怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

日本人、ここがステキで、ここがちょっとヘン

2014年12月17日 | 日本
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サンドラ・ヘフェリンさんからの依頼で、出版社から私に贈られてきた新刊本。
日本語の書籍に不自由する外国生活では貴重な一冊。帰省時に思いっきり本を買おうと思っても、持って来る重さや送るときの送料を考えると躊躇してしまうものなのだ。
ありがたくいただいて、そのお礼にここでその本の紹介。
「日本人、ここがステキで、ここがちょっとヘン」 原作サンドラ・ヘフェリン 漫画 片桐了 大和出版 1100円+税 
去年辺りからだろうか、日本国内で日本の文化や習慣などを褒め称えるテレビ番組や出版物が増えた印象がある。
「日本人が自信を失いつつあることの裏返しなのかもしれない」とその現象をちょっと憂慮している新聞記事を読んだことがあるので、もしかしたらそうなのかもしれない。

だが、この本はちゃんと日本の変な部分も記載されているので安心できる。
なにより、良い部分も悪い部分も笑える様に表現されているのがこの本のいいところ。

おもわず切り取ってしまったこの部分「日本はブスに厳しい」って
そうそう、ブスに厳しい日本で配偶者に恵まれなかった日本人女性が(つまり日本ではブスが)ヨーロッパのブスに優しい男性に気に入られ・・・って結構ある例かもしれないぞぉ~

私が一番感じ入ったのは135ページ「日本人って壁を感じるときがあるんです」だ。
日本人同士の人間関係は、子供の頃から日本的な環境で育たないとなかなか理解しがたいものだと思っている。
このページでは韓国人がそれを悩んでいる様子を描いているので、日本は人間関係においては世界でも独特な繊細さを持っていると理解している私。

ドイツに住んでいても、家族や数名のドイツ人知人友人以外とはなかなか接触を持てない環境の私だ。「そうか、そういうことだったんだ」と気づかされる内容もてんこ盛り。
この本でドイツ人(欧州人)の物事の考え方を学べるので、ドイツ(欧州)赴任や在住を予定している方々にもお勧め。