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心に映りゆくよしなしごと書きとめどころ

ムクゲはどんな夢を見るのだろうか?

2009-06-28 02:59:34 | 花便り&花をめぐって
 私の二階の部屋の眼下で、ムクゲの花が咲き始めました。
 まだちらほらですが、写真でご覧のように沢山のつぼみを付けていますから、9月頃まで楽しめそうです。

 

 ところで、この花、朝開き夕方にはしぼんでしまうことをご存じですか?
 といっても一日限りの命ではありません。朝になるとまた開きます。これを2、3日繰り返すうちについに開かなくなり、花の命を終えるのです。そしてやがては、しぼんだままで木から離れます。
 ですから、「ムクゲの花びらが散った」などと書いてあったらこれは嘘ですね。

 
     眠っているムクゲの花 フラッシュで起こしてしまったかも

 このムクゲ、地方によってはモクゲともいわれるようです。漢字で書くと「木槿」ですから、単に読み方の違いのようですが、別の説もあります。
 実はこの花、お隣の韓国の国花なのですが、ハングルではこれを無窮花(ムグンファ)あるいは木槿(モックン)というのだそうです。この発音の違いに従って、前者がムクゲ、後者がモクゲになったという説です。

 原産は中国あるいはインドといわれていますが、温暖な地方にはどこにでもあるようで、何かの本を読んでいた折、イスラエルのムクゲの話が出てきて、ヘエーと思ったことがあります。
 色も多彩で、その形状も一重、八重といろいろあるようですが、私は我が家のこのシンプルなものが好みです。
 そのそれぞれに名前があるようで、ネットで調べたら、我が家のものはどうも以下のもののようです。

 「宗旦(そうたん)  茶花として良く利用される。花は白地に赤である」

    夜しぼむ木槿は正直者ならむ夜を明かしおるわが罪深し   六






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2 コメント

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Unknown (ochie)
2009-06-29 08:24:43
もうずいぶん前のこと、槿が、兼題にでた俳句会で、「底紅の槿ーーー」とやってしまって、17文字なのに、季語を説明しなくていい、底紅も、槿も、同じ花だ!と4月に急逝したI氏に叱られたことを懐かしく思い出します。句会がほとんど女性になって、男女共学がいいと思うochie は、残念です。

六文銭さん、ぬるま湯俳句会に、お入りになりませんか。歓迎いたしますが。
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Unknown (六文錢)
2009-06-29 23:57:45
>ochieさん
 お誘いありがとうございます。
 ただし、私は俳句は作ったことがなくて、もちろん季語などもさっぱり分かりません。ようするに、初心者以前ですから、手練れの皆さんのところではお荷物になるばかりだと思います。

 益臣氏は、土をおいじりになっていたこともあって、植物にもお詳しかったのですね。その方面でのお話ももっと伺っておけばよかったと悔やまれます。
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