京恋し

頑張った時のご褒美は京都。ずっと憧れ。

蓮見(はすみ)

2014-07-03 23:08:31 | 季節のことば
千葉公園まで蓮の花を見に行きました。

        
        背景はモノレール。千葉公園駅がすぐそばです。JR千葉駅からも近いそうです。

        
        蓮の花は早朝に開き、お昼過ぎには閉じてしまいます。公園に着いたのは9時過ぎ、
        花はだいぶ開ききっていました。

        
        でも、私はこれ位開いた蓮の花が好き。

        
        たなごころをちょっと丸めたような、そんな花弁の形が好きなんです。

              
              花の中心のじょうろのようにドットがついているのが花托で、
              めしべです。この花托が蜂の巣に似ているので蜂巣(はちす)と
              呼ばれ、やがてハスになりました。
              古歌ではハチスと詠まれています。
              花托の周りのオシベも先端が白くてそれだけでも美しい。

        
        蓮の花の寿命は4日。1日目は蕾、2日目は開いても花びらがしっかりと上向き。
        3日目は花びらが乱れ下向きのも。4日目は開いてすぐにパラリパラリと散って
        しまいます。
        この花の姿は1日目でしょうか。

        
        これ位だと3日目かな?

              
              ここ千葉公園の蓮は6月28日頃が見頃だったそうで、今は
              花が少なくなっていました。でも波打つ蓮の葉もいいものです。

        
        大きな蓮の葉を日傘替わりにしているような令嬢蓮

              
              蓮の葉を荷葉(かよう)と言い、葉も鑑賞の対象になります。
              そうそう、永井荷風の荷風は蓮の葉の上をわたる風のこと、
              熱中にあっても涼しげな感じがします。

        
        蓮は2000年以上前にこの地上に花開かせていたわけですから、長い間生き延びて
        きたわけです。中国では君子の花とたたえられていましたから。

おまけ
              
              千葉公園の蓮のイメージキャラクター。動きません