鎌倉 佐助の風街便り

陶芸、街歩き、クルマ、オーディオ・・。思いのまま徒然に

速報:今年の鎌倉花火大会、中止決定。松飾りのお焚き上げ、そして今年初の窯焚きを終えた今、五輪の行方は…

2021-01-18 19:03:03 | 日記
まずは当地にまつわるお知らせから…。
つい先ほど舞い込んで来た便りなのですが、今年の鎌倉花火大会はコロナ禍をはじめとする諸般の状況を鑑み、中止となりました。

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先週の金曜日、1月15日は「小正月」ということで、街中には鶴岡八幡宮に松飾りをお納めする人々の姿が見られました。そしてこの「小正月」の日、八幡宮でも「左義長」という、松飾りや注連縄を焚き上げる神事が行なわれます。

写真は今から7年前の2014年に八幡宮で執り行われた「左義長」でのお焚き上げの様子です。朝7時、凍てつくような冷気の中での儀式の開始時は体が寒さでブルブルと震えていますが、クライマックスのお焚き上げの時には濛々と上がる炎の熱が伝わってきて心もほっこりと和んできます。

「左義長」に臨んでいたのはこの年が最後で、最近は「小正月」前に葉山の森戸神社に松飾りをお納めし、さらに、陶芸の窯焚きの際に添える「清め塩」を買い求めることが習わしのようになりました。窯の前にお米とお酒、そして清め塩をお供えして、窯焚きを始めます。


「小正月」前の森戸神社からは江の島の向こうに真冬の相模湾と富士が望めます。

葉山御用邸にも近く、そしてワタシが信奉している政治アナリスト・伊藤惇夫さんも住んでいるこの葉山という街、「ほんとにいいなぁ…」と、来るたびに大きく深呼吸してしまいます…。

真新しい森戸の清め塩を手にしたことと時を同じくして、今年はじめの本焼きの窯焚きへ向けて、陶芸教室会員さんや体験陶芸の方々の作品を窯詰め。

今回はこのような花瓶や特徴あるテイストの作品が揃ったように思います。近々、昨年来からの会員さんや体験陶芸の方々の作品の一端をアップしてみたいと思っています。

閑話休題。

それは「小正月」と時を合わせた頃からでしょうか、かねてよりポツリポツリと話題になっていた「東京五輪開催危機…」の観測報道が海のむこうからやってき始めました…。

このコロナ禍での開催をめぐっては、その考えは人それぞれだと思います。それにつけても今から60年近く前の1964年に開かれた東京五輪の時の、開幕へ向けての数年前から東京の街並みの景観が整えられ進められ、それとともに国中が熱狂に包まれて行ったことが昨日のことのように思い出されます。あの時、ワタシは小学3年生。

「そういえば、記念切手があったっけ…」と本棚をガサゴソ探してみると、シートは見当たらなかったけれど、バラの切手がでてきました。

五輪切手は、確かもう一種類、朱色をバックにした駒沢体育館…があったハズなのですが、見つかりません。そして、東海道新幹線と首都高も五輪に合わせて開通しています。いろいろな面で夢いっぱいの良い時代でした。

おりしも本日ようやく国会が召集されて、就任4カ月にして早くもお疲れモード満載の菅首相は所信表明の中で東京五輪・パラリンピックに向けて「人類が新型コロナに打ち勝った証し」として、開催の決意を語っていました。が、やはり原稿の棒読みでココロに響いてこない感じです。なんだか「五輪のコロナ克服もお寒い限りだなぁ…」と思っていたら、明日は「大寒」。

コロナに対する警戒はもちろん、インフルエンザとお酒の飲み過ぎに気をつけて日々を過ごさねば、と、あらためて気をひき締めて…。
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七草粥を食しながら、ひたひたと押し寄せる重たい風を感じて…

2021-01-07 16:20:14 | 日記
早いものでつい先ごろ年が明けたと思っていたら あっという間に日々が過ぎ、今朝の膳は七草粥。90歳を超えた母が、今年もはりきって作ってくれました。

七草粥をありがたくいただいている間にも、まもなく1都3県に発令されるであろう緊急事態宣言に対し「菅さんも小池さんも自分のことばかり考えてるみたい。まったく、困ったものねぇ…」と意気軒高? です。世の中はコロナの勢いが急拡大していますが、母の批判精神あふれる姿を見ていると「この母ならば、コロナに負けずに今年も元気に過ごすことは確実だ」と安心させられます。

家へ向かうアプローチの一角に飾りつけていた松飾りもかたずけ、鶴岡八幡宮の「おはらひさん」を玄関に供えて、お正月の行事は8割がた済ませたことになります。あとは11日の鏡開きをとり行なって、常なる日常が本格的に戻ってきます。

「おはらひさん」は昨年までは6月30日と大晦日に鶴岡八幡宮で行なわれる「大祓式」の後に境内で授かってきていたのですが、昨年の6月の「大祓式」の時から「蜜を避ける」ために、後日郵送されてくるようになりました。おりしも、七草の前に我が家にも到着。

蛇足ながら、このゆうパックの送料はすべて鶴岡八幡宮が負担してくれます。お宮さんとしても、年始の参詣者は減るし、「おはらひさん」の送料はかさむし、ということで、コロナの終息を自ら「神頼み」? したい気分かもしれません…。

おりからの大寒波の影響で激しく吹き寄せる北風の中、玄関ドアの上にお祀りし


赤い御幣の冬バージョンに…。


常ならば、元旦の午前中に行なっていたのですが、今年は約1週間遅れとなりました。こんなところにも、コロナの影響が出ているのですね…。

そして、まもなく政府から1都3県「緊急事態宣言」が発令される予定となっています。また、「緊急事態行動」という措置もあるみたいで、なにがなんだかよくわかりません。そんな中、自民党の森山国対委員長が「国会議員は4人までなら、会食 いいよ」? ともっともらしく解説し

