鎌倉 佐助の風街便り

陶芸、街歩き、クルマ、オーディオ・・。思いのまま徒然に

冷雨の天皇誕生日に想う昭和、平成、令和の断章、そして桃の節句のお雛様

2024-02-23 17:09:11 | エンタメ
街が冷たい雨に濡れる三連休初日の朝、愛車メガーヌでちょこっと出かけてみたところ、ダッシュボードに掲示された外気温度はなんと1℃…。

つい先日は昼間の温度20℃を越えているほどの暖かさだったので、その寒暖差にはほとほとカラダがついて行けそうにありません。

この寒さ厳しき三連休初日の朝刊第1面にはなんとも景気の良さそうな感じで

との見出しが躍っています。で~も、ワタシの周りを見回しても、「バブル越え」の感じはどこにもありません。テレビやラジオでも識者の皆さんのコメントは「実態と乖離している」という意見が大勢を占めています。

新聞をよく読むと「1989年以来、34年ぶりの株式高値更新」とのことです。この1989年とは、昭和天皇が1月7日に崩御されて「昭和」の時代が終わり、55歳の皇太子様が即位なされて「平成」の世の幕開けとなった年です。この「昭和」と「平成」にまたがる年に日経平均株価最高値を記録し、そしてこのたび史上最高値を超えたことを伝える新聞を読みながら、おりしも「今日は令和の天皇陛下の誕生日…」ではありませんか。

妙なところで「昭和」と「平成」、そして「令和」が繋がった感があります。

ひるがえって我が家ではこのところ、ウチの女房どのが何を思ったのか「断捨離」にいそしみ始め、「昭和」と「平成」の時代をとおして積もり積もった衣類や丁度品、雑貨の類を整理しています。その甲斐あってか、家の中が見違えるようにすっきり片付いてきています。されど、つい油断しているとワタシまで断捨離されてしまいそうで怖いことこの上ありません…。

そして傍らで繰り広げられる断捨離シーンが伝播してしまったのか、ワタシにとっても長年の課題のひとつであった逝き果てたノートパソコンを破壊処分に出す機会を得ることができました。今回はこの4台ですが、まだあと数台あります…。


パソコンに限らず、カメラやオーディオをはじめ、壊れたからといってもきちんと修理すれば使えることも多々あり、サクッと処分する気にならずほとほと困ります。直近の例でいえば、昨年秋から今年はじめまで修理の時間と費用がかかった愛車メガーヌ…。

今では17年前の新車当時のスムーズな乗り心地がよみがえって、日々ステアリングを握ることが楽しくて仕方がありません。

ことほど左様に、断捨離をめぐってもあれこれ思案の連続ですが、絶対に断捨離出来そうにないものもあります。そのイの一番が、間もなくやって来る桃の節句のお雛様。我が家にはワタシの亡き父が「これは僕のお雛様」と言うほど大切にしていた七段飾りとともに、ウチの女房どののお雛様の2世帯分のひな人形さん達がいます。

一週間先の桃の節句に向けて「今年もキミのお雛様だけでも飾ろうかなぁ…」とそっと問うてみたところ、

女房どのも「私も考えていた…」のだとか。

これをして、以心伝心というべきか、異心伝心と解くべきか、答えは出ぬままひな祭り…



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しっとり愛でるアジサイの候を経て、海街モードまっしぐら。そうだ、海 行こう!

2023-07-03 21:01:46 | エンタメ

ふと気がつくと6月を経て、なんと、7月を迎えてしまいました。ほとんど何の成果も得ていないうちに一年の半分が過ぎてしまった感もあります。そのような中、6月初めから北鎌倉の明月院通りでお店を展開していた「鎌倉いとこ」さんの6月期間限定店舗も7月到来の声とともに、その幕を閉じました。このお店にて、今年も鎌倉スパイスをお買い上げいただいた皆様にお礼申し上げます。そして最終日となった昨日2日の日曜日の夕刻…

毎年、この期間限定店舗の撤収時には、なんとなく寂しさも感じます。

このお店にほど近いアジサイの名所・明月院も7月を迎えて、すっかり落ち着きを取り戻しつつあります。まだ西陽が残る7月最初の日曜日の夕方、閉ざされた門の奥のブルーのアジサイがなんとなく寂しげにも感じられます。


ふと周りを見渡すと、明月院を囲む塀に沿う小径の傍らでご近所の方々が静かに話を交わしています。

この落ち着いた光景こそが、夏を間近に控えた北鎌倉で暮らす方々の日々の暮らしぶりの一端なのかもしれません。なんとも、しっとりとした一瞬でした…。

明月院をはじめ、市内各所のアジサイはピークを過ぎ、早い所ではすでに花が摘まれていますが、ウチの工房からほんの数十メートルほどのところに位置するお店仲間のワークショップ「Outside in 」さんのアジサイはまだまだ元気に夏の陽光を楽しんでいるかのよう。


