鎌倉 佐助の風街便り

陶芸、街歩き、クルマ、オーディオ・・。思いのまま徒然に

「間もなく師走‥」が合言葉。佐助ケ谷のトンネル抜けて、笑顔がつながる三連休

2012-11-26 18:32:49 | エンタメ
はて、その語彙の成り立ちの奥義はさておき、旧暦、そして現在では新暦においても11月は「霜月」とも呼ばれていたかな、と‥。

「霜月」とはまことによく言ったもので約2週間ほど前から、毎朝まだ夜が開けきらぬ5時過ぎに寝ぼけまなこでポストに新聞を取りにいった際に駐車場に佇む愛車メガーヌのボディにはびっしりと霜が降りていることもしばしば。そして「霜月」も最終週。この週末からは「師走」ですよ、アナタ。あぁまた、とっても苦手な冬、本番‥。今朝から冷たい雨もこんなに降っちゃって、トホホ。

さてさて、一昨昨日の金曜日から昨日の日曜日までにおいて世の中的には、いわゆる「3連休」だったとか。私ども、かつてはとってもしっかり持っていたはずの「社会性」がかなり減退しているのか、金曜日の午後になって陶芸教室の会員さんから「この3連休はどのようにお過ごしになるのですか?」と問いかけられて初めて「えっ、3連休なんだぁ」と認識した次第です。

栄えある? 3連休の初日は朝から陶芸教室の会員さんが思い思いに陶芸三昧の一日。

そして一昨日土曜日は。朝8時前から故あって駅向こうの小町通りで用事を一件こなすことに。常日頃はとっても多くの人々で賑わう小町ですが、朝8時ということでさすがにガラーンと。

落ち着いた、というか、雨にむせび「鄙びた感」いっぱいの鎌倉・・。この感じがとっても好きかも。私が子供の頃から育った東京は葛飾・立石という地の商店街も、朝はしっぽりと商いつつ、昼前から夜遅くまでお買い物の方々や堂々たる酔っぱらいオヤジ達が闊歩する、まことに表情豊かな街でした。

ひるがえってみるにこの3連休、ここ佐助もいろいろありました。たとえば‥。

まずは、ウチの工房のほんのお隣りの「Outside in」さんでは23日から今日までステンシルやガラスエッチングのスクール作品展を開催。

お店での展観とともに、佐助自治会館でもスクールの会員さんの作品を展示。

自治会館前にしつらえた「「Outside inスクール作品展」へのお誘いのディスプレイ。いつもいつも、「Outside in 」さんのコーディネートはとってもステキです。

ステンシルやガラスエッチングの作品を観賞していたら、作品の作者の中になんとなく見覚えのあるお名前を発見。

かねてより「Outoside in」さんのスクールにかよっていた会員さんがプラっとウチの工房に立ち寄っていただくこともたびたび。この写真の作品を手がけたご婦人もかつてウチの工房にて「体験陶芸」していかれた方々でした。

「Outside in」さんの第2展観会場となっている自治会館の前で、こんな「ビックリ!」の光景も‥。

この鳥は「鷺(さぎ)」とか‥。クチバシからつま先まで、うーんと伸びればゆうに1m以上はあると思います。ほんの1mほどに寄っても恐れる風情はまったくなく、悠然と佇んでいます。

それにしても、クルマがビュンビュン通る道のかたわらに広がる「鷺たりし日々」‥。なんとも不思議な一幕でした。


この3連休をとおして、多くの陶芸教室の会員さん、ならびに絵付け体験にお越しいただいた方々が相まって「作陶」のひとときを共有していただきました。初めて出会った方々が「スーッ」と打ち解けて日頃の出来事、そして思いをいだく夢などを語り合う光景を前にして、つらつらと「ああ、日々好日・・」などと胸の中でそっとつぶやいたりして。

そして連休のトリを務めるお客さまは、市内在住のサーファー・ヒロさんパパとユウくん親子。この日のヒロさんパパはまさにその指先に「神が降りてきた‥」ような手さばき。私の作になる、内側が白、外側が黒にうわぐすりを掛け分けた「クジラ小鉢」を手本に、きわめて精巧な作品を作り上げていきます。


俗に「教師冥利に尽きる」なんて言葉があります。陶芸教室を主宰する我が身を振り返ってみて「教師」なんて思ったことは一度もありませが、たしかにいつも以上に「教える喜び」のようなものを感じた一瞬でもありました。

