鎌倉 佐助の風街便り

陶芸、街歩き、クルマ、オーディオ・・。思いのまま徒然に

今は亡きチー坊の思い出を語り合いながら、ワタシの個展と 黒猫展 開幕の時を迎えました…。

2015-10-09 22:30:13 | 陶芸

朝からまばゆいばかりの陽光が降り注ぎ、そしてキリッとした冷気に思わず身が引き締まる今日この頃、ワタシの個展がスタートしました。

個展開幕を目前に控えた工房…。

部分的に輝く陽の光がひときわ眩しく感じられます。

今年の個展も一番目のお客さんは、ご近所のお店仲間「ブンブン紅茶店」のマスター・小木曽さんです。

今から約60年前、ワタシと同じく2月に生まれた「昭和の同志」でもある小木曽さんは「今年もしっかり一番乗リです!」と、ちょっぴり嬉しそう…!?。

そして、今年も地元選出の衆議院議員・浅尾慶一郎さんが訪ねてくれました。

とても気さくな浅尾さんとともに、鎌倉や芸術の話しに花を咲かせていると、しばし 時の経つのを忘れてしまいます…。

今年の個展に際しては、まずは古風な風情の作品を…。


そして、ここ2年ほど集中的に取り組んでいる「水玉」をよりポップなテイストな方向に仕上げてみました。


さらに、こちらは 同時開催 プチ黒猫展「チー坊がいた夏」のパネル展示…。

ウチの友人知人の方々とチー坊の縁から生まれた 鎌倉スパイスや鎌倉紅茶をはじめとするさまざまなアイテムも勢揃いしています。
鎌倉スパイス、鎌倉紅茶に関する詳細はこちらをご覧ください。

プチ黒猫展に出品していただいた方々の作品は、去る4月の 黒猫ten での経験をふまえて、早くも「さらに進化の度を増している」との声をいただきました。
ぬいぐるみや立体作品、そして平面の力作…。出点した方々同士、制作の苦労を語り合う姿が印象的でした。


 

 

 

 

ともあれ、今年の個展初日も無事にスタートを切ることができました。これもひとえに皆さまがたのお陰です。これから16日 金曜日までの期間中、お時間がありますれば是非、鎌倉・佐助の当工房まで足を延ばしていただければ幸いです。何卒、よろしくお願いいたします。皆さまのお越しを心よりお待ちしております。



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今年も皆さまに支えられ、個展 盛況のうちに終了しました

2014-10-14 12:06:04 | 陶芸

今月4日の土曜日から10日 金曜日まで自宅工房 佐助Room114にて開催した個展「水玉と窯萌えの景色が彩る食卓のカタチ」に際しましては、多くの方々のお越しをいただき心より御礼申しあげます。

会期中、「入り口を入った時のこの光景が、いつもどおりでホッとする。1年経つのは早いね…」との言葉を、友人知人から何度も聞くことがありました。

この地で5回目の展観を数えて、秋という時期の開催と会場内のレイアウトその他、さまざまな面で「作品展は皆さんに定着してきたかな…」とかすかなる手応えも感じています。

昨年の個展にてはじめて御披露目した「水玉」は、今年の「主役」となりました。

おかげさまで好評を博し、ここ当分は「メイン」の作品となりそうな気配がいっぱいです。

個展開催中、当然のことながら陶芸教室はお休み…なのですが、エスペシャリーなお申し出にはついついお応えしてしまいます。「息子の手形と足形を陶板に残したいのですが…」とのリクエストとあれば、個展の最中とあっても喜んで引き受けてしまいます。

ちなみに、奥でお母さんに抱っこされているお嬢ちゃんも以前、同じように手形と足形を粘土にペタンと押し記して、ワタシがピンク色の陶板に仕上げました。この坊やの陶板は水色に焼き上げる予定です。

個展に足を運んでくれるのはおもにご近所の方々や案内状を送っている友人知人で、それ以外にも庭先の案内掲示版を見た鎌倉散策の方々がふらりと観にきてくれるという「構図」が出来上がっています。
そして時として、「えっ!」っという人の訪問を受けることも。昨年は個展初日 ワタシが勝手に「ココロの友」と認識している文化放送アナウンサー・野村邦丸さんが娘さんとお孫さんを連れてやって来てくれましたっけ。
今年の「えっ!」という出会いは、髪の毛の長いこの男性。鎌倉在住のコンテンポラリー・ダンスの鬼才 秀島 実さんです。

