きのうの山形では桜がまだ咲き始めたばかり
紅色のエネルギーが枝の先でうずうずしている様子でした
東京では緑もみずみずしい桜若葉の季節になりました
智恵子は東京に空がないという、
ほんとの空が見たいという。
私は驚いて空を見る。
桜若葉の間の在るのは、
切っても切れない
むかしなじみのきれいな空だ。
どんよりけむる地平のぼかしは
うすもも色の朝のしめりだ。
智恵子は遠くを見ながら言ふ。
安達太良山の山の上に
毎日出てゐる青い空が
智恵子のほんとの空だという。
あどけない空のはなしである。
あどけない話……高村光太郎「智恵子抄」より
この詩が書かれたのは昭和3年。智恵子が今の東京の空を見たら
なんて言うだろうか。私にとっては昔馴染みの空なのかなあ…
そんな空の下のベランダで、我が家のモッコウ薔薇が
咲いてくれました。わずかな蕾しかもたなかったけれど
今年は花が終わったらもう少しかわいがってあげよう
紅色のエネルギーが枝の先でうずうずしている様子でした
東京では緑もみずみずしい桜若葉の季節になりました
智恵子は東京に空がないという、
ほんとの空が見たいという。
私は驚いて空を見る。
桜若葉の間の在るのは、
切っても切れない
むかしなじみのきれいな空だ。
どんよりけむる地平のぼかしは
うすもも色の朝のしめりだ。
智恵子は遠くを見ながら言ふ。
安達太良山の山の上に
毎日出てゐる青い空が
智恵子のほんとの空だという。
あどけない空のはなしである。
あどけない話……高村光太郎「智恵子抄」より
この詩が書かれたのは昭和3年。智恵子が今の東京の空を見たら
なんて言うだろうか。私にとっては昔馴染みの空なのかなあ…
そんな空の下のベランダで、我が家のモッコウ薔薇が
咲いてくれました。わずかな蕾しかもたなかったけれど
今年は花が終わったらもう少しかわいがってあげよう