ハクとの出会いは、2010年にアルバイトをしていた、伊賀市の青山リゾートへの出勤途中に見かけるようになったのが最初でした。
田舎のことだから放し飼いにされて、一人で散歩しているのかと思っていました。
真っ白でとてもキレイなワンコで、狭い道路にいた時は「あぶないよ~」と声をかけると、道脇に避けてくれたり、賢いワンコでしたので、飼い犬と思っていました。
よそのワンコと仲良くしていたり、見たり見なかったりするうちに、1ヶ月ほどかかって青山リゾートホテルまでやってきました。
ホテルだけあり、2,3日後には野犬収容車がやってきました。
その場に立ち会ってしまった私は、これを見過ごしたら一生後悔すると思い、引き取りました。
早速、アルバイトの帰りに隣町の警察署(名張署)まで車で走って届けを出し(生きているのに落とし物になるのです!このことも、初めて知ってショックでした)、動物のお医者さんに連れていき、簡単な健康診断をしてもらい、帰りに首輪やリードを買って、当時はどえらい貧乏だったので、大出費でしたが、二匹と一人の生活が始まりました。
詳しくはこちら → 和犬ミックス白賢者
一昨日、水曜日のこと、飼い主としては特に前兆を感じることなく(見逃していたのかもしれませんが)、ハクがいきなりびっこを引く姿を見ることになりました。
びっこを引く直前に、向きを変えるのに左足をあまり動かさないで向きを変えようとしたみたいに見えたのが、どこか不自然で気になったといえば気になった点です。
その向きを変えた直後からびっこを引くようになり、左足がおかしいようで、3本足でケンケンするように歩いたり、体重をかけるのを避けていました。
お座りもしにくいようでした。
水曜日は動物のお医者さんはお休みのところが多く、翌日、凛太郎の血液検査に八日市の動物のお医者さんに行く予定でしたので、一緒に診てもらうことにしました。
先生が丁寧にハクの足を触って「ハクくんは以前に手術したことがありますか?」と尋ねられました。
「私のところに来てからは、去勢手術だけです」と答えました。
「どうも金属片が入っているような感じがあるんですが、レントゲンで調べてみますか?」
最近、貧乏に戻りつつあり、せこくなっている私は一応聞きます「おいくらですか?」
「4000円か5000円」
「診たってください」
ということでレントゲンを撮っていただきました。
なんということでしょう!
「ぼくが触って、金属みたいに感じたのは、この骨だったみたいです。それにしてもここまで酷いとは思いませんでした」と先生。
「複雑骨折ですか?」と尋ねたら「粉砕骨折」ですと先生。
粉砕骨折をぐぐったら「骨折部が複雑に粉砕したもの」と出てきました。ちなみに今は複雑骨折という名称は使わないそうです。
ハクの左足大腿骨は、粉砕骨折の過去があったのです。
レントゲン写真をカメラで撮ったらここでお知らせできたのですが、似たような画像を検索で見つけましたので参考にURLをはっておきます。
https://www.nashinoki-vet.com/wp-content/uploads/2013/06/456_1470_20120623171249.02-240x300.jpg
ハクのはこの画像よりもっとひどく、粉砕骨折だけあって、骨が4つくらいに分かれていました。
そのうちの1本が裂けたように割れていて、その先が筋肉にあたって、痛みがあるのではないかということでした。
本当に骨が複数に分かれていて、真っ直ぐな骨の右足に比べて、左はLを上下ひっくり返したみたいになって、骨がバラバラに。
原因として考えられるのは事故にでもあったのではということでした。
事故にあったか、強い折檻を受けたか。
どちらにしても、私に出会うまでの推定2年間は、人に飼われていた過去もあるはずで(出会った時は首に紫色の紐を巻いていました)、もしも車の事故にあったとしたら、さぞ痛かっただろうと思うのですが、きちんと手当してもらえなかったようです。あるいは折檻を受けたとしたら、そうとう強い衝撃だったと思います。
ハクは私が引き取ってから1年位は、男の人を異常に怖がり、私が箒で掃除しようと箒を持っただけで異常に怖がる、棒状のものがとてもコワイ、大きな音や声に怯えるということも1年位続きました。
なので、当時は単純に男性に棒状のもので殴られたことがあるのかなと推測していました。
そして、今ではそんなはじめの頃の怯え症状も忘れるくらい、今では、犬好きそうな男性なら、自分から近づいていくようになり、雷の音にもそれほど怯えなくなり、最初は表情も乏しかったのですが、嬉しい顔、嫌な顔、表情も豊かになって、暗い過去があったであろうこともほとんど忘れていました。
でも、そのレントゲン画像を見て、先生から説明を受けて、本当にツライ犬生を経験しているのだと思い不憫になり、一層愛おしくなりました。
私と出会ったときは、すでに傷も癒えていたのだとは思いますが、歩くと左に左に寄れる(右だったかも)傾向はあったものの、足に、そんな大怪我をした過去があるとは微塵も思いませんでした。
昨日の午前中は、家では多少痛そうだったものの、病院に行く途中で、ちょっとだけ散歩した時は、あまり足が痛いような素振りを見せず、先生に歩く様子を見てもらった時も、「ちょっと体重をかけないようにしていますね」くらいでしたが、今日は、またちょっと痛そうです。
散歩が大好きのようなので、散歩と聞くとテンションがあがって、痛いのを忘れるのかもしれません。
レントゲン画像を見て、ますますハクが愛おしくなりました。
凛太郎の方は、またリンの数値が下がっていました。1.4。
「赤っぽいしっこが出たり、様子が変わったら、すぐに連れてきてください」ということで、様子が変わらなければ、また1ヶ月後に血液検査と、今度は尿検査もあります。
目も見づらくなってきているようで、核硬化症に白内障も併発しているということでした。
昨日は往路は北陸自動車道と名神を使い、帰りは琵琶湖大橋コース、帰りに気づいたのは、琵琶湖を半周している…。
余談ですが、ハクは今でも大きな声だけは怖く、散歩途中に私が猿に「こら~~~~!!!」と叫ぶと、自分が怒られたみたいに思うのか萎縮してしまい、役立たずになります。
まさか、声よりも飼い主がコワイということはないとは思いますが…
ではまた
読んでいただいてありがとうございました。
にほんブログ村と、人気ブログランキングの2つのランキングに参加しています。バナーを2つともポチっとお願いできますか?
応援ありがとうございました。
滋賀県観光情報
高島市観光情報
宇宙天気予報
気象庁地震情報
全国の放射濃度一覧