冬青(そよご)風

常緑樹の森の下に佇み、かたい葉が風にそよいで、ソヨソヨと音をたてる。
ソヨゴの語らいを聞いていただければ幸いです。

法隆寺五重塔の鎌の銘

2010年07月14日 19時29分18秒 | 斑鳩の里
 当地でも昨晩から明け方まで断続的に大雨が降りましたが、河川の増水も心配したが
 幸い大事にいたらなかった。九州、西日本各地で被害のニュースが伝わってきています。
 金曜までまだまだ雨が降り続きそうなので、ここしばらく心配が続きそうです。

 先日私の部屋の地デジTV化もおそまきながら完了しました。
 まだ期間まで1年ほどあるのですが、娘がボーナスが出たので買ってくれました。
 TVより倍ほどのの値段がしたが、ついでにブルーレイディスク/DVDレコーダー
 (いずれもSONY)も買った。こちらは家内がお勤め終了のご褒美に買ってくれた。
 7月初めに私の部屋用のエアコンを、お小遣いから支出し替え買えたばかりだったので、
 二人からのプレゼントは嬉しかったです。ますます嫁さんにも娘にも頭があがりません。
 
 機材の設置場所の確保のため、またまた部屋の模様替をし、本棚、書籍、書類など整理
 移動の合間に、古いビデオ、DVDレコーダー(廃棄)に溜まっていた特集番組、映画の
 ダビングもなんとか終了させ、やっとひといきつけました。

  

 先日の伊勢本街道歩きにご一緒した堺のIさんから、1枚のコピーを頂きました。
 開けてみると、なんと法隆寺五重塔の九輪の下に刺されている鎌に刻まれている銘です。
 昭和の大修理が終了した昭和27(1952)年に懸けられた。
 Iさんのお話によると、堺・水野鍛錬所は、切れ味鋭い打刃物を造る事で有名であり、
 「法隆寺」昭和の大修理の際には、棟梁の大工道具を鍛え、また、同寺より依頼を受け、
 国宝五重塔の九輪(宝輪)に据え付ける四方魔除鎌を鍛え奉納した。
 その四本の鎌は、今も五重塔の上、天空を指す九輪の中に見る事が出来、法隆寺を邪鬼
 から護っている。

 

 飾られている4本の厄除けの鎌に、このような銘が刻まれているのを初めて知りました。
 画像の右端が欠けていますが、鎌の両面には、下記のような文字が刻まれています。  

  (表)凝神錬鉄鋳造利鎌四振謹献
    法隆寺奉懸五重宝塔九輪四
    方畢仰願以此威力功断電光
    防御災害者也敬白
             堺浦住/水野正範(花押)

  (裏)昭和二十七年三月吉祥日
     法隆寺長老大僧正定胤
        鋳工堺市/卍 水野正範/年五十一才 

 Iさんわざわざ資料を届けていただき、ありがとうございました。
 伊勢本街道歩きのブログアップもできていませんが、今しばらくお待ちください。
 また大阪に出て行ったときには、紹介していただいた水野鍛錬所へもお伺いしてきます。


 
  チャレンジ 村岡100kmマラソンの完走を目指して
  ハードラン・村岡 練習日誌

  今週はすっぽり梅雨空に覆われ、断続的に激しい雨もあり、雨雲と相談しながら
  サイクルロードをちょこちょこ走りの繰り返しで,満足な練習ができかった。
    
  12~14日の練習 計 5.0km  7月累計 86km
  6月~9月累計 144km  目標800km 
 

 

 
 



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2 コメント

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相輪の鎌 (anikobe)
2010-07-14 20:43:58
その鎌に銘が彫ってあったのですね。
貴重なコピーを拝見することがで来ました。

大修理の時なのですね。
刃物の町堺には、この刃物工場がまだあるのですね。

お休みになって快適な環境作りをしてもらえる竜馬さんは、お幸せですね。
返信する
anikobeさんへ (竜馬16)
2010-07-14 21:36:31
ちゃんと奉納者(製作者)の名前が刻まれているのですね。感動しました。
まだまだ法隆寺について知らないことが多いので、勉強させてもらいます。
返信する

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