我輩は凛太郎である/そしてその母紗夢猫(しゃむねこ)である+ワン!
凛太郎♂(15歳)ミニチュアダックスとハク♂(10歳)和犬雑種+その飼い主ニンゲンの皮を被ったネコ婆♀が繰り広げる日常




 白い塀に泥手形、足跡の話は書いたが、その上に乗っている瓦にも泥足、手型がいっぱいついていた。庭にはタマネギの葉がたくさん落ちている。
 どうも、塀の上にタマネギを持って上がって、その上で猿どもは宴会をした模様だ。そして、ウンチまで落としていきおった。
 愛犬凛太郎は困ったことに猿のウンチが好きなようだ。以前、猿のウンチを食らったことがあった。その時は気付くのが遅く、ウンチはすでに凛太郎のお腹の中に納まったあとだったが、その口の臭いこと。腐敗のニオイだ。当然といえば、当然なのだが。
 凛太郎は、よくニンゲンの口を舐めにくる。その口で舐められるのだけは避けたい。なんとしても避けたい。それよりも猿のウンチを食わせないのが先だが。
 今回も、私より先に、猿のウンチを見つけ、ああ 口に咥えた。しかし、それはそこそこ硬かったのか、凛太郎が優しくしか咥えなかったせいか、牙に食い込む様子も無い。尾を嬉しそうに激しく振り、咥えた状態のままで私を見ている。私はすかさず、それを口から奪いたかったが、モノはウンチ。「食べたらアカン」と激しく叱責したら、ポロっと落とした。そう言えば、前回は凛太郎の口を水道の蛇口の下で無理やり洗ったのだった。覚えていたのだろうか?
 ウンチの上に石を置いておき、凛太郎にはおいでとついてくることを命令し、スコップを取りに行き、処分。
 猿が食い散らかしたタマネギの葉も、ワンが食うと中毒作用を起こすとかなわないので処分。いらん用事ばかり増やす猿は、ほんまにうるとら腹立たしいが、山に食うものがないというのもつらいやろなぁと、つい思う。嗚呼。


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 やられた。
 今朝は愛犬凛太郎と少しだけ朝寝を楽しんでいた。愛犬は私が起き出しても、まだ寝ている場合もある。そんなわけで、二人して熟睡していたのか、愛犬は何にも反応していなかった。
 起きて、庭に出た。ふと前の畑を見ると、タマネギがほとんど抜かれて齧られていた。もしや私のタマネギもと、あわてて畑に走ったが、あとの祭り。
 60本ほど植えたタマネギなのに、今年は大きく育っていたのに。残っているのは7本。朝から力がすっかり抜けた。
 白い塀にも猿の泥手形、泥足跡。車にも泥手形、泥足跡。うるとらくやしい。情けない。



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 猿が山盛りで畑を荒らしていく。やられてしまった、私の畑。タマネギを抜かれて、少しだけ大きくなりかけた玉の部分を齧って、葉はポイ。タマネギと間違えたのかどうかはわからないけど、ネギもごっそり抜いてある。
 ああ、くやしい。今日は隣家で、金柑を食い放題。隣家はほとんど留守なので、猿の溜まり場。こちらから「こらー」と怒鳴っても、愛犬凛太郎が吠えても、猿はぜんぜん動じず、居座っている。
 ほんまくやしい。


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 我輩は凛太郎。今日はボクのトラウマを告白する。それは、かあちゃんの「あっ」。
 かあちゃんがボクを見て「あっ」と言うと、ボクは反射的にワルイコトをしたに違いないと思ってしまう。最初の「あっ」が今でも尾をひいているのだ。それはボクがまだ満3ヶ月にもならないころのことだ。
 そのころ、かあちゃんは、一生懸命ボクにシッコとウンコの躾をしていた。シーツの上ですると、猫なで声でものすごく誉めてくれた。「凛太郎おりこうやなぁ。賢いなぁ」って。
 ボクはそのころはまだお利口も賢いも意味がわかっていなかった。床の上でシッコをすると、かあちゃんはスリッパで床を叩いて大きな音をたててから怒る。ボクはなぜ怒られるのかわからなかった。ボクが叩かれるわけではないし、大きな音にはビクっとするけどそれだけのこと。それも、かあちゃんの見ているところでシッコをした現行犯の時だけ。
 かあちゃんの目につかないとこでの粗相はセーフ。かあちゃんは現行犯でしか怒らなかった。じいちゃんに現行犯でしか怒ってはいけないと教えられていたからだ。犬は、ニンゲンが怒ることがニンゲンのイヤがることだと察知して、何かの仕返しの時には、これみよがしに粗相をしてのけるので、現行犯以外は怒らないことと。でも、時々その教えを忘れて怒る時もあった。
 ある日、かあちゃんがトイレに入った。おっウンチのニオイ。ボクはニオイには敏感だ。そのニオイのせいか、ボクももよおした。それで、かあちゃんが見ていないことを幸いにフローリングの床の上で始めた。そこにかあちゃんが出てきた。
 かあちゃんは、ボクを見て「あっ」と叫んだ。声のする方を見た時、かあちゃんの目とボクの目があってしまった。ボクはどうしようもなかった。背中を弓なりに曲げ、腰をおろし、踏ん張り、今まさに出ようとしているものを止める術かない。かあちゃんはそんなボクの前に座り、じっとボクを見る。
 そして、全部出てしまうのを待ってから、いきなり床を掌で叩いた。大きな音を出せるものが手元になかったのだ。かあちゃんは後先を考えないおバカを発揮し、手加減しないで思いっきり自分の手を床に打ちつけたものだから、ものすごおく痛かったみたいだ。腕に電気が走るほど痛かったらしい。
 その痛かったのをボクにあたることにしたのかどうかは定かでないが、ついに体罰がくだった。ボクのお尻を思いっきり叩いたのだ。
 ボクは「キャウイン」と鳴いたが、かあちゃんはボクを放さない。2、3回叩かれたように思う。叩きながらかあちゃんが怒鳴った。
 「こんなとこでしたらアカンやろ。ウンチもシートの上でせんとアカン」と。こんなにコワイかあちゃんは始めてだった。体罰も始めてだった。

