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京恋し

頑張った時のご褒美は京都。ずっと憧れ。

伊勢から宇治へ

2015-06-03 21:35:34 | 
昨年10月1日に落成式が行われ、2年にわたる修理が完了した宇治の平等院も寄らずにはいられない。

その前に、英虞湾の絶景も見ておかなければ!

        
        鳥羽からパールラインを走って賢島へ、横山展望台から英虞湾をみおろして、雄大な
        気分。午前中は雲が多く、真っ青な海、とはいかずちょっと残念。

        
        さて、平等院に着く頃にはカンカン照り、気温はぐんぐん上がって暑い! 海で晴れて
        くれればよかったのに…。

        
        日差しが強すぎて、逆光
        優美で端正な建物です。(周りで以外に小さいんだなあ、と言う声。高校生の時に
        初めて見た私は大きいなあ、と思ったんですけど。先入観の違いかな?)

        
        左右(南北)の回廊が翼を広げた形を思わせ、飛び立ちそうな軽快さを感じさせる。

        
        屋根には一対の鳳凰が金色に輝いています。この鳳凰に因んで鳳凰堂と呼ばれる阿弥陀
        堂は、1052年創建以来唯一当時のままに残っている建物です。ただし現在屋根に
        乗っている鳳凰はレプリカ、本物は鳳翔館に展示されています。

        
        北の翼廊から入って堂内を見学することができます。人数制限があるので、平等院に
        入った時に申込まなくてはなりません。

                
                宝物館が立派に建て替えられました。鳳翔館といいます。

   
  鳳凰堂の長押上の壁に取り付けられている雲中供養菩薩像52体のうち、26体が展示されている。
  18種類の楽器を持つ菩薩、幡や蓮華を持つ菩薩、立って踊る菩薩、そして僧形も5体あり、鳳凰堂
  と共に国宝に指定されている。
  間近で見られて細かいところもよくわかって面白い。
  
  梵鐘も実物は鳳翔館に展示されているが、「音の三井寺」「銘の神護寺」「姿・形の平等院」と
  謳われ、昭和55年発行の60円切手のデザインに採用された梵鐘である。

  1000年近くも昔の建物を目にすることができるなんてすごいこと、創建当時は屋根も木瓦葺き
  だったそうですから、幾多の天災、戦禍を潜り抜けて生き延びてきたものです。
        

鳥羽国際ホテル

2015-06-02 21:45:47 | 
今夜の宿は憧れの「鳥羽国際ホテル」

        
        午後から雲が多くなって、夕焼けた鳥羽の海を部屋から眺めることができなくて残念!

        
        ホテルのディナー、楽しみにしていました。このディナーのためにエイッ!と大奮発
        したのですから。まずはワインで乾杯!

        
        天使の海老と農園野菜 サラダ仕立て
        生姜風味のビネグレット

        
        三種類のパン

        
        スープ―野菜のエキスとあおさのりのマリアージュ…あおさって、伊勢らしいネ。

        
        伊勢海老のグリエ 色鮮やかな赤ピーマンのソース…プリプリの大きな伊勢海老、生
        でも食べてみたいナ。

        
        アワビ1
        アワビのソースに3種類あって、1はホテル伝統のソース
        2は……~のエスプーマソースとか。3は現在の料理長のアイデアソース。
        これは2のよく覚えていないソース。ハーブバターがたっぷり乗っていました。

        
        切ってみると、肉厚のアワビ!お・ひ・し・ひ~!

        
        OTTOのチョイスは伝統ソース。ものすごく柔らかくていいお味!

        
        デザート

        
        ホテル自慢のチーズケーキも出されます。濃厚だけどあっさり、オナカいっぱいだった
        のにパクパクっと食べられました。

        
        私は紅茶を注文しました。

        鳥羽国際ホテルの食事が美味しいとの評判、一度食べてみたいと思っていましたが、
        中でも評判の黒鮑は噂通りの美味しさで、大感激。

        
        本館の広いデッキ、ゆったりソファもセットされていて、目の前の鳥羽湾を眺めながら
        潮風に吹かれてゆっくりお茶なんぞがいただけたら癒されるだろうなあ、シートに
        座ってしばし海を眺めて名残を惜しみました。

        (OTTOのお言葉:宝くじが当たったらまた来ようね!)
               

