきたのかなと感じざるを得ません…。

日々、朝から夕刻までほぼ一日中 工房でゴソゴソ動いていることが多いのですが、この紫陽花の時期には北鎌倉の明月院通りにある「鎌倉いとこ6月期間限定店舗」さんに鎌倉スパイスの補充納品に


そしてこの日は平塚の工具店に陶芸治具を買い求めるべく、海沿いの道をひたすら西へ

薄曇りで富士山は望めませんでしたが、江ノ島近くまで来るとほんの少しだけリゾート気分。

帰りは海沿いの国道の渋滞を避けて、鎌倉山を抜ける道…。杜に抱かれたカフェに立ち寄りたいところなのですが、グッとこらえてお店の入口を横目で見ながら

気分はすっかりティータイム!?

忙しい日々の中にあっても、ほんの少しだけでも杜の緑や海辺の景色をながめながらクルマを駆るだけで手軽に満足してしまう私…。ホントにリーズナブルです。

そしてお手軽に、リーズナブルにといえば、待ちにまっていた「EAURO 2024」が日本時間14日の金曜日早朝からドイツで始まりました。というか、始まってしまいました。日本語にすると「サッカー欧州選手権 2024年大会」ということになるのでしょうか。かのサッカー・ワールドカップのヨーロッパ版になるのだと思うのですが、これから1か月にわたってヨーロッパの代表各国が繰り広げる熱戦にくぎ付けになってしまいます。時差があるので、ほとほと困ります…


大会2日目にはグループAの緒戦で私が大好きなクロアチアがスペインと対戦。接戦必至とおもいきや、スペインに軽くひねられて、この先の雲行きはどうなることやら…。

工房でもサッカーの話題に及び、オンデマンド「見逃し配信」でクロアチア戦を視聴しながら、一同「便利な世の中になったものですね」…

このクロアチアやフランス、イタリア、ドイツ、スペイン…、欧州列強が競い合う「EAURO」はさながらサッカーの名を借りた西洋の覇権争いのようです。そしてこの大会が終わるとすぐ、フランスのパリでオリンピックが開幕します。

さらに今この時、フランスのパリから南西に約200キロの地にあるサルト・サーキットでは「ル・マン24時間耐久レース」が行われています。ほんの少し前に自動車生産の元となる「型式認定」で問題が発覚したトヨタのレースカーのオンボード映像をリビングのPCで時折ちらりと観ると

ゼッケン⑧のトヨタ車が現地明け方間近の土砂降りの雨の中で走行する様子が配信中。もちろん、工房のPCでもル・マンのドライビングシートからの映像を堪能出来ます。これまた一同、「便利な世の中になったものですね…」

そして工房では陶芸教室&カフェの合間に、ヨーロッパから大西洋をまたいでアメリカ大陸西海岸ロサンゼルスに舞台を移してドジャース の試合も観戦。あらら、ドジャース先発の山本投手がアクシデントで早々にマウンドを降りてしまいました…。

工房に居合わせた皆さんは一様に「どうしたの…?」。と同時にメジャー・リーグの試合はドジャースをメインにほぼ毎日のようにBSテレビで放映されているので、さすがに「便利な世の中になった」とは言いません。

されど今から40年ほど前にメジャー・リーグの雑誌も制作していたわが身としてふり返ってみると、当時のメジャー・リーグはよほどのコアな野球ファンだけが関心を寄せているきわめて限られた世界。野茂投手もまだドジャースに入団する前で、メジャー・リーグのテレビ中継はオールスターゲームくらいという状況でした。ゆえにワタシはメジャー・リーグのテ レビ中継を観るたびに「便利な世の中になったものだ」と感激のため息をもらすことが常でもあります。

SNSツールをはじめさまざまな技術革新によって、気軽に、リーズナブルに、便利な世の中になった一方、かのコロナ禍やロシアのウクライナ侵攻、そして日本国内のメロメロな政治情勢が続く状況となっています。っそれゆえか、陶芸教室にかよって来てくれる若い会員さんから、作陶しながら歴史や政治、経済に関する質問を受ける機会がとても増えてきています。

明日を担う若い陶芸教室会員さん達がいだく歴史や政治への疑問、質問に適切に応えられるように、ワタシも「学びの時」はSNSツールが常に寄り添ってくれています。つくづく、手軽に、リーズナブルに、そして便利な世の中になりました…。