この路地の先にウチの工房があるのですが、今から約1カ月前に路地からウチまで向かう景色に若干の変化が…。6月始めにウチの奥の空き地で建築工事が始まりました・・・

それまで、風の通りが良すぎるくらいだったのですが、風の抜け具合と景色の解放感が若干そがれてしまいました、グスン・・・。

ほんの3カ月前、奥の家の立派なソメイヨシノが拝めたのですが、もはやその美しい姿を望むべくもありません。

とにもかくにも、新たに建ち上がるお宅が素敵な建物であることを願うのみです。

そして7月といえば、七夕。それは6月下旬のある日。今年も、市内のちびっ子の成長を育む場所に飾る七夕飾り用の笹の代用品たる竹をわが家からご提供する重責を果たす時がやって来ました。ウチの庭から切り出した竹をちびっ子の待つ場所に持って帰るのは、私がかよっていた東京・下町の高校時代の女友達さんと同僚?の若いお嬢さん。

竹を抱える後ろ姿をあらためて見返すと、竹取物語のかぐや姫とともにお仕えする老女官のようにも感じられます!?…

ふり返ると高校時代からのこの女友達さんとは、かれこれ半世紀以上の知り合いです。もう、そんなに長い時間が経ったのかと、あらためてビックリです。そしてこの女友達さんのご主人とウチの同居人が同じ時代に同じ大学キャンパスで時を過ごしていたこともあり、時として4人で顔を合わせるとプチクラス会のような不思議な感覚にも…。

ともあれ当地は、街なかに咲き競うアジサイの候を経て、潮風香る海街へとその装いを変えていきます。ほんの数日前には海開きしてこれから2カ月あまりの間、人の流れは「海へ海へ…」。

そうだ、今年は海へ出かけよう・・・


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鎌倉能舞台にて、厳かに心静まる鼓の響きに触れるひと時…

2022-07-13 08:36:42 | エンタメ

先の週末は当初より定められていた参議院選挙に加え、安倍元首相に対する許しがたい蛮行が発生したことにより、まさに国中が大騒ぎの数日間となりました。

そのような中にあって私はといえば、かねてから参観を希望していた催しに赴き、つかの間、心静かなひと時に触れる機会に恵まれました。その催しはこちら。


京都にて代々続く小鼓の家系に生を受けて幼き頃から鼓の世界で注目を浴びてきた曽和皷堂先生社中の発表会です。曽和先生は全国各地で道場を開設、そして日頃の成果披露の場としての発表会を開催しているようです。そして今年の発表会の場は鎌倉。

常日頃、私が暮らす鎌倉の街でいろいろお世話になっている呉服店「京都 伊と彦」の女将・好江さんと娘さん、そして知り合いの方々が曽和先生のお弟子さんということで、今回の発表会に向かった次第です。

振り返れば、曽和先生にはじめてお会いし、そして鼓を奏でる姿に触れたのは今を去ること約2年半前の2020年2月に 伊と彦さん主催によって催された「着物とワインの会」の折でした。その時の様子はこちらから…
「着物とワインの会」

思えばこの当時はコロナが少しづつ流行り始めた頃で、かろうじて様々な集いも開催されていました。その後はコロナに翻弄され続け、今日に至っています。コロナよ、早く去れ! と願わずにはいられません。

それはさておき、今回の「鎌倉ゆかた会」に鎌倉の方々4名が鼓の演奏を披露したのは午後1時過ぎからの約30分。まずは伊と彦・好江さんの娘さんの鼓から。


好江さんは私のすぐ横で、娘さんの晴れ姿をしっかり記憶と記録にとどめています。


「これぞ、母の本懐」とおおいに感じ入ったのですが、お仲間の方々が奏でる姿もきっちりと収録していました。このようなさりげな気配りがお店の好評の源になっているのでしょう。

そして、好江さんは当日の謡の先生方を従えて堂々と「羽衣 キリ」を披露してくれました。

私のような素人が見ても、鼓もしっかり音が響いていたし、とても素晴らしい舞台だったように感じます。

幕の合間、能舞台の前では晴れの日の出会いを楽しみ、そしてお互いに近況を語り合う和やかな姿も見受けられます。


ともあれ、世の中を騒がせる大事件や国政選挙最終盤のとかく慌ただしい中、私の生業たる陶芸等の工芸、各種美術、文学、音楽、そしてこのたびの鼓をはじめとする伝統芸能が心の平安にいかに寄与しているかをあらためて気づかされた週末でもありました。





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五輪よりも心騒ぐ「聖地巡り」は「さよなら夏の日」まで、まだまだ続く…

2021-07-12 20:50:55 | エンタメ

長く続いた梅雨もようやく最終盤を迎えつつあるようで、このところ関東甲信越地方では午後になると連日のように激しい雷雨に見舞われています。昨日の日曜日の夕方、鎌倉駅の横の道からも雷雲がひたひた忍び寄ってくる様子が見られました。


この梅雨入りと歩調を合わせるように始まったサッカー・ユーロ2020(2021)も日本時間の本日午前4時にイタリアvsイングランドで決勝のキックオフ。イングランドの首都ロンドンに位置するサッカーの聖地ウェンブリー・スタジアムでの戦いということもあってイングランドを肩入れする気持ちと、ラテンの人気サッカー国イタリアを応援する気分が交錯して、いささか「腰が座らない」気分でのテレビ観戦となりました。結果は周知のとおり、延長、そしてPK戦の末にイタリアが2度目のヨーロッパ王座に。

