鎌倉 佐助の風街便り

陶芸、街歩き、クルマ、オーディオ・・。思いのまま徒然に

私の器展& Naiku Naikuバッグ展が本日 開幕。お時間ありましたら、ぜひお出かけくださいませ。

2022-05-27 20:53:35 | 日記
本日から6月2日の木曜日まで、ウチの工房&カフェにて私の作品、ならびにドイツ在住の作家・なおこさんが制作したバッグ展がスタートしました。



午前中は大雨だったのですが、昼過ぎからは初夏の陽光が降り注ぐまさに絶好の開幕日和…⁉



まずは、ヨーロッパで集めた生地を使って制作した布バッグやポーチなどを展示販売する

Naiku Naiku バッグ展「夏色の予感」






そして私の器の展示・受注会「大地が薫る器たち」


今回は、大地の恵みをイメージさせるアースカラーの作品に想いを寄せてみました…。




アースカラーではありませんが、コテコテ過ぎない「和の心」を目指した作品もあります。


本日のオープンに向けて準備する中、昨日までに多くの方々が工房に立ち寄って声をかけてくれました。その中でも特に、佐助の友人女性とともにお見えになったチェリストの水谷川優子さんとお母様からはとびきりの「元気」をいただきました。この3人はわが家に来るたびにウチの黒猫ノワールを「ノワちゃん、ノワちゃん」と可愛がってくれます。そして、音楽や映画をはじめ、とても楽しい話をたっぷりと聞かせてくれます。今回の訪問の際も拙作を「プレご注文」の運びに…。


そしてさらに、水谷川優子さんのチェロと黒田亜樹さんのピアノのコラボ演奏CDをいただきました。

ヴィラ・ロポスというブラジルの作曲家没後約60年の今、水谷川優子さんの言葉を借りれば「子どもの心を持った巨人の片鱗がお届け出来ますように…」と、CD制作への想いをライナーノートに説いています。今回の展観においてはこのCDに収められた曲をメインのBGMとしたいと思います。

そして私からは「今回の作品からアースカラーのイメージをお届け出来ますように…」

あらためまして今回の同時展観概要は下記のとおり

◆Naiku Naiku バッグ展「夏色の予感」
◆倉田牧朗 器展「大地が薫る器たち」…展示・受注会


※今回の展観に際しましては、Facebook・ブログ等のSNSツールにてご案内いたしております。ハガキ等でのお知らせはしておりませんのでよろしくお願いいたします。













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浄妙寺石窯ガーデンテラスで繰り広げられたクラシカルにして至高のひと時…

2022-05-24 09:30:58 | 日記

今週の金曜日からウチの工房にて「バッグ展&私の器展」が開催の運びとなっています。展観へ向けての現状は…といえば、いわゆる「鬼のような」超バタバタな状況は過ぎて「ええぃ、このまま開幕へ向けてまっしぐら…」という感じです。ふり返ってみると、春先からここに至るまで制作に明け暮れてそれなりにタイトな毎日でした。

そのような中、ご近所のお店仲間でともにクルマ好きでもある「ブンブン紅茶店」マスターの小木曽さんから「5月なかばに浄妙寺の石窯ガーデンテラスでクラシックカー仲間のクルマが集まるイベントを企画しています。よろしかったら、来てください」と、お誘いを受けました。5月なかばといえば、まさにウチの工房でのイベントへ向けての作品準備の真っ只中で超多忙が予想されたのでした。

されどされど、奇跡的に折り合いがついてというべきか、無理やり作陶の手順をひっくり返してか、というかはともかく、5月なかばの小雨模様のお昼過ぎ、浄妙寺石窯ガーデンテラスでのクラシックカー・ミーティングに参加の運びとなりました。めでたし、めでたし…。

まずはイベントを主催する小木曽さんから、今回お集まりになったクルマ仲間の方々や私達知り合いに向けてご挨拶。イベント参加に対する感謝の言葉とともに、控えめな語り口ながらご自身も所有する英国のクラシックカーへの熱い想いが伝わってきます。

ちょっぴり照れながら小木曽さんが語った「この石窯ガーデンテラスの建物が建てられて以来、今年で100年のクラシック建築。そして本日集まったクルマは英国のクラシックカー。さらにここにお集まりいただいた方々の多くはそれなりにお歳を重ねた、まさにクラシックの極みここにあり…」という感じのスピーチには、思わず心の底をクスっとくすぐられました…。

続いては、今から約40年前に小木曽さんとともに「ブンブン紅茶店」を立ち上げた姉上・初鹿野みのぶさんが、英国が誇る文化のひとつでもあるアフタヌーンティーの成り立ちや歴史、そして楽しみ方その他をとてもわかりやすく解説してくれました。