お子さんのユウくんは‥。前回作った箸置きにササっと絵付けを施して陶芸教室はタタッと終了。

ふと気がつけば、工房のパソコンでなにやらベネッセはじめごそごそと「学習ゲーム」?のようなアイテムで「お勉強」‥。

工房には「学習ゲーム」のバックミュージックが流れていましたが、この音楽がそのメロディ、音質ともに、思わず「こりゃあ、子どもだけが聴くにはもったいない」とっても高いレベル、の感じ。いやはや、びっくり。「いろいろ教えてくれて、ユウくん、ありがとう」てな気分です。

お仕事済んで陽が暮れて、時計を見ればビールの時間‥。3連休を乗り越えた自分へのご褒美もかねて「cafe cococara」さんで一人静かにプチ「乾杯‥」。「cococara」さんの奥さんからは「倉田さん、ちょっとお疲れ? 大丈夫ですか」なんてやさしい言葉をいただきましたが、確かに確かに気がつけばお昼ご飯もまだだった。「cococara」さんもこの連休中は、こんな感じに大賑わい。そうだ、お店が混んでいる日は、どんなタイミングでお昼ご飯を済ますのか今度ゆっくり聞いてみよっ。

と思ったところで、あれれ。アップした写真がみんななんだか「眠気がいっぱい」の気配です。よくよく調べると、カメラの撮影モードがどうした加減か「ソフトフォーカス」気味に設定されていたがゆえに、ピント甘めのテイストに‥。

はてはて、後ろからは「アンタの詰めも甘いのよ‥」なんて、キツーいお言葉も聞こえてきそうな雨の午後・・。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「こよなく愛する」ニコンにクルマ、焼き鳥もね。そして早や、あれから1年経ちました‥

2012-11-21 12:24:08 | 日記
なにはともあれ、とどのつまりはこれにて…と申しましょうか、お後がよろしいようでと無理やり「サゲ」を入れてしまってよいものかはともかく、本日11月21日は落語家・立川談志師匠の命日・・。あれから、もう一年かぁ。

談志師匠に対するいわゆる「評価」に関していえば、落語エンスーの方々の間では「最高」「はたまた…」云々、いろいろな意見があることも事実なようで。しかしながら、立川談志という落語家は、昭和、平成と続く落語界にあってはまぎれもなく「巨星」の一人であることは疑いの余地がありません。

思えば昨年、談志師匠が逝ってしまった際、テレビ各局は「談志特番」をこれでもか、これでもか、というくらい延々と放映していました。

そして氏が逝って一年を経た今、テレビ各局の各番組においては、「談志」の「だ」の字もありません。お見事なくらいです。毎日毎日「維新」だか「異心」だか真偽のほどはよくわかりませんが、やたら揺れ動く政局とやらの話題に終始しています。テレビって媒体は、どうやらとっても物忘れが激しく、そしてとっても浮気症のようで‥。

そんな中、私が「こよなく愛する」ラジオ番組・文化放送「くにまるジャパン」では「ラジオ・バイオグラフィー~5冊のアルバム」のコーナーにて、談志師匠の一回忌に合わせて師匠の長女・松岡弓子さんが「父・談志とアタシ」をほのぼのと語ってくれています。この番組のメイン・パーソナリティにして局アナの野村邦丸さんが、いい味を出してるんだ、これが…。

ラジオって、いいな。 なんてことを思いつつ。「こよなく愛する」つながりで。

昨日夕刻、私がひとり勝手に「こよなく愛する」写真家・高岡雅之さんとともに、ダラダラ、ユルユルと飲んだくれてしまいました。夕方の4時半から飲み始めたお店の中はこんな感じ。このお店は鎌倉の飲み屋街の一角にある名店・やきとりの「ひら乃」さん。

「ひら乃」さんへはこれまで何度もチャレンジしてきていますが、その都度、超満員。このたび初めてカウンターに収まることができました。

さてさて、高岡さんと巡り合うきっかけは。かねてより一緒に企画展観等をさせていただいているスタジオ・カルティベイトさんからのご紹介にて、今から2年ほど前に高岡さんと出会った次第です。私自身、幼いころからカメラ小僧で生粋の「ニコン党」。よくよく聞けば、高岡さんも「ニコン党」! よってしかるに私としては無条件で「高岡さん、ワタシ、ついてゆきます」ということに。

