我輩は凛太郎である/そしてその母紗夢猫(しゃむねこ)である+ワン!

凛太郎♂(18歳)ミニチュアダックスとハク♂(13歳)和犬雑種+その飼い主ニンゲンの皮を被ったネコ婆♀が繰り広げる日常

凛太郎の命日に

2023-06-24 23:53:04 | 我輩は凛太郎

今日、6月24日は凛太郎の命日でした。
19歳と27日で旅立ってから1年、あっという間でした。
凛太郎、そっちの世界はどうですか?

母ちゃんは凛太郎が旅立ってすぐには凛太郎のことをブログには何も書けずにいました。
今日のはとても長いです。

この写真は、私が凛太郎を撮った中で一番のお気に入りです。
場所は伊賀市に住んでいた頃の家の庭です。ブライダルベールの中の凛太郎。
まだ若いときの凛太郎です。かわいくてたまらん(^^)

先月5月28日は、凛太郎が生きていたら20歳の誕生日でした。
この1ヶ月、いつにもまして凛太郎のことを思いました。
ハクへの呼びかけさえ、思わず「凛太郎」と言ってしまいそうになることが何度もありました。

そして今日、つくづく思いました。
ともに暮らす動物は「慈しみの心」を教えてくれる。
旅立ってしまっても思い出すたびにこころは優しい思いで満たされます。

動物ってすごいなと、あらためて思いました。

凛太郎は2017年14歳の時に抜歯前の検査でSDMAの結果が17でした。その後病院を変わりましたが2019年(16歳)、2020年(17歳)は18となり、慢性腎不全と診断されました。
お医者さんは「多分このコはこのままで寿命まで行くでしょう」とおっしゃいました。2ヶ月おきに血液検査に通いました。

年齢を重ねて耳が不自由になり、吠えなくなりました。そして目も不自由になりました。
見えているのか見えていないのか、不思議なことに隅っこの行き止まりにはまり込むのが得意でした。痴呆が始まるとそういう行動が現れるということでした。

ここにいるよと吠えてくれないので、大きな声で凛太郎と呼びながら家の中を探し回ったものです。
目が不自由になってからは、自分で水を飲む時に鼻から息を吸ったようでむせてしまい、それからは自分で水を飲むのを嫌がり、飲水介護が始まりました。
ダックスあるあるらしいのですが、ご飯も朝は食べたけど夜はイヤとか。

だんだんと痩せてくるので、療法食はイヤだろうけど食べてほしい。晩年1年近くはボーンブロス(骨スープ)を作り続けました。これは大好きでした。
ご飯をふやかすのに使ったり、そのままシリンジで飲ませたり。酵素玄米のお粥も好きだったので、少量のお肉をプラスして消化がいいようにとミキサーにかけてあげました。
飲食と飲水介護はだいぶ長いことやりました。ガツガツ食べたい時は母ちゃんの手も噛んでくれるので痛かった💦

足腰も弱り、自分で動きにくくなったから車椅子を買ってやったのですが、少し遅かったようで顔からこけて。
ならばと、塩ビ管で作る室内用の歩行補助機をネットで見つけて手作りしました。
家の中ではちょっとでも立たせることにしていました。キャスターをつけていたので、少しは動いてもくれました。
おむつは蒸れてイヤだろうと、シッコは外に連れ出してさせていましたが、間に合わず玄関内でシャワー放水ということもしばしば💦
寝るときだけマナーベルトと新生児用の吸水シートを使用しました。
夜中に起きて、日によって1時間から3時間なかなか寝てくれず、母ちゃんも消耗しはじめた頃、犬の認知症に中鎖脂肪酸が良いということを知り、MCTオイルを小さじ2分の1杯を飲ませたら夜はちゃんと寝てくれるよになり、これはありがたい情報でした。

そんな介護の日々、凛太郎は突然「吠えたら母ちゃんが来てくれる」ということを思い出したようで、久々に聴く凛太郎の声、嬉しかったです。
それまでは、お医者さんで嫌なことをされる時くらいしか凛太郎の声は聞けませんでした。
シニアにはシニアの可愛さがあり、本当に愛おしかったです。

亡くなる前からと亡くなってから、いろいろと後悔がありました。

存命中の一番の後悔は

14歳で抜歯したときに、3軒のお医者さんに行って、2つのお医者さんは全抜歯を提案されたけれど、ニンゲンみたいに考えてしまい、残せる歯は残したいと思ってしまったこと。
あの時全抜歯していれば、以後歯周病でつらい思いをさせることもなく、腎不全もマシだったかもしれません。

 

亡くなってから後悔1つ目

4月に血液検査を受けた時に貧血で、だいぶしんどかったんだと思うのですが、あの時は「レバー食べさせたらいいですか?」と質問させてもらって「いいですよ」でした。
早速食べさせたら、ちょっとしゃきっとした感じがあって、レバーは効く!と喜んでいましたが、この時分からもっと好きなものをたくさん食べさせてあげたらよかった。

