桜の開花に想う

　昨日は東京で桜の開花宣言が報じられた。
今年は日本で最初の開花だとのことだ。
どの花々にも事情のないものはないといえるが、今は桜に注視したい。

　温かい地方ほど桜の開花が早いと、漠然と思っていた頃があった。
近頃は温暖化の影響が先ず挙げられている。暑い寒いが極端になってきていることに起因しているようだ。桜は全身で縁に感応してだったと，私には想える。ほどほどの寒さ暑さでは、寝ぼけて起きにくいことは、容易に想像できる。酷寒に身を置いてこそ、暖かさに目覚められる。

　私をはじめ私達は、苦しいだけでは苦しいが感じにくいように。
楽に出会ってはじめて苦しかったが、はっきりいただけるように。
楽ばかりを望む傾向はあるが、楽ばかりでは、真の楽はいただけやしない。
　桜の開花に聞かせていただいている今朝の私。