鎌倉 佐助の風街便り

陶芸、街歩き、クルマ、オーディオ・・。思いのまま徒然に

逝く夏、来る秋「こまめ寄席」 浴衣の藍が花盛り。「さよなら夏の日」しじまに響く…

2015-08-30 23:55:28 | 日記

その暑さ、まさに「鬼の如く」苛烈だった夏もほぼ終わりを迎え、このところすっかり秋めいた日々が続いています。今年は秋の訪れも早いのか、もうすでに長袖が手離せないほど…。「もう、残暑もないみたいですね…」などとの会話を交わしながらの日曜午後の陶芸教室ではTOKYO-FMの超人気番組「山下達郎のサンデー・ソングブック」がユルリとオンエア―。というか毎週日曜日、この番組だけは、ほぼワタシの独断!?…という感じで陶芸教室内に流させてもらってます。大好きな山下達郎さんがナビゲートするこの番組ですが、先週、そして今週は彼の妻である竹内まりやさんとともに音楽やプライベートのあれこれを語り合う、この時期恒例の「納涼夫婦放談」ということで、ワタシばかりか会員さん達も熱心に聴いています。

番組オープニングで流れた竹内まりやさんと村田和人さんの名デュエット曲「サマーバケーション」でカツンとココロをつかまれてエンディングの「さよなら夏の日」を聴き終えて身も心も一挙に秋モードまっしぐら。

ふり返れば今から約30年くらい前に「サマーバケーション」という曲がリリースされた時、ワタシは30歳を目前に控えた人生の「夏の頃」!?。そしてそれからややあって今「サマーバケーション」を聴いているワタシは60歳目前の「人生の秋日和」!?。今年はどんな秋になるのでしょうか…。

秋本番を迎える前に、ご近所のお店仲間「甘味処 こまめ」さんでもこの時期毎年恒例のこちらのイベントが。

早いもので「こまめ寄席」は今年で7回目を数えるとか。わが家も毎回、三遊亭遊吉師匠の噺を堪能させてもらっていますが、あらためて自宅から徒歩2分で落語に親しむ場を用意してくれる「こまめ」さんに感謝、感謝!

「浴衣をお持ちの方は是非お召しになり ご来店下さい」とのことで、開場後の店内はあちらにもこちらにも浴衣姿の女性で鈴なり。

驚いたことに、ワタシは何故ゆえかいずれの浴衣美女とも顔見知りではありませんか。

この地に移り住んできたのは生業たる陶芸のため…と思っていたのですが、ふと気がつけば結果的に、錚々たるご婦人がたとの「縁助交際」?にいそしんでいたような感も…。少しばかりお断りしておきますが、かの悪名高き「援助交際」ではなく、あくまでも「縁助交際」です。くれぐれもお間違い、無きようにお願いいたします。

それはさておき、何処からともなく昭和初期に数多くの作品を発表した詩人・中原中也の「帰郷」という詩の中の「ああ おまえは何をして来たのかと 吹き来る風が私に云う…」という一節が浮かんできてしまい、思わず二ガ笑いしながら飲んだビ―ルはちょっぴり渋めの口当たりでした。

「こまめ寄席」の開演に寄せては、お店の女将・かえさんの「口上」からスタート。

「こまめ寄席」の沿革や遊吉師匠とのつながりなどをサクッと説明した後に「来年もウチのお店がありましたら、この『こまめ寄席』も引き続きご贔屓に…」と言って笑いを取るに及び、それは落語の「つかみ」以上に居合わせた客人の心をワシ掴みしたような一瞬でもありました。

