梅雨明けの発表と同時に暑さが舞い戻ってきた。
忌々しい暑さだ。
ただでさえぼんやりした頭に一層靄がかかったようでうまく回転しない。
そんなカボチャ頭をさらに不快な事どもがめぐる。
禍々しい放射能が無辜の民に襲いかかりその生活を破壊しているかと思うと、一方では、電力会社と原発利権にしがみつく連中の悪辣な画策が続いている。
一児を抱えさらにお腹に子を宿した20代の若い夫婦が、なけなしの貯金40万をもとにこれまでの職も投げ打ち、その子供たちのために泣く泣く転居を決めたというツイートを読んだあと、いち早く原発再開を容認した玄海町の町長が、実は九電ファミリーの土建屋で、交付金を自分の会社に還流させ巨大な利益を上げていることを知り、心底腹がたった。
福島第一原発3号機 朝日新聞より
彼らが、「経済」のためには原発が必要だとほざいていたのはこういうことだったのだ。これは玄海に限ったことではない。日本中の原発がこうした構造に支えられているのだ。
しかし、地元の土建屋やそれとつるんだ政治家のみを責めるわけには行かない。そうした構造は、もとはといえば大都市やその周辺の企業群など最も電力を使う連中(その中に私たちもいる)が、地方経済の破綻や過疎化につけこんでそこへと押し付けたものにほかならないからだ。
「絶対安全」という嘘で固めた「神話」をおまけにつけてだ。
放射能被害を憂うるのは神経過敏といういう人たちがいる。中にはこれぐらいの放射能は体にいいといってはばからない薄ら馬鹿のような東大教授がいる。彼らは自らは安全地帯にいて、そんな馬鹿話をしてあるき、先に見た若夫婦の貯金額よりもはるかに多い講演料を懐にする。その金の出所がどこかなどとは改めていうだけ野暮というものだ。
1945年8月6日 午前8時15分43秒 広島
書いているとますます不快になるのでこのへんでやめるが、ボヤキのみでは仕方ないので「積極的提案」を少し。
1)菅総理は「最後っ屁」でも何でもいいから退陣する前に「脱原発」を明らかにすること。
2)すべての電力会社の民営化を見なおし、国家の然るべき管理下に置くこと。
<おまけ>
原発がハイテクだと思ってる人がいるがとんでもない。
あれは火を炊いて湯を沸かし蒸気でタービンを回す、ジェイムズ・ワット以来の方法にほかならない。
その燃料に化石燃料より安いからと原子力を使っているに過ぎないのだ。
ところでその原子力だが、人間はそれを爆発させる技術は習得したが(広島、長崎)、自由に操作できる技術は習得していない。
フクシマが示すように火をつけることはできたがそれを消すことができない。
放射能が垂れ流しになるのを防ぐこともできない。
水をかけて冷やしてもその水のやり場がない。
燃えた後の高放射能を含んだ廃棄物を処分する方法もない。
コンクリートで覆う? 要するに臭いものに蓋だろう?
これがハイテクなのか。
頭に来ているのは暑いせいばかりではない!