「ひら乃」さんの店内にて、焼き鳥の煙をたっぷりと浴びながら、高岡さんとのカメラ談義はまさに「至極のひととき」。「ひら乃」さんの焼き鳥は、焦げ具合と味加減がとってもさわやかというか絶妙な仕上がり。焼き鳥と麒麟ラガー中瓶が「進む、進む」。たった一時間ほどですっかりヘビ‐デューティな酔い心地に。あらためて「ニコン万歳!」なんて意気投合したりして。

開店時にはまだ明るかったお店の前も、ほんの一時間ほどで暗闇に包まれて。

うーん、なんだか BS-TBSの人気番組「酒場放浪記」のメインパーソナリィ・吉田類さんが飛び出してきそうな雰囲気でもあります。

「酒場放浪記」での吉田類さんの〆のお言葉でもある「では、もう一軒・・」にならって、小町通りを千鳥足でポソポソと。

ふと気がつけば、ウチのクロネコ・チー坊!? てなことはありません。

高岡さんとともにたどり着いた先はこのお店。

この10月に鎌倉駅西口近くにオープンし、ウチ的にも夜の会合には何度も使わせていただいている「GARDEN HOUSE」さん。

お店の中に歩を進めてみまするに、知ったお顔がちらほらと。高岡さんともども「これは、これは‥」てな具合にしばし歓談の時間がありまして。


隣の隣のテーブルに席を移して、高岡さんともども「こよなく愛する」ニコン、クルマ、オーディオ、そしてちょっぴり女性の話もあったかな‥。


そして一夜明け‥。

「ああ、夕べは楽しかった‥」なんて余韻に浸りながら作陶、ならびにブログアップの準備を進めていたつい先ほど・11月21日午前10時40分‥。ご贔屓のAMラジオ局 文化放送「くにまるジャパン」の「ラジオ・バイオグラフィー」にて松岡弓子さんが父・立川談志師匠の命日に触れながら、師の病床にあった頃の思い出を振り返っていました。

特段の「談志ファン」ではない私ではありますが、松岡弓子さんの「父・談志が喉頭ガンの手術をした直後、筆談による第一声は『声はどうした?』というものでした」というクダリを聴いた時には、思わず作業の手が止まりました‥。

命日にあたり、今宵は師が今から約2年前の12月22日に自宅マンションでNHKのカメラクルーに「聴いてみてくれ」という言葉に続いて演じた「芝浜」の映像をみてみようかな。以前観た時よりも元気になってくれていたらいいんだけど‥。














コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

食欲、芸術・・。そしてついでに、打ち合わせもね。秋にもいろいろありまして・・。

2012-11-17 09:24:46 | 日記
たとえば、友人との会食、知人との打ち合わせにて東京方面に出かけた際、居合わせた初対面の方々からは「えっ、鎌倉から来たのですか!?」といった具合にかすかな驚きをもって迎えられることもしばしば。

うーん、その感覚、東京で生まれ育った私にはよくわかります。東京人にとって、鎌倉はちょっとした「観光旅行」、そして「非日常」の地という感じです。たしかに、そのくらい東京からはそこそこに距離のある所のように思える場所ではあります。

実際には横須賀線を使えば東京駅まで乗り換え無しに約1時間。クルマで高速道路を使って、こっそりと道中を時速100キロをほんのわずかに50~60キロほどオーバーする速度でターッとクルーズすれば銀座まで40分もかからずに到着する、まさに「東京まで至便!?」の地なのですが…。

ともあれ、東京にて名刺交換、ならびに打ち合わせ等を済ませた方々からは「次回は、こちらから鎌倉へ伺いましょうか」とのお言葉をいただくことも‥。日頃、陶芸教室や作陶に明け暮れて工房を離れる機会がなかなか作れないわが身にとってはまことにありがたいお言葉、です。

そして、先様にとっても、お仕事とともに「プチ非日常」の数時間を過ごすことによって新たなる企画のヒントがもたらされることも有りや無しや‥。

そして昨11月16日、衆議院が訳も分からぬままに「大散極解散」してしまった晴天の金曜日。かねてからのお約束どおり、私と同世代で旧知の編集者さん二名様が東京から打ち合わせにやってまいりました。

