十月・神無月の声を聞くとともに暑さも収まり、若宮大路から望む鶴岡八幡宮境内の上の空も「天高く馬肥ゆる秋」の如く、清々しさが溢れています。
そして秋の訪れに歩調を合わせるようにこの国の新たなる最高責任者となった石破首相は就任後に国会でじゅうぶんな討議もしないままに衆議院を解散し、第50回目の衆議院選挙ということになってしまいました…。世界を見渡すとウクライナや中東で戦火が止まず、アフリカや南米では内戦が頻発しています。そして日本周辺の東アジアでも中国やロシア、北朝鮮が不穏な動きを繰り返しています。すぐにも日本が戦乱に巻き込まれる事態にはならないものと思われますが、現下の国際状況の微妙な時期に衆議院の議員さんが無職となって選挙に明け暮れているというなんとも変てこりんな状態というのは、どのように受け止めたらよいのでしょうか…。
しかも、新聞の見出しに謳っているように
政権与党の裏金や宗教問題によって揺らぎ続ける政治の信頼を問うことがとても声高に叫ばれていることが、なんともやり切れない気がします。なんとなく、私たち平民の心を汲み取る意識が足りないなぁ…。
その一方、自民党候補の公認非公認をめぐるゴタゴタや政権交代への期待等もあり、選挙好きのわが身としてはなんとも興味津々な日々が続いています。わが家がある神奈川4区は自民党と立憲民主党の二人のマッチレースの様相を呈しています。
ウチの工房に来る方々の間でも選挙の話が出ますが、興味深いのは「統一教会のマザームーン問題から逃げ隠れしてる山本は支持しない。早稲田さんに投票する。比例区も立憲!」とはっきりと独り言?をつぶやく自民党支持者の方々の多いこと、多いこと。4区の場合、山本候補が比例復活するかどうかがに関心が集まっている感じです。
そしてワタシにとって、この秋は選挙とともに大好きな野球中継に例年以上に釘付け。ウチの教室に来る人達も工房のテレビで大谷選手がプレイするドジャーズの試合を観戦しながら作陶…が当たり前の光景となっています。
現在、日米ともに各リーグのチャンピオンを決める「優勝決定シリーズ」が行なわれていますが、メジャーリーグの場合、アメリカン・リーグとナショナル・リーグの決定戦は時間をずらしてプレイボールなので全試合を集中して観戦できます。
その一方、昨夜から始まった日本のセ・パ両リーグの「優勝決定シリーズ」は全く同時間の午後7時プレイボール。ゆえにワタシなどは2試合同時にテレビ観戦することとなり、いささか忙しく、そして試合に集中しにくい状況になってしまいます。
しかも巨人と対戦する横浜DeNAと、ソフトバンクと戦う日本ハムのユニフォームがともにブルーと白のツートンカラーで、遠眼からみるとどちらの試合か区別がつきません。珍しくプロ野球のテレビ中継を目にしたウチの女房殿も「なんで同じ試合を2画面で観てるの?」と、首をかしげながらつぶやいていました…。似たようなユニフォームはともかく、日本の「優勝決定シリーズ」試合開始時間の設定はメジャーリーグをお手本にしてほしいものです。いつも思うことだけど、NPB(日本野球機構)はなんとなく野球愛が足りないなぁ…。
今週はサッカーにも目が離せません。アメリカ、カナダ、メキシコの3ヶ国共催の2026ワールドカップのアジア地区最終予選オーストラリア戦は、どうにかこうにか地上波で放映の運びに。
時節柄、大好きな日本代表の試合をテレビ観戦する時も、BSの報道番組で選挙の話題をしっかりウォッチングすることは言うまでもありません。それにつけても、海外での最終予選は諸事情によりテレビ放映は難しくてネットのDAZNに頼らざるを得ない状況が続きます。まったくもって、日本サッカー協会はサッカー愛が足りないなぁ…。大学3大駅伝の初戦「出雲駅伝」も開催されましたが、
紫のタスキの母校は…う~ん、多くを語れません…。
ことほど左様に「スポーツの秋」を満喫していましたが、「好事魔多し」というべき事態も…。昨日、横浜市戸塚区の広々とした道路を愛車メガーヌで走行していた際、常にルームミラーで後方を確認する鉄則をほんの3秒ほど怠ってしまい、気がつくとルームミラーには赤いランプをチカチカ点滅させる白バイさんの姿が。思わず「?」がアタマに浮かんだのですが、誘導に従って停車。







ワタシのもとに駆け寄ってきた白バイのお兄さんは「お急ぎでしたか。だいぶスピードが出ていましたね。法定速度を21キロもオーバーしたスピード違反です」と、優しい笑顔でたたみかけてきます。そのジャニーズ系のさわやかな笑顔にほだされてしまい、素直におとなしく青切符を切られて人差し指で押印して処分確定となりました。その様子を助手席から見ていた女房殿も「あの白バイさん、笑顔がジャニーズ系でいい感じ…」、と妙に納得しているようでした。 それにつけても「21キロのスピードオーバー」と聞くと「そりゃあ、飛ばしたね」となりますが、実のところは法定速度40キロの道路を61キロで走行しての違反劇。高校当時からの友人たちの中でワタシは一番の飛ばし屋で、都内の道路や真夜中の首都高を思いっきり爆走していました。あの頃の仲間には「61キロで走ってスピード違反」などとは恥ずかしくて言うことはできません。だから? このブログに書いてます…。青切符の「21km/h超過 40km/hのところ61km/h」の文字と、罰金15,000円と書かれた納付書が、今となってはなんとも悔しい。そしてこれまで長きにわたってキープしてきたゴールド免許が間もなく普通の免許証に格落ちしてしまうことが無念の極みです、あ~ぁ。ジャニーズ系の白バイのお兄さん、さわやかな笑顔がステキだけれど、いたわりの心がちと足りません…。 なんてことをつらつらふり返っていたら、俳優の西田敏行さんの訃報が報道されています。世の中の多くの人がそうであるように、ウチの二人ともに驚き、そして少なからずショックを受けています。今宵から、わが家に全編揃っている映画「釣りバカ日誌」をあらためて観返してみます。釣りバカ・ハマちゃんを偲ぶ最初の夜はほろ苦い秋刀魚とともに…