昨日見た虹

昨日、ワンズの散歩の帰り道に見た虹はすごかった。

ゆく道は、明暗のコントラストがくっきりした景色だった。
陽がさしているところ、影のところ、山の景色が光と影にはっきりと分かれ、
輝くような緑、濃く暗く沈んだ緑。

後方は暗い雲、前方はほんの少しだけの青空。

そんなくっきりしたコントラストを楽しみながらの散歩。

そして帰り道、虹が目の中に飛び込んできた。

暗い雲を背景に、山から虹の柱が天に向かって突きたっているように見えた。

太い太い虹の柱。

圧倒的に緑の部分が多い虹、その緑はネオングリーンのような、蛍光緑のような、そんな色だった。

デジカメ不所持が悲しいくらい、その瞬間を切り取ってしまいたかった。

虹は最初太い柱のように見えただけだったが、やがて弧を描いた部分も見え、

太い柱の後方にもう1本の虹があった。

どんどんと日が暮れていく中で、後方の虹はやがて姿を消した。

家に帰りつくまで消えないでと願った虹も、目をはなした一瞬にして消えた。

歩いていた時はミストシャワーのような淡い雨。

ほとんど濡れていることさえ気がつかないような時雨だった。

ホント、デジカメ持っていたらと悔しかったこと。

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