SAY CHEESE！

しめきりに追われています。仕事じゃなくてブログのしめきりに……ＧＷ進行で穴をあけるといけないので
来週の分もう書いてあるんですが、ちょっと書きとめておきたいことがあったので臨時で更新します。


SAY CHEESE！ というイベント

４月18日（木）のこと、腹凹って特集のレイアウトを25ページ回して芝浦の海岸スタジオ７Ｆにかけつけ、
写真家Martiin Parrの作品に写り込んだものを、とくに説明などなく料理やインテリアのあちこちに再現
して見せてくれる、イギリスの料理ユニットThe Art of Diningの夕食イベントに参加しました。


たとえばこんな写真が……


ウェルカムドリンクとして再現（？）されている

このイベントは日曜日まで、たしか４日間やっているので、これから行こうという方はネタバレするため
参加したあと読んだほうがいいです。予習してから行くのも楽しいかもしれませんが。


この写真に写ってる旗やカモメが……


ほら会場に、このように！（カモメも飾られてる）

「Parrの写真あるあるネタ」＆「イギリス料理の自虐ネタ」のユーモアでたっぷり味つけした料理なので、
そのへんを解釈しないと「？？？？」って夜になりそう……いまごろ「イギリス料理ってやっぱり〇〇〇」
とかオフレコで言ってる人が結構いるかも。楽しかったです。


お茶がでてきた……？　となれば鋭いファンの中には！


「はは～ん、この写真やな」と

ピンとくる人もきっといるでしょう。何とも思わないでお茶を飲む人のほうが、むしろ多いかもしれません。
それならそれでビックリする仕掛けがあるのです。というのも……


これが、タイ風トムヤムスープだからです。（騙された）

見た目とギャップのある味のメニューを出すなんて、イベントだからできること。撮影でそれをやったって
おもしろさは何も伝わりませんが、イベントなら伝わるんですね。


こういう大きなドーナツの写真をイメージさせて……


出てくるドーナツわざと小さい！（ピンボケ）

これでウケを狙ってるんだと思います。でも、なんのことかわからずに戸惑っている人も少なくないような
気がします。ドーナツを食べてみると香辛料が効いていて、甘いというよりは辛い。見た目とのギャップで
笑いをとろうとしています。


こういう写真の料理だって、再現するだけじゃなくて……


わざわざ紙皿にラップかけて、つまんない感じで出す（笑）

みなさん会費12,000円払って参加してるので、このへんでカチンときてる人もなかにはいらっしゃるのでは
ないかと想像すると、おかしくて（笑）


ユーモアもお代のうちなんですけどね……

帰っちゃうカップルを見かけました。かなり着飾っていたのですが大丈夫でしょうか？　まさか他のお店に
行ってたりしないなんてことはないですよね、ふふふ。


ひざに乗せて食べてるフィッシュ＆チップスの写真は……


忠実に再現されています！

紙袋とビニールの袋、さらにスカートのかわりに花柄の布まで敷かれているディテールのこだわりっぷり！
これだけ手間をかけるのも、料理をおいしく楽しく食べるため。


じゃあ、あの写真のキャロットケーキは……？


そ ・ の ・ ま ・ ん ・ ま・・・・・・か ・ し ・ ら

ぜんぜん違う味だったらどうしよう、と身構えましたが、普通にキャロットケーキでした。「終わりです」とも
何ともアナウンスがないまま、お客さんが空気を読んで三々五々、３時間の夕食を終えて帰ってゆくので
ぼくなんかも家路につきました。