わが家と秀島さんとの間には、なんとも不思議なつながりがあります。その詳細はこちらに譲るとして、秀島さんには個展の案内状を郵送してありましたがまさか来場してくれるとは思っていなかった故に「秀島です」と名乗られた時にはビックリ。ステージでの優美で気迫もいっぱいの姿とはまたひと味違った気さくな雰囲気と語り口調にワタシのココロは「すっかり釘付け」です。

国内や海外での公演にまつわる数々の裏話や鎌倉市の文化芸術関連の話題までたっぷりとお聞きし、そして意見を交わしつつ、とても有意義な時間をご一緒させていただきました。秀島さんは11月28日(金)に市内にて 舞踏公演「アネモネ綺譚」を開催します。もちろんワタシも駆けつけます、今から楽しみ…。

今年もさまざまな出会い、そして数多くの励ましのお言葉に包まれながら、個展は幕を閉じまして…。

ワタシの個展と同時開催した写真展「夜風に消えたカーニバル」の作品を撮影した写真家・高岡雅之さんとともに、まずは駅近くのおなじみのお店「六弥太」さんで「おつかれさま」の一杯。毎年、個展最終日になると東京から駆けつけて来てくれる パンの業界誌・ブランスリー報道社代表の小平さんともども、大いに語り合いながらふと気がつけば、小町通り沿いの2階のお店でピザとビールで「また、乾杯!」。そして、ココロの友たちに「感謝!」。


ビールに厚揚げ、鎌倉バーグ、ピザで仕舞いの千秋楽…、といった感じの夜長なり。

夜の小町通りを吹く風は、早くも晩秋を思わせるほどの冷気が漂っていました。

最後になりますが、あらためまして お越しいただいた皆さま方に心より御礼申しあげます。

そして、初日、2日目の飲食提供をお願いした料理研究家・藤本洋子さん、「ブンブン紅茶店」さん、「甘味処 こまめ」さん、ならびに数々のご協力をいただいた方々に感謝の意をお伝えさせていただきます。





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今年も皆さまに支えられ、盛況のうちに個展がスタートしました

2014-10-05 17:00:57 | 陶芸
昨日10月4日から自宅工房「佐助Roon114」にてワタシにとって年に一度の個展がスタートしました。2日目となった本日5日は台風の影響を受けて朝から強い雨が降っています。


絶え間なく降り続く雨の中、本日もオープンと同時にお客様がお越しいただき、まさに恐縮至極。落ち着いた雰囲気の中でゆっくりと作品を観ていただき、そして雨の鎌倉の風情も味わいつつ秋の一日を…、などと思っています。

それにつけても、昨日の個展初日は朝から夜遅くまで、多くの方々とお会いしながらとても楽しく濃密な時間を過ごすことができましたこと、あらためて御礼申しあげます。


オープン前、つかの間の静寂の時間。ちょっと早めにお越しの方々がゆったりと…。


昨年に続いて今回もリビングでの展観を行なってみました。

ご覧いただいた方々からは「テーブルセッティングのヒントになります…」と、おおむね好評を博しているようにも思います。

同時開催「高岡雅之写真展 夜風に消えたカーニバル Streaming version」では、ワタシの心の友・高岡さんが、アメリカの大地に突如あらわれる移動遊園地の様子を身振り手振りで熱く解説していました。

可能な限りクリアな映像に、そして、よりスムーズなストリーミングを求めて数々の工夫をこらしてくれた高岡さんの姿に学ぶべき点が多くあり、ワタシ自身にとってもとても有意義な展観です。

さてさて、初日は「ささやかながら軽飲食をご提供」ということで、ウチの同居人さんの友人でもある料理研究家・藤本洋子さんの協力のもと、せっせせっせと!?「陶芸窯で焼いたフォカッチャ」作りにも手を染めてみました。220℃にセットした陶芸窯で焼成すること約10分。ふっくらとしたフォカッチャが焚きあがります。