打ち合わせの時間と場所等はすべて先様の意向のもとに。約束の時間に鎌倉駅に愛車メガーヌで迎えに行き、向かった先はこの羊羹、ではなく洋館。



鎌倉駅からメガーヌで5,6分。市内は浄明寺に位置する名刹・浄妙寺境内のこのお店。

午前11時のランチ開始の時間に合わせて来店したのですが、店内はシニア世代の女性客でアッという間にほぼ満席に。

ふとこの場での私たち3名を振り返れば、私と男性編集者Aさん、そして女性編集者Bさんともにあと数年もすれば立派なシニアの仲間入り。「楽しいシニア」出来るかな‥、なんて話し合ってみたり、なんてひとコマも‥。

当ブログのお約束というか、お料理の写真はあえてスルー。お隣、そしてその奥のテーブルのお客様の雰囲気からして、ゆっくりと料理の写真を撮ることはとてもはばかられまして、という事情も・・。

「打ち合わせ」という名のランチの後、境内の「喜泉庵」にて抹茶を一服ということに。

席が設えられる時間を待つ間に、先客がお茶する様子の一幕。3名そろって、枯山水のお庭が「とてもマ・ブ・シ・イ・、そしてキ・レ・イ・・」という感想が一致しました。蛇足ながら、「そうだ、京都行こぅ」なんて気分にも・・。

抹茶の前に供された市内・小町「美鈴」さんの上生菓子がとっても美味しかったなぁ。

ここで、「オッと…!?」な光景を二題。
 
喜泉庵のつくばいに佇む野鳥を望遠撮影。   お寺のしっとりとした佇まいを、と思ったら
よくよく見るとこの鳥はたぶん模型かも‥。    見知らぬオジサンの姿が…。ショック!      

浄妙寺にて心ゆくまで「打ち合わせ」を堪能した後、地元・佐助で「アートな時間」。ご近所のお店仲間「ブンブン紅茶店」さんの「三角部屋」にて展観中の高木洋子先生の刺繍教室展へ。

「ブンブン」さんの奥さんも高木洋子先生に師事しているとか。会場の「三角部屋」にはさまざまなテイストの刺繍作品がとりどりに、そして来場のお客様で大賑わい。

中央の女性が高木洋子先生。

私が「先生、写真を一枚」と問いかけると気さくに笑顔。さらに、先生からはウチの工房にも「お訪ねしますね」と言っていただきました。その折には、よろしくお願いいたします。

「ブンブン」さんでのこの刺繍教室展は明日の日曜日まで。お時間のある方はぜひともお出かけくださいませ。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

芸術、そして食欲の秋にして「ズレズレ」、そして「ヘロヘロ」な鎌倉の日々・・。

2012-11-12 12:59:29 | 日記
一昨日11月10日の土曜日から鎌倉駅西口より徒歩約2分のビストロ「ランティミテ」さんにて「ZURE ZURE」というタイトルの個展が開催されています。

この個展の主人公は、飯島信也くん、敦子ちゃんご夫妻。ウチの二人と飯島夫妻の関係、ならびに飯島くんの昨年の活動の様子はこちらから。

そして飯島敦子ちゃんの昨年の活動の様子はこちらから。ちなみに現在、敦子ちゃんは旧姓をすべてひらがなにした わだあつこ という名でWEBSITEにて四コマ漫画その他を配信しています。

たとえば、こんな感じの漫画・・。

これはこの秋に私が開催した個展の準備段階において、わだちゃんがウチにやって来たときの様子、です。まったくもって、私、身も心もけっこう疲れ果てておりまして、おまけに口内炎がピリピリと…。この四コマ、当時のわが家の様子を的確に描き表してくれています。この頃の私、たしかにこの四コマ目のように目がうつろな毎日でした。

でもって一昨日夕刻、「ZURE ZURE」展観会場であるビストロ「ランティミテ」さんでのオープニング・パーティはこのように大盛況。


うーん、個展のコンセプトが「ZURE ZURE」ということで、私もすっかり気を許して「HERO HERO」に酔い、挙句の果てに撮影した写真はことごとく「BURE BURE」にアートな香り…?、ということで。

そんな中、飯島くんの新作を奇跡的にジャスト写っ撮!

