ただひたすら「暑い、暑い」と顔をしかめながら暮らしているうちに、9月・長月を迎えました。気象庁によるところの四季の概念では、この9月から「秋」となるのだとか。さりとて6月末からず~と続いている「命にかかわる危険な暑さ」は9月になっても簡単には収まりそうにはありません。新聞によるところでは

なのだそうです。
あらためまして、残暑お見舞い申し上げます。というか、酷暑お見舞い申し上げます…
この暑さゆえ、というワケでもないのですが、この夏はこのお料理を

ひたすら作って食していたような感があります。少し前までは具として供するきゅうりや錦糸卵はもっと細く切っていたのですが、ある時から「細すぎると歯応えが劣るかなも…」ということで、細く切り揃えるのではなくサクサクと噛み応えのある食感を心がけるようになりました。ウチの女房どのも「研究熱心ですね、まったく…」と少々呆れ気味です。
そしてこのところ、9月の味覚の代表でもある秋刀魚に心を奪われています。今年は早や3回目…。

市内のいろいろなお店で買い求めていますが、今回、鎌倉駅前の東急ストアで購入した2匹税抜き480円のこの秋刀魚は大きさ、油の乗り具合ともにとても良い感じで、この週末にも「また秋刀魚…」で行きたい気分。
閑話休題。
一昨日の日曜日は8月の締めの一日、そして小学児童や中学生にとっても夏休み最終日。7月半ばに街の小学生が体験陶芸し、9月の新学期に「夏休みの自由研究」として間に合わせるべく必死に削り成型と二度にわたる窯焚きをした結果、なんとか8月中にちびっ子陶芸家さん達の作品が完成しました。




作陶してるチビッ子の笑顔を思い出しながら完成に向けて手を加えている時は暑さを忘れて作業まっしぐらと言いたいところですが、じつのところは暑さに翻弄されながらなんとか新学期に間に合ってほっと一息…。老齢になっても毎年、チビッ子の夏休みの宿題に追われるとは思いもよりませんでした…。
この夏の記録的な暑さゆえか、ワタシのまわりでは各所に不具合のオンパレード。
愛車メガーヌは電気系統やプラグが経年劣化によって不具合寸前となり、部品を自己調達してルノー厚木さんで修理し

さらにはかねてより縣案だったミッションマウントを交換し、

ミッションの振動がボデイに伝わることが大幅に抑えられて、まさに新車の乗り心地!? スムーズなドライビングは、しばし猛暑を忘れさせてくれます。
そして、この夏の猛暑はエアコンにも悪さを及ぼし? ある時、リビングのエアコン室内機から一筋の水が白い壁をスルスルと下っているではありませんか。壁を流れ落ちる水を受け止めるべく紙コップを壁に貼り

エアコン屋さんに修理を依頼してみましたが、おりからの猛種で修理の予定が立ちません。症状を伝えると、「エアコン作動時の排水パイプが詰まっています。倉田さん、やってみますか?」ということで、エアコンの水抜きにチャレンジ…。偶然にも、作業に欠かせないパイプクリーナーという器具ははるか以前に買い求めていました。そのパイプクリーナーに透明ホースを繋いで

裏庭にあるエアコン排水ダクトに粘着テープで接続して

パイプクリーナーのレバーをサクサクと押したり引いたりすると、排水パイプの中に詰まっていた水垢等が吸い出されて、すっきりクリーンな状態に。作業時間30分ほどで、不調だったエアコンが甦りました。猛暑、酷暑の中、リビングが再び涼しい空間に戻ったのですが、ウチの女房どのは「う~ん、良かった、良かった」というばかりです。少しでも誉めてくれたら、家の手入れにもっと励むと思うのですが、ね…。
とにもかくにも、まだまだ続きそうな暑さと折り合いをつけながら、陶芸その他、いろいろ語らいながら9月の工房の日々の始まり。
秋恋し されど夏の日名残惜し 狭間に感ず秋刀魚の焼き香…
さあ、今月も暑さに負けずに日々過ごしましょう。