そして、「こまめ」のかえさんはじめ、お店を支える「スリートップ」が勢揃い。

右側に佇むユウコさんは、ワタシがお店に立ち寄るたびにとびきりの笑顔で迎えてくれます。そして中央の女性は「こまめ寄席」の主人公たる遊吉師匠を表ではそっと支え、そして蔭ではビシッと鞭を入れているらしいマコ夫人。ちなみに以前も当ブログにて記述しましたが「こまめ」のかえさんと遊吉夫人のマコさんは幼馴染み。そしてこれまた異なもので、遊吉夫人のマコさんとワタシとは今から30年ほど前にベースボール・マガジン社での同僚でもありました。ゆえにワタシとしても「こまめ寄席」に寄せる思いはひとかたならぬものがあることは言うまでもない次第なのです。

前置きがすっかり長くなってしまいましたが、8月最後の日曜午後5時、薄暮の中でいよいよ三遊亭遊吉師匠の高座の始まり。

この日の演目は「城木屋」と「お血脈」の二題。あらすじはともかく、「城木屋」にて遊吉師匠が披露する「品川、川崎、保土ヶ谷、戸塚…。藤沢、小田原、三島に沼津」てえ具合に来て最後に「府中(不忠)…」で収まる軽妙な流れは、ビールを飲む手も思わず固まってしまうほどの流麗な響き‥。重ねがさね「今回もいい噺、聴かせていただきました」…。

演目の幕間、ご近所の友人から「去年のこまめ寄席のワンカット」と促されて、スマホ画面をチラッと。

「こまめ」のかえさんの赤い帯も凛々しい浴衣姿の横に佇む黒い影、すなわちウチの同居人さんの姿に少々、ドギマギ…。なんともあまり見たくない人影に、思わずそっと目をそらすワタシがいました。

「寄席」が撥ね、師匠や知り合いともども、三々五々の撮影タイム。

「浴衣で こまめ寄席」とのお言葉に乗せられてストライプ柄の浴衣で乗りこんでみたものの、記念写真はいささかモジモジ。顔見知りの母娘さんから「センセイ、一緒に撮りましょう」と促されて、照れまくりでワンショットしてもらったものの、その結果は見事なまでに鼻の下を伸ばした「バカボン状態」。されどされど、ワタシはこの一枚を「冥途の土産」として、ともにあの世に持っていきたいなあ、と思う秋の日 也.

両手に花の秋の入り サイドスローでストライプ


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さまざまな「夏色の思い出」を、甘くほろ苦いカクテルに託して…

2015-08-23 22:09:36 | 日記
チビッ子たちにとって一年のうちで最も楽しい時間ともいえる「夏休み」も最終盤。オトナの人たちにとっても、夏の終わりをそこはかとなく感じつつ、少々感傷的な気持ちに包まれゆく今日この頃。ふと作陶の手を休めた時、何処からともなく荒井由実さんの「14番目の月」というLPアルバムに収められている「晩夏(ひと夏の季節)」という曲の「♪ゆく夏の 名残る暑さは夕焼けを…」から始まる詞歌が耳の奥に響いてきます。今から約40年近く前に「14番目の月」というアルバムがリリースされて以来、毎年8月下旬ともなると、甲子園回顧とともに「♪ゆく夏の…」に包まれながら、去りゆく夏を惜しむ日々を過ごすこととなります。何歳になっても「上手な夏の仕舞い方」が見つけられません。

つたない記憶をたどれば、昨年のこの時期の当ブログでもやはり「♪ゆく夏の 名残る暑さは夕焼けを…」と記しながら過ぎ行く夏に「トホホ‥」とため息をついていたような気がします。ちっとも成長しない自分を見ているようで、なんとも恥ずかしい限りでもあります。

ふと気がつけば陶芸教室の時間が終わりを告げる夕刻の頃、カーテンに映る木々のシルエットにも心なしか秋の気配が…。

陶芸教室での会話も、9月中旬に巡ってくる「シルバーウイーク」と呼ばれているらしい5連休の話題が花盛り。気分はすっかり「秋モード」に包まれ始めています。

ことほど左様に、秋といえば「抒情」や「紅葉」といったしっとりとしたイメージが連想されます。されど視点を変えると、「ジューンブライド」という言葉に代表される6月と並ぶ「ブライダルシーズン」。名残る暑さの中、陶芸にやって来た若いカップルさんもこの秋に「ゴールイン!」の予定とか。ちょっぴり緊張しながら、結婚披露の際に交換する指輪を載せる「リングトレイ」の制作にいそしんでいました。

