京恋し

頑張った時のご褒美は京都。ずっと憧れ。

鬼はそと~

2011-02-03 21:37:01 | 季節のことば
節分は我年とひに来る子かな  猿雖

        
        撒いた豆を年の数だけ食べる…ムリムリ
        昔は豆を撒く子供の掛け声が聞こえてきたものですが、今では…。
        そういう我が家でも掃除が面倒なので、形ばかりにその辺に撒いて、
        あとはポリポリ。

                
        「豆ガラの音、ひいらぎのトゲ、そしていわしのニオイが
         鬼を追い払うと言われています。
         玄関、門戸へかかげ厄払いをします」
        と説明書きの厄除けセットもスーパーで売られていて、お手軽なものです。
        そういう私も鰯ならぬ鯵の干物の頭を挿して…
        いやな臭いが大事なんですから。

        
        文明堂の店先にこんなカステラが

        
        鬼は追い出すより、食べるべし

        
        「月も朧に白魚の 篝も霞む春の宵……棹の雫か濡れ手で粟、
         思いがけなく手に入る百両、ほんに今夜は節分か……
         こいつあ春から縁起がいいわえ~」
        三人吉三の名セリフ、節分というと思い浮かぶ場面です。
        いよいよ春、甲州街道のケヤキ並木もうっすら赤味を帯びてきたようです。