闘う社長の再起編

大きな夢を持って、日々、いろいろな事と格闘しています。
このブログは、そんな私の毎日の成長記録です。

経営者としての反省

2006年08月30日 23時49分21秒 | Weblog
新しく事業を行うには、アイデアや環境も大変重要なファクターですが
中でも重要なのがタイミングです。
今日もそれを痛烈に思い知らされる事がありました。
もちろん企業秘密ですから内容は公開できませんが、かなりのショックです。

事業計画書を書きながら、開発の仕事で動けない状況になったために
他社が事業として確立してしまったものが少なくとも2つあります。
一つは5年後の事を考えると必ず育つと思っていた事業であり
もう一つは異色の事業で斬新さがありました。
後者の事業を始めた企業はその斬新さからマスコミにも登場した位です。

今日ショックを受けた事業は、現在入っている仕事が9月末までなので、
10月から本格的に動こうと思っていたもので、
完全にタイミングを逸して他社に出し抜かれました。
以前から私が力を入れていただけにショックを隠しきれません。
もう日銭稼ぎをしなくてもよい状況なのに、開発の仕事に入ってしまい
そちらに注力できなかった事は明らかに私のミスです。

確かに開発の仕事に入れば一時的に収入は増えますが、
失うものはそれにも増して大きく、
長期的に見れば見るほど損失の大きさが見えてきます。
「事業は水モノですから、先を越された事業で儲かるかどうかわからない」
とお思いかもしれませんが、事業は拡大します。
今の事業が儲かって無くても、そこから派生したものが当たる可能性もある。

事業の機会を逸するという事は、そこから派生するすべての事業を
逃したのと同等ですから、実は損失は莫大なものなのです。
特に今のような時代、先行逃げ切り型の社会では
最初に始める事に大きな意味があります。

まぁ今回もいろいろ思い知った事を今後の糧として
二度と他社に出し抜かれないようにチャンスを逃しません。
私は常に進化していますから。


今日目に付いた記事:
 ・シニアコミュニケーションなど、中高年向け広告の専門会社設立
  これも似た様なビジネスモデルの事業計画書書いたのになぁ~

今日のステータス:

今日のオススメサイト:
 ・CB400 Super Four
  私の愛車です

経営者は誰も100%信じない

2006年08月30日 00時25分51秒 | Weblog
皆さんは何を信じていますか? 自分、家族、会社、政府
政府や会社を信じられなくても、せめて家族だけを信じたい、
しかし、毎日の暗いニュースを見る度に家族ですら危うい時代、
とっても嫌な時代ですね~現在は。

私の受けた教育では、会社のトップは自分以外を「信じてはいけない」
という事です、正確に言えば「信じきってはいけない」のです。
家族は一番信じられる身近な存在ですが、会社の秘密は話せません。
どこから情報が漏れるかわからないからです。

悲しい事ですが、役員も従業員も100%信じてはいけないのです、
信頼して仕事を任せても、いつも疑いを持っている必要があります。
いわゆるリスクヘッジです。
うちの従業員たちはまじめにきっちり仕事をしていますよ、
会社の事もよく考えてくれるし、期待もしてくれています。

よくある事件ですが、経理担当者の横領事件、
「まじめな態度で一生懸命仕事をしていたので全面的に信用していたのに」
上司やトップは必ずそのように言います、
リスクヘッジなど全く考えていない、人間万が一って事があるのにね。

ましてや政府など全く信じていません。年金や社会保険料などを
毎月支払ってはいますが、65歳になった時、
政府が言うとおり年金がもらえるとも思っていません。
自分の老後の生活費は自分で稼ぐしかないと思っています。

身内や従業員を100%信じてはいけないと運命付けられた
会社のトップというのは実に因果な商売ではありますが、
蟻の一穴の例えもあるように、万が一が発生して会社、
ひいては他の従業員が路頭に迷うような事態だけは
何としても回避しなければなりません。

そのような中で、会社の舵取りをしなければなりません。
舵取りの結果はすべてトップの責任です。
よく経営者は孤独だといわれますが、これら理由です。
経営者ではありませんが、小泉さんも総理という立場で
孤独と闘ったと思いますよ、まわりのイエスマンは
最終的には所詮単なるアドバイザーでしかないですからね。

ここまで書いてくると経営者は大変だなぁと思われるでしょう?
本当に大変です、でもそれにも勝る夢と志があるから耐えられるのです。
上で国の年金は当てにせず自分で稼いで・・と書きましたが
できればやる気が続く限り現役でやっていくつもりですから
孤独との闘いもその時まで続く事になります。


今日目に付いた記事:
 ・王子製紙、TOB「不成立へ」・社長が事実上の敗北宣言
  落ち着くところに落ち着きましたね、まだまだ従業員が会社に帰属意識を
  持っている日本の社会では、敵対的買収はハードルが高いでしょうね。

今日のステータス:

今日のオススメサイト:
 ・綾戸倶楽部
  綾戸智恵さんのファンクラブ公式ホームページです