怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

真冬の花火

2019年01月01日 | いろいろ
毎年、テレビ放送でその瞬間を確認しながらシャンペンで乾杯をする。

だが、今年はできなかった。
義両親たちが凄まじく古いシャンペンを持ち出してきて、直前に栓を抜こうとしたからだ。
あまりに古すぎて、びくともしない栓。

結局、間に合わなかった。
私が1年ほど前にもらった赤いスパークリングワインのビンを食糧小部屋からさっと持ち出して見せた。
数十秒遅れて、乾杯した。

ま、こんなトラブルで始まった新年。
こんなお屠蘇気分も明日からないだろうから、この事件もすぐに忘れてしまうだろう。
義両親たちには学んでもらいたい。あまり長く物資を保存しておくと、こういうことになりうる、と。

クリスマスクッキーを焼いているときも、経験していた。
焼いたクッキー二枚の間にへーゼルナッツクリームを塗って重ねた。後日、それを食べた義母が「異臭がする」と大騒ぎになった。
そのクリームは封を開けていない新しい製品と思っていたら、やはり何年も前に買った品らしい。
そのクッキー、廃棄処分にするかと思ったら、なんと義母は一個づつクリームを取り去り、自家製ジャムにを塗っていた。

ああ、やはり、義両親たちは止めないだろう、古いもの保存癖。まるでリスだな!
本物リスは、隠した食料を食べる前にチェックするだろう。まだ食べられるかどうかって。
ニンゲンはその能力が低下しているから大変だ。
賞味期限など、義両親たちには通じない。10年前の食品だって食べることができると本気で思っているんだ。
「賞味期限は企業が企んだ大量消費対策だ」
と、まっとうとも思える意見だけれど、10年保存はやはり無理なのではないか?

これからも義両親たちの古い食品を私はせっせと口にすることだろう。
同居を始めて10年以上、かなり摂取カロリーが高いにもかかわらず、ガリガリに痩せているのは口に合わないだけでなく、劣化したものも日常的に食べているからかもしれない。

日付が変わった瞬間の近所の花火の様子。

高価な花火があっという間に光となって終わってしまう。
義両親たちには考えられない浪費らしい。こうやって他家の花火を見て楽しむビンボーなウチ一家。







クリスマスとセットの新年

2019年01月01日 | いろいろ
あけましておめでとうございます

豚はここの幸運アイテムのひとつだ。また、新年はクリスマスの続きのイベントという意識があるようだ。
この動画でそれを感じることができるだろう。

日本ではイノシシの年だが、世界的にはブタ年という認識のようだ。
中国で豚と表現しているせいだろう。中国のそういった文化を知る人々がここに増えてきているのを感じる。
そういうわけで2019年の始まりが豚重ねでラッキー倍増?ただし、中国とその周辺国の豚年が始まるのは一ヶ月ほど先だろうが。
この春節祝い文化の違いはここに来てからいつも悩まされる。いちばん嫌に感じるのは日本人も春節を祝うと思われているところだ。
ま、このテーマをここで書くのは相応しくない、またあとで。

日本の友人からの画像。

親族の手作りおせち料理。
長い間私はおせち料理を食べたことがないのを恥に思っていた。
だが、ちょいとネットで検索したら出るは出るは、食べたことがない日本の人々。
「それぞれの家庭の方針」
ってことで、これからの人生は自信を持って生きていこうと思う。

義両親たちも新年に何か特別な料理をすることはない。
普段どおりだ。
もう、クリスマスの数週間前からクッキー攻めだしね。それを食べきることができないといろいろ言われる。
多少なりとも普段とは違うのんびりとした生活なので、腹が減ることもない。
つまり、食べ過ぎている。

81歳のドイツ人女性が私に言っていた。
「私はクリスマスなどの行事が嫌いです。いつもどおりの普段の生活が好きです」
これは世界各国、どこでもこういった人々がいる。
マレーシアでは春節嫌いの中国系マレーシア人がいたな。
一般人の普通の生活そのものが過酷でなくなって、こうした特別な日々が必要なくなってきているのかもしれない。

いろいろ思いつくことを書き連ねてみた。


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