鎌倉 佐助の風街便り

陶芸、街歩き、クルマ、オーディオ・・。思いのまま徒然に

イル ヴィアッジョさんとのコラボ展開幕まであとわずか。只今、ゆるゆると準備中。カフェはオープンしています。

2018-10-30 12:44:26 | 日記

たとえば、「愛読書は…?」と尋ねられた時には即座に「新聞、でしょうか…」と答えるくらい、新聞が大好きです。毎朝毎夕、たとえどんなに忙しい時でも、自宅に配達されてくる新聞を手にするたびに第1面から最終面のテレビラジオ面までじっくりと 熟読…しています。昨朝もまだ朝陽が昇る前から紙面に踊る記事に目をとおしながら「ハロウィーンの渋谷は困ったものだ…」「やっぱり、日本シリーズよりもワールド・シリーズのほうが燃えるかな。レッドソックス、頑張れ…」といった具合に独り言を。そして朝刊中ほどまで読み進めて18、19面ブチ抜きで掲載された宝島社のこの広告

にしばし、釘付けに…。

永遠のロックンローラー・内田裕也氏と9月に亡くなった樹木希林さん夫妻をはじめとした内田ファミリーのプライベートショット…とのことですが、紙面に掲載されている希林さんの

「絆というものを、あまり信用しないの。期待しすぎると、お互い苦しくなっちゃうから」

「代表作? ないのよ。助演どころか、チョイ役チョイ役って渡り歩く、チョイ演女優なの」…

をはじめとする含蓄とウイットに富んだ言葉の数々は、さながら「終活」の一端のようにも思えます。

「終活」といえば、2年ほど前に還暦を迎えたワタシのまわりでも友人知人達の間でチラリチラリと「そろそろ終活を…」「もう、少しずつ始めてる…」などという言葉が交わされ始めています。思えば、ほんの少し前までは自分が60歳を迎えることなど想像だにしていませんでした。旧くから「少年老い易く 学成り難し」などといわれますが、この歳になって我が身にたちかえると「中年老い易く 楽成り難し」の観があります。友人知人たちを見習って「それでは、少しずつ終活の真似ごとを…」などとも思う今日このごろではありますが、間もなくウチの工房ではワタシの作品の展観が始まります。今回は東京・白金の輸入雑貨店「イル ヴィアッジョ」さんとのコラボ展ということで、展観へ向けての準備にもより一層チカラが入っています。

というワケで「終活の進め」はひとまずお預け。少しばかり忙しい秋ということで、さしずめ「終活」ならぬ「秋活」の日々…となっています。

現在、工房にはコラボ展に向けてイル ヴィアッジョさん選りすぐりのアイテムの数々が届けられています。時はハロウィンから立冬を迎えようとしています。巷では早や、クリスマスの話題も…。ということで、イル ヴィアッジョさんからも「大人のクリスマス」アイテムの数々が展示されます。

クリスマスキャンドルが収められたガラスの器と上にかぶせた金属製のアイテムは本来は別のもの。金属製のアイテムは、窓辺から吊るして飾るクリスマス・オーナメントですが、ガラス器とのペアリングは「これはなぁに?。なんだかとってもカワイイ」と、早くも評判になっています。


こちらはスウェーデン生まれの「北欧の妖精」。

クリスマスにはサンタクロースのお手伝いをするそうです。

一方、こちらは「和の心」をくすぐる伝統工芸品。秋田県角館に伝わるイタヤ細工の籠。

イタヤ細工は、イタヤカエデの若木の幹を帯状に裂いて編みこみ、さまざまな製品に仕上げます。

明日以降も、展観へ向けての情報をfacebookその他で紹介の予定です。よろしくお願いいたします。




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ほぼ全編 中村江里子さん…「Saison d'Eriko」にあふれるパリのエスプリと日本の和の心…

2018-10-20 17:57:06 | 日記

ウイークエンドの土曜日。今朝もいつものように朝刊を読みながら、陶芸教室へ向けて心の準備を進めます。かたわら、同居人さんはカフェの下ごしらえにいそしんでいるようにも見受けられます。そのような感じのゆったりにしてチョッピリ気ぜわしい時が流れる中、朝刊24面「読書面」下段に異彩を放つ?曽野綾子センセイの写真を拝顔しながら、著書の「六十歳からの人生」というタイトルをわが身に置き換えてボ~ッと想いを巡らせているうちに、少々残っていた眠気ははるか彼方に吹き飛んでいました。

広告を良くみると、60歳を過ぎたわが身にもたしかに心に響く文字が並んでいます。しかしながら、いわく「自分の残り時間を生きる…」と言われても、そしていわく「老いゆくとき、わたしのいかし方」を提言されても、いまひとつピンと来ません。若い頃からいわゆる「イケイケタイプ」ではなかったものの、蕎麦のように細く長く「あれもしたい、これもしたい。あれも欲しい、これも欲しい」と思い続けて今日に至っています。

