怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

厳しい規制の中、世界の人々は楽しんでいる

2022年01月09日 | アジア事情

マレーシア在住の仲間から届いた画像だ。

まだ、様々な厳しい規制がある中、

韓国料理レストランで食事をしたのだそう。

ウチはめったに、というかまったく家族で外食をしない。

今まで十数年、義両親と夫と四人でどこかで食事をしに行ったことは

本当に、ゼロ回だ。

こんな質素すぎる生活、凄すぎる。

マレーシアのほうが生活レベルは高いだろう!


日本と台湾が似ているところ

2021年02月01日 | アジア事情

台湾人知人のお母さんが

台湾から送ったものだろう。

N95マスクだ。

パッケージに印刷されている

マスクや文字の様子が、

日本のそれと同様、

情報満載でにぎやかだ。

ドイツのマスク包装は

おとなしい。

もっと、効能、特徴をガンガン主張してもいいのに、

って思う品がたくさんある。

面倒くさいのだろうか。

そうしたものにデザイナーを使ってお金をかけるのが

もったいないのかもしれない?

 

マスクの国際規格は統一されていないらしい。

現在、ドイツで指定されているマスクは

FFP2と名付けれている。

街中などには、警察官二人組が練り歩いていて、

人々が決められたマスクを着用しているかチェックしている。

警官たちはたいてい若い男女が一人づつで、

男性はともかく、女性はがっちりとした体形で、

東洋人普通体格女など簡単に張り飛ばせそうだ。

 

FFP2は、くちばしのような形をしているので、簡単に区別できる。

布マスクは立体的にならない。

台湾から来たこのN95マスクは、大丈夫なのだろうか。

くちばしのような形をしていれば、

至近距離で観察しない警察官にはわからないだろう。

 

 


丸刈りになったアフガニスタン人難民Nへの印象がよくなりつつある。

2019年08月10日 | アジア事情
久しぶりにアフガニスタン人Nが訪れた。
難民としてドイツ入国して何年にもなる。ときどき、私がいる私設オープンスペースにやって来てあれこれ近況などを語っていた。
Nはあまり評判のよくない人物で、刑務所で服役していたという事実もある。
伝染する病気をしてたこともあり「あまりNのそばによるな」と女子仲間から忠告された。

彼はさまざまな仕事を始めては辞め、心身ともに安定しない生活をしていた。
実際のところ、彼の姿を見ないのはほっとしていたんだ。

だが、この日の彼は違っていた。
長かった髪とひげをばっさり切り・・・・切るというより、丸刈りだった。

そういえば、夫は出会った頃から丸刈りに近い超短髪だった。
男性の髪型にほとんど興味のなかった私。また、人種や国籍にもあまり興味がなかった。
つまり、ヒトは性格のみ、という極端な判断方法をしている。
いや、結婚となると、少々事情考慮しなければならなかったな。彼が、非常に熱心なキリスト教徒で、私にまでキリスト教徒になれ、と主張するような人物であったら、結婚は考えられなかっただろう。新興宗教信者、イスラム教徒との付き合いは、女性であっても少々緊張を伴っているのは確かだ。

夫のせいで、丸刈り男には好感を持つこともよくある。
Nの以前のだらしのない雰囲気が、丸刈りによってぴりっとひきしまった印象になった。

Nはすでに数ヶ月以上も仕事が続いているようで、職安の書類の作成の手助けを求めてやってきたんだ。
ドイツ人女性二人がいたので、彼女らにそれを任せた。

去年までのNとだんだん違ってきているぞ?
あの頃は「こんな変な難民、早く強制送還するべきだ」と他の誰かと話し合った記憶もある。
このまま順調にNのここでの生活が上手く行ってくれることを願っている。
周囲の人々の幸せは、私の幸せに繋がっているのは明らかだ。
不幸せな奴らの態度は私の幸せを破壊する。話しているだけでもイライラさせる人々がそうだ。
不幸せな人は、わざと私を不幸に陥れようとなどとは考えていないのに、どういうわけかそうしてしまうんだ。
ウクライナ人難民G子が、今のところその代表だ。
彼女のここでの不安定な身分、凄まじい住環境、それに加えて彼女の子の病気だ。不幸せまっしぐらな今。
これを受け止められるような大らかさは私にはない。
G子のイライラさせる会話をじっと耐えて聞いている今。お前もいつか、Nのようにがらっと変わる日がくるだろう、と期待をしている・・・