クールにして緻密なテイストにして、温かみのあるワンちゃんが印象的な作品です。

パーティに集まった人たちは、当然のことながら飯島夫妻の友人知人の方々がほとんど。ウチの二人は当然のことながら「最年長」。最近、いろいろな席に顔を出すたびに「ふと気がつけば最年長」ということが多くなってきました、トホホ。

「HERO HERO」に酔いながらもパーティ会場を見渡すと、集まった若者のうちの約8割ほどとは顔見知りでした。

私の隣に座っていたこの二人も顔見知り。

奥の女性はかつて飯島夫妻がお勤めしていたデザイン会社の元同僚・マミちゃん。

ウチの奥さんにとっては、飯島夫妻と同じようにマミちゃんもかわいい「後輩」のような存在でした。ところが時を経てマミちゃんも別の会社に「とらばーゆ」し、縁あってウチの奥さんはマミちゃんの会社からお仕事をいただくこともしばしば。

そんな事情をちらちらと見聞きしている私としては、パーティ会場でマミちゃんの姿を見るにつけ as soon as 「いつもウチの人がお世話になっています‥」なんて言葉を発しちゃったりしています。私、たまにはお調子者です‥。

そして手前の女性は、この夏に飯島夫妻とともにウチの工房にてお皿の絵付け体験に来てくれたユキちゃん。ご主人とともに東京は新宿・荒木町にて毎日お店を営んでるとってもアクティブな女性です。

ユキちゃんいわく「私、倉田さんの工房に行って以来、毎日、倉田さんのブログを楽しみにしています。自分達もお店をしているので、『鎌倉 佐助のさんぽ市』に参加しているお店同士の優しい気遣いとかがとっても羨ましく、そして多いに参考になります」というようなとっても嬉しいことを言ってれたように記憶しています。その時は私、「HERO HERO」に酔いつつありましたので、詳細は今一つ不明、ですが・・。

ともあれ、たとえばラジオの世界において、ある特定の番組を熱心に聴く人達を称して「ヘビーリスナー」という言い方をします。ブログに関して言えば、ある特定のブログを熱心に閲覧してくれる人たちはさしずめ「ヘビーリーダー」とでも呼べばよいのでしょうか。

そのような観点からいえばユキちゃんもまた、私にとってはまさに貴重なる「ヘビーリーダー」の一人に他なりません。

またまたここで一句。

「佐助なる ブログの向こうに つながる笑顔」


あれ、飯島信也くん、あつこちゃんの個展は何時までだっけ。もう一度、こんどはじっくりと二人の作品を観てみたいな。
そしてもちろん「ランティミテ」さんのお食事もゆったりと味わって・・。

時はまさに芸術の秋、そして食欲の秋。


皆さんもお時間がありましたら「ZURE ZURE」の旅はいかがですか。

そこにはいい意味で、肩のチカラがフワッと抜ける空間が広がっています。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

そぼ降る雨が招く冬、クラシックに「クルマ馬鹿」・・。

2012-11-07 11:56:52 | 日記
本日11月7日は二十四節気の「立冬」だとか。どうりで、朝からテレビでは「暦の上では今日から冬を迎えました」なんてフレーズが何度も繰り返されています。されどされど、昨日6日の朝のほうが百倍も二百倍も「冬」してましたっけ。

たとえば、昨日朝6時のわが家の様子。

テーブルにひろげられた前夜の仕事の名残りを前に、窓の外に降りしきる氷雨の様子をボーっと見守る同居人。寒そうに腕組みしています。顔はもちろんスッピンです。ゆえに、正視することは、はばかられます…。そして部屋の片隅の床にはクロネコ・チー坊がまさにダラーンと伸びきっているというか、寝ぼけているような気配。

「もうちょっとだけでいいから、シャキっとしてくれないかなぁ…」などと思いを巡らせながら、私もしばしボーっとしていると、私の携帯電話がとても軽やかな音色で「プルル‥」と。思わず「あっ、ブンブンさんからだ!」と、私。「朝から、何でも良く判るね」と、同居人。

私の携帯からは「朝10時をメドに鶴岡八幡宮に行きましょうか」と、ブンブン紅茶店のマスター・小木曽さんの弾んだ声が。こうして、真冬を思わせる寒さと雨空の中、とっても楽しく、熱い「大人の時間」が始まりました。

冷たい雨の中を突いてでも行きたい「大人の時間」とは、クラシックカーの祭典「ラリーニッポン2012」第4日目のスタンプ・ポイントである鶴岡八幡宮にて往年の名車をお出迎えする至極のひととき。

