新潟カウンセリング研修センター

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答えを求める・答えを与える

2016-11-17 09:58:15 | 私の声
 どう言うわけか、相手に答えを求めたがる。日常会話ならともかくとして、苦しみや悲しみ・悩みに、他人の答えを聞いて真にこの身の為になりゃしないのだが。この身に他人の答えが為にならないと言うことが、実感として得られていないところに起因しているのであろう。納得になり答えになった・安心になった他人のところとは、この私に納得になるようにはなっていないのである。そのところはなかなか分からずに、吾の外に探し続ける。不毛だから、衰弱していっているではないか。姑息に答えたり同情したりの関係が満ち満ちている。そして、恨んだり憎んだりだましたりだまされたり・・・。人間は生まれながらにして、建設的に創造的に変化しつづけていけるようになっている。関わりによって、その素質が生かされていける。そこに深く手をさしのべ、セラピーになる関わりを、カウンセリングと名付けられているのだ。偉大な先人が、あなたに・私に・全人類に遺してくださっているんだよ。目先の苦悩が少し楽になると、たちまちご一緒なさらなくなるのが残念に思う。生涯学び続けられたら豊かな人生が・測り知れない深く広い世界に開かれていけるであろうのに・・・。今日はここまでで。