台湾人友人宅のガスコンロ。
日本の人たちにはまったく面白くない動画と気づいたのは、撮影してYouTubeにアップロードしたあとだ。

ここでは電気コンロが一般的で、こうしたガスコンロはこだわる人しか持っていない。
台湾人の彼女、特別に料理が好きなわけでもないのに、実家と同じガスにしたかったのだろうな。
このコンロの点火方法が非常に難しい。何度もやり直さなければならない。だんだん周囲がガス臭くなって怖いことになってくる。
炎が上がる調理器具を日常的に使うのは危険かな、とも思えるようになってしまった私。
何でも慣れるものだ、とこのガスコンロを使って思った・・・


台湾人は本当に日本が大好き、ちょいとウザイと感じるくらいにっ

2019年08月01日 | アジア事情
近隣に住む何人もの台湾人知人のほとんどは日本が大好きだ。あるいは好感を持っている。
世界各国、近隣諸国とは仲がよくないのが普通の国際関係なので、この例外を大いに喜ばなければならない。
だが、時にうっとおしく感じることもある。
ニッポン大好きぃ~
っていつも私に猫の如くすりすりやれると「もういい、わかったから」と感じるものだっ

この台湾人は妙なワンピースを着てきた。
変なプリントだな。義母や夫は、私がこれを持っていたら外に着ていくのを禁止するだろう。
彼女が「これは日本の品よ」と言ったのでびっくりした。

確かに、その証拠らしきプリントが生地にされている。

ううう・・・・
製造会社の住所を電話番号入りって。この電話番号もなんだか記載の仕方が怪しい。東京だったら03、次に四桁が二度続く表記になってすでに長い。

この会社、本当に存在するのか、と思って検索したら、あったっ電話番号もあっているぞ。
失礼いたしました・・・
ちょいとびっくりする柄だけれど、そういう面白さを服に表現し、販売して成功している会社なのだろうと理解した。
これを着ている彼女、いつも豪華で高品質な衣類を着用している。貧乏臭い私とは大違いさっ
このワンピースも上質というのも一瞥して観察できた。ただ、柄はかなり斬新な発想のものに感じたんだ。
台湾人よ、日本の品を消費してくれて、ありがとうよぉ~
ってドイツで感謝する国際か激しい昨今。






近隣国でもお互いの事情をよく知らないので誤解を生む

2019年07月09日 | アジア事情
近隣在住台湾人の一人と彼女の姓について話していた。ドイツ生活では、姓を使うことが極端に少ないので、長いことお互いのフルネームを知らないこともしばしばだ。
これは伝統的なものではなく、戦後の流行りだそう。80過ぎのドイツ人知人に言わせると姓でその人の家庭などの背景を知ることができたのだそう。つまり、地元では個人情報筒抜けってことだったのだろうな。それを嫌がって、戦後の人々は日常生活では姓を使わなくなってきたのだろうか。

在独台湾人も日本人も、その流れにいやおうなく流れている・・・・
さて、長い間気にならなかった彼女の姓を改めて漢字で書こうとしていると、彼女は「日本ではそうじゃあなくて、こう書くんでしょう」と以下の文字を示した。

おい。これは中国大陸の簡体字だっ
日本より更に複雑な昔ながらの文字を使っている台湾人にとって、日本で使われている漢字はすでに簡体字ににたものなのだろう。また、中国の簡体字にさして興味のない人も多いのだろう。
「私は日本について詳しいです」
と自慢する台湾人も多く、彼女も多少その気があるんだ。
簡体字を日本語と言われるだけで、ちょいとむかつく日本人、りす。
普段は近隣在住中国人とは仲良くしているが、文化などを一緒にされると多少気分が悪くなってしまう軟弱者の私だ。

