六文錢の部屋へようこそ!

心に映りゆくよしなしごと書きとめどころ

久々の川柳モドキです。

2012-10-05 02:42:24 | 川柳日記
       
               綿の花と蕾

        【触る】
         壊れても触ってほしいシャボン玉        
         触れるが触れば終わる距離にいる        

        【宿】
         宿酔いの月ふたつみつよついつつ
         やどかりにやどをとられたかいである

        【肩】
         肩幅の道を抜けたら逢えますか
         なで肩はやめた 今日からいかり肩

       
          赤と白で源平草 よくも名付けたものだ    

        【雑詠】
         これまでのことは忘れてたまご閉じ
         ぽっこりとわたしに似合う昼の月 
         虹色にしたいわたしが這った跡     
         この人があの人になり衣替え   
         ひまわりがうなだれ夏の戦後処理      


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2 コメント

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Unknown (杳子)
2012-10-05 23:01:46
【触る】 触るだけだと云いしあのひと今いずこ

【宿】 デラシネの一夜の宿の心地する

【肩】 肩先をかすめ過ぎ行くかなしさよ

 
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Unknown (只今)
2012-10-05 21:18:29
【触る】 はたとわが辺境に触れ末枯るる

【宿】  ここ過ぎて哀しみの宿触れなんか

【肩】  もうあかん張りし肩ひじ虚し栗     
返信する

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