六文錢の部屋へようこそ!

心に映りゆくよしなしごと書きとめどころ

天空へと 樹々の挑戦

2010-05-09 01:23:29 | ポエムのようなもの
       空へ天へという勢いはいつも摘み取られる
 
       太陽に近づきすぎたイカロスの墜落のように
       天空へとのびすぎて崩落し
       共通言語が失われたバベルの塔のように

       

       天のことは天に 地のことは地に
       これも一つの知恵ではあろう

       地を這って生きることを卑しむわけではないが
       なお天空を望むことを選びたい

       
 
       新しく生まれてきた私は
       どうして古いものにへつらわねばならないのか
       やがて去る私は
       どうして先人と同じであらねばならないのか

       

       たとえ摘み取られ 刈られ 伐りとられても
       しつっこく 隙を見て のびてみよう
 
       天空を諦めないふるまいには
       美しいこともあれば 醜いこともある
       みんなまとめて引き受けようじゃないか

    

       
      中学生の作文程度だな
         オッと、賢い中学生から叱られるかも

 




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3 コメント

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Unknown (只今)
2010-05-09 11:01:39
中学生なんて、いやいや何を仰有いますか。
 「地にしがみつく」生き方と「地を這う」生き方を微妙に区分けする配慮。
 その上での「なお、天空を望むことを選びたい」との呟きは、中学生ならぬ不良老人の宣言であることに、パチパチと拍手。
 
 「ふらここの天に挑みて押し返えさる」
 小生、高校生時の句ですが、スクエアでまっとうな国語の教師から、「もっと自信をもたなくては」と評されて、俯いた六十年前を思いだしました。
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Unknown (さんこ)
2010-05-09 12:54:04
只今さんの高校生のときの俳句、素晴らしいですよ。

 ふらここで、思い出した有名な女性の俳句。

#ふらここは 漕ぐべし 愛は 奪うべしーーー

でしたっけ。

六文銭さんの天空をーーの志、わたくしめも、喝采を送りたいです。
返信する
Unknown (六文錢)
2010-05-11 00:12:23
>只今さん
>さんこさん

 只今さんの句、良いですね。
 「押し返されても」という志向性が読み取れます。
 そこんところをスクエアな先生は単純な諦観と受け止めてしまったのでしょうね。
 
 さんこさんの引用されている句にも、ふらここを単なる往復で終わらせない決意のようなものが覗えます。

 川柳風に詠めば

    ふらここはまずつま先が天を刺す

 でしょうか。
 
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