京恋し

頑張った時のご褒美は京都。ずっと憧れ。

置賜桜回廊

2006-04-28 23:56:14 | 
山形の桜です
山形市の南、南陽市、長井市、白鷹町を最上川沿いに
名桜を辿って桜回廊という美しい呼び名がついています

まずは烏帽子山千本桜
赤湯温泉街を見下ろす高台の公園。置賜桜回廊の起点です。



                    


久保の桜 エドヒガン 
国の天然記念物樹齢1200年切手にもなっています。
超残念なことにまだほとんど開花していませんでした

                    
        
                    
                    ちなみに満開の姿 郵便局で買った写真ですゥ


最上川堤の千本桜
大正4年、大正天皇ご即位の記念に植えられた「ソメイヨシノ」
既に樹齢100年 千本ではなく実は300本だそうです。



                    
                    千本桜から最上川をはさんで残雪の山々が美しい


桜回廊の桜をルートに沿って一挙にご紹介しましょう
(なんちゃって 感動するほどにはまだ開花していなかったというのが真実です
写真の枝という枝にピンクの花が咲いた姿をイメージしてください

 
白兎のしだれ桜 樹齢140年    釜の越桜 エドヒガン樹齢800年

 
薬師桜 エドヒガン 樹齢1200年  十二の桜 エドヒガン 樹齢400年                                              

 
山口奨学校の桜 エドヒガン 樹齢100年 子守堂の桜 エドヒガン 樹齢1020年 



他にも樹齢1200年の草岡の大明神桜樹齢500年の原の枝垂れ桜(エドヒガン系)
樹齢500年の八乙女種まき桜樹齢970年の赤坂の桜等たくさん見たのですが、固い蕾でした
でも、見事に花を開かせて喜ばせてくれた可愛い桜たちもいましたよ

称名寺阿弥陀堂の桜 エドヒガン 樹齢330年
大きく枝をひろげ、花もいっぱい付けていました



                  
                  花の下はお墓。桜にいだかれて幸せなご先祖様たち


殿入り桜 エドヒガン 樹齢680年


                    
                    殿入り桜の上には古峰神社。段丘のそこここに桜

          
         殿入り桜の向こうの雪の残る葉山・白鷹の山々


エドヒガンは一本桜。山の中でひっそりと命を継いできた桜たちです。
京都の紅枝垂れのように、貴族達に愛され、大事に守られた桜とは違い、
野生の逞しさを内に秘め、凛と立ち続けた孤高の桜なのです。

ボランテアィアのガイドのおじさんが言ってました。
「わたしら子供の頃は何も知らないもんだから、この木(樹齢1200年の木)に
 登ったり、ぶら下がったり、村の人たちだって、根元にゴザ敷いて、おにぎり
 食べたり、平気でしてたもんよ」
みんなの意識が高まって町ぐるみで保存に取り組み始めたのは数年前からだという。

それがいいのよ。おウチの庭先に樹齢1000年の木があって、毎年春になると
美しい花を咲かせる そしてそれが当たり前の普通の生活だなんて
考えられないこと 自然のままにしておいて欲しい。
ツアーバスがどかどかやってくる観光地にはならないで欲しいけど…

エドヒガンの寿命は2000年はあると言われています。
縄文時代から咲き続けて日本人の歴史を見続けてきた桜がどこかにあるのかも知れません。
人間なんてチッポケなんだなあ