 この事件を境に、かあちゃんの「あっ」はボクにとって恐怖となり、身が縮む。トラウマだ。今では恐怖は薄れたものの「あっ」を聞くと、またなんかボクワルイコトをしたのかな?とやっぱり反射的に思ってしまうので、とりあえずはごめんなさいのポーズをすることにしている。
 ボクのごめんなさいポーズは、カラダを横にして、お腹を出して、片手を軽く上げ、耳はしょぼん。実はここだけの話なのだが、最近ではボクにも生活の知恵がついて、触らぬ神に祟り無し、負けるが勝ちということもわかってきたのだ。先に謝ってしまうと、かあちゃんの怒りも薄れる。ボクのこのポーズはかあちゃんにはイジケ犬に見えるらしい。
 ボクは「あっ」を聞かないうちに、かあちゃんの姿を見ただけで、ごめんなさいポーズをしてしまう時がある。すると、かあちゃんは「何いじけたポーズしてんの?また何かワルイコトしたんか」と聞いてくる。こういう場合は、ワルイコトをしたような気がするボクの反射的行動だが、今のところたいがいはお咎め無しとなっている。でも、時々、そのポーズを見てから、かあちゃんの「あっ」を聞かなくてはならない羽目にもなっている。
  
 ちなみに、かあちゃんは独り言でも「あっ」と言う時がよくある。要するに自分の失敗も、ボクの失敗も「あっ」。かあちゃん自身の「あっ」は、大抵は台所だ。この「あっ」は食材を落とした時に発せられることが多い。たまに指を切ったりしての「あっ」もある。そういう時はその後に「痛っ」がつく。かあちゃんが台所にいて「あっ」と言うのを聞いたら、台所に美味しいことがあるという知恵もついた。最初のころは、かあちゃんが台所に立つと、あてもないままボクも台所のキッチンマットの上で座って待っていたのだけど、そんなことをしなくても、ちゃんとお知らせ放送の「あっ」が聞こえてから行ったらいいということがわかったのだ。ボクだってお利口になっているのさ。


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 空砲の音が聞こえてきた。何度も聞こえる。隣の地区からだ。また猿だなと、草抜きの手を止めて思う。こちらまで来るかな、畑の大根を抜こうか抜くまいか、しばし考えた。私は「なんとなく」という感覚を大事にするほうだ。なんとなく抜いた方がいいような気がした。
 去年は何の種を蒔いても、蒔いても、芽が出て双葉になったら、次々と虫に食われ、何度も種を蒔く羽目になり、そのうち寒くなって青菜類は消えてしまった。大根は3度目でようやく育ち始めたものだから、蒔く時期を逸したことになる。それで、ちいとも大きくならず、冬中は、ただ一つだけ収穫できたネギばかり食べていたら、ご近所から白菜、大根、ニンジンをいただき、ありがたく、ありがたく食していた。
 で、猿の来襲を確信したので、地上に小さく出ている大根を一挙に抜いた。どうせ小さな大根だろうけど、食われるよりは抜こうと心狭い考えだ。猿にやってしまおうとは思えない。
 ところが抜いたら案外長かった。そして育っていた。地上部分は細いのだが、土の中の部分が太い。大根も寒さに負けない対策を講じていたのだろうか。カタチは悪い。でも泥を落として洗ったら抜けるように白い。抜けるような白い肌と言う言葉は大根のためにあったに違いないと思うほどに美しく白い。昼食に、早速大根おろし。甘い。猿にやらずに良かったとつくづく思った。
 ご近所の人に聞いた話だが、昔は猿もそれなりにかわいらしく、畑から抜いた大根を両手にぶら下げて逃げていったそうだ。姿を想像しただけでもなんとなくかわいらしい。が、このごろの猿は、大根を抜きもせず、立ち食いか座り食いかは定かではないが、土に生えている大根の青い部分だけを食う。結果、畑には青首だけを齧られた大根が屹立という風景ができあがる。困ったものだ。地区には高齢者も多く、その辺を猿は心得て暴挙にいとまがないのかもしれない。
 ところで、年末に植えたエンドウがちいとも大きくならないので、これも虫に食われているのかと思っていたら、これは鳥の仕業だった。新芽ばかりを食べて行く。上には伸びないが、根を張って大きな株になっているかもと素人考え。
 さて、春分の日にはジャガイモを植えると聞いている。一昨年は雨が多かったので、収穫後にたくさん腐った。昨年はそこそこ。今年もジャガイモを植える。無農薬、無化学肥料の種芋を残してある。明日は天気が良ければ畑で過ごそう。