お伊勢参り

2015-06-01 23:20:44 | 
式年遷宮参りの熱も少しおさまった頃かと、伊勢神宮にお参りしてきました。

        
        伊勢神宮をお参りする前に、二見が浦の夫婦岩をお参りするのがいいと、言われたので、
        まず二見が浦の夫婦岩に参拝。

              
              手順を踏んだので はれて伊勢神宮へ。

        
        鳥居をくぐって、五十鈴川にかかる宇治橋を渡ると、内宮の神域に。

        
        一の鳥居をくぐると緩やかな左カーブ、森の中に吸い込まれていくような大きな木々、
        静謐な空気が気持を浄化してくれるようだ。

        
        木々の間の長い玉砂利の参道を歩いて内宮に。お願いがいっぱいあるけれど、神様に
        お願いしてはいけないのだそうですね。お礼を言うのが正しいお参りの仕方だとか。

              
              さすがに神々しい杉の大木。いいよ、いいよって鷹揚に何でも
              聞いてくれる力がありそうなんだけど。

        
        お参りが済んだら内宮前のおはらい町へ。800mの石畳の道の両側に土産物屋、
        飲食店、商家が立ち並ぶ。江戸時代にタイムスリップしたようだ。

        
        伊勢うどんのお店、地酒のお店、名物を見て、買って、楽しい町歩き。

        
        一番の名物はやっぱり「赤福」でしょうか、ここが本店。名前の由来になったという
        赤い大きなかまどが目印のようにドーンと置かれています。

        
        できたて赤福をいただきました。美味しく感じる…。

        
        「赤福」本店前、縦道がおかげ横丁。

        神社仏閣にお参りしたら参道のお店で何か買わないといけないんですって。参拝した
        証拠に? 神様、仏様へのお礼なんでしょうね。
        お土産買いましたよ。OTTOはお酒を買いました。
                       

植田正治写真美術館と大山(だいせん)

2014-12-01 23:39:36 | 
植田正治は鳥取出身の写真家、彼が生涯愛した「大山」の麓にその写真美術館はあります。

        
        建築家・高松伸の設計による美術館は建物そのものがアート、何にもない畑の
        真ん中に大山の雄姿とまさに向かい合うように建っている。

              
              階段を登り切って先ずひらける大きな窓に、額縁に入った
              大山。ガラス窓の外にある水面に逆さに映る大山もセット。

              
              ガラスに描かれているのは帽子?手前に置かれている椅子に
              座って窓を見ているとやがて気が付く。ピッタリ角度が合う
              と大山の頭にすっぽりと帽子が乗せられた!
              (カメラの液晶画面ではピッタリあっていたのに、大きく
               してみたら少し隙間がありましたネ)

        
        館内には大山のビューポイントを随所に設け、まるで内装の一部としているようだ。

        
        美術館の正面から眺めた大山、伯耆富士です。

      
      「パパとママとコドモたち」 一番気に入った写真です。販売されている絵葉書の中には
      見つからず、手に入れることができなかったのでネットで探して植田正治の画像から拝借。

      植田正治は被写体をオブジェのように配置する独特の技法で世界的にも高い評価を受けて
      いるのだそうです。

      こんなところに、と思うこのロケーションがいいのですね。
        、

鳥取砂丘

2014-11-30 23:10:57 | 
鳥取県へ、鳥取と言えば砂丘!

        

        
        学生時代に友人たちと旅した鳥取砂丘は夏休み。アッツカッタなぁ

              
              絵になる! 子供にとってみたら、どんなにか大きな砂場に
              思えることでしょう!

        
        砂と海と空だけ、なのに飽きない。

        
        足跡のついていない風紋は美しいことでしょうね。見てみたいものです。

              
              ラッキョウの花畑が見られると勇んでいたのに、今年は
              花の時期が早く、もう終わってしまったそうです。
              この旅を計画したときは11月中旬過ぎくらいまでなら
              大丈夫と言われたのに!

              ラッキョウの花を見に来るにはちょっと遠いかなあ…

松江

2014-11-29 23:03:53 | 
松江にも寄りました。船に乗ったことはなかったので…。

 
 築城時の姿を今も残している松江城のお堀、小船でめぐることができます。

        
        全長約8m、幅約2mの小さな船。幅ぎりぎりの水路もあり、スリル満点。

        
        低い橋も通ります。頭をこたつにくっつける位に屋根をぎりぎりに下げます。
        (これは屋根を下げ始めた所、もっとべた~と顔をくっつけましたヨ)
        こたつは冬期限定です。

        
        大手前広場から乗船、城山内堀川から左折、北田川に入ります。

        
        武家屋敷や小泉八雲旧居が並ぶ通りを見上げながら…。江戸時代にタイムスリップ。

        
        武家屋敷。この先に田部美術館や小泉八雲旧居がある城下町通り。
        「日本の道100選」に選ばれています。

        
        ふれあい広場乗船場でUターンしてまた内堀に戻ります。まるで自然の川の
        ようなお堀の流れ。

        
        人家も並び生活水路のよう。

        
        やがて松江城の雄姿が現れます。景観は現代の街の建物に変り、京橋川を経て
        大手前広場の乗船場に戻りました。遊覧時間約50分、水面から眺める城下町
        の姿もいいものでした。

        
        茶人として知られる松江藩七代藩主、松平不昧公の好みによって建てられた
        茶室・明々庵。
        この茶室に座って城を眺めながらゆるりと茶を楽しんだというので、そんな
        気分を味わってみようと、明々庵へ。現在は高台に移されているので目の前に
        お城が眺められますが、残念なことに逆光!
 
