ついほんの少し前まで「みんな夏休みっだてさ。ボクはさ、リオと甲子園があるから夏休みが無くたって楽しいよ」と強がりを言っていたことも遠い昔!?…。ふと気がつくと、8月もあと数日を残すのみとなりました。そして8月最後の日曜日となった本日の午後、毎年この時期、この番組恒例の「納涼夫婦放談」を聴きながらの陶芸タイムとなります。
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不思議なことに毎年この「納涼夫婦放談」オンエアに際しては、陶芸教室の予約が無くて自身の作品作りにいそしんでいるような気がします。すなわち8月最後の週末とは、人をしてなんとなく出控えるようなモードに導くのでしょうか?。本日は市内の街を散策する人の数も、いつもの日曜日に比べてかなり少ないように感じられました。
納涼の「夫婦放談」の締めに流れるお約束の曲「さよなら夏の日」はいつもホントに物悲しい…などと少しばかり感傷に浸っていると、「ねえねえ、明日から台風だから、買い物につき合ってよ」と、2階に住む母がワタシの前にひょこっと現れます。まさに、ありふれた現実に引き戻される一瞬…。
「急いでいるから、紀ノ國屋に行こう。値段が高いけど、たまには良いや」との言葉に従って、母の買い物にお付き合い。
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紀ノ国屋の店内はモミジのディスプレイとともに「秋色」の農産品が並び、幾分落ち着いた雰囲気でしたが、価格は庶民にはやはりかなり高め…。
母から「欲しい物があったら、買ってあげるよ。たまにだからね」と言われて「はい」とうなずく還暦のワタシ。なんとも、親不孝の極みここにあり、といった風情でもあります。
紀ノ國屋からの帰り道、いつもなら散策の人で賑わう銭洗弁財天へ向かうこの道も人の姿がまったくありません。
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こんなことははじめてかも。これも8月最後の週末だからこその「夏終い」…!?。
我が家に戻って本焼きの窯出し。焼き上がった数多くの作品の中には7月末の「鎌倉 佐助のさんぽ市」の際に近所のチビッ子陶芸家さんが絵付けした3枚のお皿も。
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3匹のトンボのうちの1匹は、なんともきれいな赤トンボ。思えば一カ月前、お皿に無邪気にトンボを描いていたあのチビッ子陶芸家さんも、無意識のうちに季節の移ろいを感じ取っていたのでしょうか。なんとも、秋の気配とジャストフィットな赤トンボの到来の一コマでもありました。
そしてワタシも10月の個展に向けて、作品制作も秋に迎える「ハレの日」目指して臨戦態勢の日が続きます。
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そして今だ道半ば。個展までに、絵付けの日々は首尾よく終わりを迎えることが出来るのでしょうか…?。
そして明日以降、甚だ気になる台風10号の行方…。報道ではこの「ライオンロック」と呼ばれる台風10号は、まぎれもなく戦後最大級の勢力を持って日本列島をうかがっているのだとか。
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地理学を専攻していたワタシから見ても、見事なまでにくっきりとした台風の目とともに、日本海に広がる寒気団が及ぼす豪雨がことさら不気味です。
市内・由比ガ浜海岸の海の家でも、来るべき台風に備えて屋根をはじめ各所の点検を急いでいました。
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海水浴客の姿もまばらで、もはや季節は「今はもう秋…!?」。所在無げに駐輪されている自転車が、うら寂しさを助長しているかのようです。
逝く夏と初秋の狭間弄ぶ ライオンロックよ彼方へ向かえ…