忌々しい暑さだ。
ただでさえぼんやりした頭に一層靄がかかったようでうまく回転しない。
そんなカボチャ頭をさらに不快な事どもがめぐる。
禍々しい放射能が無辜の民に襲いかかりその生活を破壊しているかと思うと、一方では、電力会社と原発利権にしがみつく連中の悪辣な画策が続いている。
一児を抱えさらにお腹に子を宿した20代の若い夫婦が、なけなしの貯金40万をもとにこれまでの職も投げ打ち、その子供たちのために泣く泣く転居を決めたというツイートを読んだあと、いち早く原発再開を容認した玄海町の町長が、実は九電ファミリーの土建屋で、交付金を自分の会社に還流させ巨大な利益を上げていることを知り、心底腹がたった。
福島第一原発3号機 朝日新聞より
彼らが、「経済」のためには原発が必要だとほざいていたのはこういうことだったのだ。これは玄海に限ったことではない。日本中の原発がこうした構造に支えられているのだ。
しかし、地元の土建屋やそれとつるんだ政治家のみを責めるわけには行かない。そうした構造は、もとはといえば大都市やその周辺の企業群など最も電力を使う連中(その中に私たちもいる)が、地方経済の破綻や過疎化につけこんでそこへと押し付けたものにほかならないからだ。
「絶対安全」という嘘で固めた「神話」をおまけにつけてだ。
放射能被害を憂うるのは神経過敏といういう人たちがいる。中にはこれぐらいの放射能は体にいいといってはばからない薄ら馬鹿のような東大教授がいる。彼らは自らは安全地帯にいて、そんな馬鹿話をしてあるき、先に見た若夫婦の貯金額よりもはるかに多い講演料を懐にする。その金の出所がどこかなどとは改めていうだけ野暮というものだ。
1945年8月6日 午前8時15分43秒 広島
書いているとますます不快になるのでこのへんでやめるが、ボヤキのみでは仕方ないので「積極的提案」を少し。
1)菅総理は「最後っ屁」でも何でもいいから退陣する前に「脱原発」を明らかにすること。
2)すべての電力会社の民営化を見なおし、国家の然るべき管理下に置くこと。
<おまけ>
原発がハイテクだと思ってる人がいるがとんでもない。
あれは火を炊いて湯を沸かし蒸気でタービンを回す、ジェイムズ・ワット以来の方法にほかならない。
その燃料に化石燃料より安いからと原子力を使っているに過ぎないのだ。
ところでその原子力だが、人間はそれを爆発させる技術は習得したが(広島、長崎)、自由に操作できる技術は習得していない。
フクシマが示すように火をつけることはできたがそれを消すことができない。
放射能が垂れ流しになるのを防ぐこともできない。
水をかけて冷やしてもその水のやり場がない。
燃えた後の高放射能を含んだ廃棄物を処分する方法もない。
コンクリートで覆う? 要するに臭いものに蓋だろう?
これがハイテクなのか。
頭に来ているのは暑いせいばかりではない!
これだと、ならば用は表に出てたせばいいと、横着者の私などは思ってしまうところがあります。
しかし、ウルリッヒ・ベック(独ミュンヘン大学教授)の次のような警告を聞くと、ぞっと…。
=着陸するための専用滑走路(五ヶ所)が出来ていない飛行機に乗せられ、離陸してしまったようなもの=
=自転車のブレーキしかついていないジェット機に乗っているようなもの=
九日現在のフクシマ原子炉の状況は、三号機の水素爆発を予防するための窒素注入は、ロボットがけっっまずいて転び難航。
一号機は、火花が出たので電源を切り、そのため温度上昇。停止が長引くと水温は百度を超える見込み。
これって、実況放送するくらい怖ろしいことではないのでしょうか。
空き缶が続いてもいいのでしょうか?菅は延命のためだけを目的とした解散をたくらんでますよ。
質問2 電力会社の民営化をやめたら、解決する問題ですか?国営電力だったソ連のほうが重大な事故を起こしましたよ。民営のほうが、経営リスクを重視するので安全に配慮するのでは?国営化にしたら無責任な官僚体質で、かえって危険では?民営だから、資本のエゴが出るというのは、社会主義「的」発想ですね。ちなみに、脱原発を党是にしているのは日本では、社民党と共産党です。
これに対して、みっともないというか、無惨なのは「電力会社を護れ」と大声挙げている「在特会」の諸君。
在特会とは、居場所のない孤独で自己承認欲求の強い人たちの集い。
しかし彼らの立派なところは、九条誤クンのようにウラで吠えるのではなく、街頭で日の丸を振っているところです。
別に京都大学だから、どうのこうの言うわけでありませんが、孫が来春京大を卒業します。就職に影響ないかとちよっと心配したものですから。
