京恋し

頑張った時のご褒美は京都。ずっと憧れ。

まだまだ花垣根

2011-05-19 22:27:34 | 季節のことば
モッコウバラに代わってカクテルの華やかな垣根

         
         毎年楽しみにしているご近所のカクテル。今年はガレージを直したために、
         垣根が少し短く。でも今年も変わらずたくさんの花が咲きました。

              
              花の咲き初めは中心が黄色ですが、一日たつと白くなります。

         
         四季咲きで病気知らず、育てやすいので初心者向きとされていますが、
         名女優ロミー・シュナイダーに捧げられた、誇り高いバラなんです。


見事なテイカカズラの垣根のお宅。そろそろ見ごろかな、と出かけてみたら
少し過ぎていたようです。
テイカカズラ:キョウチクトウ科日本、朝鮮半島原産

         
         でも、まだかすかに甘い香りが漂って、風車のような花もネジの
         ような蕾もいっぱい。


テイカカズラのテイカとは小倉百人一首の撰者とされている藤原定家のこと。
謡曲「定家」で知られるように、定家が式子(しょくし)内親王を想うあまり、
内親王の墓石にカズラとなって絡みついたというストーリー。そんな哀れな花
には見えませんが、つる性の植物は確かにしつこく何にでも絡みつきますものね。
藤原氏の貴公子の名前を貰った分、格の高い蔓になったのでしょうか。

         
         テイカカズラの実は20cmにもなる細長い莢、そして熟すると
         頭に刷毛のような白糸をつけて風に飛ばされていくのだそうです。
         見たことが無いのですが、くだんのお宅も、花が終わると剪定して
         しまいます。ただし、種が飛ぶのは12月ごろとか、先が長いなあ
         でも見てみたい