週末の陶芸教室も終わり、窓の外は梅雨前の青い空


一年前はまだ小さかった金魚もすっかり大きくなり

その成長する姿を見てきた陶芸教室の会員さん中には、金魚を飼い始める人も現れてきました。

テラスの窓の向こうの紫陽花も、いつの間にか白から青へと装いを変えています。


さて本日、日曜の夜はル・マン24時間のゴールとEUROの熱戦に目が離せません。つくづく、お手軽に、リーズナブルに、そして便利な世の中になったものです…。

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紫陽花の季節到来、明月院ブルーに鎌倉スパイスはいかが…

2024-06-01 14:02:00 | 日記
本日から6月、水無月を迎えました。梅雨が迫っていてとかくジメジメしがちなのに「水の無い月…」という素朴な疑問もありますが、はるか遠い昔に「水無月の無の文字は『無い』という意味ではなく、『の』という意味がある」と聞かされたことがあり、「水の月」ということになるのだそうです。

そして別の友人からは「水無月とは旧暦の6月で現在の季節では7月頃にあたり、7月は暑くて川の水が枯れやすいところに由来」との説明を受けたことがあります。

「水無月」の語源はほかにも諸説あるそうで、この季節になるととても気持ち良い場所で「さらに深堀りしてみようかな」とテラスに足を踏み入れてみると窓の外は早くも紫陽花がほぼ満開。

この白い花はこれから先、日を追うごとに青みを増していきます。さすがにかの有名な北鎌倉・明月院の「明月院ブルー」と呼ばれる紫陽花の深いブルーには及びませんが、一人で楽しむには充分過ぎる紫陽花です。

そして今年も、市内の長谷と小町通りにお店を構える「鎌倉いとこ」さんの6月期間限定店舗が北鎌倉の明月院通りにてオープンしました。

北鎌倉で営業する牛煮込み専門フレンチ「紫‐Yukari」さんの地階部分で、これから6月末まで「鎌倉いとこ」さんのきんつばとともに、ウチの女房どのがブランディングしている「チー坊ノワール」発の鎌倉スパイスや鎌倉紅茶等も一緒に販売の運びとなっています。赤い毛氈が目を引く6月限定店舗の上の白っぽい建物は「紫‐Yukari」さん。

すぐ脇のこの古風な門をくぐって

お店に向かうことになります。

「鎌倉いとこ」さんのきんつばは、小倉やかぼちゃ、抹茶、安納芋はじめ13種類の味が楽しめます。そしてお土産にぴったりの詰合せセットも各種用意されています。


傍らでは、市内・長谷の老舗乾物店として有名な石渡商店さんのたたみいわしやあかもくとともに、鎌倉スパイス。


毎年、この6月限定店舗開店に合わせて鎌倉スパイスを搬入しながら、「あぁ、今年もこれから一か月、華やかな季節が…」と、控えめながらも心躍るものがあります。

そして搬入の際のお約束として、ちょこっと明月院まで。街の人達は早くから「今年の紫陽花巡りは人出が多そう」とささやき合っていたのですが、6月はじめの土曜日朝の混雑度は…

列はまだありません。

しかしながら、少し時間が経つと、明月院前には徐々に紫陽花巡りの人が集まり始めています。

これから先、明月院ブルーの色合い、そして紫陽花巡りの人の波も日を追うごとにその密度を増していくことでしょう。

紫陽花巡りの人と人の合間を縫って速攻で撮った「人影なき明月院」…


そして紫陽花スパイス!?


これから一か月にわたって紫陽花に沸く明月院前の通りは、週末の土日にかぎっては朝9時から夕方5時まで車両通行禁止となります。


明月院からの帰路、渋滞を心配しましたが交通量は少なく鶴岡八幡宮横の鎌倉街道もスムーズそのもの。なんと、クルマの影がありません…。

「混むよ、混むよ…」と予想していたところ、実際はそれほどではなく…、というのは、先のゴールデンウイークでも。今年の6月の人出はいかに…と思っていたところ、お昼前から北鎌倉も鎌倉駅周辺も、人とクルマで大混雑の様相を呈しています。

やはり、6月はこうでなきゃ…


















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