別の台湾人にはこのように尋ねられた。
「最近の日本は日焼けが流行っているのでしょう」
う?
去年までは資生堂のあの高級日焼け止めが日本はもちろん、中国大陸でも大人気と聞いていたし、手に入れて欲しいと頼まれていたことさえあった。
今年の状況は知らないので、もしかしたらそうなのかもしれない、と首をかしげて答えてみたが、世界的に皮膚がんが太陽光線によって引き起こされるという認識が高いのが続いているのに、今年から急に「小麦色の肌」がもてはやされるとはあまり考えられにくい。
なんでも台湾では日焼けが流行っているらしい。台湾で流行しているものは日本でももてはやされている、と考えている台湾人がときどきいる。
彼女の台湾日焼け流行説ってのもちょいと奇妙だ。
健康に非常に気遣う国民とコメントにもいただいた。わざわざ皮膚がんを誘発するような行為が台湾で流行るのだろうか。
この説を説く彼女は、ネット環境が一切ない暮らしをしている。携帯電話もガラケーで連絡取りづらいことこの上ない。台湾への里帰りもほとんどしていない様子だ。
ときどき電話する台湾の親族から「日焼け流行」の情報を仕入れたのだろうか。
ともかく、台湾と日本をすぐ一緒にしないでくれ、と思う私。
私の接してきた台湾人のほとんどが、日本人とはかけ離れた性格をしている。まあ、彼女らが嫌いではないけれど!


日本生活での経験を思い出した。
実家近所のタイ人女性と特許について話題になった。23歳のとき日本人男性との結婚のため日本に住んで約10年だったか。
彼女の日本語力は素晴らしく、タイ人特有の聞き取りづらい母語アクセントはほとんどなかった。かなり難しい漢字熟語も知っていた。彼女の文字読み書き能力がどの程度かは知らない。
その彼女が、弁理士について話題になると「それは便利屋ですか」と尋ねてきた。
弁理士についてすぐに認識する日本人は当時も数少なかったのでこうした質問は不思議ではないが、彼女の語彙力に再び驚いたものだ。
便利屋って言葉、テレビで覚えたのだろうな。今もあるのだろうか、便利屋。

だが、多少、弁理士を便利屋と間違えたことにもむかつくのも確かだった。
冷静に考えれば、彼女の日本語力は素晴らしいので、こうした会話でさえ凄いと思わなければならないのに、ね。


眠かったクラシック音楽コンサート、頑張って褒めたらご褒美いただく。

2019年07月03日 | アジア事情
何人もいる近所の台湾人知人の一人に招かれたコンサート。

来場したのは欧州人(たぶんそのほとんどがドイツ人)と東洋人(たぶんそのほとんどが台湾人)が半数ずつくらいだった。
入場料徴収などをしている女性二人は台湾人。

台湾政府からも援助されている催しなのだろうな、と想像できる。
「台湾は中国ではありません、ひとつの独立した国家です」
という宣伝を一生懸命している印象だ。観光パンフレットも多くそろえていたので、もしかしたら私の印象は違うのかもしれない。

帰りがけに、このコンサートの世話をしている台湾人女性に感想を聞かれたので盛大に褒めた。
すると、機嫌をよくしたのか、販売した製品の残りのこの品をくれたんだ。

台湾人女性と、台湾在住40年のドイツ人男性によるピアノ演奏だ。
弾き語りや一人芝居を混ぜながらのクラシック音楽コンサートで、なかなか楽しめる内容だったのは確かなのだが、なにしろ、ここのところ私は充分な睡眠を取れない状況が続いていて、眠かったんだ。

クラシック音楽は、自宅で聴くのが好きだ。
コンサート会場は、動くことができないからだ。曲に合わせて身体を動かすのはもちろんのこと、ちょいと頭が痒い、って時に動くのもなんだか禁じられているような雰囲気がするのが嫌なんだ。
自宅で爆音で、踊りながら聴くバッハなど、凄くいい。

まあ、CDもらっちゃったんで、これをりす部屋でぐるぐる歩きながら聴くことができるぞ。
ちょいと褒めたら手に入る幸運。


人との交流とおいしいものはより良い人生に必要

2019年06月06日 | アジア事情
何人かいる台湾人友人の一人W子さんの住まいへ、事前の連絡無しに突撃訪問。急な来客でも、そこには食べるものがある。

ご飯の上にひき肉の炒め物を載せたもの。
この米飯がまた、いつも以上に不味くて悲しかった。
W子さんのお姉さんは日本人男性と結婚し日本に住んでいる。お姉さんはちゃんと日本人向けのご飯を炊いているのだろうか。
一般的に日本と韓国以外の国々は、米飯の炊き方にそれほどこだわりはない。東南アジア辺りにあると、好まれる米の品種が違ってくるので比較すること自体に無理があるので、ここでは日本にごく近い国々と比較。
中国、台湾の人々は実に荒っぽく炊飯するんだ。(ここでの狭い経験による。読者の中には違うという意見もあるかもしれない)
W子さんもその代表で、飯以外はかなりおいしい料理を作るのに残念だ。
ちょいとイライラして彼女に「お姉さんがこんな風なご飯を旦那さんに日常的に食べさせていたら離婚問題ですよ」と言ってやった。
「もう、20年近く結婚続いているのでちゃんと日本人向けに炊いているんでしょう」と答えてきた。
飯以外はおいしいので、よーく混ぜて、飯の不味さを感じないよう気をつけて平らげた。
ああっ、彼女に炊飯指導してやりたいっ