原発と原爆の結びつきは周知のとおり明らかです。私がおまけのところに書いたように、原爆はそれを瞬時に爆発させる、原発はそれをゆっくり燃焼させるの違いがあるだけです。しかも後者はまだ極めて不完全かつ問題含みであることは今回の事故や廃棄物処理が解決していないことで明らかです。
二つを結ぶもっと明確な証拠を示しましょう。北の核兵器保有は当初、原発の建設を理由になされましたね。そして今、イランでも同様なことが行われようとしています。
両者はかくも密接な関係にあります。私は、日本の原発維持論者の中には少なからず将来の日本の核武装に備えてという欲望が潜んでいるように思います(九条護。さんがそうでなければいいのですが)。
二つ目のコメントにお答えします。
脱原発を明らかにし、それを実施しようとするならば、カンだろうがビンだろうがペットボトルであろうが支持いたします。
ただしそのために解散総選挙が妥当かどうかは具体的な政治過程の問題ですから意見は保留します。
電量会社の件ですが、「民営のほうが、経営リスクを重視するので安全に配慮するのでは?」とおっしゃっていますが現実はそうでしたか?東電は人命に関わる重要な事実に関し隠蔽に隠蔽を重ね、九電はサクラを使った猿芝居を行いましたね。これ自身がおっしゃる「経営リスクを重視」した結果ではないのですか。
「経営リスク」のためにはどんなごまかしやインチキでもやってのける体制に変わって、「国民の安全」を重視する体制こそが必要だといっているのです。
それから、脱原発は共産主義者の陰謀であるかのような固定観念をお持ちではないですか?事実問題ですが、日本共産党はこれまで脱原発とは言ってませんよ。むしろ九条護。さんとさほど変らない立場でした。それを言い出したのは今回の事態を受けての方針転換によるものです。その点では自民党の河野太郎氏のほうが一貫しています。
反原発や脱原発が共産主義者の陰謀だとしたら、ドイツやイタリアやスイスは共産主義国ですか?オーストリアやイスラエルも共産主義国ですか?
アメリカは公式には原発を維持すると言っていますが、現実に、2、3の箇所でその建設を中断せざるを得なくなっています。アメリカも共産主義化しつつあるのでしょうか?
それから、九条護。さんは一貫して「経済」のためにとおっしゃいますが、10万を越える人が住処を追われ収容所同様の暮らしを余儀なくされ、子どもを中心とした将来の健康に不安を抱えているとき、そんなことよりもやはり「経済」が大切なのですか。
そうした人々やさらには周辺の多くの農民や漁民の収穫物が生産不可能せあったり、出来ても流通過程に乗らなかったりしている現実を御存知ありませんか?
彼ら一次産業部門の生産や流通は「経済」ではないのですか?重化学部門や自動車産業のみが「経済」なのですか。そんな経済学をどこで収得されたのでしょう?
九条護。さんのこれまでのコメントで特徴的なのは、今回の事故で被災をし、いわれなき不幸に陥っている人、子供たちの将来の健康への不安に怯えている人などへの想像力が全く欠落していることです。
やはり「株価」の方が大切なのでしょうか?
←考えすぎでしょう。驚きました。
収容所同様の暮らしを余儀なくされ、
←表現として行き過ぎでは?
資源のない日本で、電力不足が懸念されるような事態になっては、産業の空洞化が加速します。雇用が失われ、国防にも支障をきたします。今の子供たちが学校を出たころ、いくら子供手当をばらまいていても、雇用がなければ何にもなりません。
今回の事態は、初期対応の遅れと、電源設備の不十分さにあったわけですから、このようなことが2度と起こらないようにマネジメント管理技術を進歩させようという方向に考えるべきです。確かに今の福島の方々は大変ですが、それは、損害賠償で解決し、怒りのエネルギーをマネージメントの進歩に向けてほしいです。事故があったから、やめる、では、逃避でしかありません。日本という国家を、平和で強く豊かな国として、この先、永遠に維持していくための方策を考えるべきで、結果に拘泥しすぎるのはいかがかと思います。
脱原発にこしたことはないでしょう。しかし、個人の生活というレベルでなく、日本の産業に支障をきたさない程度の代替エネルギーの整備の見通しが立ってから、脱原発は考えるべきです。経済は1日の遅れも許されません。現に、日本からの部品調達が滞ったために、中韓の部品に切り替えるアメリカ企業も出ています。日本の半導体が売れなくなって、企業が連鎖的に倒産していったら、10万人を超える人々が食いぶちを失いますよ。フクシマと同じ状態を再生産することになりますが、いいのでしょうか?
それから、脱原発は共産主義者の陰謀であるかのような固定観念をお持ちではないですか?
←持ってません。
地熱も、風力も、水力も、太陽光も、代替にはなりえません。たとえば地熱なら、日本の国立公園のほとんどがつぶされますよ。水力なら、徳山ダムですか?