それを洋子さんがチャチャッと切り分けて、お越しの方々に提供してくれます。

庭先での熱々フォカッチャとワイン、そしてご近所のお店仲間「ブンブン紅茶店」さん特製キーマカレーがジョイントすると、個展の「Artな雰囲気」とともに「Eatな気分」がグ~ンと盛り上がってきます。


個展オープンの午前11時から午後6時の終了まで、陶芸とフォカッチャ焼きという二つの役目をこなしつつまさに「あっという間の7時間」。個展初日、最後までおつき合いいただいたご近所の方々との「夜の部」は、市役所駐車場を舞台におりしも開催されていたビールの祭典「オータムフェスタ」へ。会場は落ち着くテーブルを探すのが難しいくらいの大盛況で、この街であれほどたくさんの酔っ払いさんに出くわしたのははじめて!!という感じでした。

ちょうどほろ酔い気分の頃、フェスタ会場の一角でご近所のお店仲間「甘味処 こまめ」のかえさんとバッタリ。

一同、「一緒に飲もうよ!」と誘ってみましたが、かえさんは「明日の仕込みがあるぅ…。残念だけど…」ということで、惜しくもお別れ。そういえば、個展2日目の日曜日 本日5日にウチの個展でお出しする甘味はかえさんの手になる「黒かん」と「白玉」でした。かえさん、ありがとうございます…。

というわけで、本日5日の日曜日 朝10時、かえさんの「おはようございま~す」の声とともに、可愛く、そして美味しそうな「黒かん」と「白玉」がやって来ました。

雨の中を展観にお越しいただいた方々からの「美味しいね」との言葉に、こちらの頬もついつい緩んできます。

今年もさまざまな人たちの助けを借り、そして多くの方々に支えられて個展が成り立っていることをあらためて感じる秋の雨の午後。今回の展観は10日 金曜日までとなっています。お時間がありましたら、秋の鎌倉散策かたがたお立ち寄りくださいませ。皆さまのお越しを心よりお待ちしています。
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色とりどりの水玉が躍り、雲がたなびく秋の工房の日々…

2014-09-24 22:09:35 | 陶芸


昨日9月23日は、俗に昼と夜の長さが等しいと言われる「秋分の日」とあって、テレビやラジオ、そして多くの方々がアップしているブログ等においても「節目の日」、「神秘的な一日」…といったような語られ方が多く見られました。

ワタシ的には、この「秋分の日」を境に昼間の時間が日に日に短くなるような寂しさを覚えてしまいます。そして「ひとまずは日差しが長くなる境目たる12月下旬の冬至までじっくり待とう」というモードに入りゆく今日この頃。

そしてもうひとつ、ワタシにとってこの「秋分」の頃とは取りも直さず、年に一度の個展に向けて、大げさにいえばまさに「天地がひっくり返る」くらいドッタンバッタンと作陶に明け暮れる日々の連続となります。

とは言うものの、夕暮れともなると駅付近のお店でかる~く一杯やりながら、お店で出会った方々にシズシズと、以下のようなお知らせを…。




毎年毎年、秋の個展を終えると同時におぼろ気ながら次の年の個展のテーマ等を考え始めるのではあります。されどされど、これも毎年毎年、「キリリ!」とコンセプトが決まるのは「個展まであと3か月」となった6月末くらいの時期。以後、それまでに作り貯めた作品とのバランスを考えながら、突貫作業の3か月が続きます。

今年の個展に際してはこれまでの展観とやや趣を異にして、絵や文様を施す「染め付け」という技法を多用してみました。これまでのクラフト的なテイストとともに、新たなる展開の序章となるのではとも思っている次第です。

つい最近の工房風景から…。

この雲の紋様は、ワタシの父の友人でもあった陶芸の名工さん(故人)が残した作品から触発されて、このたび具体的なカタチとなりました。


素焼きしたお皿やお茶碗にこの雲の意匠を施している時にフラッとやって来た友人が「この雲の模様は、なんともつかみどころの無いマキロウの生き方そのものという感じでとってもイイね!」と評してくれました。

日々、フラフラとご近所をプチ散歩しながら、人知れず 工房の片隅でチマチマと作陶している身にとって、このような言葉がなんとありがたいことか…。

そしてこちらは、ワタシの柄にはちょっと似合わないようにも思える「ポップな水玉」!