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 そしてその母紗夢猫である。私は名前の示す通り圧倒的に猫派であった。過去に猫を1匹だけ育てた。その名は大亮(だいすけ)。彼を飼っている最中に酷い喘息になって救急車で入院。血液中の酸素ゼロ。それが猫アレルギーと診断された。このままでは死ぬと驚かされ、泣く泣く貰い手を探し愛猫を手放した。その時彼に誓ったのだ。「大亮以外の猫はもう飼わない。あんたがいつか死んで化け猫になっても一緒に暮らそな」と。そして、1ヶ月ほど泣いて暮らしたのだった。これは今から15年ほど前のこと。
 それが犬を飼うことになるとは夢にも思っていなかった。この世は夢にも思わないことがよくおこる。大亮への誓いも猫ではなく犬だからいいだろうと自分に折り合いをつけ、今でも飾ってある大亮の写真に詫びを入れ、犬を飼うことになったのだ。

 じいちゃんは紗夢猫が治療に通っている按摩のセンセで、高校の1年先輩だ。子犬いらない?と呼びかけたもんだから、つい手をあげてしまった。ほんの出来心だ。餌代も月1500円くらいでいけるということだったので、それなら節約経済状態でもなんとかなるかと思ったのだ。
 ところがどっこい、予防注射の高いこと、フィラリアやダニの予防薬も高い、ペットシーツもいる。やれサークルだ、やれオモチャ、やれ犬用のお菓子だと、飼い始めてあまりの可愛さに紗夢猫は後先をいつものごとく深く考えず、財布のヒモはゆるみ、鼻の下は伸びきり、でれでれのかあちゃんになったのだった。


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  我輩は凛太郎である。犬である。ミニュチュア・ダックス、ロングヘアードのレッド、正式名はブラッキーだそうだが、その名で呼ばれたことは一度も無い。2003年5月28日京都生まれ。7月17日の祇園祭りの日に貰われていった。現在1歳と9ヶ月と少々。今は三重県の里山に住んでいる。
 里親の紗夢猫(かあちゃんと呼んでいる)は、出来心でボクを飼い始めたそうだ。時々、ボクの実家に里帰りをさせてくれる。そこにはベルパパとティアラママ、マロン姉さんがいる。
 紗夢猫かあちゃんは、もうすぐ五十路らしいが元気だ。少々変わっているかもしれない。でも、ボクは他のニンゲンをあまり知らないから変わっているのか、いないのかの判断はつかない。ボクにはガールフレンドがいる。その名は桃ちゃん。ボクは桃ちゃんと桃ちゃんのニンゲンのお母さんが大好きだ。お父さんも好きだけど、大きな手が少しだけコワイ。大きな手でボクを抱いて高い高いをしてくれる。ボクはそれがちょっとだけコワイ。それから、実家のニンゲンのお母さんとお父さんも大好き。かあちゃんはなぜか爺ちゃんと呼んでいる。ベルパパのお父さんだから、ボクには爺ちゃんにあたると思っているようだ。実家には美人のお姉さんが二人いる。ボクが行くといつも「リンタロかわいい」と言って歓迎してくれるので大好き。もちろんかあちゃんも大好きだ。と言っておこう。

 かあちゃんは、ボクの養育のためと自分の生活のために週5日パートに出かける。かなり貧乏らしい。時々通帳を見て、大きなため息をついて落ち込んで、暗ーくなっている。でも1日もしたらもう元気だ。くよくよしているかあちゃんをボクはあまり見たことがない。
 かあちゃんが仕事に出かけている間、ボクは留守番だけど、いつも帰ってきたら1番にボクを抱いて、「お留守番お利口さん」と言って、エイセイボウロ5個のご褒美をくれるから、これも悪くないと思っている。もっとくれたらいいのだけね。 
(写真はボクが満9ヶ月の時、場所はじいちゃんの家の庭)

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