サ カ タ の ブ ロ グ 

やぁ、みんな。サカタだよ。

さよならMM

2018年12月12日 | サカタだよ

昔は手帳に読んだ本を記録してました。結局それがいちばん閲覧しやすいし、記憶にも残りやすいのでは

ないかと最近ちょっと思います。2010年ぐらいからウェブで記録するようになって、検索機能が便利でした。

ところがアマゾンの手のひら返しで、そのサービスが年明け終了になると、秋に知らせが舞い込みました。

1月20日には全部のデータが消えるそうなので、取り出せるうちに取り出しつつ、今年どんな本を読んだか

振り返ろうと思いました。なにか面白い本あったかな? (覚えてない)

お正月にYOUTUBEでアニメの名シーン集をみて、原作を古本屋さんで見かけたので1冊読んでみようと

手に取った「物語」シリーズの1作目。きっかけというのは怖ろしいもので、結局6月に出たシリーズ最新作

『宵物語』まで、24冊つるつる読んでしまいました。 (そうだ、忘れてた…)

そっけない表紙、400ページ以上ひたすら文字ばかり。データがいっぱいで面白いんだけど読むのに結構な

時間がかかるので、この『情報』は通読したけど続編の『知識』は積んどくだけ。来年のお楽しみ?

隠蔽が政治問題になった1年だから、明治維新そのものが巨大な隠蔽だったことを理屈ではなく物語として

読ませる『維新の肖像』は現代小説のように心に迫りました。

なんだ、この写真は……古代における日本滅亡の危機といわれる白村江の戦いが、なんと藤原氏による

権謀術数の一環で、ほぼ「やらせ」だったという面白い歴史小説です。蘇我入鹿が海でイルカと泳いでいる

シーンが、かわいくて何だか印象に残りました。

佐伯泰英の時代小説を1冊も読んだことがないのは、刊行点数が多すぎて何から手をつけたらよいのか

わからないのも理由の一つ。しかも現役の作家だから、続々と作品が増えていく……そんなある日のこと、

古本屋さんにロングインタビューの文庫本が100円でおいてあるのを見かけて、買って読んでみたら意外な

人となりで、いろいろなシリーズの系統もなんとなく理解できたから、いつか1冊読んだら最後つるつる百冊

読みそうで怖い。

邪馬台国と神武東征を別系統としてノンフィクション風に書いているのが読みやすくて、面白かったので

シリーズ全7巻つるつる読んでしまった。1巻目がとくによかった。

話題の本はあまり読まないんだけどKindleでダウンロードしてさくっと読んでしまいました。それから

次のもKindleでダウンロードしたやつです。

地元山口で身内の候補を守るべく、対立候補に対する選挙妨害を反社会勢力に依頼して、報酬を

ケチったばかりに火炎瓶を事務所に投げ込まれた顛末と、裁判の証拠書類を読むことができます。

アウトだと思いますけどね。

短編アンソロジーなんですけど粒ぞろいです。とくに面白いなと思ったのは、木下昌輝の「信長の首」

でした。他の作品も読んでみたいものです。そう思って読んだ長編の『兵』おもしろかったです。

木元哉多 『閻魔堂紗羅の推理奇譚』はたまたま本屋さんで手に取って読んでみたら面白かったので、

 これはと思って「業火のワイダニット」(シリーズ3作目)から1作目、2作目と遡って読んでみました。

どれもユニークながら3作目がいちばんだと思い、4作目が楽しみです。

 

関連記事:  また10冊だけ

 

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