次にデザート。出来合いの冷凍物の団子だ。

中にはいも餡が入っていた。パッケージを見ると、シンガポール製だった。
すでに日本より経済力があると言われているシンガポール。以前、住みたかった国のひとつだった、シンガポール。

デザートその2。

スーパーの激安アイス。
たまに食べるとおいしいけれど、すでにおなかがいっぱいの状態でこれを食べると不味く感じた。

結論。
米飯とアイスがいまいちだったけれど、でも義母料理よりはいい。
満腹感が違うんだ。
そんなに大量に食べていないけれど、おなかが落ち着く感じがするんだ。
義母昼食の後はそうじゃなない。変な満腹感。
ま、いろいろ書いても仕方がない。
食事ができる環境、しかも経済的負担をしないで毎日食べているのだから、感謝しまくりの日々を送らなくてはならない。


欧州人に意外と知られている干支、意外と知られていない日本の旧暦正月廃止

2019年02月06日 | アジア事情
今日5日、ベトナム人友人から送られてきた動画。

どう見ても中国語だ。彼女は中国語の知識はないはずだがどのように入手したのか。
ベトナムが中国の文化に非常に影響されているのは映画等で知っている。彼らも春節を盛大に祝うようだ。

中国人をはじめ、東アジア人の多くは今日から干支が変わる。
たとえば、2019年は1月1日から2月4日生まれまではまだ戌年生まれってことになるらしい。
すでに西洋の暦に変えてから長い日本の日本人たちには驚く話かもしれない。(私がそうだった)

干支はここでも広く知られているようで、時々ドイツ人などから尋ねられる。
「私は〇〇年だけれど、あなたは?」
それで年齢を当ててしまう人もいるのだから凄い。

そういえば、日本以外では今日からは豚年らしい。日本はイノシシ。
豚じゃないほうがいいのではないか、って思う。
中国にも、華人が多く住む東南アジアにもイスラム教徒はたくさんいる。混在を平和にするためにイノシシってことに・・・なーんて、日本人のような繊細な感覚は彼らは持たないだろうな。

日本が春節を祝わないことに驚く人々も多い。
「日本は伝統文化を大切にしています」と私に向かって日本を褒める中国人をがっかりさせているかもしれない。
伝統など、すぐに変化してしまうものだろう。
ここ、ドイツも、激変の運命を歩んでいるのは確実だ。近い将来、イスラムの休日が制定されてしまうかもしれないぞ。

まあ、人々が仲良く平和に暮すための工夫だ。変化を受け入れる頭脳を持たないと不幸になる。






ちょいと残念だったおみやげ

2018年10月07日 | アジア事情
地元大企業A社勤務のC子さんはここ数年中国出張に頻繁に出かける。
台湾生まれ育ちの彼女の母語は中国語。
バンバン自社製品が売れる中国での仕事が多くなっているのは確実だ。
C子さんの具体的な仕事内容を知らないが、まあ、そんなことはどうでもいい。
ときどき買ってきてくれるお土産の方が重要に思える私。
今回の北京出張みやげはふりかけだった。
 
中国人もふりかけを使うのねぇ。
米飯にあまりこだわりの無い中国人、というイメージだが、これからは変わっていくのだろう。
よく見ると、この製品は台湾製だ。
ん?
台湾のふりかけが北京で売られていて、C子さんは日本人の私がふりかけ好きと予想して買ってきてくれたのだろう。

このふりかけ。
材料が海苔とごましかみえない。
薄味で、塩を足したいと感じる。
台湾人は一般的に非常に薄味好みだ。日本の味噌汁の塩辛さに泣き、ドイツのスープの狂った塩加減にのた打ち回る。
その両方を経験する台湾人はわずかだとは思うが。
せっかく北京からはるばる運ばれてきたふりかけだけれど、おいしいとは思えなかった残念さ。
おにぎりに混ぜて、仕上がりに塩を振る、という使い方をすることにした。









