脱サラして一人親方になりました

脱サラして独立。我が道を行く男の独り言

諦める勇気

2020年07月25日 | 個人事業主
「鶏肋」という言葉をご存知でしょうか?
辞典より「ニワトリ(鶏)の肋(あばら)骨のこと。食べるほどの肉もないが、捨てるには惜しいという意」
三國志をご存知の方なら分かる、漢中攻防での曹操と楊修のやり取りです。
(ここは掘り下げません)

「捨てるには惜しい」を捨てる決断。自営業では重要だと思います。
「〇万の道具を買ったのだから、やり続けなければ」
「〇人に話をしてしまったから、絶対に〇月にオープンする」
「〇年も続けてきたのだから、辞める事なんてできない」
こういう考え、珍しくないと思います。
これに、大きな落とし穴がある事も多いのです。

そもそもですが「〇万の道具を買った」という判断が間違えていれば、やり続ける事は無駄、無謀ですよね。
〇人に話をしたから、だったら、その人たちに頭を下げ、しっかり説明すれば良いだけです。

厄介なのは「〇年続けてきたから」です。
苦戦しているのが、今だけなのか?
時代遅れかもしれないけど、かえって、それが当たる事もあります。
我慢し続けて、ようやく日の目があたる事も珍しくありません。

が「成功するかもしれないけど」ダメージリスクを考えて「諦める」事も重要です。
借金してまで続けるのか、借金を返すほど、大きな成功が得られるか。
成功の見返りが、思ったほどでは無ければ。
このリスクを「客観的に」判断して、「惜しいけど諦めよう」という決断ができるか。
勇気ある決断です。

ハッキリ言って、どんな決断をしても「もし」「~だったら」「~れば」という後悔はセットです。
ただ、他人に責任を押し付けられないのが自営業ですから、後悔まで含めて「諦める」事こそ重要だと思います。

が、相反する「我慢する勇気」も重要です。
これは改めて。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

向き 不向き

2020年07月25日 | 個人事業主
脱サラを考えている人に「どんな人が脱サラ(独立)に向いているか?」と聞かれる事があります。
意地悪な言い方ですが、この質問をしている時点で「向いていない」と思います。
誰かと比べるものでは無いですからね。

脱サラにも色々あって
■自分でやりたい事業がある
■サラリーマンに向いていない
と、大きく分けて2種類があると思います。
(私は後者です)

おそらく、ホンネは後者だけど、表向きは前者という方が多いと思います。

では「自分でやりたい事業がある」として、どんな人が向いているかを考えると
■探求心、研究心が豊富
■自分を客観的(俯瞰)に見る事ができる
■諦める勇気がある
だと考えます。

探求心、研究心は、どの仕事にも言えると思いますが、会社に属していれば、これを行う部門やスタッフがいるので、時勢の変化は「指示通りにやっていればOK」という形で対応できます。
(この変化に対応できない、時勢の変化に気づかない(目をそらす)企業が苦戦するのですね)
同じように、自分を客観的に見るというのも重要で、自分(社員)を、自分(経営者)として雇うか、自分(会社)を自分(社員)が選ぶか、自分(店)を自分(客)が選ぶか、という、色々な目が必要です。
どうしても独りよがりになってしまいますから、アドバイスしてくれる「他人」がいると心強いですね。

で、最後に「諦める勇気」ですが、これは長くなるので改めます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする