脱サラして一人親方になりました

脱サラして独立。我が道を行く男の独り言

新規取引 ③

2021年07月29日 | 経営
「なぜか増えている新規取引」と書きましたが、「なぜか」には、私なりの理由があります。
それは「ウッドショック」です。
業界関係者なら知っていて当然だと思いますが、残念ながら無知な人もいます。
何も考えず「いつも通り」と契約をして、「いつものタイミング」で発注をしたら「材料が間に合わない」「いつもの予算ではできない」となったのではないか、という事です。

本来、契約前に確認すべき事項ですが、業者によって、下請けに確認しないことも多いです。
新築メーカーに多いような気がします。
当店の場合、8割がた先に確認がありますが、以前は半分以上、事前確認はありませんでした。
そういう現場を断ったり、取引自体を打ち切る事で8割まで引き上げたのです。

問題なのは「いつものタイミング」です。
これ、当店も未だにあるのですが、納品から「勝手に逆算して」発注してくるのですね。
早く言えばいいだけ、契約段階で伝えればいいだけなのに、いきなり「採寸できるぞ」と連絡があって、納期まで日にちが無いのです。
何度言っても改まりません。
取引を切りたいところですが、会社単位ではなく担当単位なので、我慢を強いられています。
結局、現場やお客様に負担を掛けているのですけどね。

こういう相手と取引したら、自分が困るのが明白です。
目先の利益(そもそも利益が出るかも分かりませんが)を見て、かえって苦しむ結果になる事が予想できるのです。

今、ヒマだと嘆いていても、手を出すべきではない相手とは取引しません。
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新規取引 ②

2021年07月29日 | 経営
なぜか増えている新規取引の申し込みですが、ほぼお断りという結果になっています。
理由は「すでに着工(または契約)している物件の見積依頼」だからです。

当該物件を担当する職人さんが事故にあったとか、何かしらの事情が無い限りは、着工してから職人を探すなどはあり得ません。
そうすると「喧嘩別れした」「安い業者を探している」など、あまり良い状態とは言えない話だと予想できるのです。

そもそも、取引契約(約束)をする前に、見積依頼をしてくる事自体が礼を欠く行為だと思います。
一般消費者なら構いませんが、対企業では良いとは思えません。
これが「下請け」という相手に対する態度なんです。
「仕事をくれてやる!有り難いだろ?」ですよ。

理想としては、自社の紹介をしてから「新規取引をしているか?」を確認すべきです。
「取引するだろ?」は大きな誤り。
「断ればいいだけだろ」も誤りです。

続きます。
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