サ カ タ の ブ ロ グ 

やぁ、みんな。サカタだよ。

東京

2019年10月30日 | サカタだよ

東京ってこんなところだっけ? と思うこと、増えましたよね。平日の昼間なんか取材のために商店街を

通りかかると歩いてるのはお年寄りばかり。若い人がみんな引きこもってしまい、出歩く元気があるのは

高齢者だけなのかと思ったらそうではなく、東京にはもうお年寄りしかいないようです。

夜になると若い女の子もこのように人前で踊ったりしますが、ふと気づけば見てるのはお年寄りばかり。

自分もどちらかといえばお年寄りサイドの人間になりましたし、これから高齢者のはしくれとして世の中に

迷惑をかけず、けちりも威張りもせず、ピュアな心のまま余生を送るには一体どうすればよいのだろうと

ついお年寄りの言動が気になります。

いつか朝まで飲んで酔った勢いで六本木つるとんたんに転がり込み、うどんを注文したときのことです。

肉うどんだったと記憶しています。高齢者がアフリカ系女性とアジア系女性を率いて、隣のボックス席に

なだれ込んできました。明らかにカツラです。黒髪ふさふさ、顔面しわしわ。ボックス席にあぐらをかいて

片脚をこっちに投げ出して、とても態度よくない。

「ナオミ!」「ナオミ!」とアフリカ系女性のこと、やたら呼び捨てにします。やっぱりナオミなんだ……

もう1人のアジア系女性のほうは名前なんていうんだろ。「ナオミ!刺身!ナオミ!天婦羅うどん!」

ナオミばかり呼んでもう1人の名前を呼ばない(……知らないのかもしれない)ので、いまから彼女を

キャンベルと呼ぼう。ナオミとキャンベルは2人で1人。

態度の悪い高齢者はつるとんたんで朝方ナオミとキャンベルはべらせて、「ようよう!」と店員さんを

呼びつけます。ラッパーやギャングスタのノリで「YOYO!」と声かけるのではなく、昭和のヤー公の

からみ方で「ようよう!兄ちゃんよう!オレが座ったらビール持って来いよ!黙ってよう!ああん?」

常連風を吹かせつつ、態度の悪さ全開です。うるさいなあ、静かにしてくれないかなあ。

静かになるはずもありません。聞かれてもいないのに、「ようよう!俺はよう!六本木40年は通ってる

だよ! (ということは70代や80代じゃなくて意外と若い還暦ぐらいか?)  ドラゴンアッシュはみんな

マブダチなんだよ! (うそつけ……ナオミもキャンベルもドラゴンアッシュなんか知らないって顔してる)

ようよう!ようよう!うどん遅いじゃねえかよう!何やってんだ!ようよう!」

そのとき、ぼくと一緒にいた腕っぷし強い男が「うるさいなあ、静かにしてくれる?」と至極まっとうな

代弁をしてくれました。かっこいい!ナオミとキャンベルは最初、I'm sorry, but…と低姿勢でしたが

高齢者が相変わらず「ようよう!」と態度悪いので「あんたら、やめさせなよ」と注意したら、彼女たち

No problem, we are ladies! と最低のいいわけを口にしました。

 

カツラの高齢者とナオミとキャンベルが入店以来ずっとギャーギャー騒いでるのを見かねて、

つるとんたんの店員さんが「お客様がた個室のほうへご移動ください」と高齢者たちに告げて、

一般客から隔離しようとします。高齢者がジタバタ抵抗し、「俺のこと知ってるだろう?」などと

偉そうに振舞うのを酔眼で眺め、あんなふうになったらおしまいだと思いましたとさ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする