闘う社長の再起編

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何故、クロック10GHzのパソコンができないか

2015年02月16日 21時27分19秒 | Weblog
最近、新発売されるパソコンが、以前、発売されたパソコンとは異なる気がします。
10年位前から、パソコンはドンドン性能が良くなり、より早くよりメモリは大きく
という感じでしたが、最近はハードの性能より、使い勝手が売りになっています。

以前の調子だと、現在ではクロック10GHzのクアッドコアのパソコンが
登場しても良さそうに思うのだが、インテルの最速CPUは、現時点でCorei7-5960X。
8コア3GHz、クロックだとCore i7-4790Kの4GHz。

他のインテルのCPUを見ても、早くても3GHz台止まり。
現在の技術では、4GHzをはるかに超える事ができないのでしょうかね?

一つは熱の問題、もう一つは消費電力の問題が考えられます。
両者には、深い関係があります、消費電力が増えれば発熱は増えますから。
CPUは熱くなると壊れるので、それをファンなどで冷やしますが、
ファンで冷やすにも限界がある。

一部のマニアでは、それを克服するため、液体窒素を使ってCPUを冷やし
クロックを上げている人もいるにはいますが、一般の人が購入するパソコンでは
一部水冷式はあるものの、結局、ファンで冷やしています。

上で書いたCorei7-5960XやCore i7-4790Kの消費電力は150W弱。
日本で使うとなると、一般家庭のコンセントで供給されるのは100Vですから
最低でも15Aの電流が流れます。
一般家庭のコンセント1つで15Aも流れるともう赤信号。
他の電化製品を動かしたら、ブレーカーが落ちるか、電線から煙が出始めます。
大体、一般家庭では、大体30Aの契約でしょうから、
15Aも食うパソコンのCPUが如何に電気を食っているの分かるでしょう。

そうそうCPUの集積度も、これ以上上げるのが難しくなってきているのかも知れません。
顕微鏡でCPUを見ると、髪の毛程の幅の所に、細かい回路が組み込まれています
もっと動作を速くするには、もっと集積度を上げる必要がある。
でもあまり集積度をあげると、発熱もおおくなり、髪の毛よりずっと細い回路は
熱ですぐこわれてしまうという矛盾が発生してしまいます。

スーパーコンピュータの「京」は、水と空気の両方で冷却しているとか。
その冷却システムを見ると、工場の配管そのものであり到底パソコンでは無理。

となると、現在の方法では、より早いパソコンを作れない事になる。
CPUの素子をもっと熱に強いものにかえたとしても、
消費電力が大きくなると、もう家庭では使えなくなってしまいます。
パソコンを起動する度に、ブレーカーが落ちてはこまりますよね

それでは、省エネでもっと速い動作を実現しなければなりません。
そこが現代の技術のネックになっているのかもしれませんね。
でもまぁ人類は、その障壁でも乗り越えてしまうでしょうけど。


今日目についた記事:
 ・ヤマト“捨て身”の問題提起 メール便廃止…終わらない「30年戦争」
  どう見ても法や国土交通省の方が間違っている!!

今日の気持ちステータス:

今日の一言:
 それでももっと早いパソコンが欲しい!

今日読んだ本:
 コトラーのマーケティング3.0 F.コトラー著 読み始め

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1 コメント

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Unknown (通りすがり)
2017-09-08 09:54:49
150Wなら15Aではなく1.5Aですね
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