台風19号の被害が続々と知らされる10月15日、気候変動問題をめぐる小泉進次郎環境大臣の発言について、
セクシーには「魅力的な」といった意味があると政府が閣議決定をした。なぜこのタイミングでわざわざ?
と首をかしげて、小泉進次郎がいつどこでどのようにセクシー発言をしたか振り返ると、それは9月23日に
国連の環境関連イベントで演説したとき、「気候変動のような大きな規模の問題に取り組むことは、楽しく、
カッコよく、セクシーにちがいない」と発言したのだった。
On tacking such a big-scale issue like climate change,it's gotta be fun,it's gotta be cool,it's gotta be sexy,too.
と英語で述べて、ロイター通信などで広く世界に報じられた。それに対して国内でいいわけを閣議決定して
何になるんだろう? 百歩譲って「魅力的な」といった意味も多少あるとして、セクシーはやはりセクシー
にちがいない。閣僚が寄り集まって検討したわりに、間抜けな点がもうひとつあって、進次郎の発言を補う
つもりならセクシーには「魅力的」といった意味があると閣議決定の答弁書に書くべきで、「な」は蛇足だ。
「気候変動のような大きな問題に取り組むことは、楽しく、カッコよく、魅力的なにちがいない」になって
「な」が余る。魅力的だけでセクシーを言い表わせるのに、魅力的な、まで文脈を無視して入れてしまった
人たち。とても不注意でセクシーとはいえない……日本で暮らし日本語を愛する日本人として恥ずかしい。
英単語の意味をどうこうする前に、日本語ちゃんと使えるようにならないとマジやばい。
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