両チームイレブンはもちろん、スタジアムを埋めた6万人以上の観衆もほとんどがマスクはしません、ハグしてます。観戦で感染⁉ 潔すぎます!でも、これもサッカーということか…⁉

決勝の舞台となったウェンブリー・スタジアムはイングランドのFAカップという伝統あるサッカー選手権のファイナルの場です。同大会はプロ・アマがトーナメントの一発勝負で覇権を競い優勝チームには王室から栄誉が与えられる、日本でいえば天皇杯という感じでしょうか。そして今から53年前の1968年にイングランドで開催されたワールドカップの際にも決勝戦の場となりました。このワールドカップでは地元イングランドが優勝し、エリザベス女王が優勝トロフィーを自国イレブンに授与しました。

旧き良き、昭和時代の日本を彷彿させる趣きのある光景です…。おりしもこの1968年のメキシコ五輪にて、サッカー日本代表は川渕さんや釜本さん達の活躍で銅メダルを獲得しました。しかしながら、この当時、五輪は完璧にアマチュア選手のスポーツの祭典…。当時、中学1年生でしたが、この銅メダル獲得で、一時的にサッカーブームが巻き起こったことを記憶しています。

さらにはワタシの小・中学生時代、当時の東京12チャンネル(今のテレビ東京)にて「三菱ダイヤモンドサッカー」という主にイギリスとドイツのプロサッカーリーグ戦を放映するサッカー番組がありました。この番組でもウェンブリー・スタジアムでのFAカップ決勝戦がたびたび放送されていました。改装前の同スタジアムはサッカーフィールドの外側に陸上競技トラックがあり、FAカップ優勝チームのイレブンがこのトラックを走り回りながら応援してくれたファンに応える様子が今も目に焼き付いています。そして決勝で惜しくも敗れたイレブンが静かにスタジアムを見上げるシーンもよく覚えています。それゆえに、今回のユーロ決勝後の表彰メダル授与後にイングランドの選手が「2位はイヤイヤ」と言う感じで、メダルを首からそそくさに外すシーンがあったのは少しばかり悲しい…。


ユーロ開幕以来、午前4時にキックオフのゲームをはじめ、好きなチームの試合を観戦し続けてきました。そのため7月8日の準決勝を終えた頃から早起きの疲れが出たのか、頭痛に見舞われてしまいました。その結果、なんと大好きなビールも飲む気にならず、あれほど嫌いだったノンアルコールビールのお世話になる羽目になりました。

されど、これが案外イケて、心なしかお酒に酔ったような感覚も味わえます。不思議です。ついつい2缶目を開けてしまいます…。

そしてユーロ決勝直前の昨夜、ノンアルコールビールで悪酔いしたのか、「IOCバッハ会長と東京都の小池百合子女帝、そしてオリンピアとしての代表も兼ねた橋本聖子・五輪組織委会長が話し合って、開幕カウントダウン目前での、東京五輪中止発表!」という、考えただけでも恐ろしい夢を見てしまいました…。

そんなことはないのでしょうが、ワタシのこの夏の次なるエンターテインメントは、日本の夏の国盗り物語。

地元・神奈川では一回戦から名門同士が熱戦を繰り広げています。

「サッカーの聖地」から「球児の聖地」へ、ワタシの夏のちっぽけな「巡礼の旅」第2章の始まりです…。

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こんな時こそ足元を見つめ、忖度無用のコロナと陶芸を思う…

2020-08-06 13:35:56 | エンタメ

「記録的」ともいわれた長い梅雨もようやく開けて、いよいよ本格的な夏の到来。ワタシの季節がやってきた! と万歳したいところですが、昨夏3回も熱中症に見舞われたこともあり、「こまめに水分補給…」という縛りのかかった日々を過ごす羽目となっています。作陶の際にも工房内の温湿度計が気になります。立秋を明日に控えた本日8月6日午後2時現在、エアコンを弱めに稼働させた工房の気温28℃、湿度65%、熱中症指標は「厳重警戒」を示しています。


さらにはかのコロナに感染しないように人の前ではマスク必携となり、昨年以上にきめ細やかな熱中症予防対策が必須です。こんなことでは、楽しい夏の日も喜びは半減…。のハズなのですが、決してそのようなことはありません。楽しみは自分で見つけ、モチベーションが下がらぬように努めてみましょう。たとえば、今年も「甲子園」。いつもの年のような全国49地区代表校による選手権大会は見送られましたが、「交流試合」として春の選抜大会に出場する予定だった32校の「甲子園」が開催されます。というわけで、ついつい書店の店頭に並んでいた「Number」を手に取り、このところ毎晩 往年の名試合を思い出しています。


