闘う社長の再起編

大きな夢を持って、日々、いろいろな事と格闘しています。
このブログは、そんな私の毎日の成長記録です。

私はやっと本当の経営者になれたのかも・・・

2006年06月01日 19時52分27秒 | Weblog
3月から引きずっていた仕事がやっと完了~っ!長かったです。
私自身月給ではないのでまだ良いのですが、
うちの従業員の仕事だったら大赤字ですわ。

私たちの業界の悪いところですね~
最終製品を設計段階で詳細までイメージできていないから
製品が仕上がった時になって、「ここはこうして欲しい」とか
「それはこういう意味ではなく・・・」とかの意見が出てくる

もちろんこちらの設計段階での詰めの甘さは認めるが
「今の段階になって・・・」ということもある。
でもお客様の仰る事はすべて正しいというスタンスであるから
プログラムの大幅変更を徹夜してでも行う。

プログラムを大幅に変更するということは、
その分だけバグの発生リスクが増える。
もちろんスケジュールに従って作業をしているのだが、
プログラムの変更でスケジュールをオーバーする。
それでできるだけオーバースケジュール分を取り戻すために
徹夜しても最短で仕上げなければならない。

徹夜は確かに作業工数は増えるのだが、効率は極端に落ちる。
作業効率や注意力が落ちるので、さらなるバグの発生につながる。
それでさらに工数が発生してさらに徹夜が続く。
この悪循環の2ヶ月でしたね~。。。。

上のような状況では最終的には体力勝負、
もう私も今の歳では現場に残ることが困難である現実を
突きつけられた2ヶ月でもありましたね。

それに考え方がもはや技術者の考え方ではなくなっている事も自覚しました。
技術者は細かい点についても神経を使わなければなりませんが
経営者はあまり細かい点にこだわっていては前に進めないので
私自身、目的を的確に捉え鳥瞰的にスケジューリングする訓練を
過去数年にわたってやってきたので、細かい点を見逃すようになっています。

見えてはいるのでしょうけど、最終の目的にとってそれほど
意味がないと思えると見えなくなっていますね。
詳細な点が戦略的に意味があれば見えるのでしょうけどね・・・

例えば画面レイアウトでボタンの位置が今の位置にあろうが
5mm左にあろうがどうでも良いと考えてしまいます。
要はボタンを押した時に当初の動きをすればよいのです。
しかし技術者にとってはその5mmは大きな意味の違いがあります。

上記は一例ではありますが、同様の事柄が多数あり、
またその製品をどのように作り上げるかより、
どのようにして売り出すとか、他社製品との差別化などに
興味が行ってしまうという点も見逃せません。

技術者は技術の粋を集めて最高の製品を作ればよいのです。
それ以後の事を考える必要はありません。
でももはや私の興味はそんなところにありませんからね・・・

上記に書いた様々なギャップを思い知らされた半年間でもありました。
会社を立ち上げた当初は、技術者的思考を経営者的思考にチェンジするのに
かなり苦労したのですが、会社も5年目になると知らず知らずの間に
思考自体が経営者的思考に変化したのでしょう。

技術志向の私としては少々寂しさを感じますが
真の経営者としての第一歩をやっと踏み出せたと思うので
今度は全力で経営に専心して行きたいですね。

でも一つだけ困った事があります!
それは現在いくつか事業化できるアイデアがあるので
そちらへの興味にも目が向いているのが危険です、
現在の会社が完全に起動に乗っていないのにもかかわらずです。

これからどうなることやら・・・でも毎日「生きている!!」って感じ。


今日目に付いた記事:
 ・野村証券のネット取引でシステム障害 一部ログイン不能
  ははは、技術者は徹夜でシステムをなおすんだろうなぁ~

今日のステータス:

今日のおススメサイト:
 ・~賢者の買い物~価格.com
  ここにはいつもお世話になっています。

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3 コメント

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Unknown (佐藤直曉)
2006-06-01 20:10:49
なにか、一皮むけたという印象を受けました。

ご活躍をお祈りいたします。これからもよろしくお願いいたします。
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お疲れ様でした (ふるもと会計事務所)
2006-06-03 09:35:25
社長、お疲れ様でした



次なるステップへ、健康第一で頑張ってください。



私の事務所も、変革期に着ております。
返信する
Unknown (5年目社長)
2006-06-05 21:59:19
佐藤様、ふるもと様、いつもコメントありがとうございます!



身体はさすがにちょっと厳しかったのですが

まだこの歳で進化できる事を実感できて

精神的な成果がありました。

人生まさに死ぬまで勉強ですね~
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