        母屋のお座敷で抹茶をいただくことができます。ガラス戸の向こうに見える
        のが明々庵。

        
        抹茶のお菓子は松江三名菓の「若草」と「菜種の里」
        ちなみにもう一つは「山川」という紅白の和三盆菓子です。

        誰もいないお座敷でくつろぎのひとときでした。
                           

出雲から松江へ

2014-11-28 23:08:20 | 
足立美術館を後にして出雲大社へ。

        
        旧大社駅。純日本風の木造平屋建て。明治45年(1912)に開業。
大正13年、2代目駅舎に改築。平成2年(1990)JR大社線は廃止され
ましたが、駅舎は平成16年に国の重要文化財に指定されました。

        
        出雲大社木製の鳥居は出雲大社神域の入り口のしるし。ここを勢溜(せいだまり)
        というのだそうです。

        
        長い松並木の参道を歩いて社殿へ。大注連縄の重さは1トンもあります。どう
        やってとりつけるのでしょう!

        
        出雲といえばお蕎麦、門前のお蕎麦屋さんに入りましたヨ。小さ目の丸重の
        三段重ね。

        
        さすが縁結びの神社、紅白のハート型はんぺんが付いていました。

        
        ぜんざい、東京でいう田舎汁粉は出雲の神在(じんざい)餅が起源とされています。
        出雲では旧暦10月に全国の神々が集まり、神在(かみあり)祭が執り行われます。
        その折に出されたのが神在餅。じんざい→ずんざい→ぜんざいとなって京都に
        伝わったと言われています。
        由緒ある名物のぜんざいも食べなくては!

        
        オナカもいっぱいになったところで次なる目的地は日御碕。
        島根半島最西端の断崖の上にそびえる白亜の出雲日御碕灯台です。
        高さ43.65m、海面から灯台の頭頂までの高さは63.30mと日本一の
        高さ、明治36年(1903)に開設以来100年をこえてもなお現役です。

次なる目的地は宍道湖、湖面を茜色に染める夕日を見るのがしめくり。

              
              陰りゆく太陽とかけくらべ、時計を見い見い、スピード
              メーターを睨みつつ、なんとか夕焼け前に絶景スポット
              にたどり着きました。

        
        国道9号線側から嫁が島に落ちる夕日が一番美しいとされています。岸部は
        きれいに整備されて夕日テラスと名付けられた夕日鑑賞地帯になっています。

        
        朱色に染まっていた空も湖面も次第に暗くなり、肌寒さを覚える頃、太陽は
        とうとう姿を消しました。

        対岸のチラチラと灯りが灯っている宍道湖温泉が今夜の宿泊地です。
                                  

足立美術館

2014-11-27 23:12:11 | 
中国自動車道をひた走って…

              
              島根県安来(そう、ドジョウ掬いの安来節で有名な)で
              高速を降りて、足立美術館へ。

        
        山のふもとの畑の中に突然現れる近代的建物、これがあの足立美術館なんだァ!

        
        玄関前の庭からしてすでに世界を魅了した有名な庭園美をイメージさせる。

        
        入口を入って本館に向かう廊下の左手に寿立庵というお茶室があります。

        
        米国の日本庭園専門誌「ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデニング」に
        よる日本庭園ランキングで2013年、11年連続日本一に選ばれています。
        ちなみに二位は桂離宮だそうです。

        
        通路を曲がると、突然目の前に全面ガラス張りの庭が開けます。

        
        後方の山を借景として、息をのむようなスケールの大きい庭です。

        
        手入れの行き届いた木々

        
        手前の建物際に大きな木があり、一段と遠近感が出ます。

        
        本館展示室に続く木戸を抜けると書斎があり、窓を額縁にして白砂青松の庭が
        眺められます。
       
        
        石組の奥のなだらかな庭が白砂青松の庭。

        展示は秋季特別展が開催中。130点所蔵しているという横山大観の作品と
        近代日本画の名品展で、伊東深水の作品がたくさん見られました。伊東深水の
        絵はあまり観たことがなかったので(自由が丘のケーキ屋さんの包装紙以外)
        美しい絵に感激しました。
                