ということで、「まだまだ、自分の残り時間は考えてません。すみません…」と曽野センセイの写真につぶやきながら、右側の広告に目を転じると「中村江里子のデイリー・スタイル」お気に入りの器探し…という楽しげな文字が躍っているではありませんか。60歳を過ぎたわが身にとって、広告に謳われている「パリで探す。おしゃれな器とグラス」を探訪することは今すぐにはちょっと難しいのですが、「日本で探す。日常使いの和食器」は明日にでも時間をさいてみたい気分になります。やはり、何歳になっても身の丈にあったささやかな夢と楽しみは持ち続けていたい…。

などとダラダラと駄文を書き連ねながら、「なんたるタイミングでこの雑誌の広告が…」と感じ入っているところでもあります。じつは、この扶桑社刊「中村江里子のデイリー・スタイル Saison d'Eriko Vol.09」には、ワタシが主宰する「佐助Room114」陶芸教室が紹介されています。

編集スタッフの方々とともに、フジテレビの人気アナウンサーだった中村江里子さんがウチの工房にやってきたのは、かの暑い暑い夏のさなかの小雨模様の日。これまでウチの工房には書道家・武田双雲さんをはじめ著名な方々が時おり取材撮影に来ていただいていますが、ワタシもかつては野球雑誌編集者だったこともあり、いわゆる「アガる、ドキドキする…」ということは全くありませんでした。が、今回の中村江里子さんとの撮影その他の取材に際しては、八頭身はあるのでは…というスレンダーなスタイルに「ちょっとドキドキ…」。そして優しい笑顔で話しかけられて「ちょっとポ~っ」…。まったくもって、いささか恥ずかしい不良中年ぶりをさらけだしてしまう一幕も…。というワケで、カメラマンさんからの「しっかりと江里子さんの目を見てください」とのリクエストにも惜しいかな、目を合わせることが出来ません、でした。

ウチの工房が掲載された 特集「日本で探す。日常使いの器Part1鎌倉・朝食の器」のページには、佐助のわが家にほど近い民藝の銘店「もやい工藝」さんをはじめ、市内の朝食と器のお店が紹介されています。

そして巻末のINFORMATIONのコーナーでは、この秋にウチの工房の一角にオープンした「cafe CHI-BOU NOIR(カフェ チー坊ノワール)」の店舗情報も掲載していただいています。


この扶桑社さんから出版されているフランスのテイストと日本の和の心を紹介する「Saison d'Eriko Vol.09」は、本体1300円+税にて書店にて販売中です。機会ありましたらお手に取り、お買い求めいただければ幸いです。ワタシの間抜け面が小さく載ってます…。

フランスのテイストと日本の和の心…といえば、来月11月2日からウチの工房でのコラボ展でご一緒する東京・白金のセレクトショップ「イル ヴィアッジョ」さんが追い求めるテーマでもあると思います。昨日は「イル ヴィアッジョ」さんに赴いて、コラボ展の打ち合わせ。


店内は早や、控えめにしてハイセンスな「大人のクリスマス」モードに包まれ始めていました。

11月2日・金曜日からのウチの工房でのコラボ展にて「イル ヴィアッジョ」セレクトアイテムをお楽しみいただければ幸いです。ワタシの作品も、イル ヴィアッジョさんのアイテムに寄り添うとステキに輝いているように思います…。


あらためまして、11月2日からのコラボ展のご案内…






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ワタシの陶芸with東京・白金の輸入雑貨店イル ヴィアッジョのコラボ展開催のおしらせ

2018-10-15 19:28:58 | 日記

例年ならばこの時期、ウチの工房ではワタシの個展を開催しています。本日、街でお会いした知り合いの方からも「今年の個展は…」と、問いかけられたばかりでした。今年は開催時期と趣向を少しばかり変えて、ほぼ2週間後の11月2日から11日までの10日間にわたり、ウチの工房にて

「OLDIES&SOMETHING NEW 倉田牧郎×イル ヴィアッジョ」

というカタチで開催いたします。今から約22年前、ワタシの作品を最初に置いてくださった東京・白金のセレクトショップ「イル ヴィアッジョ」上村素子さんとのコラボ展です。

概要、問い合わせ等は以下のとおりとなっています。



上村さんからは「22年前のオープン当初からお取り扱いさせていただいている陶芸家 倉田牧郎さんとのコラボ展『OLDIES & SOMETHING NEW』です。ヨーロッパから集めたアイテムと日本の手仕事を融合させたクリスマスシーンをお楽しみください」とのメッセージが寄せられています。