間違いだと思ってしまう

2018年07月16日 | アジア事情
各国語で書かれたスリ注意喚起ポスター。

ドイツ語でない、ということは観光客向けだ。在住する外国人には容赦なくドイツ語の理解を求める昨今だ。
この内容で、何気にこう考えた自分に驚いた。
「中国語がないぞ。もしかして、日本語と中国語を間違えた?」
中国語と日本語は似ているのでどちらでも双方の国の人々に理解できる、と考える外国人も多いようだ。
スペイン語とポルトガル語が非常に似ていて、お互いに自分の母語で話し、相手の話す外国語を聞き取っているシーンを見てびっくりしたことがある。日本語と中国語もそのように考えられていて、私が中国人たちとはドイツ語で話すのを不思議そうにしている人々に何度も遭遇している。

現在では中国人旅行客が日本人より少ないとは少々考えられにくい。
一体どういうことなのだろう。
①日本語と中国語を間違えた。
②日本語も中国語も同じだからこれで大丈夫だろう。
の二つの可能性・・・
いや、日本人の名誉(!?)のために三番目の可能性を書き加えておこう。
③まだまだ多くいる日本人旅行客のための注意喚起。
テキトーなドイツのことだ、こんな可能性も。
④並べ挙げていたら、中国語を入れるスペースがなくなってしまった。
⑤中国人はスリのターゲットになりにくいと考えた。
あははは。

いずれにせよ、このイラストで言いたいことはわかるだろう。
中国人旅行客もこれを見て、容易に用心することができる。



どうしても汚く感じる手なんだ。その対策を思いついた。

2018年06月29日 | アジア事情
向こうに脚とおなかが見えるのは71歳ドイツ人女性A子さん。
左側にはアフガニスタン人Sさんが座っているが写らなかった。
手が写っているのは推定年齢60歳の台湾人S子さん。

四人でアフリカ人難民の悪口を言い合ったんだ。
「臭い」「怠け者」「婚姻関係も恋人関係もなく次々と子供を産む」
ドイツ人A子さんはアフガニスタン人Sさんがいない場ではアフガニスタン人難民の悪口を言うし、
アフガニスタン人Sさんはドイツ人がいないときには、接してきたドイツ人たちがいかに怠惰か私に語るものだ。
台湾人S子さんに至っては、大陸中国人を含め、同胞の悪口を言う。
私は言葉の壁もあり、もっぱら聞き役だ。
まあ、そういった会話はお互いちょいとした本音を言い合ってお互いの腹のうちを見せることで親しくなろうというものだから、あまり罪はないと思う。

さて、S子さんのこの手。
私が作ってきたおにぎりを食べているのだけれど、どうして割って食べるのか?
手がべとべとになるではないか。
彼女の衛生観念は、すでにドイツに30年以上住んで、国籍も取得しているせいでドイツ並み。
手を洗うことなく、素手でおにぎりに触る。わざわざラップで個包装する私の手間など絶対に考慮しない。
もっとたまげるのはその、右手に持ったおにぎり一口分を私に「食べろ」と言うんだ。
そのおにぎりに始まったことではなく、彼女と付き合いが始まってから、逢う度にこのように素手で分け与えてくれる。パン、果物、ケーキなどなど。
明らかに嫌がらせではなく、単なる好意でやっているのだけれど、私は提供されるたびにむかついていた。
また、この激しく濃い色の爪も不潔感いっぱいで嫌なんだ!いつもいつも、紺色、灰色、緑色などの暗い色。
「素手で触った食べ物をくれるな、その爪の色、気持ち悪い!」
と言ってみたいと長いこと思っていた。

寝ている間に解決策を思いついた。
今後、S子さんに渡されるたびに「いらないです」と丁寧に断ればいいだけなんだ!(今までもやっていたが、かなり不機嫌な口調でやっていた)
遠慮していると思われて何度も勧められるのは承知だが、そのたびに呼吸を整え「1.2.3」と数えてから丁重に、
「いりません」と繰り返す。
間違っても「いらないって言ったでしょうっ」と声を荒げてはならない。(幸いなことにそこまでやる間際だった)
こんな単純な回答を今まで思いつかなかったのは、まだまだ人生修行が足りない証拠だ。

