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心に映りゆくよしなしごと書きとめどころ

23万本の向日葵に囲まれて・・・

2009-08-14 15:04:25 | 花便り&花をめぐって
 過日、家から20分もう行ったところに23万本の向日葵が咲いているというので、「行ってみよー」と繰り出しました。
 田園地帯の休耕田にそれはありました。
 しかし、ここの向日葵は意地悪なのです。向日葵は太陽の方角を向いて咲くといわれますが、ここのはみんな太陽に背を向けているのです。ということは、写真を撮ると逆光になるということです。
 しかしそこんとこを何とか誤魔化して撮ったのがこの写真です。

    

 数年前、ハンガリーで見た見渡す限りの向日葵畑を思い出しました。
 そこの向日葵は、ここほど優しくはなく、猛々しいほど巨大でした。
 そこへ吸い込まれたら二度と出てくることが出来ないような気すらしました。

 

 そうそう、向日葵といえば、ソフィア・ローレンの、あの美しくも切ない「ひまわり」を忘れるわけには行きませんね。戦争に翻弄され、引き裂かれる女と男、ヘンリー・マシーマナの音楽が胸を締め付けます。
 とりたてて反戦を叫ぶわけでもない静かな映像が、生身の私を捉えて放さないのです。
 未見の方にお勧めです。

 

 向日葵畑に戻りましょう。
 延々と向日葵が続いているように見えるでしょう。でもこれはカメラアングルの勝利なのです。

 
 
 実際にはこの長雨で、畑の周辺はきれいに咲いたのだが、中央部は成長が遅れたり咲かなかったりだと地元の方が嘆いていました。
 最後の写真がその有様ですが、残念ですね。

 

 洗濯物を干しながらいろいろ話を聴かせてくれたおばさん、ありがとう。
 来年は、一斉にパッと咲くといいですね。










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4 コメント

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Unknown (只今)
2009-08-14 18:55:29
向日葵と言えば、秋元不死男の
 「向日葵の大声で立つ枯れて尚」が有名。
 しかし、「そうは言っても」と口ごもりながら
 「向日葵の金の雨だれ終りしよ」
 
返信する
Unknown (bb)
2009-08-15 11:01:00
>向日葵は、……猛々しいほど巨大でした

わたしのヒマワリも巨大です。
最近のヒマワリはなぜか、とても小さいですね。

大きなお屋敷のコンクリート塀の上から、
群れて突き出ていたヒマワリの記憶があります。

そのころ、ヒマワリのタネを食べていました。
カボチャのタネも同様です。

ヒマワリもカボチャも花を見ると、いまでも、
そのときのことを思い出します。

そのころの南京豆といったら、それは貴重なものでした。
64年前の8月15日前後のことです。
返信する
Unknown (N響大好き。)
2009-08-15 11:31:40
すごいっすね・・・
ひまわりは、巨大に成長するものと、
ひまわりらしくないひ弱なのと、両方みますが、
育て方の違いか、種の違いか?
育てるのに手のかかるものなのでしょうか?
返信する
Unknown (六文錢)
2009-08-16 17:05:49
>只今さん
 なるほど。
 川柳風に言えば、
   「日和見というな定めで首を曲げ」
 でしょうか。

>bbさん
 下で「N響大好き。」さんも触れていらっしゃいますが、種類そのものも違うのでしょうか。それとも環境?
 大リーグのベンチで、ペッ、ペッと唾を吐いているので」汚いなぁと思っていたら、あれは向日葵の種を食べていて、殻だけ吐き出すのだそうですね。
 最近はあまり見ないような気もしますが・・・。

>N響大好き。さん
 この向日葵、人と一緒に採っていませんので分かりにくいのですが、背も低く割と華奢なのです。
 休耕田ということですが、もっと乾燥した所の方が合っているのでしょうか。
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