そして今回の展観は、この秋に工房の一角にオープンした「カフェ チー坊ノワール」のお披露目ともなっています。カフェのオープン当初はあえて「カフェ開店」の公表を控えめにしてひっそりと営業してまいりました。そして今回のワタシとイル ヴィアッジョさんのコラボ展を契機に「カフェ オープン」を皆さま方に広くお伝えさせていただいた次第です。キーマカレー、カフェオレ、チャイ等をお楽しみいただきながら、鎌倉スパイスをはじめオリジナル商品購入ができるパイロットショップとしてご利用いただければと思っています。

今回のワタシの作品ラインアップは「カフェ チー坊ノワール」でメニュー提供しているキーマカレー皿やコーヒーカップをメインに抹茶碗、八角皿その他の展示販売を予定しています。

また、ウチの工房でのイベントの際にいつも好評の算命学「占い処 星の間」星井サトルさんの出張鑑定(要予約)は今回も開催いたします。

来たるべき霜月11月によせて…。深まりゆく秋のひと時 鎌倉佐助の路地奥にたたずむ「チー坊ノワール」のカフェ&ゆったりセレクトタイムはいかがですか。


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3連休が続く秋によせて、「もう飲もう、ゆえに我あり…」と苦しまぎれに自己弁護

2018-10-07 22:05:43 | 日記

お勤めの人の多くは週末になるとほぼ確実に休日がやってきます。ところがワタシのように職業の区分でいえば「自由業」の括りに入る人は、曜日の感覚が極めてファジーな場合が多い傾向があるようです。たとえばワタシの場合、作陶の傍らでは必ずテレビやラジオの音が流れているので曜日の感覚は一応は把握しているつもりではあります。しかしながら、3連休ともなると「この連休は、はて、何の日?…」と考え込むことが往々にしてあります。

この3連休も、お客様に「はて、何の祝日?」と言問うと「たぶん、8日が体育の日!?…」と、はなはだ心もとない感じです。ワタシ的には「体育の日は10月10日でしょうが!」と言いたいところではありますが、言ってみる先も見つかりそうもないので、ただひたすら「8日が体育の日」と、無理やり自分に説き伏せることになります。

それにつけても本日7日、3連休の中日も朝から暑かった…。町内では自治会さん主導のもとに朝9時から、街の中を流れる佐助川一帯の大掃除がとり行なわれました。春の大掃除の時には総勢80名くらいの方々が参加したのですが、今回は市民運動会と重なり幾分小規模でさしずめ「中掃除」という感じではありました。

それでも、過日の台風の際に塩害で街なかに乱舞していた落葉を掃き清めて、我が街 佐助はすっきりとした秋の装いを整えました。

ウチの工房でも朝10時前から陶芸教室の会員さんが徒然に集まり、作陶を開始。程なく、作陶するテーブルに広げられた新聞紙上の見出しに目が行ったのか、年代を越えて皆さん一様に「孤独死、ですか…。いずれ我が身かも。でも、それでも良いかも…」などと、軽い笑顔と共に語り合っています。

今や老いも若きも「終活」に想いを馳せる時代になってしまったのでしょうか。なんだか「体育の日」が「耐育の日」?にも感じられる今日この頃…。

時あたかも10月の半ばが迫る中、街なかでは「おせち」や「喪中はがき」の準備を促す看板が姿を現し始めました。工房で作陶する会話の中でも、「この作品は年越し蕎麦のつけ汁を入れる器に…」といった具合に、早や「年末進行」の気配も漂い始めています。

まもなく迎える紅葉の季節と共に、気を許していると「あっ」という間に 除夜の鐘!?

陶芸教室も落ち着きを迎えた頃、この夏にオープンしたカフェの設計を手掛けていただいた設計士さん夫妻とともに、つかの間「おつかれさまの会」のひと時。

カフェスペースでの宴ではなく、あえて「こちらの陶芸教室エリアでくつろいでみましょう」と言ってくださる配慮がココロに沁みるひと時でもありました。

そして…、3連休の夕暮れは忙しい…。

秋の夕暮れに包まれる中、ご近所のお店仲間さんと共に市役所で開催されている「鎌倉オクトーバーフェスト」の喧騒の中に誘い込まれてしまいます。

顔馴染みの方々と目が合いながらも、お互いに何となく「見なかったことに」…。なにしろ、ワタシの傍らでビールグラスを傾けているのは、謎めいた妙齢の…。

オクトーバーフェストの帰り道に出会った顔見知りさんの顔にも「マキロウさん、奥さんに叱られますよ」という様子がアリアリのような気もします。

でも、この街ではワタシは徹底的に「安全パイ」。「マキロウ、良からぬことを企んでいるかも?」などとはちっとも思ってはくれません。

秋とは、そんな季節です…。
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