ポーランド・チェコの旅―No.8

2014-10-13 22:44:35 | 
プラハ最後の日、フリータイムの街歩き。

        
        カレル橋から午前中に観光してきたプラハ城を眺める。初めて来たときこの
        カレル橋を灯りの付き始めた黄昏時に眺めて感動したのだったが…。

        
        買い物をしたり、旧市街をぶらぶらして、お茶を飲むことに。ここはチョコレート
        屋さん。可愛い缶のチョコレートを買いました。

        
        この建物は黒い聖母の家といい、右手の角に金の衣をまとった黒い聖母が掲げ
        られています。キュビスム様式の代表的な建築だそうです。
        キュビスムはいろんな角度から見たものの形を一つの画面に表現する手法なんだ
        そうです(よくわからない)窓や屋根に曲線がなくカクカクしている
        のが特徴とか。

        その2階のカフェがグランドカフェ・オリエント。1920年代に8年間だけ
        営業された幻のカフェを再現したもので、店内のがキュビスム様式で統一されて
        いるとガイドブックに書かれていたが、どこがそうなのか、わからなかった。
        でもレトロモダンな落ち着いた雰囲気はとてもよかった。

              
              みんなはアイスクリームを注文。私はクリームコーヒー。
              豪華なアイスクリームの写真を必死に撮っているうちに
              自分のは撮り忘れた!

              
              部屋の隅にグランドピアノ、白髪の貫禄ある初老の
              ピアニストが絶えず演奏している。私たちを見て、俄かに
              ♪は~るのうらァらァのすゥみィだがわ~♪と弾き始めた。
              続いて、♪は~る~こォろォの~♪

              しばらくしてチップをはずんで、もう一度日本の曲を弾いて
              欲しいといったところ、さっきの「花」「荒城の月」に
              続いて「さくらさくら」「上を向いて歩こう」まで弾いて
              くれたのだった。

              
              すぐ近くに火薬塔。この火薬塔からカレル橋までの道が王の道
              と呼ばれている。

        
        手前のコンクリートの壁が地下鉄の入り口。ここから地下鉄に乗って勝手にホテルに
        帰らなければならない。

        
        ホームへのエスカレータ。下りて見上げたら…急勾配の上、スピードが速い!老人は
        乗れない…!

        
        地下鉄。黄色線、緑線、赤線の3本で、わかりやすいというのだが、切符の買い方が
        難しい。駅から駅まで買うのではなく、乗車時間で買う。初めてだったら何分かかる
        かわからないし…。ツアーコンダクターに一緒に帰って欲しいとお願いしてしま
        いました。一人で帰る自信のない人たちがツアーコンダクターと待ち合わせをして
        無事ホテルに帰り着いたのでした。

        
        あくる日、プラハ空港からヘルシンキ経由で帰途に。

        
        雲の上から夕焼けを眺めつつ…東京を発つときは細い三日月だったのに半月を過ぎて
        少し弦が膨らんでいました。

        旅の終わりはいつも未練と安堵が入り混じる。
                                               

ポーランド・チェコの旅―No.7

2014-10-12 21:25:21 | 
プラハの街歩き、午後はフリータイム。

              
              旧市街広場のランドマークは旧市庁舎の時計塔。
              上の時計は地球を中心とした天体が回る天文時計。
              下は四季の作業を描いた暦時計で、一日に一目盛り動く。

              
              1時間ごと天文時計の上ある2つの窓が開いてキリストの
              12使徒が現れ、最後の一番上の鶏が鳴く。仕掛けが終ると
              塔の上でトランペットが奏でられるという(聞こえなかった)

              天文時計の横の4体の人形も動くんだよ、皆、窓を一生懸命
              観てるから気付かない人が多い、とガイドさんのアドバイス。
              しっかり見ました。確かに8年前に来た時は見ていませんでした。

        
        時計塔には有料だけど登ることができます。先に上った仲間にすごくいいから
        と勧められ、前回登らなかったのでじゃあ!と。しかもエレベーターがあると
        聞いたので登ることにしたのに、乗り場がわからなくて結局登りは階段、ヒ~!

        
        旧市街広場。中心にある像は、チェコの宗教改革の先駆者、ヤン・フスの像。

        
        塔の東側、ティーン教会。左側なヤンスキー宮殿。

        
        東側、塔のななめ真下。

        
        塔から西側を望めば、はるか霞んでいるのがプラハ城。

        
        もう少しUPしてみる。

        
        プラハ城から左にふって…?

        
        あ、鐘が鳴りはじめた!時計の真下を覗いてみると黒山の人だかり、みんな
        からくり時計を見上げている。人形の動きに気が付いている人はいるかな?

        
        広場の奥、パリ通りの始まるコーナーのあたりを観て、下りることに。下りは
        エレベータです。

        ちょっとヒ~ヒ~だったけど、上から観てよかった。新たにプラハの街を
        感じられました。