京恋し

頑張った時のご褒美は京都。ずっと憧れ。

風を恋うる

2008-07-29 23:14:10 | 季節のことば
緑陰の一風はすっと汗を引かせる。
連日の猛暑 緑の爽風が恋しい

        
        玄関脇で大鉢の風知草がさわさわ揺れていた。
        見るからに涼しそう。ステキな演出。しばし雨宿り
        ならぬ陽宿りをさせていただきました

        風知草:イネ科日本原産


夕方、ちょっと風が出て来ました。夜になって突然の雷雨となりましたが。

君待つとわが恋おれば我が屋戸(やど)の簾動かし秋の風ふく  
                                 額田王
  (あの人が来ないかなあと恋しく思っていると、我が家の簾を動かして
   秋風がそよと吹いてきたわ!)

風をだに恋ふるはともし風をだに来むとし待たば何か嘆かむ  
                           鏡王女(かがみのおおきみ)
  (風だけでも恋しく思ってるなんて羨ましいわ。風だけでも来ないものか
   と待っていられるなら何を嘆きましょう、私には風さえも来ないわ)

鏡王女は額田王の姉とされている。恋人はともに天智天皇。

簾を動かす涼風、私も恋しい~

        
        垣根を覆って咲くヤマホロシ。繁殖力旺盛で
        すぐにはびこってしまうけれど、花は涼しげ。


花の色・形がシンプルですっきりしているからでしょうね。
ヤマホロシ:ナス科 ツルハナナスという園芸種だそうですね。

目だけでも涼しを見つけて歩いてあち”~