「相性」とは辞書によると人と人、人と物についてのことのようですが、物と物との関係で使っても支障無いのではないのでしょうか。ハーモニカは童謡・唱歌の演奏の為に存在するように私は感じていますし正に、その相性に何の違和感もありません。しかし、流行歌、演歌などの中にもハーモニカ演奏に適すると思われる曲があることは私の経験からも否めないと思っています。実際、皇居勤労奉仕後の団での懇親会時などで“ど演歌”を吹いたことがあり、聞かれた皆さんに喜んで戴いた事実があります。ハーモニカでその曲の味が出ていたのだと推量します。ただ、殆どの演歌はハーモニカ演奏には相応しくないのではないでしょうか。前述の懇親会時演奏は「他人船」ですがそれに更に1曲を加えたく努めています。どうも私は舟に関する曲に惹かれるようで今練習しているのは「潮来花嫁さん」です。どうにか成就に近づいていますが、人に聞いて戴くには今後かなりの練習が必要です。その曲が満足点に達したら更にもう1曲、舟に関する演歌を考えています。数十年前、静かに静かにヒットした曲「長良川夜曲」です。演歌に拘りだしたらキリがないというのが私の考えですので、ごくごく少ない数の曲で抑えることを心で決めています。なお、童謡の「船頭さん」も勿論、好みです。