左側に控える紳士は今回のイベントに際してご自身の愛車ジャガーのオープンカーで駆けつけた、「ブンブン紅茶店」の超常連のGeorgeさん。「ブンブン」さんのお店ではいつも饒舌なのですが、この日は少しおめかししておしゃべりも少々控えめ…⁉

こちらがこの日のために石窯ガーデンテラスさんが用意していただいたアフタヌーンティーのスタイル。

香り豊かな紅茶やコーヒーとともに、サンドイッチやスコーン、そしてとりどりのフルーツを心ゆくまで堪能させていただきました…。

アフタヌーンティーを愛でる美味しいひと時、鎌倉を拠点に活動するヴァイオリニスト・鵜飼牧子さんの演奏がより一層おごそかに、そして華やかな雰囲気を演出してくれます。

私がこよなく愛するジョン・レノンの「イマジン」をはじめ「威風堂々」といった英国に縁の深い名曲のヴァイオリンの調べが浄明寺の里山の遙か先まで響いているかのようでした。

イベントもラストに差しかかった頃、石窯ガーデンテラスさんのご好意によって2階フロアを見せていただくことになりました。この2階スペースは市内に古くから住む方々にとっては法事の際の会食の場をはじめ、さまざまな集いのスペースとして親しまれています。あらためて立ち入らせていただくと、そこかしこに100年の歴史が…。

ここ数年来、この浄妙寺界隈は「奥鎌倉」とも称されるようになってきたようですが、ゆったりとした丘陵に広がる景色はやはり「浄明寺」や「浄妙寺」という響きが似合っているようにも思います。


フロアのそこかしこに100年の歴史が感じられます。




この日の主役のクラシックカーは、雨空の空の下 あくまでも静かに石窯ガーデンテラスの前に佇んでいます。


イベントがお開きとなり帰路に着く折、お集まりの方々があらためてクラシックカーを愛でるひと時…

3台のMGとオースチンのボディカラーは申し合わせたように深緑。ジャガーではこの深緑色を「ブリティッシュ・レーシンググリーン」と称したりしていますが、この深みのある緑色が英国車にはまさにジャストフィットな感じがします。

ともあれつい先ごろ、「ブンブン紅茶店」さんでランチしながらマスターの小木曽さんとクルマ談議する中、小木曽さんは早くも次回のクラシックカー・ミーテイングに向けて、あれこれ想いをはせているようです。佐助のお店仲間として、そしてともにクルマ好きのご縁とともに、ブンブンさんに「心からエール!」





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来週のウイークエンドから、バッグ展&私の器展が開幕。心よりお待ちしています。

2022-05-21 09:18:20 | 日記
時は今まさに若葉真っ盛り。南は沖縄から遠く北の大地まで、島嶼部も含めて南北約3000㎞にも及ばんとする日本列島は青葉が萌え盛っています。私が暮らす鎌倉の街も風薫る五月の空の下、いたるところで若葉が青々と輝いています。この若葉の時を経てあと10日ほど過ぎると、一年のうちで当地が最も華やぐ紫陽花の季節を迎えます。

そして若葉の季節から紫陽花の候へ移ろう時期に合わせてウチの工房では5月27日(金)~6月2日(木)まで、ひと足早めに夏へ向けてのバッグ展、ならびに拙作の展観を開催いたします。

◆Naiku Naiku バッグ展&倉田牧朗 器展

・日時:5月27日(金)~6月2日(木)11時~17時(最終日は16時まで)
・場所:佐助Room114(カフェ チー坊ノワール) 鎌倉市佐助1‐14‐1 
・TEL:0467‐24‐5872
※今回の展観に際しましては、Facebook・ブログ等のSNSツールにてご案内いたしております。パンフレット、ハガキ等でのお知らせはしておりませんのでよろしくお願いいたします。

・展示概要
◇Naiku Naiku バッグ展「夏色の予感」…展示販売会 @naiku.naiku

ナイクナイクで活動しているドイツ在住の作家・なおこさんがヨーロッパ各地で集めた生地を使って製作した布バッグやポーチたち。あなたに似合う夏色を探しにいらしてください。

◇倉田牧朗 器展「大地が薫る器たち」…展示受注会

植物の源はすべて大地から。時、まさに青葉萌える頃。大地の恵みをイメージさせるアースカラーの作品に想いを寄せてみました。あなたが心を込めた一品を載せれば、テーブルはより鮮やかな大人の食卓に。

今回の展観に向けて、制作の一端をここに…

高さ約9センチのカップの制作状況…

左側から順に、ろくろ制作後に乾燥を経て削り成形完了時、素焼き後、そして鉄系の赤みの強いうわぐすりをかけて本焼き前の作品。乾燥時と素焼き、施釉時で表面の色が変化していく様子がわかります。