素焼きした生地に色とりどりの水玉を施し、手を変え品を変えてうわぐすりをかけて、白い器にさまざまな色の水玉がシャボン玉のように輝きます。というか、輝く予定です。

水玉が浮かぶグラスの向こう側、結果知るのは神のみぞ…
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ワタシの秋の「風物詩」、今年はココロの友と共に開催します

2014-09-15 13:26:22 | 陶芸
今から遡ること約1か月半の8月初め、ご近所のお店仲間が集って「鎌倉 佐助のさんぽ市」を開催した頃から、朝夕は8月初めとは思えないくらい心地よい涼風が吹いていました。そして9月に入った途端、にわかに本物の「秋色」の日々…。「暑さ寒さも彼岸まで」と言いますが、今年に限っていえば、「暑さはとうに八月葉月まで…」といった感があります。

そして毎年、夏が過ぎて秋風が心地よい季節を迎えるとともに、友人知人、そしてご近所の方々から「今年のアレはいつから?」といった問いかけをいただくことが常となってきました。そのたびに「いつもと同じあの頃に…」とお答えしてきた「アレ」に関しまして、下記のとおりご案内させていただきます。






今から約5年半前の春、この地に移り住んできて自宅工房&陶芸教室「佐助Room114」を開講。毎年秋の個展は5度目の開催となります。これまでのシンプルなテイストの作品とともに、今回はこれまで以上に絵付けを施した作品も制作中です。

また、同時開催として、ワタシの「ココロの友」でもある写真家・高岡雅之氏がアメリカ各地で撮影してきた写真展「夜風に消えたカーニバル」を液晶画面にてストリーミング展観いたします。

これまで数回、液晶画面での写真のストリーミング展観実験を行なってきていますが、本番にてバシっとストリーミングが決まるかどうか、ワタシの作品作り同様、こちらも最後まで挑戦が続きます。

追記 去る8月24日のブログにて、「鎌倉音楽祭 鶴舞2014」の話題をチラッとアップしましたが、本日15日午後6時30分から「東京MXテレビ」にて、そのステージの様子がオンエアされます。

ワタシの作品を取り扱ってくれている東京都港区三田にあるセレクトショップ「イル ヴィアッジョ」の上村素子さんからは「ワタシのお友達でもある鳥山雄司さんが南こうせつさんのバックでギターを弾いている、らしい…」とか。つい先日も音楽誌上にて、日本を代表するギタリストの一人として鳥山さんが紹介されていました。

このところ制作に追われてとかくあわただしい日々を過ごしていますが、今宵限りは南こうせつさんの歌声のバックに流れる鳥山さんのギターの音色をゆったり楽しんでみることにします。



まずはささやかに「業務連絡」、そして「プチ・エンタメ情報」の巻。秋の3連休最終日、もし、お時間がありましたら「鎌倉音楽祭 鶴舞2014」、いかがですか…。

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〇と□が織りなす「大人の食卓」の一部、 まだ数日間は展観予定です・・・。

2013-10-11 16:07:02 | 陶芸
暦の上では、秋が深まって草木に霜が宿る頃にあたる「寒露」を経てもなお、夏を思わせる陽気が続く今日このごろ。早いもので、去る10月5日から開催している個展も本日が最終日。

今回の個展に際しては例年の展観に比べて出品数は少々控えめにしながら、意識的にやや大きめの丸皿や荒いタッチの大鉢等をラインアップしてみました。


また、意匠の面においても彩色を施した作品も数多く手掛けてみました。

今回の展観において、多くの方々から「これは今までになかった作風ですね」とのお言葉とともに、感触のよい評価をいただいたのがこの水玉の作品。

個展の開期直前に窯開けして目にした瞬間、「う~ん、これはシックで可愛いかも…」と、思わず遠慮がちに自画自賛してしまった作品です。この先、このシックなトーンの「水玉」は、確実にワタシのラインアップのひとつとなりそうな予感…、がします。