、「経営リスク」のためにはどんなごまかしやインチキでもやってのける体制に変わって「国民の安全」を重視する体制こそが必要だといっているのです
←それが国営化で実現できると考えることこそが、誤解なのです。旧国鉄に比べて、JRのほうが、遥かに事故は少ないですよ(もちろん起きていますが)。実質上国営のJALより、民営のANAのほうが事故は少ないですよね。
個人のレベルで節電すれば、大丈夫、という問題ではなく、産業界でコスト高(すなわち国際競争力の低下)、空洞化を招かない程度の電力確保は、原子力に頼らざるを得ないということです。企業あっての、個人の生活です。企業の国際競争力がなければ個人は生きていけません。
原発を核配備と結び付けるのは、今の日本では、あまりに非現実的でしょう。
しかし、中国で間もなく原子力空母が完成するということは、留意しておかなければなりません。
かつて世界を支配した、マケドニアも、カルタゴも、ローマ帝国も、スペインも、中国の大帝国も、衰亡しました。私は、日本を衰亡させないためにどうするか、という点から自説を主張しているわけです。
私は高校生の時、反原発で弁論大会に出場しました。その時は、原発をなくすべきだと信じていました。しかし、30年たった今は違います。
今回の原発事故ですが「今回の事態は、初期対応の遅れと、電源設備の不十分さにあったわけですから、このようなことが2度と起こらないようにマネジメント管理技術を進歩させようという方向に考えるべきです。」というのは後出しジャンケンのようなものですね。
原発は「絶対に安全」だったのですよ。違いますか?
それとも九条護。さんはそうでないことを予め分かっていたのですか?
それがくつがえったのですから、原発そのものの問題であることは明らかでしょう?
4ヶ月たっても、放射能は垂れ流し、周辺住民10万余は未だ避難生活ですよ。そこへも放射能は容赦なく降り注ぎ、さらにそこから避難を余儀なくされている人たちが無数にいるのですよ。
前に書きましたがある電気博物館での原発説明に、小学生が「もし危険な状態になったらどうなるのですか」と尋ねたのに説明のお姉さんは「その時にはこれが働きます」と。「それが働かなかったら?」という問には、「その時にはこれが働きます」と。「ではそれも働かなかったら?」という問にお姉さんはそんなことは絶対にありません!」と怒りだしたのです。
電力会社の現地への説明もそうだったのですよ。
実際にはそれが全くの虚偽で、事故が起こってしまったとき、「さらに管理技術を進歩させ・・」というのは現地の人々を人体実験の材料にしているとしか思えませんね。実際に子供たちやこれから生まれる子どもにどのような異変が起こるかはわからないとう人体実験段階にあるのですよ。
なんども言いますが、九条護。さんのコメントからはそうして騙されて家も職もふるさとも失った人への思いが全く見えないのです。
つべこべ言わずに国是である経済発展に従えですか?それではキム将軍の国家統制と何ら変わるところはありませんね。
日本の核武装の可能性について、九条護。さんは「考えすぎでしょう」とおっしゃっていますが、「しかし、中国で間もなく原子力空母が完成するということは、留意しておかなければなりません。」ということはやはりその可能性をキープし、そのために原発を維持するということではないですか?
九条護。さんのコメントで唯一評価できるのは、「脱原発にこしたことはないでしょう。」という部分です。だったらそれを真剣に追求すべきでしょう?どうしてその可能性をあらかじめ摘みとってしまうのですか?
「私は高校生の時、反原発で弁論大会に出場しました。その時は、原発をなくすべきだと信じていました。しかし、30年たった今は違います。」とのことですが、その間に何があったのですか?やはり理想ではなく現実=リアルポリティクスの世界ですか。
電力会社の株主となった「社会的地位の向上」のせいですか?
現実に今なお原発被害で泣いている人々に九条護。さんの論理が通用するとお思いですか。
一度、福島へお出かけになって、「だからお前らは我慢すべきだ」と説得されてはいかがですか?
ドイツを、この点で、尊敬します。脱原発。
子ども達に未来を!ブレーキのない車に子どもを乗せたくありません!
反対勢力を、何とかのおばさん、とか品位のない言い方をする方を、お気の毒に思います。
「福島事故の発生」ということと、「原発はすべてダメ」ということとは、論理的に結び付かないと思います。一種の思い込みだと思います。