このお嬢さんは今から5年ほど前にお友達とともに体験陶芸に来てくれた経緯があります。今回、結婚するにあたり、式の準備を進めている折にウチの陶芸教室を思い出してくれて「リングトレイ」制作の運びとなった次第です。

この地で陶芸教室を主宰して以来6年余を経て、これまで訪れてくれたお嬢さん方が結婚の報告や披露宴の記念品作りでワタシと「再会」というシーンがつとに多くなってきました。このところ、秘かに「花嫁の父」に似た気分に浸ることしきり…。これもまた、陶芸教室を開講していればこその「感慨」でもあります。

陶芸教室の会員さんの中には「いつかはゴールイン」を夢見るお嬢さんが、あちらにも、こちらにも。会員さんから仕事やプライベートの話を聞きながら、最寄りの駅西口のお馴染み「六弥太」さんあたりで大将の笑顔を眺めつつ、ふと気がつくと、そこは小町界隈のほの暗いバーのカウンター。

日頃は吉田類さんの「酒場放浪記」よろしく庶民的な居酒屋さん巡りにいそしんでいますが、時には小粋な雰囲気のスペースに身をゆだねることもあるのです。ホントに稀れに、ですが…。ワタシは迷わず「ニッカの余市12年」をオーダーして、ひたすら酔っ払いの「迷宮の扉」を開けたり閉めたりすることになります。

ウチの同居人さんもこのバー・タイムにサクッと顔を出し、マスターから「何をお飲みになりますか?」と言問われて「この夏は大切なものを無くしたので、心が休まるグラスを…」と所望した末にカウンターにそっと置かれたこのショット。

ペティグラスに注がれた珈琲ベースのカクテルをそっとひと口飲ませてもらいましたが、その甘くほろ苦いテイストは、あらためて「この夏 無くした大切なもの」を思いおこしてくれたのでした…。

ややあって、ワタシとしては「余市」を心ゆくまで堪能した末に、ほろ酔い気分で小町から帰途へ。

夏の終わりの小町通りに吹く風には、すっかり秋の風情が漂っていました。

時あたかも本日、二十四節気の第14「夏の盛りを越えて、暑さが収まる侯」たる「処暑」を迎えました。当地も、華やぎに満ちた「海街」から「薄暮は紫に」彩りを変える秋の気配がついそこまで。

秋風に 揺れる紅は 葉鶏頭…
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束の間のお盆休みにつと思う、「昭和は遠くなりにけり…」

2015-08-16 00:24:44 | 日記

昨日は8月15日…。かの70年前にこの国の歴史が大きく変わることとなった日として、そして今現在においては「旧盆」として多くの人たちが故郷でゆっくりとした時間の流れに身をまかせたり、まさにその人なりに「区切り」の一日でもあります。ふと当地から西へ約500キロほど離れた地に思いを馳せれば「聖地・甲子園」においては夏空の下、今日も高校球児が熱戦を繰りひろげています。

この地に移り住んで以来6年余、陶芸教室を開講していることもあり、いわゆる「お盆休み」とはまったく無縁の状況に終始し「お盆」期間中もひたすら教室にて会員さんたちの「自由気ままな陶芸時間」を見守り続けてきました。されど今年はどうした加減か、「お盆」の時間を比較的ゆったりと過ごす機会に恵まれました。

昨日昼過ぎ、陶芸教室に来ていた会員さんたちとともに駅西口近くのイタリアンのお店でピザやパスタをシェアしながら「至福のお盆タイム」を満喫!、です。お店からの帰り際、近くの御成通りの老舗酒店「高崎屋」さんの大将とバッタリ。大将からの聞くところによると「このお店にもお酒を卸してるんです!」とか。「大将、また、お店で飲ませてくださいね」と声をかけた時、「ウチの酒屋ともども、こちらのイタリアンもよろしくね~」とニッコリはじける大将の笑顔が印象的でした。
 
オナカもココロも満タンのランチの後、駅前から御成通りをぶらりとさまよいながら「高崎屋」さんの店頭でお酒を品定めしつつ、ふと気がつくとなんとまだ昼過ぎの時間から店横の「立ち飲み」の暖簾が夏の風に吹かれてひらひらと揺れています。

この「立ちの飲み」は、四角い升の角に口をつけて酒を飲むことから「角打ち」とも呼ばれていますが、高崎屋さんにおいて通常の「角打ち」は午後5時くらいから開店だったように記憶しています。「せっかくだから、ちょこっと寄っていきたい」ところなのですが、連れの方々に従ってここは「ぐっと我慢」の男の子!?。土曜日の昼ひなか「未練たっぷりの街歩る記」も「お盆」のひとときなればこそ…。

それにつけても、今年の「お盆」はかなり巡り合わせの良さを感じないでも…。じつは一昨日も東京への納品とともに、子ども時代から40歳まで過ごした葛飾区立石の街に「帰郷」する機会に恵まれました。東京方面の納品に際してはいつも横浜横須賀道路朝比奈インターから首都高横浜湾岸線を愛車メガーヌでタ~っと駆って大井南出口から都心に入り、港区三田の輸入雑貨セレクトショップ「イル ヴィアッジョ」さんからスタートします。一昨日は同店に展示していたハンギングベースに目がクギ付け。

通常ならば、このガラスの作品に小さな観用植物をセットして棚や壁から吊るしてインテリアとするのですが、「思うところ」あって、ほぼ電光石火的に「これ、ください!」とお買い上げ。近々、この作品の本来の使い道とは異なる「光のアート」具現化に向けて挑戦が始まります。今からとっても楽しみ、です。

「イル ヴィアッジョ」さんに「夏のご挨拶」ともども用向きを済ませ、「この時期、この機会だから…」ということで、幼少時からの思い出たっぷりの葛飾区立石界隈へ。なにしろ「お盆」ですから…。

ここ数年来、この京成立石駅のあたりはいわゆる「昭和の薫り」が残る街としてにわかに注目を浴びているようです。たしかに昭和の風情いっぱいですが、「お盆」のためか、街にはあまり人の姿が見受けられません。なにやら町をあげて、夜の喧噪に向けてジ~っと息を潜めているような感もあります。

「では…」ということで、隅々まで知り過ぎたる街をぐるりとひと巡り。まずは今や立石のランドマークともいうべきこのお店。鶏の丸揚げはつとに有名で、特にクリスマスイブ当日にはその丸揚げを買い求める予約の客の行列の長さがテレビ等でも取り上げられるほど。

ふと、店頭脇に掲げられたノボリが気にかかります。数十年前に計画された駅前再開発事業が徐々に進み、この界隈でも立ち退きをすませた空き地が目立ってきています。数年後、この風情あふれる「昭和の街」が薄っぺらな印象の「平成の町」に姿を変えることになってしまうのだとしたら、悲しいなぁ…。

気を取り直してお店の脇に回ると、そこには昭和の時代そのままの「飲み屋さん」の顔が、ごく当たり前のように残っています。

ちなみにこの「鳥房」さんはワタシにとって、高校野球部時代の1学年上の女子マネージャーさんの実家が営むお店でもあります。

「鳥房」さんを後にし、続いては昼なお暗いこちらの超ディープな界隈へ。今から40年以上も前の幼稚園児時代から父に連れられてこのあたりの狭いお寿司屋さんでオレンジジュースを飲みながらイカや赤身のマグロなんぞを握ってもらっていましたっけ。

そんな時、ビールや日本酒をやけに美味しそうに飲んでいた父親の横顔を今でもはっきりと覚えています。その父もいまや、あの世へ。なにやら、いろいろなことがアタマによみがえってきます。時、あたかも「お盆」ですから…。