さてさて、5日の個展初日以来、多くのお客様がお見えになり、あんなこと、こんなこと…。

 
初日にサプライズ訪問いただいた文化放送アナウンサー・野村邦丸さんはご長女、ならびにお孫さんとともに「みんなの孫日記」。そして、ウチの近所のチビッ子陶芸家・ケンちゃんはいつもどおりに、ゆったりまったり「陶芸時間」。

個展に際しては、ワタシ、ならびにウチの同居人さんの学生時代の仲間も大勢かけつけてくれましたが、やっぱり、こんな一幕も。

ワタシの高校時代からのオンナ友達にして市内・材木座在住のイッちゃんは展観後の帰り際、「ねえ、ちょっとちょっと。自転車の具合、診てよ‥」とにっこり笑顔で修理を半ば強要してくれます。このちょっぴり若造りのオバサンがわが家に来るたび、ワタシは工具をカシカシ操る職工さんに姿を変えます。そういえばちょっと前には、イッちゃんのバイクを応急修理したっけ…。

とある日の夕刻、「こんにちは、マキロウさん」との言葉とともに来廊してきたこの男性は、つい先ごろアメリカでの撮影旅行を終えて帰国したばかりの写真家・高岡雅之さん。アメリカ・テキサスをこよなく愛するナイスガイで、わたしにとっては野村邦丸氏と並ぶ「心の友」の一人です。

今回の個展にて同時開催の 1989ブダペスト写真展「たおやかな赤の残像」の一枚一枚をしっかりと目を凝らして展観してくれました。

蛇足ながら今この時をもって白状すれば、この写真展の撮影者はじつはウチの同居人さん。今から四半世紀前にヨーロッパを旅した時に撮影してきた写真の集大成のようです。この夏、わが陶芸教室にかよってきている会員さんが秋にハンガリー方面に旅行することとなり、「ハンガリーつながり」で急遽準備したわりには好評で、女性からは街並みの写真が、そして男性からは旧いクルマのシルエットに興味が注がれていました。

「心の友」高岡さんとは、閉廊後に鎌倉・小町あたりの飲み屋さん街を千鳥足したことはいうまでもありません。そしてあえていえば、個展の最中、そして個展の前から、友人知人とともにきっちりと毎夜毎夜、小町あたりをさまよい歩いています。けっしてワタシから誘ったわけではなく、彼ら、そして彼女達がきちんと夕方の時間帯に合わせて来廊してきます。ホント、とっても困った人達ばかりで、とっても嬉しい!。

たとえば昨夜も…
 
昼間の喧騒がウソのようにガラ~ンとした小町通りを勇ましく闊歩する女性陣の後を追って静々と。そしてお店のカウンターの片隅に置かれた「小町通り電線類地中化完成」記念ワインのボトルをサカナにビールをクイクイと…。

本日の個展最終日も、午後5時過ぎにきっちりと、「小町でお酒」目当ての仲間がやってきます。さらにいえば、個展終了後の明日も明後日も明々後日も「夜の小町」をともにそぞろ歩く友が待っている…気配濃厚なり。


閑話休題。

個展終了まであと数時間。ふと気がつけばウチのクロネコ・チー坊がリビングのチェストの上でワタシの作品の一部と化している!? ような…。


個展の会期中はずーっとおとなしくリビングの片隅に身を寄せてくれていたチー坊に敬意を表し、今夜あたり、このクロいヤツも一緒に小町に連れて行ってあげたいな…。

最後になりますが、今回も個展開催に際しまして多くの方々からご協力いただきましたこと、あらためまして感謝いたします。ありがとうございました。そして、これからもよろしくお願いいたします。







 

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陶芸展開幕しました。サプライズな出会いもありまして・・・

2013-10-06 19:01:44 | 陶芸
「一年の計は元旦にあり」とはよく言われますが、ワタシにとっては「一年の計は秋の個展の初日にあり」という感も…。すべてはこの日のために、そしてこの日からまた新たなる構想と創造がスタートします。というか、現実は個展に向けて地味にポツポツと作陶を続け、会期においてはお越しの皆さまに作品を展観していただき、そして笑顔で語り合うことを楽しみにしながら個展初日を迎えることとなります。