轟々たる非難を浴び、そしてあまりの緊張感のなさに呆れられているようです。

そのような中、今朝の新聞に掲載された宝島社の全面広告は我々庶民の政府に対する鬱積した思いを伝えてくれているようにも思います。

この写真では少々わかりにくいのですが、右下に濃いピンク色で記された 「感染拡大は、個人の責任だそうです」との言葉は、政府に対してみんながいだいている不信感を代弁してくれたものとはいえないでしょうか…。

ともあれ、はたして「緊急事態宣言」の効果や、いかに。「宣言」発令の前にも、東京都では一気に2447人の新規感染者が確認されてしまいました。数週間後、首尾よくコロナの勢いが収まり始まることを祈るのみです。

閑話休題。

今年元日のブログにて「明日は箱根駅伝がスタート。母校・駒沢大学の戦いぶりに目が離せそうにありません」と記しました。正直なところ、優勝は難しいだろうな、と思っていたのですが、これがびっくり。ご承知のように、復路最終10区で3分19秒差をひっくり返しての奇跡的な逆転優勝でした。一時期の常勝時代を経てこのところやや残念な結果が続いていただけに、4日にはひさしぶりにスポーツ紙を買い求め、後輩?の活躍ぶりを何度も読み返していました。

と同時に、かつてスポーツ・マスコミに身を置いていた者として、「惜しくも2位とはいえ、大躍進の創価大学の戦いぶりを、上部組織の創価学会の機関紙・聖教新聞はいかに伝えたのか」との興味が沸き、同紙を手に入れて読み説いてみました。それにつけても聖教新聞、びっくりするほど良い紙を使ってるんですね…。我が愛読紙の朝日新聞や日刊スポーツとは雲泥の差です。

ひさしぶりに手にする日刊スポーツは、わが母校の紫色のタスキとともに快走する石川選手の姿が踊っています。かたや聖教新聞は前日2日の往路1位でゴールのテープを切る三上選手の雄姿を掲載しています。

聖教新聞ですので、2位躍進を伝える記事に中に「信仰の力」とか「仏法の元」といった表現はあるのか、と思って読み進めたのですが、そのような記述は見当たらず、抑制の利いた戦評となっています。そのうえで、戸田先生、池田先生…と創価学会の象徴ともいうべき方々の名を文中にそっと埋め込んでいます。なんだか、とっても筆力を感じます…。

なにはともあれ、母校の紫のタスをとおして

箱根路の むこうに透ける 学生時代…
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明けましておめでとうございます。今年も佐助から よろしくお願いいたします

2021-01-01 20:06:09 | 日記
明けましておめでとうございます。今年も佐助Room114,ならびにチー坊ノワールをよろしくお願いいたします。

コロナに始まって以来なんとも緊張感あふれる摩訶不思議な、そして多くの価値観が覆された感のある昨年を経て、取りも直さず「スターティング・オーバー」の気持ちとともに新たなる年を迎えました。

さてさて、これまで子どもの頃から60余年にわたり、お正月三が日の朝の膳は今は亡き祖母から始まって母、そしてウチの同居人さんお手製のおせち料理が常でした。ところが今回はコロナの余波による「いつもと異なる年末年始」ということで年末恒例のお正月準備も控えめにし、おせち料理も「お料理屋さんにお頼みしてみたら…」という母の言葉にしたがって、母のお気に入りでもある市内・稲村ケ崎の和食処「つきやま」さんのお正月善をお願いしたのですが、これがまさに「大正解!」。「祝い重」、ならびに「二の重」の二段重ねのお重は、ご主人が腕を凝らしつつ更にいかにも保存料未使用と思われるすっきりした味と程良い量が相まって、箸の手が止まりません…。

かのコロナ禍において「もう、前の暮らしには戻れない…」としきりに言われていますが、このお正月善は良い意味で「もう、以前には戻れない…」という感じです。多分、来年のお正月も「つきやま」さんのお世話になりそうな予感…。

コロナ禍とはいえ、親戚や知り合いの訪問もあり、それなりに慌ただしい元日の午後。少々遅くなった賀状投函後に、今年最初の「風街歩き…」。

鎌倉駅東口ロータリーから小町通りに目を向けると、「3密は避けて…」は真冬の午後の夢の如く、人、人、人…の極めて濃密な光景が展開されています。

勇気をふるって小町通りを20mほど進んではみたものの、人の流れの勢いに気負されるように右に曲がり

若宮大路に逃れて「ホッ…」とひと息。この若宮大路は三が日の間は自動車は通行止めのため、歩行者天国のような状況となります。道幅が広く、しかも風通しも良いので、多くの人が闊歩しても「3密」は避けられます。

北方向を望むと、昨日の大晦日に一年の御礼参りに詣でたばかりの鶴岡八幡宮が初春の夕陽を浴びて輝いています。思わず「今年は良い事 ありそう、かな…」

鶴岡八幡宮境内は元旦の夕刻としては参詣客は控えめな感じではありますが、やはり「3密」の様相を呈しています。

まあ、これまでのコロナに対する政府の感染抑制策や経済対策の無策ぶりを鑑みるに、我々庶民が神頼みせずにはいられないことも無理ならぬことのようにも思われます。むしろ、境内に歩を印す人達の抑制の効いた歩みの一歩一歩を見るにつけ、「この国はまだ大丈夫…」とかすかな確信めいた光明も感じたひと時でした。

そして、明日は箱根駅伝がスタート。母校・駒澤大学の戦いぶりに目が離せそうにありません…。

あらためまして杜の緑にいだかれた佐助から、今年もよろしくお願いいたします。
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