最近まで控えめだったニイニイゼミがこの日は朝から元気で
耳に心地よい合唱が森に響いていました。
ニイニイゼミの声は涼しげでも汗が滝のように流れてきます。
暑さの為かコジュケイも道をゆっくり渡っていました。
ヤマユリが満開♪華やかです~。
七夕の日は7月2回目の教室日でした。
教室に入ってこられた皆さんの一言目が「今年一番の暑さだね~」。
熱中症にならないよう水分補給しながらの制作です。
午後にSさんの新作日本画を撮影することができました。
のちほどご紹介いたしますのでお楽しみに☆
風が吹く度ぽろぽろ白いものが落ちてくるので見上げると
カラスザンショウの花が咲いていました。
花にミツバチが集まっているようでブンブンと羽音が響いていました。
アゲハチョウが来ないかな~。
ミヤコグサと思われるマメ科の花にはキタキチョウ
水辺にはクサレダマが花盛り
この朝も羽化したばかりのオオアオイトトンボのメスに出会えました。
このイトトンボは・・オオアオイトトンボのオスなのかな?
池で飛びまわっていたのはオオシオカラトンボがほとんどで
オオシオカラトンボのメスは少し
飛び交っているのはほとんどがオスでした。
こちらは同じ日に見たハラビロトンボのオス
上のオオシオカラトンボのオスと見比べると、色合いはかなり
似ているけれど腹部が短くずんぐりした印象で翅の付根が黄色く
眼の前というか口の上の部分、眉班がメタリックブルーなのが特徴。
この時期に出会えるはずのトリノフンダマシ類を探しましたが
見あたらず。次回の楽しみです。
Iさんは大根を描かれました。
日本画
「ほっこりやさしいすずしろ」
鎌倉で出会った軸仕立てになっている麻布。素朴な風合いに合わせ
大家の墨絵を参考にアレンジして描きました。落款はくいさきを
つくった和紙に押して、しみじみと風情ある仕上がりとなりました。
近づいてみました。
やや織りのあらいざらついた布のため、しっかり絵具がのるよう
ドーサをひいてから描きました。地色に合わせ大根に古色をつけ
強弱をつけた伸びやかな墨線も、個性ある布によく合っています。
さまざまな材質のものに描き、いつも新しい挑戦をしているIさんの
過去の作品はHP「上郷森の家絵画教室及川みほクラス」内の
作品集のなかのIさんのページに掲載されています。
ぜひこちらもご覧ください。
朝から白い雲が湧きだし真夏のような暑さでした。
またトンボの羽化が見られるかもしれないと池へ行くと
このシルエットは!
横から見ると上陸したばかりのカエルの赤ちゃんでした。
可愛い~♪まだオタマジャクシの名残があります。
他の葉を探すと
ここにも!何カエルだろう?
あちこちにヤマユリが見られました。
素晴らしい香り、堂々たる姿。存在感たっぷりです。
7月最初の教室日でした。
6月までは窓からの風が涼やかでしたがこの日は熱風。坂道を上がってくる
皆さんは汗を拭きながら。。さすがに冷房をかけました。
午前中にUさんが水彩画作品を、Sさんが日本画作品を完成させました。
順次ご紹介してまいりますのでお楽しみに☆
日射しをさけながら道をゆくと
ふわ~っとハエのようなものが飛び立つのに気が付きました。
よく見るとトウキョウヒメハンミョウ。たくさん出ていました。
あまり日のささない暗い池では
羽化したてのトンボが翅を乾かしていました。
リスアカネかな~。
大好きなルリタテハがぐるぐる飛びまわっていたので見ていると
シオデにとまった!
飛びたった後には産みたて卵がありました。
さらに嬉しかったのは
ニホントビナナフシの幼虫に出会えたこと。
ナナフシはたびたび会いますが、トビナナフシは珍しい。
翅が見えます。飛んでいる姿を見てみたいな。
あまりに暑くトボトボ歩きながらも気持ちは元気。
真夏の森ではエネルギーをもらえます。
もう7月とは。先月は車の入れかえで思いのほか動き回り
あっという間に過ぎ去ったような気がします。
動植物との出会いが色々あった中で見返してみると
これは嬉しかったな~という画像が出てきました。
ホソミイトトンボのメスのようなのですが、いた場所がなんと庭。
あわてて母を呼ぶと、やはり驚いていました。
やや離れたところに川や田んぼはあるものの、子供の頃だって
見たことはなかった。。気が付いていなかっただけかもしれませんが。
「ほんとうに綺麗ね~♪」感動しながら二人で撮影会。
草むしりもせずジャングル状態になった庭は生き物にとって楽園。。
もう少し前には
春型のアカボシゴマダラのお母さんがエノキに産卵
産みたて卵を見ることができました。
そして安心したことには
近所のクヌギにミズイロオナガシジミ♪
限られた時期にしか会えない蝶。今年も発生していて良かった。
巨大なノウタケも出ていました。
横にコンパクトデジカメを置いてみましたがキノコの大きさがわかるかな?
このカメラはオリンパスTG-6。フラッシュディフューザーを装着し
おもに接写する時と雨の日に活躍してくれています。
横から見てもフカフカ具合がわかります。
久しぶりに甘食が食べたくなりました。
こちらも見上げるばかりに大きい!
ムラサキニガナです。
初めて見たと思ったら、昨年も同じ頃に出会っていました。
忘れるのが早いのでいつも新鮮。
こちらこそ初めましての甲虫、姿も色も個性的です。
帰宅後名前を調べたら、トラフホソバネカミキリという名前。
翅の先が細く隙間があいているようなので羽化不全なのかと思いましたが
こういうもののようで心配御無用。
通いなれた道、ましてや庭にも驚きがいっぱい。
この夏はどんな出会いがあるでしょうか。
車を乗りかえて数日。操作に慣れようと少し遠出しました。
すると森で嬉しい出会いがありました。
繰り返しアオバセセリやスミナガシの幼虫の痕跡を探してきたアワブキの葉に
それらしきものが!
おお、これは!
体長1cmほど、スミナガシの幼虫です~♪
画像でインパクトある終齢幼虫の姿を見て憧れていました。
スミナガシのお母さんが産卵するところも見てみてみたかったけれど
今でも確かにスミナガシがいるのだとわかっただけでとても嬉しい。
前回生き物が集まっていたシラキの花はどうかな?
蕾だった上部の雄花はまだ咲き残っており、雌花の子房がふっくらと。
数が多かったのはアオカミキリモドキ
触れると体液にかぶれるそうなので要注意です。
ひさびさに
オオトラフハナムグリに出会いました!
美しい。。何度見ても感動します。
木陰に丈高い花が咲いていました。
バイケイソウのようです。
近づくとムッとする、良いとはいえない香り。
初めての出会い♪ここにあるとは知らなかった。
花にはアリやアブが来ていましたが、気になったのはこの黒い昆虫。
はじめハサミムシの仲間かなと思いましたが、帰宅してから検索すると
ハイイロハネカクシなのだとわかりました。
こう見えて肉食、大きな翅を折りたたんでいて飛べるのだそう。
バイケイソウの葉はこんな形。
全草に強い毒を持ち、春の芽吹きの頃はオオバギボウシ(ウルイ)や
ギョウジャニンニクと間違え食中毒を起こす例が多いのだとか。
数メートル離れたところにオオバギボウシの蕾がありました。
こんなに近くで!夢中で山菜とりをしていたら間違えてしまうかも。
ナラ枯れですっかり乾燥し激変した森。
それでも懸命に生きている動植物たちに出会うと力が湧いてきます。