ひとしきり路地を巡り、「それでも、昭和の薫りはだいぶ消え失せてきたなぁ」とつぶやきながら、あらためて「呑んべ横丁」のネオンサインを見上げて「気分はすっかり吉田類!?」。


それにつけても、懐かしい街を巡っていた中でふと目に止まったこの光景。無造作に投げ捨てられているようにも見える看板からは、開発を潔しとしないこの地に住む人たちの意地と意思がうかがわれるようにも思えました。           

横たわる 看板後目に 盆の午後…

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夏空に響く蝉時雨を浴びながら、かすかに感じる秋の気配と新作の手応え

2015-08-10 07:26:55 | エンタメ
ご近所のお店仲間とともに年に一度開催している真夏のイベント「鎌倉佐助のさんぽ市」を経て早や一週間あまり…。過日、真夏の陽射しと蝉時雨の中、「さんぽ市」参加仲間でもある佐助稲荷神社と深いつながりのある御霊神社へ「さんぽ市」のお礼に出向いてきました。


境内のすぐ脇では時折、長谷駅を発着する江ノ電が「ガッタン ゴットン」と遠慮がち?な音をたてながら運行しています。神社の本堂に歩を進めると、時節柄、このような決して忘れてはならない「誓い」の言葉が…。

ワタシが生まれたのは、かの大戦で日本が敗れてからわずか10年ほど後の昭和30年代初頭のこと。少年時代、折に触れて両親や祖父母、そして近所のオジチャン、オバチャンたちから戦争時の空襲や壮絶な戦地体験を聞かされていたこともあり、実際の戦時経験はないものの戦争の恐ろしさや愚かさはじゅうぶんに身についてきているように思います。

ひるがえって今年はちょうど戦後70年。かの戦争を体験してきた世代が年々減少されてゆく中、かすかながらも「戦争の残像」を知る我々世代が「不戦への語り部」にならねば…、とおぼろげながらもココロに誓った夏の午後でもありました。

御霊神社からの帰り道、夏の陽射しで白く反射するアスファルト道路の一角に怪しく輝く金色の光!

日々、バタバタとあわただしい時間を過ごしている中、蝉の抜け殻の美しさに見入る束の間のゆとりのひと時も、世の中が平穏なればこそ。あらためて「平和のなんとありがたきかな…」。

蝉時雨の響きと抜け殻のシルエットに興じている間にも時は流れ、ふと気がつけば一昨日の土曜日に「立秋」を迎えていました。不思議なもので、この日以来、朝晩は暑さが幾分和らいできたようにも思います。

そして、報道によれば今年の夏の帰省ラッシュはこの「立秋」から第一波がスタートしたとか。「えっ、8日から帰省ラッシュ? やけに早いね…」と、いぶかりながら「交通情報」に目をこらすと


なるほど、都心から郊外へ向かう高速道路は軒並み「渋滞」を示す赤いラインが灯ったままになっています。

「ちょっと早いけど夏休みになったので来てみました」と言いながらやって来る友人知人たちとの会話のなかでもひときわ華が咲いたのがこの話題…。

図らずも皆さん、この記事は知らなかったようですが、偶然と言うか必然というか、「こんなに暑いのに東電も関電も『節電のお願い』をしないのはナゼ?」と不思議がったり、「やっぱり原発要らなかったのさ」と首かしげたり…。そんな最中、明日にも鹿児島・川内原子力発電所が再稼動の気配とか。政治や経済のことはよくわからないけど、思わず「立秋に タメ息の夏 ぶり返す」と夕陽に向かってつぶやいていました。

閑話休題。

ともあれ、世の中お盆休みにあってもウチの工房はいつものように陶芸教室&作陶の夏の日が続きます。この時期、工房では「夏休みの自由研究」というカタチでのチビッ子陶芸家さんの姿がやたら目立ちます。そして秋の個展へ向けて、ワタシも新作、定番の製作へ向けてペースアップ!?