今年の「ラリーニッポン」は11月3日に京都の上賀茂神社をスタートし、その後、郡上八幡や諏訪大社を経て最終11月6日に箱根から鎌倉をとおって東京・靖国神社までツアーを繰り広げるスケジュール。「ラリーニッポン」サイトのコース地図を参照すると、走行距離は約700キロほどはあるでしょうか。

そういえば、つい先日も市内・七里ヶ浜にてクラシックカーの祭典「La festa」を堪能したばかりでした。うーん、なんともかんとも、クラシックカーを所有するだけの資力はもとより、さまざまなクラシカル・イベントに参加するための体力、気力、そして時間がある人達がつくづく羨ましい…。

ともあれ、同居人の「極楽とんぼ二人組、たっぷり楽しんできてね」との声を背に受けて、ブンブンさんとともに「ラリーニッポン」最終日の中継ピットポイントである鶴岡八幡宮へ。

八幡宮境内にはそぼ降る雨の中、すでにシボレーがポツンと1台、鎮座ましましていました。


激しい雨の中、ソフトトップの屋根を装備していないオープンタイプのクラシックカーはこんな感じで境内へ入ってきます。

箱根からずーっと傘を差して走行している!?。されど、ドライバ―もナビゲーターも笑顔、笑顔。余裕が一桁も二桁も違います。

クラシックカーを迎え、そしてクルマ仲間との再会を楽しむ、小木曽さん。

私が車種やメカニカルな面をはじめ様々な疑問を投げかけても、即座にとてもわかり易い解説をしてくれます。これが、まさに「いい感じ」のひと言です。

小木曽さんの鎌倉でのクルマ仲間さんのクルマも。

よくよく聞けば、市内でつとに有名な料理店のオーナーさん。

このクルマ、マシントラブルに見舞われてクルマ仲間の手によって応急処置をする一幕も。それにつけても、ちょっと前までのクルマは、エンジン周りがとってもすっきりしています。まさにスカスカ。メンテナンスも容易です。かつて若かりし頃、友人とともに徹夜してエンジン周りをゴソゴソいじっていた事を思い出したりして。楽しかったなぁ、あの頃。

雨脚がますます強まる鶴岡八幡宮には次々と往年の名車が集まってきます。

境内には、排ガス規制とは無縁のもうもうたる排気ガスの黒い煙とともに旧車特有のガソリン臭がただよっています。これがまた訳もなく懐かしく、そして、うれしい。


そうそう、そういえば、昨日のこの「クラシックカー・イン・鎌倉」に際しては、わが家にこんな電話があったとか。ウチの同居人によると、電話の主は市内・材木座在住、私と同年代にて介護タクシーを生業としているアキラさん。


ウチの同居人とアキラさんの電話をざっくり再現してみると。


アキラさん「今、ガソリン入れてるんだけど、フェラーリやポルシェの凄いクルマがどんどん走ってるんだけど! これ、何か知ってる?」

ウチの同居人「クラシックカーのラリーらしいよ。ウチのマキロウは八幡宮に観に行ってるよ。行ってみれば?」

アキラさん「そっかぁ、行きたいなあ。でももうすぐ仕事が‥。観に行きたなあ。うわっ、またフェラーリ…」と絶句、のような。


おっとっと、危うく忘れるところでした。ご近所のお店仲間「cafe cococara」さんのブログでも「たまたま、ネットで『ラリーニッポン』知りまして。うーん、観てみたい・・」という記事を配信していました。

「ブンブン紅茶店」のマスター・小木曽さん、そして材木座のアキラさん、もちろん私も、程度の差こそあれ、立派な「クルマ馬鹿」丸出しの雨の1日。さらには「cafe cococara」のマスター・樋口さんもなんとなく「クルマ二オン人」の仲間入りの気配が…。

ここ佐助にて、そして市内そこかしこにて、しずしずと「クルマ馬鹿」増殖の気配です。

ここで一句。 「柿喰えば、佐助の里のクルマ馬鹿」。  おそまつ…。

















コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

神無月から霜月へ。笑顔でつなぐカボチャ色の物語・・。

2012-11-02 09:48:26 | 日記
常日頃、ウチの工房では作陶ならびに陶芸教室での講習がメインの活動となっています。よって、日々のスケジュールはたとえば「朝10時からお二人、そして午後1時から三人がお教室」という具合に、朝の時点でおおむね確定しています。