高さ約7センチ、口径約13センチのフリーカップも…

素焼きした生地に鉄系の赤みの強いうわぐすりをかけて本焼きへ。カップ下部のスタンド部分への施釉が少し微妙な作業となります。

こちらはクロネコの意匠をあしらった作品…



そして本焼きを経て窯出しすると、こんな感じに…


現在、この作品たちも本焼きの窯の中に…

はたしてどのように仕上がるのでしょうか。神のみぞ知る⁉…

あらためまして、5月27日からの

Naiku Naiku バッグ展&倉田牧朗 器展

お時間ありましたら、ぜひお出かけくださいませ。心よりお待ちしています。
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連休、渋滞、憲法、華やぎとカオスの只中、おりしもオシムの悲報を惜しむ…

2022-05-03 22:29:37 | 日記
早いものでこのゴールデンウイークも前半を経て、後半のステージの扉が開きました。この長いお休みの始めの3日間、私は拙作とともに同居人さんがブランディングしている「チー坊ノワール」の鎌倉スパイス他のアイテムを取り揃えて、市内・浄明寺のカノンハウス鎌倉で開催されたマルシェに参加させていただきました。おかでさまで、友人知人の方々がマルシェ会場にお越しいただき、あらためまして御礼申し上げます。

このマルシェ初日の4月29日という日は、ウチの同居人さんが「私とあの子は一身同体…」と言い切るほどに可愛がっていたオルカというネコの誕生日でもあります。今から16年前の2006年にオルカは16歳で亡くなりましたが、私から見てもウチの同居人さんとオルカはダイヤモンドよりも硬い? と思えるほど強い絆で結ばれているように感じられます。この二人は明らかに日本語で語り合い、時には猫語を馳駆してたわむれ合っていました。私が割って入る隙間は1ミリもありませんでした。

しかるに4月29日の夜、毎年のお定まりとなっているオルカの誕生日のお祝い…。例年ならば、オルカの大好物のイチゴのショートケーキと行きたいところなのですが、どうした加減か、市内のケーキ屋さんでは申し合わせたようにショートケーキは売り切れです…。ならば…、ということで、

ショートケーキよりもいささか豪華なケーキを揃えて、オルカの誕生日のお祝いとなりました。

そして今あらためて気付いたのですが、今年はオルカの17回忌、ということはオルカの命日の1か月後に亡くなった私の父も17回忌ということになります。この二人の供養にあたってオルカには大きなイチゴのホールケーキを、そして父のもとにはキンキンに冷えたビールを手向けたいと思います。

閑話休題。

年末年始、そしてお盆の時とともにゴールデンウイークにおいては、わが家にお客様が来ることが多い故、何処にも出かけられません。「だから…」というワケではないのですが、高速道路の渋滞状況にやたら関心が向かってしまいます。そして、今年のゴールデンウイークの渋滞ピークとも思われる本日午前…

朝5時過ぎには早くも渋滞の気配が…


約2時間後の朝7時、かつてないほどの早いペースで着実に渋滞の帯が延び始めています。


それからさらに2時間後の午前9時、関東地方の高速道路下り線を見回してみると

渋滞チェックが趣味の一端を自認している私としてもかつて記憶に無いほどの大渋滞の赤い帯が延々と伸びています。ふと、1週間後からの、コロナの行方が心配になるほどでもあります…。

ともあれ、本日は憲法記念日。朝日新聞では、性急な憲法改正に慎重なスタンスと思われる二人の憲法学者・石川健治氏と木村草太氏が揃い踏みしています。

憲法記念日にあたり、このお二人の主義や主張に基づく記事を掲載することの是非はともかく、朝日新聞はブレていない感じです。公平を期すべく、明日、右側の論壇たる読売、産経両紙面もしっかり読みほどく所存です。とかくに連休は忙しい!?

ひるがえって、ウチの同居人さんがこよなく愛していたオルカというネコと私の父が亡くなった2006年にサッカー日本代表チームの監督に就任したオシムさんが先日、天に召されました。新聞紙上でもオシム氏が日本代表監督として、そして確固たるユーゴスラビア人として発してきた哲学的とも思える言葉の数々が掲載されていました。


現在、コロナ禍は依然と続き、そしてウクライナでの惨禍の行方はカオスの極みといったような状況です。折しもそのような時、母国ユーゴスラビアの解体時にサッカー代表監督を務め、さらにはユーゴスラビアに暮らす人達の民族争いを目の当たりにして来たオシム氏が亡くなったことは、なんとも様々なことを考えさせてくれるようでもあります。

仮の話しではありますが今、オシム氏が元気であったら、氏の母国ユーゴスラビアからさほど遠くないウクライナでの惨状をいかに言ほいでくれるのでしょうか。

あらためて今宵、

そうだ、「オシム 観よぅ!」




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