この夏 新たなる作風を求めて、縄文式土器的超絶陶器作りの名手たるチビッ子たちからそっと手ほどきを受けてみようかなぁ…。

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「鎌倉 佐助のさんぽ市」今年もありがとうございました!

2015-08-03 22:13:30 | 鎌倉佐助のさんぽ市
葉月・8月はじめの週末の2日間 at 鎌倉…。海水浴に向かう若者達が集う駅東口の賑わいを他所に、ワタシが棲息する駅西口の佐助ケ谷界隈では例年どおり「鎌倉佐助のさんぽ市」がしっぽり、まったり、ゆったりと催されました。

佐助のランドマークたる銭洗弁財天さんや佐助稲荷神社さんをはじめ、ご近所のお店仲間がチカラをあわせて開催する「さんぽ市」は、いつもいつも、始まったかと思ったら、まさに「あっ!」っという間に終焉を迎えてしまいます。参加各店舗それぞれの特別企画やスタンプラリー…、今年もなんとか皆さま方に喜んでいただけたような手応えを感じつつ、「さんぽ市」は静々とその幕を閉じることができました。あらためて、ありがとうございます。

それにつけても、今年も「あの人」「この人」、個性あふれる方々がウチの工房にも顔を出してくれました。「さんぽ市」1日目の様子は前回のブログにてアップしましたが、2日目の昨日は超個性的なこのいでたちのお客様の襲来からスタートしました。
今や、この人口約17万人が暮らす鎌倉の有名人「鎌倉武士」さんが今年もバイクに乗って「おひさしぶりで~す!」という掛け声とともに「さんぽ市」参加各店舗を警備!? してくれています。蛇足ながら、このおサムライさんはこのいでたちで日ごろから街中の「サンドラッグ」さん辺りをごく普通な感じで歩きまわっています。この街、やっぱり少し「変!?」かも…。

おりしもウチの工房で「算命学」の占い師・星井サトルさんからの「占ってあげましょう」の言葉に従って、しばし従順にアタマを垂れ、「うん、うん…」とうなずくおサムライさん…。なんともシュールな一幕です。そして、なんとも、この国は平和です…。

そしてこちらも、今や「さんぽ市」にとってはすっかりお馴染みの「おさんぽ☆マリオネット」さん。

もし機会がありましたら、本物の犬のような動きと表情を見せるこのワンちゃん人形のパフォーマンスを
是非ご覧ください。いつまで見ていても、飽きることがありません。

「さんぽ市」会期中、参加店舗のスタッフが信号のない横断歩道でチビッ子たちの路上誘導を行なってきました。中でも、真っ黒に日焼けした「人力車有風亭飛車」清水さんの雄姿は別格です。

清水さんが「スクッ!」っと立ち上がっただけで、走行中のクルマが横断歩道の前できちっと停止してくれます…。

「さんぽ市」会期中、ワタシも1時間ほど交通整理の大役を務めましたが、あまりの暑さ故か街を散策する人の姿は数えるほど。折り畳み椅子に座って待機していると、目の前に広がる佐助の杜の緑に響くセミの声が妙にココロに沁みます。ふと、訳もなく稲垣潤一さんが今から30年以上も前にリリースした「夏のクラクション」という楽曲にてやんわりとシャウトする「♪夏のぉぉ~クラクショォォン~」というフレイズがアタマの奥に響いてきました。

おそらく「終の棲家」になるであろうこの街に移り住んで以来6年余。なぜゆえか、若かりし頃に聴いた曲の懐かしさよ…。

「夏のクラクション」の余韻に浸りつつ、「さんぽ市」がハネてケジメの打ち上げでの「乾杯!」の図なり。

「打ち上げ」の場となった「甘味処 こまめ」さんのエアコンの涼風に吹かれながら、なぜか「さんぽ市」のご意見番の長老さんとともに「安保法案」の行く末を語りつくす一幕も…。これも「さんぽ」の成せるワザ?と、ひとり納得の夏の夜。

そして「さんぽ市」を終えて、つかの間の小休止。今宵、久しぶりにこのお方・吉田類さんとともにテレビ画面を通して一緒に「酒場放浪記」…。


「あ~ぁ、吉田さんみたいな人生を送りたいなぁ…」とのたまうワタシの後ろ、ウチの同居人さんが発する「アナタはもう、吉田さんに限りなく近いの!。まだ、わからなの?」という気配が頻々と感じられます。

う~ん、わが家の「さんぽ」は、ワタシ的には「三歩進んで二歩下がる」という感じです…、トホホ。









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「2000トンの夏」とともに「鎌倉佐助のさんぽ市」をめぐる出会い…

2015-08-01 19:14:07 | 鎌倉佐助のさんぽ市

本日、葉月 8月1日…、ここ佐助の地にて、ご近所のお店仲間とともに開催する年に1度のイベント「鎌倉佐助のさんぽ市」がスタートしました。が、この夏の気候といったら「その暑さはまさに無慈悲の如く」…。朝から「さんぽ市」に参加するお店の方々にちょこっと顔を出してみましたが、皆さん一様に「街には人が歩いていません…」と、規格外の暑さにゲンナリしているようでした。

ことほど左様なる暑さの中、「さんぽ市」を巡っていただいた方々に、あらためて心より感謝いたします。本当にありがとうございました。

真夏の陽射しに照らされながら、佐助の街では「さんぽ市」に出店している各店舗前であの茄子紺の暖簾が風にたなびいていました。「さんぽ市」出店店舗さんの佇まいは…

鎌倉児童ホーム             cafe cococara              Fe★NEEDS

 
サスケストア              甘味処 こまめ               Outside in

そして、ワタシども 佐助Room114

毎年、「さんぽ市」に出店している全店舗の店先の様子を一挙にアップしていましたが、今年に限ってはあまりの暑さのため ウチの工房に近いお店の様子を写真に収めるのが精一杯。ご近所でも「うな豊」さんは、まだノボリが掲げられていなかったため、涙を呑んで撮影を断念…。重ねがさね「暑さがニクい…」。

明日までの「さんぽ市」期間中、ウチの工房では陶芸絵付け体験会を開催し、ご近所や遠方各所からお客さまがお越しいただいています。そのような中、地元選出の衆議院議員・浅尾慶一郎さんがひょっこりとお越しになりました。浅尾さんは昨年の「さんぽ市」の際にもウチの工房に顔を見せてくれましたが、今年は絵付けを楽しんでいっていただきました。

「絵を描くのはいつ以来かなぁ」と言いながら、チャチャッと描きあげて、いざ、記念写真。少年のような笑顔が印象的♡、です。

ちなみに浅尾さんが描いていたのは、ウチの窓から見えるこの光景。

浅尾さんは、ワタシの心の友・高岡雅之カメラマンによる佐助Room114特別企画「ワンコとツーショット」の撮影風景を丸いお皿の中に「ひと夏の思い出作り」していました。

呆れるほどの暑さが少しばかり収まってきた夕刻、絵付け体験に来てくれたご近所仲間の若いお母さんとアイちゃんの後ろ姿を見送った折

ひと筋の秋風がそっと寄り添っていたような気がしました…。

そして、暑さとの「闘い終んで日が暮れて」…。ふと気がつくと、知り合いの方々や「さんぽ市」の仲間たちが「一日目の打ち上げ」と称して、なにやらゴソゴソやらかしています。

み~んな「暑い、暑いから、スタミナつけなきゃ、水分摂らなきゃ」と言い訳?しながら、暴飲暴食の予感120%、かな。オトナもコドモも、ココロゆくまで「さんぽ」の気分…。

今、こうしている間にもドアホンが「ピンポ~ン」と鳴り、また一人、宴会の仲間入り。

「佐助のさんぽ」に名を借りて、みんなで探す羅針盤…。

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