教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

蝶の集まる木

2010年12月04日 | 教室風景
先日吹き荒れた風で
青い葉が枝ごと落ちていました。



エノキです♪
この森で見かけるゴマダラチョウ、テングチョウ、アカボシゴマダラの
幼虫の食草なので、蛹の抜け殻などが枝にくっついているかも
としばらく探してみました。宝探しみたいで楽しいけれど見つけられず・・

12月とは思えない暖かさとなって上着要らずでしたね。
あの暴風雨をどこかでしのいでいたたくましい蝶たちが
活動を再開していました。



枯葉そっくりの大きなクロコノマチョウ
このまま越冬するのでしょうね。



ウラギンシジミのオスです。
シラカシの木に3頭ほど飛んでいましたが
越冬するのによい場所なのかもしれません。



サザンカの葉の上で体をあたためていた
ウラギンシジミのメス。
翅の白い部分は角度によって薄青に見えます。


この黄色い葉はたぶんカラスザンショウ
以前風の強い日に
生きているアゲハの蛹がついたものが落ちていたので
今回も探してみました。がありませんでした・・

この葉を持つ木を見上げると



昨年まではなかった傷が幹についていました。

冬場の食べ物が少ない時期に表皮をはいでしまうタイワンリスのしわざ。
はがされた面積が広くなれば木は枯れてしまいます。



幹にはトゲトゲがついています。
葉が大きいのでカラスザンショウだと思っているのですが
もしかしたらイヌザンショウかもしれません。
この森で見かけるナミアゲハ、クロアゲハ、モンキアゲハなどの
幼虫の食草です。心から撮影したいと願っている
カラスアゲハ、ミヤマカラスアゲハの幼虫も好みます。
素晴らしい木ですね♪



実も落ちていました。



香りをかぐと、さすがサンショウの仲間♪
爽やかだけれどクセのある強い香りがします。

実が熟したこれからは小鳥の撮影ポイントとなります。
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