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心に映りゆくよしなしごと書きとめどころ

「梅は咲いたか 桜はまだかいな」と私んちの花たち

2013-03-01 23:33:10 | よしなしごと
 標題は江戸端唄で、私の子どもの頃は、とくに今頃になるとよくラジオから流れていた曲ですが、最近はとんと聞きません。お座敷などではいまも歌われているのでしょうが、そちらの方には縁がないものですから。
 こんな歌詞ですが、別バージョンや替え歌もあって延々と続くようです。

   ♪ 梅は咲いたか 桜はまだかいな 柳なよなよ風次第
      山吹ゃ浮気で 色ばっかり しょんがいな~

   ♪ 梅にしようか 桜にしよかいな 色も緑の松ヶ枝に
      梅と桜を 咲かせたい しょんがいな~
 
    この画像を凝視していると目が回りますから気をつけて下さい。
    http://www.youtube.com/watch?v=C7AvIJ9gQRY

      

 さて、私の家には今まさに開かんとしている三つの花があります。
 ひとつは昨年末、門松まがいのものを作った折にもらってきた白梅の枝で、その後も野外で花瓶に入れたままにしておいたら、蕾が膨らんできました。

 

 もう一つは、亡父が遺してくれた紅梅の鉢です。
 もう花びらがほころぶ寸前ですから、この雨が上がったら順次開いてゆくことでしょう。

 

 さらには、桜桃のなる木があって、例年、ソメイヨシノより10日か2週間早く開花するのですが、この蕾も膨らんできました。
 どうやらこの三つの花の競演を見ることができそうです。
 暦も弥生、春ですね。

 冒頭の江戸端唄をアレンジした歌を、女性のレゲエ・シンガーソング・ライター、Metis(メティス)が歌っているものをみつけましたので、ついでに貼り付けておきます。
 これは画面を見つめていても目は回らないと思います。
    http://www.youtube.com/watch?v=bdum4jD6JEY



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3 コメント

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Unknown (zz)
2013-03-02 00:45:23
はじめまして
「私の履歴書」が好きで勝手にBookMarkさせていただきました。

隣のご婦人が三味と端歌のお稽古をされておりまして、子供のころは風流なる環境に育ったと今頃感謝する愚か者です。

やっと歌詞を味わえる大人になりましたのに、情報源である小沢昭一さんのラヂオ番組が終了したのを残念に思います。

♪梅も桜も両手に咲かせ 
とアタクシは想う次第です。

庭の梅は盆栽ですか?
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Unknown (只今)
2013-03-02 10:45:08
    梅といえば、口をつくのは 
 「梅は匂いよ 木立はいらぬ 
       人は心よ 姿はいらぬ」
    という隆達小歌。

 
    梅といえば匂いですが、 
 「日本の春の堆肥の匂いかな」
    という小沢昭一詠う匂いが消え失せてから、
 この国はアレルギー蔓延の国となってしまいました。

 
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Unknown (六文錢)
2013-03-02 14:07:07
>zzさん いらっしゃいませ。
 いわゆる邦楽にも面白いものが結構あるのですが、テレビで演らないモノは即ないモノという時代にあって、だんだん疎遠になってしまうのはとても残念です。
 紅梅は盆栽ではなく鉢植えです。
 父が亡くなってからもう二〇年ほどですから、その前数年はあったとして樹齢二五年ぐらいでしょうか。

>只今さん
 隆達小歌の巻頭に「君が代」があり、「古今和歌集」のものが「我が君は千代に八千代に」で始まっているので、すわ、隆達こそが作詞者といわれたことがあるそうですが、鎌倉時代初期の『和漢朗詠集』にすでに「君が代」の表記があるとかで立ち消えになったと聞いたことがあります。

 田舎住まいの経験からいいますと、堆肥は発酵することによって肥料としての機能を発揮するのですが、暖かくなってくると発酵が進み独特の匂いがしはじめます。
 
 確かに、スギ花粉をはじめ、そば粉、小麦粉、キュウリによるアレルギーと、私達の子供の頃、「そんなものあったんかいな」というアレルギーがやたら増えましたね。
 やはりある種の文明病のような気も致します。
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