早いもので、この地に移り住んできて約4年半。そして今回で4回目の個展です。昨日10月5日(土)の初日はお天気がやや心配でしたが、開期時間の午前11時頃にはチラっと薄陽も差し、まずは静々と7日間のスタートとなりました。


昨年に引き続いて初日はご近所のお店仲間「甘味処 こまめ」さんと「ブンブン紅茶店」さんにご協力いただき、お越しの皆さんにささやかながらの「お・も・て・な・し」。
 
「こまめ」さんからは名物の黒かんや白玉をはじめとする甘味をミニクリアカップに収めて、そして「ブンブン」さんからはさわやかなチーズの風味たっぷりのアメリカンカップケーキをケータリングしていただきました。

そしてわが家のキッチンでは早朝からテンペのフライとキビごはんが準備され、オープニングの時間を迎えます。「こまめ」さんの甘味と「ブンブン」さんケーキの上の色とりどりのトッピングが、不思議なことに今回のワタシの作品の意匠と「うりふたつ」!?。なんとも嬉しい偶然です。
 

事前の打ち合わせにて「ブンブン」さんのマスター・小木曽さんが「個展のテーマが『〇と□が織りなす…』だから、丸いカタチと四角にあしらった食べ物が出せたら面白いね」とのアイデアをいただき、「こまめ」さんには特例で丸や四角の寒天を作ってもらったり…。あらためて、ご近所のお店仲間に感謝感謝の連続です。

一日目の展観を通じて、「今回はいつもよりもポップな感じの作品が目をひきますね…」との声を幾度かお聞きしました。お越しのお客さまは上の写真の水玉の作品とともに、このカップ&ソーサーに手を伸ばしていることが多いように思いました。

制作前に思い描いていた「ポップな意匠ながらも色合いはあくまでもシブさを残しつつ」との意向をほぼ実現できた作品でもあります。

そして今回、新たに少々生意気にも「大人の食卓」にもアプローチしてみました。

こちらもしっかりと「〇と□が織りなす」カタチにしてみたつもりですが、はたしてどうなんでしょうか…。

同時開催のプチ写真展 1989ブダペスト「たおやかな赤の残像」はこのようなカタチで。

東欧の国ハンガリーはブダペストのシックな街並みと旧いスタイリングのクルマは、それだけで懐かしい感じが伝わってきます。撮影者のワンさんは会期中は常駐していますので、もし興味がありましたら詳しい話はいつでも聞いてみてくださいませ。

初日、お越しいただいたそれぞれ見ず知らずのお客さまが、ウチの同居人さんの「皆さん、一緒に撮りましょう!」との提案のもと、揃って記念写真をパチリ。


写真中央・緑色のウインドブレーカーに身を包んだちょびっと太めのとっても気さくなご同輩が抜群の存在感を見せています。。この男性の正体はといえば、ワタシが毎朝 作陶の際にいつも「お耳の友」としているAMラジオ・文化放送は「くにまるジャパン」のメインパーソナリティ・野村邦丸さんであります。

時々、ワタシが番組にリスナーメール等を送ったり、また、ご当人に携帯メールを送ったりしていることもあり、昨日の個展初日に邦丸さんはご長女とお孫さん二人を連れてサプライズ訪問してくれた次第です。ワタシ自身、邦丸さんに対しては自分勝手に「心の友」なんて思ったりもしています。

邦丸さんと会うのは今回で3回目。他のお客さまとの会話の合間合間、邦丸さんとはラジオや陶芸にまつわるお互いのお仕事から始まって、落語に音楽、防衛、外交、原発の話でしばし「二人の世界」の様相も。さらにはともに配偶者の名前が「ミツコ」さんということにつき、家庭内の力関係を披歴し合ったのですがどうにもこうにもワタシも邦丸さんもともに「やや旗色悪し」ということを再確認してチカラ無く意気投合ということにも相成ったような、成らなかったような。