そして、市内の夜の裏小町界隈に出かける機会がほとんどなくなったことから、秋の夜長ならぬ夏の日長?の様相を呈し、本や新聞を読む時間が以前にも増して長くなってきたように思います。特に新聞は、これまで以上に熟読の度を深めています。本日の朝日新聞24面「文化・文芸」面がなんとも興味深い構成となっていて、とても楽しいひと時に…。

まずは落語界の重鎮にして人間国宝でもある柳家小三治師匠の「コロナのはなし」から。私の母と同じように太平洋戦争を体験している小三治師匠は今回のコロナ禍においても「いつ袈裟懸けに斬られるかわからない。まあ、びくともしませんよ」ときわめて明快で潔い姿勢が印象的。

その左側にレイアウトされた民俗学者・新谷尚紀氏の「語るー人生の贈り物ー」、ならびに下段の歴史学者「與那覇潤の歴史なき時代」も、ともにそれぞれの観点から「戦争、そして時の政治」を紐解いている点が偶然とはいえ、きわめて興味を引きます。

そしてさらに連載小説の定位置には、常日頃からその著作を愛読している池澤夏樹氏がこの8月から連載を始めた「また会う日まで」。氏の母方の親戚にあたる秋吉利雄という戦前戦中の海軍や水路部に属していた人の物語なのですが、8月1日の初回から文全体の流れに詩的なリズムが感じられ、第6日目を読み終えた時点で早や虜になっています。

工房に目を転じれば、このコロナ禍にあっても陶芸教室は程よい感じに作陶の方々がお越しいただき、なんとも嬉しいかぎりです。前回のブログでも少々記しましたが、陶芸教室会員の皆さん、そして体験陶芸にお越しの方々もともに「一日も早くこの状況の解決を。そしてコロナ後はどのように…?」を真摯に考えている様子がうかがいしれます。時として「コロナ後がまったくイメージできなくて。どうなると思いますか…?」という質問を受けることがありますが、「自粛とマスクと手洗いが『新たなるライフスタイル』などというなんともイカさない今の世の中よりも遥かに美しい時が待っている、かな」と答えるのが精一杯…。

このような感じで陶芸教室のひと時は過ぎていくのですが、この春から工房内に展示している拙作のひとつであるキーマカレー皿に対する支持がこのところ密かに広まっているように感じられます。


この作品は工房に併設のカフェにて、キーマカレーを提供する際の盛り付けに使用するお皿です。陶芸教室でも評判が良いアイテムのひとつですが、つい先ごろ、その制作の一端としてうわぐすり掛け作業を披露することがありました。
粘土で成形、乾燥、そして素焼きを終えた生地に、コンプレッサーを使用してうわぐすりを掛けます。



うわぐすりを掛け終えた状態。このグレーのうわぐすりは本焼きすると、瑠璃色に仕上がります。

本焼きは1245℃の温度になるまで約24時間を要します。

本焼きし、窯出し出来るまで5日ほど自然冷却した後に窯から取り出した作品。

同じ粘土、同じうわぐすりを使用して制作しても、焼成の際の窯詰めする作品の量や窯内の置く位置、その他の様々な条件によって、仕上がりの色が微妙に変化します。

その偶然の作用をして、「これぞ陶芸の醍醐味」ともいえるのですが、造る側の立場からするとやはり「コンスタントに計算通りの仕上がりがありがたい…」という思いもあります。

ことほど左様に、
コロナも陶芸も忖度のかけら、いずこにも無し…、といったところでしょうか。





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語り尽くせぬジョン・レノン。そっと過ぎ行くバースデイ&「小さなキリム」も ♪ IN MY LIFE…

2020-02-18 07:41:56 | エンタメ

それはつい先日のこと。ふと書店に立ち寄った折、私にとっての「永遠のスター」たるジョン・レノンを特集した「Pen」誌を見つけ、反射的に買い求めていました。

家に戻り早々にページをめくりつつ「ビートルズ当時の記述が少ないかなぁ…」などと感じながらも、いっきに特集を読破。「ジョン・レノンを語れ!」という表紙のメイン・キャッチにしたがってウチの同居人さんを相手に我がジョン・レノン論を遠慮気味に語ってはみたのですが、予想通りあの人のココロにはあまり響かず…。さにあらば とばかり、部屋の中にジョンのCDを流すと同居人は「この曲、いい感じ…」といった具合にココロも会話も徐々にかみ合い始めます。やっぱり、ジョン・レノンは「語るよりも聴け!?」ということなのでしょうか…。

それにつけても、1980年にジョンが住んでいたニューヨーク・マンハッタンのダコタ・ハウス前で射殺されてから今年でちょうど40年。生きていれば、なんと80歳になるのだとか。あらためて、ジョン没後に起こったベルリンの壁崩壊やユーゴ内紛、そしてNY9.11を経て現在の混沌たる世界情勢において、ジョンが生きていたらどのようなメッセージを発してくれたのか…と惜しまずにはいられないような気もします…。

そしてジョンの生誕80年に思いをはせつつ、我が身を振り返るとつい先ごろ60数回目の誕生日を迎えていました。おりしも同じ頃にバースデイを迎えた知り合いのチャーミングなお嬢さんとともに祝っていただき