さあ、今日も、明日も、あさっても、命がある限り頑張ろう。












台湾人が作った弁当を必死に食べる

2018年06月17日 | アジア事情
日本周辺のアジア各国出身の人々は、非常に世話好きなことがある。
在独30年以上の台湾人S子さんもその世話好きな一人だ。
先日は私のために弁当を作ってきてくれた。それはいいのだけれど、午後4時に私に渡して「すぐ食べろ」と言うんだ。
何度か「おなかがいっぱいだ」と言ってみたが、私のそうした意見など、全く耳に入らないらしい。
おばさんと呼ばれる年代になると、他人の話を極端に聞かなくなるのは経験しているので腹立たしくなることもなく、覚悟を決めて(食べすぎで具合が悪くなるのを覚悟)ふたを開けた。
おいしそうではある。

ここでは非常に高価な魚(アジ)まで入っている。
自宅で栽培した香辛料の葉がふたにくっついていたので、彼女は洗わないその指で取って飯の上に載せてくれた。
彼女の爪はいつも濃い目の色のエナメルが気合入りで塗られている。普段は気にならないのだけれど、食べ物を触るときは不潔感が漂うんだ。
「触るのを止めてくださいっ」
って言ってみたい。
バスの中でみかんをむいて私に渡してくれたときは「後で食べます」と紙に包んで持ち帰って廃棄したものだ。
このときも弁当箱のふたを閉めて持ち帰るべきだったか。

米飯は東南アジアで好まれているジャスミン米だった。
普段はこのような長粒種米も好きな私だ。
彼女自身は「私は日本と日本人を非常によく理解しています」と日頃から自慢している。
全然理解していないじゃあないか。
いろいろ押し付けがましいのとこのジャスミン米にちょいと切れた私は「このご飯、日本ではほとんど食べませんよ」と一応、言っておいた。

60歳前後と思われるS子さんだが、日頃のトレーニングのせいなのか、抜群のプロポーションを保っている。
また、お洒落で、いつも高そうでちょいと不思議な感じの衣装を身にまとっている。
だが、どういうわけか、足元は気を抜いていることが多い。

これは子供用サンダルか?
中国人、台湾人は靴がいまひとつ、という人が多い。
彼らの伝統的な靴は素晴らしいと思うのだけれどねぇ。
S子さん、ストッキングはおばさんシンボルよ、と言ってみたかった。でも、私も穿くし、第一彼女は身奇麗に若々しくしていてもおばさんを自覚して悟りきっている。
まあ、年長者にはそれなりの敬意を払って、嫌と感じることも受け入れ、細く長く付き合っていこうっと。

弁当は完食、野菜の煮物がちょいと辛かったけれど、まあまあおいしかった。
今後、弁当を午後4時に強制しないでくれよぉ~。








子供の背を伸ばしたい

2018年05月31日 | アジア事情
台湾人知り合いが何人書いて、しょっちゅうブログ記事にさせてもらっている。
そのうちの1人が私に質問してきた。
写真の品は日本でいくらするのか、と。



さっそく調べてみると結構高額だった。値段を伝えると「もっと安い同様な製品はないか」とさらに質問。
いくつか写真をコピーして送ってやった。
ああ、こんな風に台湾人と中国人にサービスすることは頻繁に起こる。
検索するくらいは喜んでやるけれど「買ってこい」となると、話は別だ。
代金を立替て、重量制限のある預け手荷物の場所と重さを私が分け与えなければならないことを彼女らはあまり考慮してくれない。

一度、はっきりと「できません」と断ったら、しつこく「なぜ?」と迫ってきた。
「はい」と言うまで詰問しつづける彼女らの根性は凄まじい。

写真の商品の成分はアルギニンで、ドイツにもこんなのがあってもっと安いですよ、とドイツアマゾン検索結果をその台湾人に送信した。
彼女、喜んでくれた。
「近所の薬局で探してみます」
一件落着。
なんでもティーンエイジャーのお嬢さんの背をもっと伸ばしたいそうだ。
ちょっとびっくりしたけれど、気持ちもわからないでもない。
小さいと、ここでの生活に不自由することは彼女も私も感じている。衣類購入がその一番の難関だ。
義姉も自分の娘に「170センチくらいになってほしい」と昔言っていたことがある。
こればかりは育つ子供の意思どおりにはなかなか行かない物事だ。ドイツの衣類は170センチくらいを標準としたものが多いと義姉は嘆いている。
16歳の姪は今のところ160センチくらいだ。さあ、どうなるかな。
さすがに義姉はアルギニン摂取などを考えないようだ。