ともあれ、昨日の小雨混じりの初日、そして本日も多くの方々がお越しいただき、ただただ感謝するばかりです。10月11日最終日まであと5日。もしお時間がありましたらウイークデイの鎌倉散策がてら、お気軽に来てくださいませ。みなさまのお越しを心よりお待ちしています。









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〇と□が織りなす「大人の食卓」のカタチ 間もなく展観いたします。

2013-10-03 21:09:15 | 陶芸
時のうつろいとはまさに正直なもので、あの鬼のような暑い日々は今は昔…。作陶の折にも額に汗することはめっきり少なくなり、また、夕刻ともなれば夜のトバリが降りてくる時間も急速に早まってきました。

ふと気がつけば、神無月。世の中の神様はみ~んな出雲の地に赴いてしまうのですね。ひるがえってこの日常に暮らすワタシ達を小田和正さん流になぞれば、「さりげなく…」「ありふれた…」、そして「かけがえのない」大事な時間が営々と続く、のかな…。

本格的に深まりつつある秋の気配を感じつつ、ワタシの生業たる陶芸、ならびに個展の準備もおおむね「着々と進展」、そしてある部分においては「遅々として進まず…」といった状況です。

たとえばつい先ごろ、いろいろと新しい趣向を凝らした作品が、ほぼ思いのとおり焼き上がり

ホッと胸を撫でおろしたり…。

そして、つい先日の夕刻にようやく下絵つけを終えた作品の仕上がり具合にあらためて目を凝らし

焼き上がったあかつきの出来栄えに思いをはせ…。

いわゆる、「侘び寂び」のテイスト溢れるうわぐすりをまとった素焼きの作品の窯入れ前、

「どうか、ほどほどに枯れ、それなりに華やぎの香りの仕上がりを」と祈りつつ…。

最後の最後まで、そこそこに建設的な「悪あがき」が続きます。


この先、開期まであとわずか2日ほどになったところですが、個展へ向けての「MUST」な事柄は満載の状況でもあります。はたして、個展が首尾よく開催に間に合うかどうか、我ながら「興味津々」…。

さてさて、このたび鎌倉ケーブルテレビさんから取材を受けたことは、当ブログにてお伝えいたしておりました。いやはや、「人の世」とはまことに素晴らしいもので、市内や東京、横浜方面にお住まいの方々からは「画面をとおして工房の雰囲気がとても良く伝わってきました」との、お誉めのお言葉を数多くいただきました。

それとともに、関東地域以外に住む友人知人達からも「おう、個展の情報が鎌倉のケーブルテレビで放映されているらしいね。でも、どうやったら観れるの?」との問い合わせを多々いただきました。

それらのやり取りのなかで「よくわからないけど、マキロウのブログからリンクして観ることは出来ないの?」という建設的な提案も。そして「それは名案…」ということで、超アナログなスキルを馳駆ししながら、どうにかこうにかこちらから、鎌倉ケーブルテレビさんでのオンエアの模様をアップさせていただきました。

それにつけても、映像に移ったワタシの姿には我ながらビックリ!? とってもスリム、というか、とっても痩せて見えます。ウチの同居人さんは「これじゃあ、ワタシがアナタに食事をなんにも作ってあげていないように思われちゃうかも…」と、二ガ笑いの態でもありました。

いえいえ、ワタシ自身、しっかり食べて、しっかり飲んでいるのですが、カラダがちっとも成長しません…。

ともあれ明後日から、この地にて四度目の個展の幕開けです。



お時間がありましたら、秋の鎌倉散策かたがたお立ち寄りいただければ幸いです。皆さまのお越しを心よりお待ちしています。
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「大人の食卓」のカタチ、「鎌倉 創・彩・箱」によせて

2013-09-27 23:10:42 | 陶芸
まずはもって「暑さ寒さも彼岸まで」とは申しますが、なにはさておき秋のお彼岸も過ぎ、台風も去って秋の気配がより一層深まってきました。ふとわが身をふり返ってみると、このところの忙しさにかまけて気がつけばブログの更新も限りなく「放置プレイ」の様相もそこここに…。