そして、バレンタインにいただいたチョコと

お贈りいただいたレディに感謝しつつ、2月如月もはや半ば。

工房には裏庭に咲き誇る椿を拙作の花器に…。

窓に滴る雨の雫も気のせいか春の気配を感じさせてくれます。

日を変えて陽射しが存分に注ぐ時、椿の紅色の花はよりいっそう春へ向けての華やぐ気持ちを伝えてくれます。


そしてこの時期、ウチの工房とカフェ チー坊ノワールでは、春の陽射しが奥へ奥へと射し込むようになってきています。

窓から斜めに降り注ぐ一筋の陽射しは、さながら春へ向けての道しるべ…。

時あたかも今、ウチの工房に併設するカフェ チー坊ノワールでは「小さなキリム展」を開催しています。


キリム絨毯を加工製縫したクッションの手触りと座り心地は、実際に手に取ってみれば「納得」していただけるものと思います。


ワタシの陶芸教室、ならびに併設のカフェ チー坊ノワールにお越しのお客様の間でも今回の「小さなキリム展」は好評を博しています。


お時間ありましたら、春の気配あふれる鎌倉の街の散策ともども、ウチの工房にて開催中の「小さなキリム展」にお立ち寄りいただければ幸いです。

皆様のお越しを心よりお待ちしています。





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ゆく夏は黒い日傘で浜歩き、名残る暑さは猫日記とともに

2019-08-28 16:52:09 | エンタメ


今から5日前の23日に「夏の終わりを迎える頃」といわれる「処暑」を過ぎ、暑さも少しずつやわらいできたように思います。ふとふりかえれば6月と8月の二度にわたり熱中症を患い、「なんだかとっても心残りの夏…」の日々をすごすことになってしまいました。それでも友人知人の皆さんから「熱中症の具合はどう?」とねぎらいの言葉をかけていただいたこともあり、現在は徐々に体調も回復してきているようにも思います。時折誘われる夕餉の誘いにも恐る恐る顔を出せるようにもなってきました。

そしてかの苛烈なまでの暑さも少々納まった今日この頃、時間を見つけては佐助の自宅から徒歩10数分でたどり着く鎌倉の海岸に降り立ち、足の裏からミネラルをたっぷり吸収することに心がけています。熱中症発症時、東京の幼馴染身の整骨医イッコウ君に診てもらった折に「気圧症も患っているので、鎌倉の海岸で裸足になって足の裏からミネラルを摂るように」との言葉に従っての浜辺タイムなのですが、たしかに「ミネラル摂取大作戦」の効果は絶大のようです。暑い街なかをあるいても、めまいがだいぶ改善されてきました。

三度目の熱中症に見舞われないように日傘を差しての浜辺タイムとなるのですが、ガリガリの痩せ男と黒い日傘のマッチングは見方によっては少々怪しげでもあります…。


かの熱中症以来、生まれてはじめて日傘を手にして街を歩いていますが、アタマの周りが涼しくて「もうこの先、日傘が永遠に手放せないかも…」というくらい快適です。この感覚は今から約15年ほど前に禁煙に挑んだ時に禁煙パイプが手放せなくなり「これから一生、このパイプをくわえていなければならないの!?」と少々戸惑った時と少々似ているようにも思います。

おりしも昨朝の朝日新聞「天声人語」は男性用日傘から話しがスタートしていました。

「天声人語」氏もこの夏は熱中症に見舞われたのかとかすかに思いつつ読み進め、35行にわたるコラムは「いつもと変わらない秋の風景。その入口にようやく立つことができた」の一文で締められています。さりとて明日からはまた真夏の酷暑が戻ってくるのだとか。熱中症のおかげですっかり楽しみ損ねた夏を取り戻そう…。

閑話休題。

先週、フリーランスのライター・写真家、佐竹茉莉子さんの人気ブログ「道ばた猫日記」にウチの黒猫ノワールにまつわる記事がアップされました。以来、街で知り合いに会うと「ノワちゃんのブログ、読みましたよ」「マキロウさん、猫は苦手だったの?」伝々、こちらの予想を超える反響があり、佐竹さんのブログの影響力と猫好きの人の間の強い絆をあらためて感じています。

そしてこのたび「道ばた猫日記」にて、かつてウチのノワールと一緒に数年間暮らしていたサボとプッチという猫さんの記事がアップされています。サボとプッチのブログはこちらから。


ふと気がつけば、特段の猫好きではないワタシが、当ブログにて3回続けて猫をテーマにしています。ことほど左様に、猫の世界は摩訶不思議…。


ワタシの夏は熱中症 猫のブログは熱注SHOW!
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紫陽花開く梅雨空の下、舞踏と「えにし」に触れる 非日常のひと時・・・

2019-06-12 19:42:10 | エンタメ


このところ、ご近所のお店仲間との会話の中では「紫陽花」の話題が花盛りの感があります。かのゴールデンウイーク10連休の後、鎌倉探訪の方々の姿は「通常モード」に戻って落ち着いた状況でした。そして6月に入り「紫陽花」に誘われて、鎌倉の街は徐々に散策に訪れる人が増えてきているように思います。ウチの陶芸教室とカフェに来る方々との会話でも、「紫陽花」がキーワードになっています。

