ふと気がつくと、6月も終盤を迎えています。思い起こせば今年の元日、能登地方を中心に甚大な被害をもたらしたかの大地震から半年が経ってしまいました。歳月人を待たず、そして光陰矢の如しなどとも言いますが、つくづく時の流れの速さを感ぜずにはいられません。その上で、能登地方の復興に向けてのなんとも情熱の感じられない復興政策、そしてかの裏金問題に対するあたかも三問芝居のようなお粗末な「検討使」のあたふたぶりを見るにつけ、「岸田さんはもちろん、この国をつかさどる時の政権の思考回路はどうなってるの?」との想いをいだくのはワタシだけではないでしょう、トホホ。
そんな悲しい想いをいだきつつ、わが身の日常をふり返ってみると、ウチの女房どのがブランディングして販売している鎌倉スパイス等を販売させていただいているきんつばの名店「鎌倉いとこ」さんの「北鎌倉6月期間限定店舗」さんも終盤を迎えています。お店のラストスパートに向けて、つい先日 鎌倉スパイスも最後の追加納品に出向いてきました。
6月はじめ、周囲の杜の緑は若葉の薫りを残していましたが、梅雨のこの時季になると緑は密度を増し、その杜を彩る景色もあきらかに夏模様に移ろい始めています。ご近所の明月院に向かわずとも、紫陽花はしっとりと花を咲かせています。
ひるがえってつい先日、一年のうちで昼間の時間が最も長い「夏至」を迎えました。この「夏至」の早朝4時前、郵便受けの新聞をピックアップすべく庭先に出てみると、早くも空は明け始めています。驚いたことに、ご近所のお宅の窓を通して電灯もまばゆく輝いています。
反射的に「あのお宅のあの男性もサッカーEURO2024を観るのかなぁ…」と推測してみたり。
この「夏至」の午前4時、EURO2024の熱戦がキックオフ。ウチの黒猫ノワールもサッカーが気になるのか、好カードの朝は必ずワタシをゆすり起こし、テレビ画面から片時も目を離さずにゲームに入り込んでいます。
もしもノワールがネコではなくて一人の女性だったら、たぶん「なでしこジャパン」のメンバーに選ばれていたのでは…と思うくらいのサッカー・エンスーであることは間違いないようです。
昨朝も4時前からノワールに起こされて、イタリアとクロアチアが決勝トーナメント進出を賭けた一戦をかたずを飲んで見つめてしまいました。
この先、7月半ばの決勝戦まで、時差と戦いながらのサッカー三昧。PCではオンデマインドでいつでも都合のつく時にゲームを観ることが出来るのですが、リアルタイムこそがエンタメの極致にほかなりません。EURO2024 観戦の傍らには黒猫ノワール、そしてウチの女房どのは寝室で高いびき…⁉
早朝から欧州のサッカー三昧、昼間は作陶と陶芸教室の日々の中、つい先ごろはこの5月に開催した高校クラス会の幹事一同の「クラス会反省会」と題する鎌倉での飲み会へ。東京からやって来る幹事仲間による「海が見たい」との希望に従って、由比ガ浜海岸が目の前に広がるシーブリーズ感満載のお店で「反省かい…⁉」
お店の窓の向こう、左方向は材木座海岸
7月1日の海開きに向けて、海の家建築も急ピッチ。
右には由比ガ浜
「男のオバサン」を自負しているワタシと、正真正銘の「女のオジサン」と定義される3名で、今から50年前の高校時代の話から始まって現在過去未来を少々自嘲気味に語りながら、梅雨の晴れ間の空の下、気がつくとテーブルの上には飲み干したビールの小瓶が何本も林立してしまいました…。
ともあれ生業の陶芸とともに、北鎌倉明月院通りでの鎌倉スパイス販売から始まって夜明けの「EUROサッカー」熱視線、そして高校クラス会の反省会に名を借りた昼飲みのひと時を経て、早や6月も終盤…。家の紫陽花も心なしか盛りを過ぎてきたようにも思います。
夕刻のひと時、いつものように朝日新聞夕刊を読み進める中
こちらの連載記事の「明るい季節」という見出しに目が止まり
とにもかくにもこの6月という時季、「外が明るいのはいいとつくづくかんじるのは、…あと二、三か月、空の明るさを享受したい」という文意に心を打たれてしばし沈黙のひと時。
ふとリビングの一角に目を移すと、女房どのの手によってワタシが大好きな黄色いバラの花がガラスポットに生けられていました。
常日頃とかくにコワい女房どのではありますが、この時ばかりは「二重丸」。
時は間もなく梅雨を経て、待ちに待った夏がやって来ます…。
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