つきましてはあらためて、このところの我が身の慌ただしさの根源たるこの催しのお知らせを…。



今回の個展まであと一週間。ここまでくると、開期に向けての気負いや焦りは遥か彼方へ過ぎ去り、日を追うごとに会期中にお越しくださるお客さまをいかにお迎えできるかとの思いが心の中を巡ります。

来たるべき個展へ向けての最終準備段階に入った今日この頃、地元のケーブルテレビ局「JCN鎌倉」さんが取材収録に来てくれました。


取材に訪れたのは、同局にてカメラ収録から草稿、そして編集、アナウンスまでのすべてをてきぱきとこなす中村早紀さん。これまでにも早紀さんは「鎌倉 佐助のさんぽ市」をはじめ何回も収録に来てくれているので、撮影取材の流れはきわめてスムーズ。

光子という名のワタシの同居人さんとも、「おみつさん、次の料理のお皿、お願いしま~す」と掛け合い漫才よろしく 撮影にいそしんでいました。

作品撮影を経た後、約1メートルの至近からのインタビューということに。歳恰好からいえば「わが子」世代の早紀さんと面と向かって少々照れたり気後れしたり・・。

今から約四半世紀前、ワタシも野球記者だった頃にプロ野球選手の取材でそこそこに苦労した経験がある故か、インタビュ‐取材に際してはココロの底から真摯に答えることを旨としているつもりです。早紀さんからは、陶芸を始めたきっかけから作陶の奥義までとても幅広い質問をいただきました。どこまで応えられたかはともかく、オンエアされた番組をとおして陶芸に対するワタシのスタンスの一端でも感じ入っていただければ幸いです。

この日の収録は、「JCN鎌倉」10月1日(火)午後5時10分以降2日朝まで数次にわたって放送される「鎌倉 創・彩・箱」の時間帯にてオンエアされる予定です。お時間がありましたら、チラっとご覧くださいませ。

収録を経た工房…。このところ、個展の準備等でテーブルの上はとかくに乱雑気味でしたが、この日の午後に限ってはすっきりとした室内空間が戻ってきていました。


このたびの取材収録後、コーヒータイムを見計らってウチのクロネコ・チー坊がリビングに…。

この日、取材に来てくれた早紀さんとしきりに戯れた後、「ニャ~ン」と鳴きながら早紀さんに向かってまん丸い目をパチクリと。

どうやらチー坊にとって、早紀さんはお気に入りのメンバーの仲間入り。

来たるべき個展に際しては、チー坊も目チカラ全開でおもてなしいたします!?






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「大人の食卓」のカタチ、たおやかな秋に寄せて・・。

2013-09-14 21:37:25 | 陶芸
あのとても暑かった夏の盛りの頃あたりから、友人知人との会話やメール等でのやりとりの中で「今年のアレはいつから?」「アレはやっぱり、今年も秋に?」と問いかけられることが幾たびも…。皆さんはワタシの秋の「アレ」をしっかりと覚えていてくれているようで、とても嬉しいかぎりでした。

その頃は「はい、今年もアレは涼しくなった秋の頃に…」とお答えし続けていていましたが、秋の気配も漂い始めた今日この頃、あらためまして下記のとおり「アレ」のご案内をさせていただきます。




早いもので、この地に移り住んで以来 約4年半が経ちました。そして自宅工房「佐助Room114」での個展は今回で4度目となります。

今回は出品作品数をやや抑えめにしながら、秋の設えを意識したアットホームな「大人の食卓」のカタチにもアプローチしてみたいと思っています。

さらに同時開催 1989ブダペスト写真展「たおやかな赤の残像」では、今から約四半世紀前のハンガリーの首都ブダペストの人、街、クルマ、特に「赤」のある風景をメインに展観する予定です。ちなみに、写真の撮影者はワタシではありません。誰の作品かは、展観が始まってからのお楽しみ!?

個展に際しては、陶芸作品説明はもとより、写真解説・撮影者のプロフィール等、ワタシがわかりやすく紐解いていく所存です。が、上手く出来るかなぁ‥。

ともあれ、今からちょうど3週間後の秋風そよぐ7日間。お時間がありましたら、ぜひ鎌倉散策かたがた「佐助Room114」へお出かけくださいませ。皆さまのお越しを心よりお待ちしています。

                       











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