わが家の裏庭や東側の斜面に生育する紫陽花も、徐々に色合いを深めつつあります。


そして家の東側にそびえる斜面に咲く紫陽花の傍らには、前日までは影も形もなかったタケノコがニョキニョキと成長し始めています。

まさに「雨後のタケノコ…」。

一日に1m近く成長してしまうタケノコとの闘いが始まって一ヵ月弱。竹を駆する時間はしばし「無心になれる貴重なひと時」でもあります。ちなみに毎日毎日、庭の斜面に生えてくる竹との格闘はこんな感じです。


そして、とってもちっぽけなスペースでの芝刈りもこれまた「無心」の境地への近道…。


梅雨の晴れ間の限りあるひと時を使って、慌ただしく草刈りにいそしむ時間はまさに「ありふれた日常」のワンシーンということになるのでしょう。

そのような中、時々お呼びがかかる「非日常の世界」は、日々の暮らしを楽しいものにする上での格好のコンテンツです。

たとえばつい数日前の週末の夕刻、徒歩で向かった先は由比ガ浜のちょっぴり秘密めいたスペース。この日、こちらで展開されていたのは市内在住で現代日本を代表する舞踏家・秀島実さんとそのお弟子さんになる中村早紀嬢のシークレットなパフォーマンス。

まもなく予定されているフランスでの舞台に向けて、ごくごく内輪の人に仕上げのレッスンを公開…となった次第です。

常に何となく謎めいたパフォーマンスはこのような感じ…でスタート…。
 
これまでに何度か秀島さんと早紀嬢が演ずるスローなテンポの舞台を観てきています。そのたびにいつも、秀島さんの「ネコ足」とでも形容したくなるくらいしなやかな足の運びが印象に残ります。激しい動きをした時でも、足音ひとつ立てません。そして観終わるたびに心温まる思いとともに、ちょっぴり物悲しい抒情的な感覚に包まれます…。

この秀島さんと早紀嬢、そしてウチの二人の間にはじつに不思議なつながりがあります。その一端が今から6年前に記したワタシのブログに残っています。以下、ブログの抜粋を…

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つい先日、地元テレビ局の「何でもこなす才女」中村早紀嬢が明るい笑顔で「こんにちは~」してくれました。


これまで何度か取材・収録を受けた経緯もあり、ウチの二人は早紀嬢からは「マキロウさ~ん、おみつさ~ん」と、公私にわたってお友達付き合いさせてもらっています。親子ほども歳の違うお嬢さんに相手していただき、「まこと嬉しい限り」のわが家でもあります。

この日、まずはいつものようにお茶を飲んだ後、早紀嬢が「是非お二人に観てもらえたらと思って、真っ先に持ってきました!」とテーブルに広げたこのチラシ。

聞くところによれば、来年1月に市内にて舞踏公演を開催する舞踏家・秀島実氏は鎌倉在住のコンテンポラリー・ダンスの名手とか。

早紀嬢いわく「秀島先生はかつて、大野先生というとても有名な人からコンテンポラリー・ダンスの指導を受けていたらしい」とのこと。その説明を聞いていたウチの同居人さんは「あっ、その大野先生って、ひょっとしてワタシの女学校時代の学校のセンセイ…。霞を食べて生きているような、ステキな仙人のような人」と言ったまま思わず絶句。

同居人さんが書棚から紐解いた一篇の印刷物には、今から約3年ほど前の「大野先生」の逝去を伝える記事が。


「ああ、大野先生が亡くなったんだ…との思いから、この同窓会誌だけは処分せずに取っておいたの」と、遠い昔に目を凝らす同居人。そして、「こんな偶然ってあるんですか!?」と目をパチクリする早紀嬢。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
という感じです。今あらためて読み返しても、なんとなく不思議…。

この日のシークレット・パフォーマンス終了後、近々フランスへ向かう二人の姿をカメラに納め…
 

その後、軽い「打ち上げ」は飲み屋さんではなく、若宮大路のフレッシュネス・バーガー。なんとも健康的です…。
 
舞踏の話や間もなく向かうフランスの話題、そして共通の友人の話に至るまで、秀島さんを囲むスタッフやワタシ達との会話は途切れることなく続きました。その中でも、もっとも熱心に語るのはもちろん秀島さん。舞踏という芸術の世界に身を置きながらも「昭和モード」あふれる秀島さんと「再会のウインク」を交わしつつ、梅雨の夜は過ぎてゆくのでした…。

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淡雪の日々の間に間、「ドレスコードは着物」に目覚めた63回目の記念日辺り・・・

2019-02-12 21:04:18 | エンタメ

先週末の土日そして月曜日は3連休でしたが、ウチの工房とカフェを訪れてくれた方々に訊ねてみても月曜日がはたして何の祝日であるか正確に把握している人はいませんでした!? 。ただ一つはっきりしているのは、3連休ともなるとお会いする方々の表情がいつもの週末以上にうきうき感に包まれているということでしょうか。というわけでかの週末、ワタシにとってもちょっぴり「嬉し恥ずかし」の日々をプレイバック…。