具合の悪かった一日

2018年05月03日 | アジア事情
寒い時期は風邪を引かないように注意を払っている私なのに、暖かくなると気が緩むのと、季節の変わり目であることが加わって、必ずと言ってもいいほど体調を崩す。
原因不明の軽い頭痛が吐き気を伴うんだ。吐き気のある頭痛は気をつけなければならないとされているようだが、いままでは苦しいだけでなんともない。
今回は大変だったのは、朝から一日中だったことだ。いつもは夜の数時間なのに、今回は朝からだった。
当然、義母を巻き込む。
心配してくれるのはいいが、頭上からいろいろ言われるのが恐ろしい。
「部屋にこもっているからですっ」
「PCやりすぎっ!」
ここのところ毎日のように外出しているのにねえ・・・反対意見を述べるために口を動かすのも難儀なので唸っているだけのリす・・・
昼食時近くになると、なんと義母は「ソーセージを食べないか」と言い出す。
こんなに具合が悪そうにしているのにどうして物を口にできると思うのか?
また、それもお粥のようなものならわかるが、ソーセージって。こちらの人たちは何が何でも肉を口にするのだろう。
やっとの思いで、昼食はいらない、という意見を通した。
夕刻になると、食え食え攻撃がますます激しくなった。
オートミール粥を鍋ごと持ってきて「起きて食べなさい」と義母は言った。
起き上がると激しい吐き気が襲うことを何度も言っているのに、まだわからないか!
もう、説得は無理と諦め「ない~ん」と布団を頭からかぶって隠れた。
「置いておくから、食べるのよっ」

それから数時間後、ちょいと調子いいかも、と起き上がると峠は越えたようですっきりとした気分だった。
枕元に置かれた鍋のなかのどろどろを少々食べて本格的な回復に向かった。

脳血管関係の重篤な頭痛だったら、義母は理解してくれるのかどうか不安だ。
自分たちより若いから大丈夫だろう、というだけの理由で病院へ連れて行かないかもしれない。
かなりうるさいと感じる義母の面倒見のよさは受け入れるとしても、今までの経験から、もしかしたらどんな症状でも医院・病院へすぐに連れて行ってくれないかもしれない、という不安はある。
まあ、その時は、それで終わり、と諦めるのも私の人生かな、と受け入れられる昨今も気分でもあるけれど!

唸っているときに届いた画像。

台湾の実家に帰省中の台湾人から。
「こちらのケーキは小さいけれど、繊細なおいしさがあります」
と書き添えられていた。日本と同じね。マレーシアからも日本と似たようなケーキの画像がたくさん送られてくる。
ケーキのレベルもすでにアジアのほうが上・・・って書くことが最近はできない。
西洋と(いや、ドイツと)アジアのケーキは、全く別物、と思ったほうがいい。
パンもそうだもの。それぞれの地域のケーキとパン。違ってよろしい。
どちらがおいしいかは子供の頃に慣れ親しんだ味の勝ち、のことが多いものだし。



恭喜發財

2018年02月16日 | アジア事情
自作の折り紙犬を撮影し、文字入れ加工して中国人を初めとする旧暦の正月を祝う文化圏の知人友人に送る。
日本ではそんな発想が全然できなかったけれど、ここの生活ではなぜかだんだんこうなってしまって・・・


昨年度用の鳥がたくさん出てくるものだけど、英語訳で歌っているので紹介。



春節前祝の様子。
家族や知人友人を巻き込むので、ドイツ人や春節文化のない外国人も一緒になる。



私は日本在住時に独学で中国語を学んでいた。
NHKラジオ中国語講座にはお世話になったものだ。そのテーマ曲が「北風吹いて」で、長いこと親しんでいた。
ある日、その歌詞の意味を知った。春節がテーマだとか。
出稼ぎに行ったお父さんを待っているらしい。
春節のイメージは寒い地域のものだ。長い冬が終わって春を待ち望む人々の想いが伝わってくる。
温暖と思われるベトナム、シンガポール、マレーシアでも祝われているのが興味深い。


マレーシアに数年企業の駐在員として滞在した経験を持つドイツ人一家の春節飾り。
楽しくマレーシアで生活したのだろうな、と容易に想像できる。
下のほうにある折り紙犬は私が提供したものだ、へへ。