後悔2つ目
6月17日にお風呂に入れてしまったこと。
凛太郎は多分とってもしんどかったと思うのですが、そのしんどさに気がついていないものだから、洗ってやってしまいました。

後悔3つ目
もっともっと抱いてあげたら良かった。
寝ているのを起こす時に抱き上げると、よくしっぽを振ってくれました。嬉しいということやったんかも。

後悔4つ目

ひとりで逝かせてしまったこと。

凛太郎が息を引き取る時、私は寝てしまっていました。午前4時頃、凛太郎を触ったら、いつものように温かくて安心して寝てしまいました。
ハクも傍で静かに寝ていました。きっと静かに逝ったのでしょうね。

その他、今までいろいろ、凛太郎のためにと思ってしたことがアカンかったこともあったかもしれません。考えだしたらキリがないので考えるのをやめにしました。

5月28日に19歳の誕生日を迎えてから、急速に筋力が衰えたようで、それまでなんとか立ってオシッコができていた時もあったのですが、ほぼ4つ足で立てなくなりました。
それでも、少しでも立っている時間をと、食後はしばらく手作りの4輪歩行器に乗せていました。

1日1回は、アーシング(地面に直接立たせたり、寝かせたり)、528hzの音楽がDNAを修復すると読んだので数ヶ月にわたり毎晩聞かせてやったりとか(耳が不自由でも周波数は届く)、いろいろしていました。

6月17日 お風呂

6月20日 病院(血液検査で悪化がわかる)

6月24日 死去

 

6月20日(月)夕食 おじや

6月21日(火)朝食おじや 3回ほどにわけて食べる

最初はガツガツ食べ始めるのだけど、すぐに食べなくなる。これは6月に入ってから度々ありました。

後から思えば、食べたいけれど食べられないという状態だったのかもしれません。
回数を分けてやるとなんとか食べられる。

飲水も、食事もずっと介助していましたが、食事の途中で食べなくなることはよくあり、そういう時は、凛太郎の耳には聞こえていないかもしれないけれど「母ちゃんは、凛太郎が食べてくれるのが一番嬉しいんやで。体は食べ物でできているしな」と言うと、また食べてくれていました。

誕生日を過ぎてから、飲水が極端に下手になり(と勝手に思っていました)、ずっとシリンジで飲ませていたのですが、ゆっくり押し出したりしても、口からダダ漏れ状態でした。
病院に連れていく頃には、箱テュッシュが1日で無くなる勢いでこぼしていました。
それでも少しはきっと飲んでくれていると思いこんでいた飼い主でした。

6月21日 おしっこをしないので、心配になって病院に電話

水は飲ませても、こぼす方が圧倒的に多い。頑張って飲ませてもやっぱりこぼす。

前日オシッコをしてから16時間後にやっとシッコ。少し黄色い、ちゃんとしたオシッコと思いました。

夕食、少しだけ食べました。
ハクの散歩に、一人残しておくより、一緒に行った方がいいと思って、いつものようにドッグカートに乗せて出かけました。

6月22日(水)朝ごはん、鼻先にサツマイモを持っていったら食べてくれたので、その勢いでご飯も食べてくれました。うんちもほんの少し出ました。
食後は4輪歩行器に乗せていて、少し自分で動いたりもしていましたが、大きめの声で鳴いたので、おろしてほしいと言っているのだと判断して寝かせました。自分でおろしてと意思表示したのは初めてでした。きっと限界を知らせてくれたんでしょうね。
シッコもずっと出ず、昨日から19時間後に出ました。


夜ご飯は口を固く閉じて、ご飯拒否。水もあまり飲まない。閉じた口の隙間から水を入れてもこぼす。アイスもサツマイモも鼻先に持っていっても口を開かない。
口をこじ開けようとしたけれど、固く閉じて開かない。

「かあちゃん、もう何もいらない」と言うているように思えました。枯れていく前の凛太郎なりの準備かもしれんなぁと思いました。

 

時々抱っこしてやったり、撫でたり。体温を感じたらホッとする飼い主でした。

一度だけ、痙攣をして、すぐに抱き上げてやったら収まりました。

 

6月23日 歯茎も唇も白い。貧血もすすんでいるんやろうね。今日は凛太郎の大好きなアイスを鼻のそば、口元に持っていっても反応なし。口は閉じたまま。水も拒否。庭に出て少しだけアーシングしましたが、暑いし、湿度が高いし。
あとは静かに寝ているだけでした。時々向きを変えてやったりもしましたが、命の火がまもなく消えるのだろうと、覚悟しました。

そして24日、凛太郎は旅立ちました。

1年経ってからのご報告です。
やはり涙が出てきます。

生後3ヶ月と少しの凛太郎です。顔は可愛かったけれど、なかなかのやんちゃでした。

長文を読んでいただきありがとうございましたm(_ _)m

にほんブログ村 小説ブログ エッセイ・随筆へ 人気ブログランキングへ

応援ありがとうございました。

 

滋賀県観光情報

高島市観光情報

宇宙天気予報

気象庁地震情報

全国の放射濃度一覧



最新の画像もっと見る

コメントを投稿