まずは連休初日となった9日の土曜日。気象予報士の皆さんが「関東は平野部も大雪かも…」と脅かした挙句に結局は「降る降る詐欺!?」に終わったこの日は、ワタシの63回目の誕生日。


例年ならばウチの同居人さんは「無関心」「無表情」なのですが、なんと今年に限っては誕生日の少し前に黒いブルゾンを買ってきてくれました。バースデープレゼントという行為とともに、その超激安価格にびっくり。「なんたる買い物上手!?」というこの驚きこそが、格別のプレゼントのような気もします…。

そしてご近所のお店仲間からのプレゼントも。

いつもいつも気にかけてくれてただただ「感謝、感謝」。いただいた特製プレミアム・モルツで「乾杯」…。このところ控えていたビールもこの日はつかの間の「解禁!」です。

その前夜、かの「鎌倉バーグ」で人気店になった「六弥太」さんで「サプライズ」のバースデーケーキを前に記念の一枚。

「鎌倉バーグ」と「サンルイ島」のケーキの相性も抜群です!! 「六弥太」ヒデさん、呉服「京都伊と彦 鎌倉」好江さん、ありがとうございます、ウルウル…。あっ、この日もビール飲んでました…。

3連休真ん中となる10日の日曜日。「伊と彦」さん主催の「着物で集う休日の午後」!?的な集いにいそいそとお出かけです。会場は北鎌倉駅から徒歩5分ほどに位置するフレンチ&イタリアンのお店「航(こう)」。古い民家をリノベーションした店内は落ち着いたテイストで統一されています。

古くからの友人でパンの情報誌「ブランスリー」社長・小平さんとともに、しばし店内のしつらえやお庭を愛でながら、開宴の時を待ちます。

このたびの集いにむけて「伊と彦」さんで大急ぎであつらえてもらった着物を纏っての一枚。

着物に袖を通すのは約30年ぶりということで、自分でも少々ぎこちない感じがします…。

今回の集いの主催者「伊と彦」好江さんが発する開会の言葉に続いて、先越ながらワタシが「乾杯」へ向けてプチスピーチという流れに。

「伊と彦」の好江さんから「たぶんマキロウさんが最年長!?ですから、乾杯の発声をお願いします」と頼まれて安請け合いしてしまったのですが、幸いにも立ち往生することなく、3分ほどのスピーチと「乾杯!」の大役を果たしてほっと安堵。

「航」スタッフの方のお料理の説明を経て、約30人の和服美女、そして10人ほどの着物男が「ドレスコードは着物」とのキーワードのもと、ちょっぴり無邪気に、そしてしっとり大人チックに語り親しむ時間がスタート

数でもパワーにおいても圧倒的な勢いの和服美女を前に少々遠慮がちな着物男…という構図とともに、あっという間に2時間が過ぎ、お楽しみの「くじ引きタイム」…。

婦人向けの懐中時計から始まって、ン万円相当の引換券まで豪華景品目白押しのエンターテインメント企画を前に、思わず「伊と彦さん、太っ腹!」との声もそこかしこから。

集いは「伊と彦」の若社長・達也さんと好江さん夫妻の掛け合い漫才のような軽妙な笑い溢れる締めのメッセージで幕を閉じました。


着物をメインにした集いということで、和服をまとった女性陣が主役となります。

ワタシを含め、男性陣の影の薄いことといったら…。

帰り際、「伊と彦」の好江さんとお店のお客様、そしてワタシの旧友「ブランスリー」誌・小平さんのスリーショット。

小平さんのちょっぴり目立つお腹がなんとも 着物映え しています。

そしてワタシは「伊と彦」の達也さん、好江さんとともに。


会場を後に北鎌倉駅まで向かう折、ふと振り返ると「伊と彦」ご夫妻がずっと見送っていてくれていました。

ん~ん、なんともイイ感じのお二人…。

これからのドレスコードは着物、です!? …。そして そうだ京都いこう…。

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「黒猫展&おいしいマルシェ・春のうたたね」に際しましては ありがとうございました。

2018-04-11 22:23:30 | エンタメ

4月1日から8日までウチの工房で開催された「黒猫展」に際しましては、お忙しい中 多くの方々のお越しをいただきましてありがとうございました。この場を借りて御礼申し上げます。

今回の展観においては20名に近い作り手さんがそれぞれに創意工夫を凝らした猫アイテムを製作していただいたこともあり、来場された多くの方々から「今回は例年以上にバラエティに富み、クオリティも上がっていますね」との感想をいただきました。