されど、時には千客万来というか珍客万来というか、訳も分からぬままにいろいろな方々がやって来る「不思議な一日」があります。さしずめ、神無月の晦日は「不思議な一日」の特異日? のような…。

まずは10月31日の朝方に把握していた予定の程は‥。午前中の作陶を経て午後からは陶芸教室が夕方まで続きます。お教室のメンバーは午後1時過ぎからお酒に造詣の深い70代の紳士、そして午後3時からチビッ子陶芸家・ケンちゃんといった具合にまことに幅広い年齢層。

そして、この日の千客は…。

まずお一人目は、ウチの奥さんの編集のお仲間・S女史。東京在住のS女史は季節ごとに鶴岡八幡宮にお参りし、その際には時折わが家に立ち寄ってくれます。昨日もウチの奥さんと街中のどこかでランチした後に来廊し、私の作品をお買い上げいただくとともに「この風情がなんともいいですね」とのお言葉。

なんともいい「この風情」とは、これ。

写真手前の4体の粘土の作品は、チビッ子陶芸家・ケンちゃんの力作です。S女史は奥の棚に並ぶ作品生地サンプルを眺めながら「今は亡き女流陶芸家ルーシー・リーの仕事場の写真にちょっと似てる…」とか。

うーん、昨今、特に若い人達の間でルーシー・リーの生き方とその陶芸作品があらためて注目されているようですが、私のこの工房の片隅の風景がルーシー・リーの仕事場を彷彿とさせる? それはちょっと、あまりにも褒め過ぎです…。

ともあれ、久しぶりにルーシー・リーの名前を聞いて彼女の作品の数々を思い出していたところ…。

ルーシー・リーが残した作品の鮮やかな色合いをイメージさせるコスチュームに身を包んだこんなかわいいお客様がやって来ました。

お客さまはご近所の若奥さんと愛嬢・アイちゃん。私たちの顔を見るなり、アイちゃんは「トリク・ォァ・トリ…」とはっきりとつぶやいています。

「はて、これって何事?」とアタマをひねっていたら、若奥さんが「ハロウィンですよ~」と助け船を。なるほど、この時はじめて10月31日はハロウィン、らしいとおぼろげに認知しました。世間の事情にまことに疎い…。

「トリク・ォァ・トリ…」とは「Trick or Treat!」、すなわち「お菓子をくれなきゃいたずらしちゃうよ!」なのだとか。ウチには子供がいないので、ハロウィン事情はまったく知りませんでした。

アイちゃんはお母さんに手を引かれて小躍りしちゃってます。

まだ満2歳にもなっていないのですが、身のまわりの楽しいことははっきりと理解できるのですね。あらためて、子どもってかわいい、そして素晴らしい…。

子どもといえば、このチビッ子。ウチの陶芸教室にかれこれ2年ほどかよって来てくれているケンちゃん。

ハロウィン衣装のアイちゃんを迎えてくれた満面の笑顔を、すかさず激写してみました。私のカメラに撮られた瞬間、ケンちゃんは「しまった!」という表情を。これまた、子どもってかわいい。

振り返ってみると、私の高校時代の友人たちも軒並み「オジイチャン」「オバアチャン」の仲間入りを果たし、「ジジ馬鹿」「ババ馬鹿」しています。うーん、ウチの二人もなんとなく「同類項」の様相を呈しつつあるかも。

「そりゃ、そうだよ。間もなく還暦だもの…」なんて妙な感慨に浸っていたら、あらら、陶芸教室の会員さんで東京在住のユウさんが「センセ…」と言いながらひょっこり訪ねてきてくれました。しかも、とっても若いお母さんとご一緒に。

いわゆる「サプライズ」の来廊、そしてなにより、お母さんをお連れいただいて。陶芸教室を主宰する我が身にとって、会員さんがご家族を伴って来てくれるということは理屈抜きに嬉しいものなのですね、これが。

私の工房を後にしたユウさんとお母さんは近所の銭洗弁財天にお参りした後に帰途へ。

左がユウさん、右がお母さん。銭洗弁財天帰りに偶然再会し、慌てて撮ったもののボケボケの図、でした。ステキな親子の雰囲気だけでも感じていただければ幸いです。

これから紅葉もいよいよ本番。この秋はどのような新しい出会いがあるのかな。

私どもの工房が、そして佐助の街が、秋色に染まる杜が、皆様のお越しをお待ちしています。















コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする