鎌倉 佐助の風街便り

陶芸、街歩き、クルマ、オーディオ・・。思いのまま徒然に

〇と□が織りなす「大人の食卓」の一部、 まだ数日間は展観予定です・・・。

2013-10-11 16:07:02 | 陶芸
暦の上では、秋が深まって草木に霜が宿る頃にあたる「寒露」を経てもなお、夏を思わせる陽気が続く今日このごろ。早いもので、去る10月5日から開催している個展も本日が最終日。

今回の個展に際しては例年の展観に比べて出品数は少々控えめにしながら、意識的にやや大きめの丸皿や荒いタッチの大鉢等をラインアップしてみました。


また、意匠の面においても彩色を施した作品も数多く手掛けてみました。

今回の展観において、多くの方々から「これは今までになかった作風ですね」とのお言葉とともに、感触のよい評価をいただいたのがこの水玉の作品。

個展の開期直前に窯開けして目にした瞬間、「う~ん、これはシックで可愛いかも…」と、思わず遠慮がちに自画自賛してしまった作品です。この先、このシックなトーンの「水玉」は、確実にワタシのラインアップのひとつとなりそうな予感…、がします。

さてさて、5日の個展初日以来、多くのお客様がお見えになり、あんなこと、こんなこと…。

 
初日にサプライズ訪問いただいた文化放送アナウンサー・野村邦丸さんはご長女、ならびにお孫さんとともに「みんなの孫日記」。そして、ウチの近所のチビッ子陶芸家・ケンちゃんはいつもどおりに、ゆったりまったり「陶芸時間」。

個展に際しては、ワタシ、ならびにウチの同居人さんの学生時代の仲間も大勢かけつけてくれましたが、やっぱり、こんな一幕も。

ワタシの高校時代からのオンナ友達にして市内・材木座在住のイッちゃんは展観後の帰り際、「ねえ、ちょっとちょっと。自転車の具合、診てよ‥」とにっこり笑顔で修理を半ば強要してくれます。このちょっぴり若造りのオバサンがわが家に来るたび、ワタシは工具をカシカシ操る職工さんに姿を変えます。そういえばちょっと前には、イッちゃんのバイクを応急修理したっけ…。

とある日の夕刻、「こんにちは、マキロウさん」との言葉とともに来廊してきたこの男性は、つい先ごろアメリカでの撮影旅行を終えて帰国したばかりの写真家・高岡雅之さん。アメリカ・テキサスをこよなく愛するナイスガイで、わたしにとっては野村邦丸氏と並ぶ「心の友」の一人です。

今回の個展にて同時開催の 1989ブダペスト写真展「たおやかな赤の残像」の一枚一枚をしっかりと目を凝らして展観してくれました。

蛇足ながら今この時をもって白状すれば、この写真展の撮影者はじつはウチの同居人さん。今から四半世紀前にヨーロッパを旅した時に撮影してきた写真の集大成のようです。この夏、わが陶芸教室にかよってきている会員さんが秋にハンガリー方面に旅行することとなり、「ハンガリーつながり」で急遽準備したわりには好評で、女性からは街並みの写真が、そして男性からは旧いクルマのシルエットに興味が注がれていました。

「心の友」高岡さんとは、閉廊後に鎌倉・小町あたりの飲み屋さん街を千鳥足したことはいうまでもありません。そしてあえていえば、個展の最中、そして個展の前から、友人知人とともにきっちりと毎夜毎夜、小町あたりをさまよい歩いています。けっしてワタシから誘ったわけではなく、彼ら、そして彼女達がきちんと夕方の時間帯に合わせて来廊してきます。ホント、とっても困った人達ばかりで、とっても嬉しい!。

たとえば昨夜も…
 
昼間の喧騒がウソのようにガラ~ンとした小町通りを勇ましく闊歩する女性陣の後を追って静々と。そしてお店のカウンターの片隅に置かれた「小町通り電線類地中化完成」記念ワインのボトルをサカナにビールをクイクイと…。

本日の個展最終日も、午後5時過ぎにきっちりと、「小町でお酒」目当ての仲間がやってきます。さらにいえば、個展終了後の明日も明後日も明々後日も「夜の小町」をともにそぞろ歩く友が待っている…気配濃厚なり。


閑話休題。

個展終了まであと数時間。ふと気がつけばウチのクロネコ・チー坊がリビングのチェストの上でワタシの作品の一部と化している!? ような…。


個展の会期中はずーっとおとなしくリビングの片隅に身を寄せてくれていたチー坊に敬意を表し、今夜あたり、このクロいヤツも一緒に小町に連れて行ってあげたいな…。

最後になりますが、今回も個展開催に際しまして多くの方々からご協力いただきましたこと、あらためまして感謝いたします。ありがとうございました。そして、これからもよろしくお願いいたします。







 

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