上々の反応を前に、「黒猫展」を主宰しているウチの同居人さんも「ホッと安堵…」の表情を見せています。

8日の閉幕を経て3日ほど過ぎましたが、いまだ工房は完全には片付かず、少々雑然としています。

お買い上げいただき買い主さんの元へ搬送される前の作品はいずれも、「黒猫展」を名残り惜しそうに? 佇んでいるように見えました。

工房に至る路地の一隅に設置した看板に記した「この先、徒歩32歩」の歩数をめぐって、今年は特に意見続出。

どうやら、この秋に開催するワタシの個展からは「この先、徒歩35歩」となりそうな気配です。

「黒猫展」最終日の4月8日に7歳の誕生日を迎えたウチの黒猫ノワールは、好評を博したとりどりの黒猫アイテムと同じく、あるいはそれ以上に注目を浴びてとても満足そうな8日間を過ごしたようです。この「黒猫展」期間中、お越しいただいた友人知人の方々の多くが不思議なことに示し合わせたように「ノワールちゃんに会いたい」「ノワに触りたい」とリクエストいただき、その言葉にタイミングを合わせるようにノワールが2階から降りてきて「ミヤ―ン」…。

鳴き声を披露するだけで、居合わせた女性陣を魅了してしまいます。これまで、オスのオルカ、メスの黒猫チー坊、そしてノワールといった3匹の猫と暮らしてきながらも特段の猫好きという訳ではないワタシにとっては、いささか理解しがたい「なんとも不思議なネコセトラ…!?」

その一方、学び盛りの新中学生の女の子は研究熱心です。ノワールが如何に楽しんでくれるか、おもちゃのトンボのサジ加減もじつに繊細。

ノワールも、じっくり遊んでいました。

「黒猫展」会期中、多くの方々から声をかけられ、そして様々な頂きものも…。たとえば、ご近所のお宅のタケノコ。さっそく、ふっくらほっくりとしたタケノコご飯に炊き上げ、「黒猫展」を支えてくれた皆さんとともに夕餉の時間…。

これぞ、まさに「地産地消」。風味、歯応え、ともに味わった一同をして「これぞまさに春の極み…」。

ご近所のお店仲間「ブンブン紅茶店」さんからは、マスターの小木曽さん特製「CHI-BOUのハッピーティ―ゼリー」のサプライズ。

「ブンブン」さんでブレンドしてくれている「鎌倉紅茶」で作ったプルプルのゼリーは「黒猫展」をサポートしてくれたスタッフの間で大好評だったことは言うまでもありません。

この「黒猫展」の会期中、やって来る方々の中にはじつにカラフルなバイクが。

こちらはイタリアのVESPAのスクーター。

燃えるような赤い色が、佐助の杜に良く似合っています。

「黒猫展」に出品しているヤングミセスが、ウチに颯爽と乗り付けてきたこの黄色い原付バイクはホンダのジョーカー。

ヤングミセスによると「ハンドルの幅が広くて、狭い道の走行がなかなか難しくて…」とは言うものの、このレトロな雰囲気は「 永遠に不滅」のような感があります。

そして、今回の「黒猫展」にかわいいトピアリーを出品してくれたお庭師・大熊さんの開成学園柔道部の先輩・次郎さんと娘さんが乗り付けて来たバイクは、カワサキのNinja。

「柔らの道」には少々そぐわぬ感もあるカラフルなきみどり色のバイクも、次郎さん父娘のルンルン気分にピッタリとマッチしていました。

そして、今回の「黒猫展」でもじつにさまざまなお客様や出展者の方々とお会いし、そしてお酒をともにしましたが、なんとも感慨深い想いに浸った一人がこの不良中年…。バッグやペンケースをはじめとする革工芸品を出品してくれたこの仲田徹さんは、ワタシの高校野球部の先輩です。野球部時代、この先輩からは「根性出せ、気合いだ、気合い!」と怒鳴りまくられていました。高校卒業後も軟式野球チームで20年以上の長きにわたり思いきり野球三昧してきた仲でもあります。

そして今、幾多の時を経て、「黒猫展」にて再び旧交を温めることとなりました。展観最終日の打ち上げの際、この先輩とお互いに「野球をしてた頃には思いもよらないカタチで再び交流出来て嬉しいね」と、何杯もビールグラスを傾け合い、さらに来年の「黒猫展」への想いを新たにするのでした。

今回の「黒猫展」の折、お越しいただいた方々に対し、鎌倉スパイスをはじめとするさまざまなアイテムが「鎌倉市ふるさと寄付金返礼品」の対象品になっていることを控えめながらお伝えしてまいりました。以来、皆様方からさまざまなSNSツールやクチコミを通して「鎌倉スパイスがふるさと寄付金返礼品…」とご紹介いただくことになりました。いろいろな面でお得感満載の「ふるさと寄付返礼品」選びに際しては、ぜひ選択の候補としてお考えいただければ幸いです。


「ふるさと寄付はなんとなく難しそうで敷居が高い…」という場合には「にゃん太通販」さんからの購入がお勧めです。

もちろんのことながら、「鎌倉スパイス」をはじめとする各アイテムはウチの工房をはじめ鎌倉市内や各地で購入出来ます。各店舗一覧はこちらから。


今回の「黒猫展」を終え、あらためましてワタシども 佐助Room114、ならびに チー坊ノワールをよろしくお願いいたします。
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